反ヘイトデモ:見て見ぬふりできない…2800人が訴え

毎日新聞 2014年11月02日 20時35分(最終更新 11月02日 20時41分)

ヘイトスピーチに反対して行われた「東京大行進2014」で、差別の撤廃を訴える参加者=東京都新宿区で2014年11月2日午後1時47分、藤井達也撮影
ヘイトスピーチに反対して行われた「東京大行進2014」で、差別の撤廃を訴える参加者=東京都新宿区で2014年11月2日午後1時47分、藤井達也撮影

 差別の撤廃とヘイトスピーチ(憎悪表現)への反対を訴えるデモ「東京大行進2014」が2日、東京・新宿の新宿中央公園周辺であった。参加した約2800人(主催者発表)が「ノーヘイト」と差別の撤廃を訴えた。

 ヘイトスピーチやインターネット上での差別的表現が増えていることを受け、市民団体などが呼びかけ、昨年9月に初めて開催した。今回が2回目。

 マーチングバンドの演奏や韓国のポップ音楽が流れる中、参加者は約4キロのルートを歩いた。朝鮮の民族衣装「チマチョゴリ」を着た人や外国人の姿もあった。東京都の大学3年生、奥田愛基(あき)さん(22)は「見て見ぬふりをするのではなく、反対している人がいることを表すために声を上げることが大切」と話した。【深津誠】

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