トップページ社会ニュース一覧サンゴ密漁か 上空から多数の漁船確認
ニュース詳細

サンゴ密漁か 上空から多数の漁船確認
11月1日 18時12分

サンゴ密漁か 上空から多数の漁船確認
K10058812211_1411011855_1411011858.mp4

小笠原諸島の沖合で、中国漁船が貴重なサンゴを密漁しているとみられる問題で、漁船は活動する海域を伊豆諸島にも広げていて、1日、上空からの取材でも多数の漁船が確認されました。
海上保安庁では、警戒に当たる海域を広げるなど態勢を強化して、監視や取締りなどの対応に当たっています。

小笠原諸島沖ではことしの9月以降、中国から来たとみられるサンゴ漁船が多く確認され、日本の領海で違法に操業したとして中国人船長が逮捕されるなど、サンゴの密漁が懸念されています。
海上保安庁によりますと、先月30日は、小笠原諸島沖で48隻が確認されたのに加え、新たに伊豆諸島の鳥島と須美寿島の周辺海域でも164隻が確認され、活動する海域が北に広がっていることが分かりました。
NHKは1日、このうち伊豆諸島沖の状況を小型ジェット機で上空から取材しました。
正午すぎには、鳥島の北およそ10キロの日本の領海内で、60隻から70隻ほどの漁船が確認され、船体に「CHINA」という文字が書かれた船や中国の国旗とみられる赤い旗を掲げた船も見られました。
また、甲板に立った数人の船員が、青色の網のようなものを海に垂らして作業している様子も見られました。
海上保安庁では、中国漁船が増加し、活動する海域も小笠原諸島から伊豆諸島まで広い範囲にわたることから、警戒に当たる海域を広げたり巡視船の数を増やしたりして態勢を強化して、監視や取締りなどの対応に当たっています。

関連ニュース

このページの先頭へ