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朝日元記者大学脅迫でシンポ
11月01日 09時41分

朝日元記者大学脅迫でシンポ
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札幌市の北星学園大学が、いわゆる従軍慰安婦の問題の取材に関わった朝日新聞の元記者の非常勤講師を来年度は雇用しない方向で検討していることについて、31日夜、シンポジウムが開かれ、「大学が脅迫に屈しないよう、後押ししていくべきだ」という意見が相次ぎました。
このシンポジウムは、「非常勤講師を辞めさせないと学生に危害を加える」などと、脅迫を受けている北星学園大学を支援しようと、大学教授や弁護士らが開いたもので、札幌市内の会場にはおよそ220人が集まりました。
大学は31日、非常勤講師を来年度は雇用しない方向で検討していることを明らかにしましたが、これについて、北海道大学の鈴木賢教授は、「こうした脅迫は、効果が出るとさらに激しくなる。今がふんばりどころで、大学が脅迫に屈しないで、非常勤講師の雇用が守られるよう市民社会が後押ししていくべきだ」と述べました。
また、卒業生の男性は、警備などにかかる負担を軽減するため、同窓会として大学に寄付金を贈ろうとしていることを明らかにしました。
道内の学校で非常勤講師をしている男性は、「同じ立場の者として、教育や研究の場が守られるよう支援していきたい」と話していました。