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印のIT都市「バンガロール」→「ベンガルール」に改称
インド南部カルナタカ州は1日、IT産業の集積地として知られる州都バンガロールの名称を、同州の公用語カンナダ語の発音に基づく「ベンガルール」に変更した。PTI通信が報じた。かつて藩王国の都として栄えたマイソールを「マイスール」、アラビア海に面したマンガロールを「マンガルール」にするなど、州内の他の11都市も同様に改称した。
バンガロールの名称は、英国植民地下で定着した英語風の読み方。地元の言語による名前を取り戻そうと、州政府が2006年から求めていた名称変更が最近、中央政府に承認されたという。州内ではバンガロールの名称変更を喜ぶ声の一方、IT都市として国際的に定着している地名を変えることに反対の声も出ている。(共同)