日銀の追加緩和は、起こってみれば、このタイミングになるわけだね。FRBが予定通りQE3の資産購入を終え、米国の7-9月期の成長率も順調、原油価格は低下。そして、日本の7-9月期の成長率が2%を割ると予想される中で、これから消費再増税を決めさせようというのだから。
GPIFの積極転換や経済対策ともシンクロさせ、一気の株高と円安という結果を出したのだから、見事である。中国経済は不穏だし、鉱工業生産に明るい兆しがあったから、切り札を温存したい心理が働くのも当然で、賛否が割れるのは仕方ない。それを、「展望」の下方修正に素直に従い、間髪おかずに実現したのだから、黒田総裁は勝負のできる人なのだろう。
通貨安による輸出と観光の増、資産価格の上昇を通じて、金融緩和の「ヒモ」で押すことも、多少は可能である。とは言え、再増税の政治決断を引き出す効果は高いにしても、緊縮財政のデフレ圧力に抗するだけの力があるものではない。4月からゼロ成長に屈曲してしまっている日本経済の運命やいかに。
(昨日の日経)
心不全の心臓再生。米3.5%成長、予想上回る。米量的緩和が終了。米の消費・投資底堅く、住宅は鈍く。9月末薄鋼板の在庫0.3%減。経済教室・円安の効果見込めず・松雄博文。
※こんなに米国の調子が良いとは思わなかったね。住宅は予想通りだったが車は意外。
(今日の日経)
日銀が追加緩和、賛成5反対4の決断。円急落一時112円台。日経平均755円高。経済対策で消費刺激へ。日銀展望リポート・2014年度成長率0.5%、2015年度物価1.7%に。民間予測の成長率1.9%へ低下。訪日客の消費4割増。GPIF積極運用に転換を発表。露が大幅利上げ。大機・消費増税は延期すべき・カトー。
GPIFの積極転換や経済対策ともシンクロさせ、一気の株高と円安という結果を出したのだから、見事である。中国経済は不穏だし、鉱工業生産に明るい兆しがあったから、切り札を温存したい心理が働くのも当然で、賛否が割れるのは仕方ない。それを、「展望」の下方修正に素直に従い、間髪おかずに実現したのだから、黒田総裁は勝負のできる人なのだろう。
通貨安による輸出と観光の増、資産価格の上昇を通じて、金融緩和の「ヒモ」で押すことも、多少は可能である。とは言え、再増税の政治決断を引き出す効果は高いにしても、緊縮財政のデフレ圧力に抗するだけの力があるものではない。4月からゼロ成長に屈曲してしまっている日本経済の運命やいかに。
(昨日の日経)
心不全の心臓再生。米3.5%成長、予想上回る。米量的緩和が終了。米の消費・投資底堅く、住宅は鈍く。9月末薄鋼板の在庫0.3%減。経済教室・円安の効果見込めず・松雄博文。
※こんなに米国の調子が良いとは思わなかったね。住宅は予想通りだったが車は意外。
(今日の日経)
日銀が追加緩和、賛成5反対4の決断。円急落一時112円台。日経平均755円高。経済対策で消費刺激へ。日銀展望リポート・2014年度成長率0.5%、2015年度物価1.7%に。民間予測の成長率1.9%へ低下。訪日客の消費4割増。GPIF積極運用に転換を発表。露が大幅利上げ。大機・消費増税は延期すべき・カトー。