えちごトキめき鉄道:新しいディーゼル車両を一般公開

毎日新聞 2014年11月02日 12時30分

一般公開されたえちごトキめき鉄道の新造ディーゼル車=糸魚川市で2014年11月1日、浅見茂晴撮影
一般公開されたえちごトキめき鉄道の新造ディーゼル車=糸魚川市で2014年11月1日、浅見茂晴撮影

 新潟県糸魚川市のJR糸魚川駅構内で1日、「えちごトキめき鉄道」(上越市)が来春の開業時に導入する新しいディーゼル車両が一般公開され、鉄道ファンらを中心に多くの見学者が訪れた。

 この日はあいにくの雨にもかかわらず、開始の午前10時には長蛇の列ができた。列の長さはその後、100メートル以上にもなり、一時、車内見学の立ち入りが制限された。

 新造車両はJR西日本のキハ122系をベースに雪国仕様にした「ET122」。客室空間を最大限確保するために車体幅を2.9メートルに拡張。室内は2列シートと1列シートの組み合わせを採用し、車椅子も通れるようにした。定員は113人。

 同鉄道は、来年3月14日の北陸新幹線開業と同時に、JR東日本・西日本から経営分離される並行在来線の経営を引き継ぐ第三セクター。JR信越線の妙高高原−直江津間を「妙高はねうまライン」、同北陸線の市振−直江津間を「日本海ひすいライン」として、運行する。新造車両は「日本海ひすいライン」を走る。【浅見茂晴】

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