傷心
テーマ: ⇒つぶやき・ひとりごととりあえず、わたくしも家族もみんな無事ですし、何か壊れたり等の被害もないんですが、
連日報道されている被災地の映像に、涙が止まりません。
3月11日(金)、13時半から全国各地120人の関係者を集めて、プロジェクト最後の大会議があり、
17時から歴代関係者600人をお招きしてのパーティー、というスケジュールでした。
とにかく “ プロジェクト最後 ” でしたので、この日の為に数日前から準備していたのです。
地震が来た時、わたくしはビルの6階におりました。
わたくしのオフィスのビルは、最新の免震構造で出来ておりまして、耐震構造とは違い、
地震の揺れに合わせてビル自体がしなやかに揺れる構造をしており、
通常の震度3でもものすごく揺れを感じる造りになっています。
今回の揺れは、オフィスにいた誰もが 尋常ではない! と気付きました。
揺れに合わせて揺れる のですから、可動式のロッカーは自然に動き出し、扉が勝手に開き、
キャスター付きの椅子が滑り出す…、という光景。
取り乱す人はいませんでしたが、みんな少なからず 命の危険 を感じたと思います。
その後も続く余震、それに合わせて動くビル、船酔いのように気分が悪くなる人続出でした。
結局大会議も途中で中止にせざるを得ない状況。
少しずつ被害状況が伝えられてくる中、スタッフも被災地に行く準備をしたりで社内はドタバタ。
わたくしは、スタッフ一人一人に連絡をし安否確認したり、近隣のホテルの空き状況を確認したり、
タクシーの状況を調べたり、突発的な作業に追われていました。
地震だ、早く帰ろう! という業界ではないので、みんな時間を気にすることなく作業に徹し、
パーティーの為に用意していた料理や、お土産用に手配していたものを非常食とし、復旧を待ちました。
一段落してから帰るつもりでいたので、夜中もずっと特番を見ながら作業をして、帰宅したのは朝9時。
渋滞も本当に酷かったです。
タクシーでずっとラジオを聞いていたんですが、耳から入ってくる状況を想像しずっと泣いてました。
帰宅途中も何度か緊急地震速報があり、携帯から不気味な警報音が鳴り響き、
最先端技術を駆使しても、自然の凄まじさ・脅威にはかなわず、人間の無力さを実感。
地震 ⇒ 津波 、 地震 ⇒ 火災 という連鎖は、想像を絶する恐怖です。
土曜日は、各局スタジオからの特番で、一日中被害状況が伝えられていますが、
報道陣が被災地に飛んで取材していますので、今後さらなる壮絶な映像を目にすることでしょう。
本当に涙が出ます。
わたくしは仕事として、その壮絶で残酷な映像を見なくてはなりません。
数年前の新潟県中越沖地震の時も、気持ちが沈んでしまい、しばらくずっと落ち込んでいました。
今回は、自分も揺れを感じ恐怖を感じたので、心に打撃を受けています。
先ほど、地震と津波の被災地に雪が降る映像が流れたんですが、本当に胸が痛いです。
実際に被災された方々を思うと、安易な言葉も掛けられず、祈ることしか出来ません。
どうか、気持ちを強く。
ブログはしばらく自粛します。