サンゴ密漁の中国漁船 大挙して小笠原に出没

2014/11/01    17:00
小笠原諸島にサンゴの密漁が目的と見られる中国漁船が押し寄せている。中国漁船は伊豆諸島の沖合でも操業していることが確認されており、現地の環境への影響や地元漁師が安心して漁に出られないといった問題が起きている。
 
10月30日には第3管区海上保安本部が、小笠原諸島周辺で航空機での監視活動を行い、同島や伊豆諸島周辺の領海、排他的経済水域(EEZ)内で計212隻のサンゴの密漁目的と見られる中国漁船を発見したと発表した。
 
多くの中国漁船は中国で採取が規制されている、サンゴの密漁が目的と見られる。小笠原諸島周辺は、高価で売れる「宝石サンゴ」が生息している。

水深100メートル以上に生息する「宝石サンゴ」は中国では宝飾品として人気が高く、中でも「赤サンゴ」は1キロ当たり600万円で取引されることも。海保によると、中国漁船によるサンゴの密漁は沖縄近海の東シナ海で行われている。同海域で取り締まりが強化されたため、太平洋側に移動してきた可能性があるという。
(読売新聞 「中国船の密漁、小笠原で急増…宝石サンゴ狙う?」 2014/10/23)

尖閣諸島周辺では、中国の漁業監視船が日本の漁船を追いかけ回す問題も起きている。中国漁船の違法な活動を放置すれば、同様の事態が小笠原諸島周辺や伊豆諸島でも起きかねない。尖閣、小笠原ともに、海を守る長期的な警戒態勢が必要になっている。
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