こんにちは!エンジニアの泉谷(@syguer)です。
今回は11/1に開催された渋谷Ruby会議01の参加レポートをお届けします!
3連休の初日であいにくの雨という状況でしたが、大いに盛り上がりました!
渋谷Ruby会議01とは
公式サイトから引用させていただくと、
渋谷Ruby会議01 は Ruby地域コミュニティである Shibuya.rb 主催の地域Ruby会議です。
ということで、現在Shibuya.rbを運営されている@tyabeさんが主催となって開催されたイベントになります。
渋谷Ruby会議01 – http://regional.rubykaigi.org/shibuya01/
会場は渋谷SHIDAX CULTURE HALLでした!
外観はこんな感じ
ちなみに、Shibuya.rbとは
* 毎月第3水曜日に集まっている寄り合い
* 勉強会ではない
* 開催は40回くらい(!)
という感じで運営されているコミュニティです!
私も何度かお邪魔させて頂いております!
Keynote – Toshiaki Koshiba
まずは@bash0C7さんによるKeynoteから
小芝さんのバックグラウンドについてはここでわかるとのこと
以下、キーポイント
- Rubiest = “Rubyを使ってます”以上の人
-
Rubyのエコシステムの中で楽しく活動したい
=> 何をどれだけ提供するか- 利用する
- つながりの中に入る
-
使う人 : 作る人は圧倒的非対称で作る人が少ない
=> でも、提供の楽しさは作る人の方が大きい -
もっと楽しむために提供側に回る
-
競争ではないので、自分がやるだけ
-
物を作るだけではなく、話したい人たちが集まる場を作ることも”提供”
=> ただし、楽ではない -
提供側に回ると見える世界が変わってくる
-
すごいなーって思う人たちと同じことをやってみる
まとめ
“世界は圧倒的に非対称”
=> 大変だけど、より楽しい提供側に回るために何をどれだけ提供するか
質疑応答
* 提供される側のときは一人目に質問することを心がけている
* マイクが来るまでに質問考えている
* 一人目だとハードルが低い
小芝さんがどのように”俺のエコシステム”を回しているかのお話でした。
お話にでてきた通り、発信する側はエネルギーを使いますが得るものも多いんですよね。
私も提供側の世界を見れるよう、今日から行動していきたいと思いました!
Community Talks – Sendagaya.rb
まずは簡単なコミュニティのご紹介から
Sendagaya.rbは隔週月曜日に開催していて
* 月曜日の勉強会を楽しみにして良いスタートをする
* Ruby,Railsに興味のある仲間が気軽に来れる部室のようなものを作る
* 初めての方も気軽に来れるように
という考えで運営しているとのこと。
2012/05/02スタートで現在は90回に達するそうです!すごいですね!
ここから、Sendagaya.rbの方のLT
役に立つかもしれないステータスコードの話 – @tkawa
あまり知られていなさそうな6種のステータスコードについての紹介でした!
お恥ずかしながら、以下は知りませんでした…
-
Swithing protocol
websocket切り替えなど -
Payment Required
予約されている。一時期youtubeが使っていたらしい -
I’m a teapot
ジョークRFC
コマンドラインE2Eテスト – @iR3
- systemuを使うとstdout,stderr、終了コードを配列で返してくれる
るびまのturnipの記事や、エンドツーエンド検証をJenkinsで回す話はすごく参考になりそうですね!
API 担当者が知りたい iOS のこと – @satococoa
-
OAuth2で使えるgem
- oauth2-provider
- doorkeeper
-
push通知に使えるgem
- houston
- Rpush
-
AppleのReceiptの検証に使えるgem
- Venice
iOSアプリとそのバックエンドRails周りの実装のtipsについてでした。
私はまだスマホアプリ開発に直接携わったことはないので、勉強になりました!
WEB業界未経験から就職したときの話 - @nomnel
- ハッカーと画家読んで仕事辞めた
- リモートインターンでWEB業界へ
- 独学だと限界がある
独学だと限界があるっていうのはそう思います。。
個人でなんちゃってアプリ作る程度では業務コードほどの分量にはまずならないですしね。
あと、個人でgitを頑張って使ってみてもマージやコンフリクトなどが発生しないのでなんとも…って思うことはありました。
これまでの ginza.rb を振り返る – ginza.rb
ginza.rbは第3火曜日に毎回別のテーマを決めてやっているそうです。
17回くらい開催しているとのこと。銀座は結構近いので今度遊びに行きたいです!
