大阪府立北野高校の生徒六人がスペースバルーンで宇宙を目指します advised by 風船宇宙撮影 Copyright © 北野高校宇宙開発部 Kitano Space Development All Rights Reserved. Template by RESIST. Powered by FC2 Blog |
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メッセージスペースです。
2014/11/01
/22:13
やすたくです
昨日に引き続いて本番の報告です 捜索の末・・・・・・ 見事機体発見!!!!! 機体の損傷はほぼゼロ、文句なしの大成功です!!!すごい!!!!!! 正直なところ、メンバー全員とても不安を感じていました 過去に行った実験はどれも芳しくない結果、この本番もうまくいかないのではないか 内心自分もそう思っていました ムーディーにいたっては、ほかのだれよりも緊張していたらしく前日震えが止まらなかったそうです 夜は実験に当たって、成功させたい一心で今までの行いを神に懺悔していたんだとか(マジです) そこへきての大成功、喜びもひとしおでした 落ちた場所も使われていない空地だったので、見つけやすかったです 農地や道路なんかだと迷惑になってしまうので、その点からみても素晴らしい落下だったと思います 本当に運が良かったです、超ラッキーです 興奮を抑えて、とりあえずはここで実験は終了 各自おうちに帰ります ちなみに一番交通費が安く済んだ(多分)ヤスタクでも、交通費6000円以上かかっています た、高い・・・・・・(;´Д`) 帰りはドッと疲れが出て、電車の中ではぐったりでした その後、画像データを持っているムーディーからとれた画像を送ってもらったり、用事で来ることが出来なかったかったワキワキさんに報告したりといったことがありました では! いよいよ上空の写真です!!! こちらは、離陸後すぐの映像です この日の雲の位置は高かったので、曇りでしたが町の様子がよく見えています そこからもう少し上がると、水平線が見えてきます この時点で、地球が丸いんだということがわかりますね 一つ前の画像と比べると、雲の影響で少し白みがかっています 高度がだいぶ上がってきました 一部の雲はすでに眼下にありますね ここで重大、というほどでもありませんが大事な情報を一つ なんとこの日、 台風上陸の前日です!!!!!(;゚Д゚) そんな日に打ち上げて大丈夫なの!?と思った方もいると思います というか自分も思います でも、大丈夫なんです 実はこの風船の上昇速度は結構なもので、少量の風ならほとんど影響はありません 加えて、上空の風向きは地上のそれとは異なります この日は上空の風向きが良かったので決行に至りました とはいっても、台風が迫ってきているとなると飛行自体に影響はなくとも撮れる画像に影響が出てしまいます 本来なら晴天時に打ち上げたかったのですが、これ以上時期が遅れるとジェット気流の影響が大きくなり上空で大きく流されてしまいますので、このようになりました ちなみにこの高度10km地点に吹くジェット気流が風船が流される一番の理由で、ここでびっくりするほど機体が遠くへ流されます 話を戻しまして、 また少し高度があがりました 雲により白みがかっていますが、これぞ地球!という色をしていますね 青と緑がきれいです そしてここからはいよいよ最高高度付近の映像です まさに宇宙! 自分たちの手で作ったものがこんなところまで行って帰ってきたのかと思うと激しく感動です!!! とはいえ、やはり気になるのは厚い雲 これさえなければもっと素晴らしい映像が撮れたと思うと少し残念です ですが、周囲に頼れる大人がおらず自分たちだけで作業を行ってきたので、残念という気持ちの何十倍もの達成感を感じています!! 画像の高度はだいたい30,000mくらいです 宇宙、というのはカーマンラインという高度100km地点にひかれた仮想上の線によって定義され、それより先が宇宙空間です しかし、高度30kmの時点で酸素濃度は地上の約1000分の1、宇宙服なしでの生存は不可能です つまり、環境的にはほぼ宇宙だといってもよいような場所なのです そんな環境にあって、映像を取るだけ、というのはあまりにもったいない!!! というわけでこの機体には小規模ながら実験装置を積んでいます 今回の機体作りにおいて一番考え込んだのは多分この実験装置です 搭載しているのは、レーチャンの個人のカメラ(通称レーチャンカメラ)と、不凍液、フリクションで書いた旗、風車、そしてミニ風船です 