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週刊・上杉隆

自由報道協会への理解と誤解と無理解――小沢氏記者会見の運営批判に答えよう

上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]
【第166回】 2011年3月10日
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大谷氏の返答と、
その後の展開は――

 そこで、筆者は大谷氏に電話し、事実と違う点を説明した上で、証拠の動画でも確認して間違いであったら訂正してくれるよう頼んだのである。

 すると大谷氏から驚くべき言葉が返ってきた。

 「新聞記者がそう言っていたんだよ」

 私は呆れながらこう言った。

 「大谷さん、知らない仲じゃないじゃないですか。なんで訊ねてくれないんですか。かつては二つのテレビ局で、同じ担当者で、レギュラー番組に出ていた仲じゃないですか。動画でもいいです。ご覧になってくれませんか」

 すると大谷氏は私の言葉をさえぎるようにこう約束したのだ。

 「わかった。来週は難しいが、2週間後のコラムでは必ず訂正を入れる」

 それから3週間以上が経過した。訂正は一切ない。たとえ批判記事でも取り上げてくれるのは歓迎だ。だが、嘘の記事はいらない。

 大谷氏に言いたい。

 「黒田ジャーナル」の看板を無断で背負ってデビューしたあなたの、「裸の王様」になった姿を見るのはあまりにも悲しいのだ。


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上杉 隆 [(株)NO BORDER代表取締役]

株式会社NO BORDER代表取締役。社団法人自由報道協会代表。元ジャーナリスト。1968年福岡県生まれ。都留文科大学卒業。テレビ局記者、衆議院議員公設秘書、ニューヨーク・タイムズ東京支局取材記者、フリージャーナリストなどを経て現在に至る。著書に『石原慎太郎「5人の参謀」』 『田中真紀子の恩讐』 『議員秘書という仮面―彼らは何でも知っている』 『田中真紀子の正体』 『小泉の勝利 メディアの敗北』 『官邸崩壊 安倍政権迷走の一年』 『ジャーナリズム崩壊』 『宰相不在―崩壊する政治とメディアを読み解く』 『世襲議員のからくり』 『民主党政権は日本をどう変えるのか』 『政権交代の内幕』 『記者クラブ崩壊 新聞・テレビとの200日戦争』 『暴走検察』 『なぜツイッターでつぶやくと日本が変わるのか』 『上杉隆の40字で答えなさい~きわめて非教科書的な「政治と社会の教科書」~』 『結果を求めない生き方 上杉流脱力仕事術』 『小鳥と柴犬と小沢イチローと』 『永田町奇譚』(共著) 『ウィキリークス以後の日本 自由報道協会(仮)とメディア革命』 『この国の「問題点」続・上杉隆の40字で答えなさい』 『報道災害【原発編】 事実を伝えないメディアの大罪』(共著) 『放課後ゴルフ倶楽部』 『だからテレビに嫌われる』(堀江貴文との共著)  『有事対応コミュニケーション力』(共著) 『国家の恥 一億総洗脳化の真実』 『新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか』 『大手メディアが隠す ニュースにならなかったあぶない真実』


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