金銭感覚に悪影響!親が子どもに見せてはいけない「お金のNG行為」4つ

by 相馬佳 |

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それなりに収入はあっても、医療費、服飾費、学校の費用、習いごとや食費、お小遣い……予想できない出費も多く、子どもがいる家庭でのやりくりは本当に大変ですよね。

家計簿を前に頭を抱えていても、「お母さん、どうしたの?」と聞く幼い子どもには、心配をかけたくないのが親心。「大丈夫だから、遊んできなさい」と、お金のことを子どもに一切話さない、という家庭も多いかもしれません。

でもそれだと、子どもの金銭感覚を正しく養うことができなくなるかも! そこで今回は、金銭教育は早く始めるべきと痛感している筆者が、英語圏の情報サイト『Cheat Sheet』の記事を参考に、“子どもの金銭感覚に悪影響を与える親のNG行為”を4つ、ご紹介しましょう。

 

■1:赤字なのに浪費

毎月赤字続きなのに、気分次第で買いたいものを買い、外食もし放題。家計簿もつけないのでいくら使ったかもわからず、請求書は払わずに、クレジットカードの残高だけが増えていく……。極端な例かもしれませんが、筆者の周りにもこういう人はいます。

子は親の鏡とはよく言ったもの。子どもを責任感のある人間に育て上げたいならば、まずは親として自分の行動を見直しましょう。

 

■2:家計状況をごまかす

家計が大変でも、可愛い子どもに「誕生日にiPad買って!」「携帯持ってないのクラスで私だけ!」などと言われたら、無理して買ってあげたくなることもあるでしょう。でも、家計をごまかしてアレコレ買ってあげることは、子どもにもお財布にもウソをついていることになってしまいます。

逆に、「お金がないから」と子どもに必要なものを買わず、いきなり新車を買ったりすれば、子どもを混乱させることにもなりかねません。

家計状況について子どもにすべて説明する必要はありませんが、せめてウソはつかないようにしましょう。

 

■3:お金に関わらせない

子どもが家計や収入のことを聞いてくると、「そんなこと、子どもが首を突っ込まなくていいの!」と拒絶していませんか?

子どもだって、月々のやりくりの仕方などを早いうちに学んでおくべきです。

まずは、小規模なところでお小遣いやお年玉の管理に参加させたり、日々の出費を書き出させたりして、経済のレッスンを始めてみるのもいいかもしれませんね。

お小遣いを自分でやりくりさせず、必要なとき必要なだけ与えていては、将来自分で稼がずに“他力本願”な考え方になる可能性もあります。

 

■4:他人と比べてばかりいる

「●●さんの夫は高給取りなのに、ウチは……」とか、「●●さんは新車を買って、来月は外国へ旅行!」など、自分と比べて人の家庭をうらやんでばかりいませんか?

そんな姿を見て育つと、子どもも“いつもお金について不満を抱えた人間”になってしまいそうです。

まずは、自分の収入に見合った生活をし、収支をプラスにしていくことから考えましょう。お金だけが幸せの源ではなく、愛のある家庭が一番大事であることを子どもに示してあげてください。

 

以上、金銭教育上、親が子どもに見せてはいけない“お金のNG行為”をご紹介しましたが、いかがでしたか? 

少しずつでいいので、子どもの将来を考えてお金について行動させるようにしましょう。お手伝いしたら少額でもお小遣いを渡し、自分のお金として管理させるなど、正しいお金の使い方を教えていくようにしてみてはいかがでしょうか。

 

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【参考】

※ 5 Bad Ways to Teach Kids About Money – Cheat Sheet