☆一番辛いのは社長。私は若かりし頃、社長が一番得をしていると思っていた。
社長は一番給料をもらい、一番楽ができる身分だ、と。
しかし、これは間違いである。
社長と国会議員は良く似ている。議員とは「落選すればタダの人」であり、社長とは「倒産すれば橋の下に住む人」である。
大企業のように、あらゆるシステムが高度で、倒産するリスクが少ない会社の社長と、中小零細企業の社長とでは安定度はまるで違う。
○悩みの深さ。従業員は、現行法でしっかりと守られている。
過重労働、差別、パワハラなど、昔のサラリーマンが苦しんだ現実は大きく改善された。言いたいことが言える。権利も主張できる。
しかし、役員や社長には、そのような権利はない。
不景気な会社の社長は、仕事がなくても社員に給与を支払わなければならない。
時には、借金して給与を支払う。
事態が好転しなければ倒産で、残るのは借金と元社員や取引先の怒りだ。
何が悪いというのでなく、時代に適応できなかったという必然ですら、倒産は社長の絶対悪の責任となる。
社長とは、実に辛い職務である。
○励ます。
社長は社員から褒められることはほとんどない。
むしろ、文句を言われる立場にある。
頑張って、奮闘しても、誉めてもらえない。
業績が伸びれば、給与アップを迫られる。
儲かっても、過去の借金の支払い、古くなった装備の再購入、会社の問題解決へと資金を奪われてしまう。
もし、そこに社長を励ます社員がいたらどうだろうか。
「社長のお陰です。社長、ありがとうございます!」
社長は、飛び上がるほど喜ぶだろう。
そして、社長は言うだろう。
「いや、あなたたちのお陰ですよ!」と。
○上下はない。上司が励ます人。部下が励まされる人。そんな固定概念は捨てるべきだ。
上司を親と見立てれば、分かることだ。
父の日、母の日、誕生日、敬老の日‥
そのとき、あなたは何をするだろうか。何もしないだろうか。
会社も同じである。お互いが、励まし、励まされる‥
それが、本当の団結だ。上とか、下とか考えていると真実が見えない。
感謝の心を知らない人は、学会員が池田先生を尊敬し、先生に誓いを立てることに対し、「だまされている。可哀そうだ」と思っているだろう。
池田先生が、会員を自在に洗脳し、その上に君臨しているように見えるだろう。
事実は逆だ。先生が、一番苦労されたのだ。私たちは感謝しているのだ。
ともかく、社長を馬鹿にする人は苦労が足りない人だ。
苦労した人は、社長の凄さが分かっている。
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