他にも、温度計やムーディーの校章(←ここ重要)なども積んでいます ここからは、そのレーチャンカメラの映像の紹介です 画面左で見切れているのがレーチャンの作った風車(レーチャンかざぐるま)、その右の緑色が不凍液です 不凍液は名前の通り凍りにくい液体で、だいたい-40度くらいで凍ります ジェット気流の吹き荒れる高度10kmあたりが-60度くらいなので、そのあたりで凍るのではと思っていたのですが、機体が常に揺れているため画像ではほとんどわからないのですが液体上部が凍るだけという結果になりました 画面中央の白いものがフリクションの旗です フリクションは摩擦でインクの色が透明になりますが、冷やすことで再び色が浮き上がってきます このかわいいイラストは唯一の女性メンバーチロルによるものです さすがの女子力。 宇宙到達!とありますが厳密には宇宙じゃないというコメントは受け付けません ちなみにこの旗の前に飾られているのが我らが北野高校の校章、六稜マークです 北野高校には代々語り継がれる「六稜魂」というものがあって、これは所謂ガッツとかソウルとか物凄いやる気と根性みたいな感じの意味です 我々北野高校の生徒はみなこれを ムーディーが載せようと言い出したので、言い出しっぺの本人のものを使いました なくしたらえらいことです その左の黒丸は温度計です、が、正直読めません まあどっちにしろこの温度計は-20度までしか測れないので、良しとしましょう その使えない温度計の後ろに隠れているのがミニ風船です 少しだけ空気をいれてあります 最初はしぼんでいて見えませんが、後半になると周囲の気圧が下がった影響で膨らんでいます これはスペースバルーンを落下させる方法と同じギミックですね 以上が実験装置についてです 正直実験、と言えるほどの規模ではとてもありませんが、宇宙空間での実験というのはやはりロマンがあるとは思いませんか?思いますよね?そうでもない? という訳で、これで報告は終わりです もしほかに聞きたいことがあれば、コメントなりtwitterなり、遠慮なくしてきてください 可能な限りで答えさせていただきます 最後に、この場を借りて感謝の言葉を この実験を行うに当たって協力してくださった先生方 快く実験装置を貸してくださった大阪大学の方 機体作成に当たってアドバイス、応援を頂いたJAXA宇宙教育リーダーの和田直樹様 そして最後に、この実験において落下予測を出して頂いたり多くの助言を頂いたりと様々な場面で大きく協力してくださった風船宇宙撮影プロジェクトの岩谷圭介様 本当にありがとうございました この成功はたくさんの協力のもと生まれたものです これからの宇宙開発部についてですが、とりあえず現在は得たデータの分析を行っています そして、第二の打ち上げも計画しております これはもちろん、高度30,000mへの打ち上げのことです 以前の私たちなら失敗するのではと不安を感じるところですが、今は違います 今回の成功を経て、私たちの得たものを次回に活かし、今回以上の成功を収めようという意気込みです これだけの大規模な計画を学生6人で作り上げ実行に移したというのは、それだけの自信につながりました まあもちろん失敗する可能性も十分あります どんなにうまくことが運んでも、失敗するときは失敗します それほど難しい実験なのです ですから、成功したからと調子に乗ることなく、次の実験に向けて頑張ろうと思います ・・・・・・あと、ブログの更新ももう少し頑張ります(; ・`ω・´) もし更新がなければ(ああ、またサボってるな)と思ってください ムーディーの動かしているtwitterの方はよく投稿もあるので、詳しい動向が知りたいという方はtwitterで北野高校宇宙開発部、と検索してみてください あと、以前質問があったのでここで答えておきますが、我々宇宙開発部は部活動ではありません なんとなくかっこいいから「開発部」としているだけです では、今回は長くなりましたがここまで 読んでくださった方ありがとうございました amatero=riverce
すげぇぇ
2014.11.01
(22:37)
xx URL xx
EDIT
北野高校がこんなことをしていたなんて…!飛ばすだけではなく、宇宙に行くと浮き上がってくる旗の絵のサプライズ、あっと驚かされました(=´∀`)人(´∀`=)
これからも頑張ってくださいね!o(^_-)O トラックバックURL
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