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NHKEテレチョイス@病気になったとき11月1日【すい臓がん早期発見予防法治療法自覚症状神澤輝美本田五郎】

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NHK Eテレ「チョイス@病気になったとき」11月1日放送内容
【要注意!すい臓がん▽早期発見&進化する治療法とは?どうする?患者と家族▽予防の選択】
◎司会:星田英利、浜島直子
◎リポーター:(NHKアナウンサー)
◎スペシャルチョイスアドバイザー:
・神澤輝美(東京都立駒込病院 内科部長)
・本田五郎(東京都立駒込病院 外科医長)

すい臓がんを見逃すな

■すい臓がんの特徴

すい臓がんは消化器系臓器のがんで最も治療が難しいと言われています。

1. 早期発見が難しい
すい臓は胃や大腸などと違い、内視鏡などで直接見ることができません。
そのため、早期発見がむずかしい。

2. 転移しやすい
すい臓自体が小さいため早い段階からがんがすい臓を飛び出して、周辺の臓器に広がりやすい。
またすい臓の周りには全身へ栄養を送る重要な血管やリンパがあり、転移しやすい。

3. 再発しやすい
手術でがんを取り切ったとしても、切り取った部分に残っていたがんが再発する、
また既に転移があって後に再発することがあります。

◎自覚症状

1. みぞおち・背中の痛み
すい臓は体の奥にありみぞおちが痛むことがあります。また背骨に近いので
背中が痛むことがあります。

2. 黄疸[おうだん]
すい臓がんが大きくなると近くにある胆管を塞ぐことがあります。すると、本来なら
十二指腸に流れるはずの胆汁が逆流して全身が黄色くなる黄疸がでます。

3. 糖尿病の発症または悪化
すい臓でがんが進行すると、インスリンを作る機能が弱くなり、糖尿病になったり、
糖尿病が急に悪化することがあります。

※これらの自覚症状が出たときにはすい臓がんが進行している場合が多い。

■完治を目指す 治療のチョイス

すい臓がんは早い段階の手術でがんを切除できるかが重要。

1. 手術
すい臓がんで完治が期待できる唯一の治療法は手術でがんを取り切ることです。
手術ができる条件は
(1)がんがすい臓に留まっていること
(2)すい臓の近くにある重要な血管やリンパにがんが広がっていないこと
(3)他の臓器に転移がないこと、があります。

手術ができる段階でがんを見つけることが完治へのポイントです。

2. 術前科学放射線療法
すい臓がんの再発率を下げることを目指す、新しい治療法が「術前化学放射線療法」です。
手術の前に抗がん剤と放射線治療を行って、見えないがんを事前に小さくし、
すい臓がんそのものも小さくする治療を行います。その上でがんを取り除く手術、
その後抗がん剤治療を行い、再発を防ぐことを目指します。

※術前化学放射線療法を行うには条件があります。
(1)手術が出来る状態のすい臓がんであること
(2)十二指腸など周辺の臓器にがんが広がっていないこと
(3)副作用が強く出ることがあるので比較的体力がある
などの条件が必要です。

治療期間の目安:術前化学放射線療法が1カ月半、手術の1カ月後から抗がん剤治療を半年行う。

※術前化学放射線療法はすい臓がん治療の新しい試みで、治療を受けられる施設に
 限りがあります。

■早期発見のチョイス

すい臓に「膵[すい]のう胞」という体液が溜まった袋ができることがあります。
膵のう胞の中で、4割ほどを占める粘液が入ったタイプは、がんになりやすいことが
わかっています。

膵のう胞は「腹部超音波検査(エコー検査)」で簡単に見つかります。
膵のう胞の状態を観察していけばすい臓がんの早期発見につながります。
膵のう胞の詳しい状態は「超音波内視鏡」やMRI、CTで検査で確認ができます。

※膵のう胞が見つかったときは、まず膵のう胞のタイプを調べましょう。
 膵のう胞はすい臓がんより比較的見つけやすい異変です。がんの可能性がある
 膵のう胞の定期的な検査を行うことはすい臓がんの早期発見につながります。

■リスクが高い人

・膵のう胞がある
・家族がすい臓がんになったことがある
・糖尿病、慢性膵炎の人
・喫煙・肥満

◎すい臓がんについて相談したい

患者支援団体 パンキャンジャパン に窓口があります。
電話相談窓口(水、木、金:14:00~17:00)
電話:03-3221-1421 メール:pals@pancan.jp
詳しくは パンキャンジャパン HPをご覧下さい。

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2014-11-01 | 編集
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