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 サポーターによる人種差別的行為が相次いだことに危機感を強めるJリーグが、トラブル拡大防止のための新たな対策に乗り出した。スタジアム内での問題行動をできるだけ早く把握しようと、インターネット上の書き込みなどのチェックを始めた。

 Jリーグの試合がある日に試合記録などを管理するJリーグデータセンター内で、専属の担当者1人が、パソコンに目を光らせる。主にチェックしているのはツイッターなどでアップされる画像だ。気になるものがあればJリーグの運営担当者を通じ、当該のクラブに報告される。処分を前提にしたものではなく、対応はクラブに任される。

 こうした対応を取らざるを得なくなったのは、スタジアムでの差別的行為が今年になって大きな社会問題となったからだ。3月にはJ1浦和レッズのサポーターが、ゴール裏の観客席の入り口に掲げた「JAPANESE ONLY」という横断幕が差別的内容だという批判を受け、Jリーグは史上初の無観客試合などの制裁措置を取った。さらに8月には、J1横浜F・マリノスのサポーターが、川崎フロンターレのブラジル人選手に対してバナナを振りかざした行為が、相手をサルに見立てた差別的行為だったとして、クラブは罰金500万円などの制裁を受けた。