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NHK「ためしてガッテン」10月22日放送内容
【風邪はノドから…その体質に潜む病SP▽肩コリ肌荒れ腎臓病の鍵はリンパ▽呼吸トレ】
◎司会:立川志の輔、小野文惠
◎ゲスト:小林幸子、内山信二、山瀬まみ
◎専門家ゲスト:山中昇(和歌山県立医科大学 耳鼻咽喉科 教授)
肌荒れ、肩こり、腎臓病…原因はまさかのノドの腫れ!?
■3人に1人が該当!のどから謎のニオイ玉
のどから出る謎の物体「ニオイ玉」。細菌のかたまりであるニオイ玉は、
放置しておくと全身の重大な病につながる恐れもあります。
10年以上前からニオイ玉が頻繁に出るようになった藤田幸江さん(54歳)は、
ニオイ玉がきっかけで腎臓病(IgA腎症)へと発展、橋本京子さん(42歳)は
手足に謎の発疹が現れ、肌荒れ(掌蹠膿疱症)と診断されました。
ニオイ玉の正体は細菌のかたまりで、歯周病菌や大腸の悪玉菌の仲間ですが、
正式名称を「膿栓」といい、バクテロイデスなどの細菌が1mmに1~2億個ほど
密集しています。
■慢性扁桃(へんとう)炎
免疫を担うリンパ組織のひとつである扁桃が、慢性的に炎症を起こす状態を
「慢性扁桃炎」と言います。
扁桃についたニオイ玉と呼ばれる膿栓は、免疫細胞が体に侵入する細菌と戦っている
サインです。慢性扁桃炎を放っておくと、腎臓病や肌荒れ、肩こり、関節炎、心臓病、
大腸炎、失明など、全身のさまざまな病気を引き起こすことがあります。
ノドのイガイガ感や違和感が1か月以上続いたり、膿栓が月に3~4回、
3か月以上続いたりした場合は、慢性扁桃炎の可能性が高いと考えられます。
慢性扁桃炎は、炎症を抑える薬やうがいで治療できます。また、膿栓も取り除くことが
できるので、心当たりのある人は最寄りの耳鼻科にご相談ください。
■慢性扁桃炎が原因の症状
慢性扁桃炎を放っておくと、全身に様々な症状がでることがあります。
IgA腎症という腎臓病や掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)という肌荒れは
その一つです。
こうした全身に重い症状がでた場合、治療の中には扁桃を手術で摘出する方法も
あります。扁桃を摘出しても、免疫力は体の他のリンパ組織が補ってくれるため
落ちる心配はありません。
■慢性扁桃炎になりやすい口呼吸の改善法
慢性扁桃炎になりやすい口呼吸は、口輪筋という筋肉の衰えと、
クセという2つの原因がありますが、改善法は次の通りです。
◎口輪筋トレーニング
<用意するもの>ペットボトル、直径3cmほどのボタン、タコ糸
【やり方】
1.ボタンにタコ糸をつけたら、タコ糸の片方をペットボトル の口部分に巻きつける。
2.ボタンを歯と唇の間に入れて、口輪筋だけの力で水を入れたペットボトルを持ち上げる。
※まずは自分がギリギリ持ち上げられる水 の量を調べ、そこから半分の水を抜いて
トレーニングする。
※ペットボトルを「5秒間持ち上げては5秒間休む」を1日20回を目安に行う。
このトレーニングで、口輪筋の持久力が2週間で50%アップしたデータもあります。
(誤えんなどに注意して、無理せず行ってください)
◎認知行動療法によるクセの改善
部屋の目立つところに星マークなどのシールを貼り、それを見るたびに口を閉じるよう
意識します。口が開いていることを意識するだけでも、十分改善することができます。
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