アフリカ滞在の深セン商人、皮膚からハエの蛆虫が見つかる―香港メディア
38歳のこの男性は、半年前に商売でアフリカを訪れた。現地滞在中に腹や腿に湿疹が出現、眠れないほどの痛みとかゆみを伴い、現地の病院では診断できなかったため帰国した。
先日中国国内で診察を受けたところ、寄生虫が体内に入り込んだ可能性があると診断され、手術による検査が決定。患部を切開したところ、20匹あまりの生きた蛆虫が見つかり、摘出された。摘出後、男性の症状は収まり始め、現在では治癒したとのことだ。
男性の体内から見つかったのは、ヒツジバエ科の幼虫だという。医師は、この幼虫が人体の皮膚に入り込んで炎症を起こすハエ幼虫症について紹介。この種類のハエはアフリカや南米、アジアの発展途上国に多く分布し、中国でも青海、チベット、内モンゴルや東北部の牧草地域で出現する一方、広東省沿海部の発展地域では非常にまれであると語った。
(編集翻訳 城山俊樹)