以前にRubyWarriierをやったそうで、これはおもしろいなぁと思いました。
(※音量注意)
コミュニティの紹介の後は普段のデモとして、「Rails 4.2のリリースノートを読む」のデモがありました
- Rails 4.2の新機能
- Active Job
- Adequate query
=> find, find_byが早くなった - Web Console
- webでコンソールが使えるように
- コンテキストはうまくできていないらしい
- ブラウザで/consoleにアクセスすることでウェブコンソールが開くことが可能
- viewにconsoleを埋め込むとそのコンテキストでconsoleを開ける
- Foreign key Support
- オレオレconfigが使えるようになった
全般的に、デモがあったからかwebコンソールのインパクトがでかかったですね
4.2はまだβ版だそうですが、このあたりの情報のキャッチアップが遅れてたので反省…
Grape による API 実装 in action - Kensuke Nagae
GrapeはAPIサーバーを作るためのgemです。
実は私も以前に遊びで触ったことがあります。
発表の中でもありましたが、Railsにマウントしたほうが色々と楽なんですが、それなら最初からRailsでいいのでは?って思っちゃうんですよねぇ…
Quipperでは、
* 社内にはファンが多い(社内と言っても海外のメンバー)
* Railsに乗り換えは、1からになるので
といった理由でGrapeを捨てていないそうです。
すこやか Rails – Takafumi Onaka
めちゃめちゃ面白い発表でした。ドリコムさんはすごい!
* 現状を維持するだけだとダメになる
* 検知する・計測する仕組みを入れる
以下、ドリコムさんで入れている仕組みの一部
* CommunityWatcher
* twitter等から情報を引っ張ってくるのがいっぱいいる
* リアルタイムに情報を拾ってこれるが、生の声すぎて心が折れたり、対応の温度感を正しく評価できないことも
-
generalist
generalログとってexplain -
改善の手助けツール等
- カーチャン => HoundCI的な指摘をカーチャンがしてくれる
- クソクエリや、カバレッジ等をスコアつけてランキングにする。競争心を煽る
驚きなのが、これらの改善ツールは社内サークルで有志が業務外の時間で趣味で作っているそうです。
うちももっとメンバーが業務に関係なく、自発的に改善活動を回していかなきゃいけないなぁと身が引き締まりました。
開発フローの作り方 – Hiroshige Umino
Qiitaを作っているIncrementsさんのCEOである@yaottiさんが、”Qiitaの作り方”の作り方についてご紹介されてました
究極の属人性排除がオープンソース化
積極的にオープンソースに出している
自動化は早いうちにやる
自動化したほうがいいけどまだいいか、くらいのタイミングが意外とベストな時だったりする
属人性の排除
- 文章化してオープンにする
- 仕組みづくりは思ったより早くペイするので、早めにやるべき
インターネットカラオケマンを支える技術 – Tomohiro Hashidate
_人人人人人人人人人_
> 突然のカラオケ <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄
@joker1007さん力作の個人プロダクトで扱っている技術の解説とデモでした。
会場がSHIDAX CULTURE HALLということで、会場が聖◯士星矢でした(謎)
おどろきなのが、@joker1007さんはこのアプリを5年ほど前から作られているということです。
これによって設計の改善、技術的ノウハウの蓄積、Railsアップデートによる問題の先取りなど様々なメリットを得ているとのこと。
確かに業務に関することだけでは得られる知見って限界がありますよね。これは素晴らしいことだと思います!
LT
今回もたくさんLTのLTがありました!
資料を見つけられた発表をご紹介します!
Paraductをエクストリームリリースします – @sue445
ドキュメントの話、しませんか – @tk0miya
Zero to Oneが 何を教えてくれたか – @hokkai7go
参加のまとめ
今回もたくさんの発表がありました。
どれもこれも刺激的な内容で、今の自分やチームについて改めて考えなおす機会を頂きました。
Keynoteでも触れられていましたが、私も今後は発信する側としてコミュニティに貢献していきたいと思います!
最後に
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