ボコ・ハラム、「女子生徒は全員結婚した」 政府との停戦も否定
2014年11月02日 10:10 発信地:カノ/ナイジェリア
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×AFPが入手したイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」のビデオメッセージの一こま。指導者アブバカル・シェカウ(Abubakar Shekau)容疑者(中央)がメッセージを伝えている(2014年10月31日に動画から作成)。(c)AFP/BOKO HARAM
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【11月2日 AFP】イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」は新たなビデオメッセージを公開し、今年4月14日にナイジェリア北東部ボルノ(Borno)州チボク(Chibok)地区で拉致し、現在も解放していない女子生徒219人全員をイスラム教に改宗させた上で結婚させたと明らかにした。女子生徒たちは現在「嫁ぎ先の家にいる」という。
動画の中でボコ・ハラムの指導者アブバカル・シェカウ(Abubakar Shekau)容疑者は、ナイジェリア政府がボコ・ハラムとの間で停戦と女子生徒を解放することで合意したと先月17日に発表したことについて、そのような事実はないと完全に否定した。
先月17日以降もボコ・ハラムの攻撃は続いているため、ナイジェリア政府の発表が事実なのか疑問視する見方が出ていたが、その疑念が確認される形になった。
シェカウ容疑者は動画の中で、今年7月16日にナイジェリア北東部アダマワ(Adamawa)州の自宅でドイツ国籍の人物が拉致された事件もボコ・ハラムの犯行だったことを認めた。(c)AFP/Aminu ABUBAKAR