2014年10月31日

◆ モテと非モテ(女性の場合)

 モテ女性と非モテ女性を比較すると、どういうふうにすればモテるようになるかが、はっきりとわかる。

 ──

 (1) 非モテの例

 男性に対して、「こうすれば女心がわかってもてるようになりますよ」というふうに指南するページがある。漫画。
  → 【はあちゅう】春香の妄想デートVol.1「ノマドの恋」

 内容は、こうだ。
 「こちらからチラチラと視線を投じていたら、イケメン男性がこちらの好意に気づいて、誘ってくれる。かくて、お付き合いが始まる」
 
 これは、非モテ女性の妄想全開である。 (^^);
 
 どこが妄想か? 
 そもそも、恋愛の最初において、「外見に引かれる」というのが、非モテの典型だ。こういう人は恋愛をした経験がないも同然なのだろう。
 非モテの特徴として、AKB48 とか、女性タレントとか、とにかく相手の容貌ばかりに引かれる。しかし、現実に女性と付き合うときには、容貌よりも内面が重要だ。「ちょっとかわいいから付き合ってみようかな」なんて思うことは、まずない。かわりに、こうなる。
 「この人とは性格が合いそうだから、いくらか話してみる。そして話してみたら、とても話が合う。何度か話すうちに、すごく好きになった。そこで正式にお付き合いする」
 これがまあ、大人の恋である。大学生以上なら、こうなる。

 一方、先の非モテの恋は、小学生レベルからまったく進んでいない。単に容貌だけで「素敵だな」と思って、遠くから眺めているだけだ。そのあとで、突然、イケメンの方から話しかけてくる、……という好都合な展開。(馬鹿馬鹿しい妄想。)

 以上から、非モテの特徴がわかる。
  ・ 外貌ばかりを気にする。(イケメンが大切)
  ・ 相手と話が合うかどうかなどまったく考えない。
  ・ 相性についてもまったく考えない。


 ま、アホですね。この妄想が現実化することは、まず、ない。仮にあるとしたら、男に食われて捨てられる、という場合だけあろう。実際、この手の女性は、食われる経験が多そうだ。


 (2) モテ女性

 モテ女性の典型は、NHK 朝ドラの「マッサン」のヒロインであるエリーの言動だ。
 そこで、どうして男性がエリーに引かれたか、以下で示そう。
 
 エリーは、これまでもかわいらしい言動をしていた。たとえば、こんな感じ。





 ただし、こういうのを見ても、「かわいい」というツイートが出るだけで、「嫁さんにしたい」という声は特に出なかった。
 しかし、10月31日の放送は、違った。これを見た男性が、「こういう嫁さんがほしい」というツイートを書く例がたくさんあった。それほどにも男性の琴線に触れたのだ。
 では、どうしてか? その場面を文字で解説しよう。

 《 あらすじ 》

 マッサンは、国産ウイスキーを作るという夢を持ち、それを実現させるために、スコットランドに留学した。そこでウイスキーの技術を習得した。スコットランドではエリーと結婚して、ともに日本初のウイスキーを作る夢を分かちあった。
 マッサンとエリーは帰国して、新生活を始めた。マッサンは会社でウイスキーを作ろうと奮闘した。ところが会社は苦境で、倒産の危機であり、ウイスキーを作る資金を出せない。株主の見解で、「ダメ」という結論が出た。マッサン(亀山)には、「夢を諦めよ」という命令が下った。
 「人間な。夢だけでは生きていかれへん。亀山君、この会社のためにウイスキーの夢、諦めてくれんやろか。亀山君、ウイスキー、諦めてくれ」
 マッサンは迷ったすえに、大声で返答した。「それはできません!」
 「そうか。ほな、しゃあない。亀山君、この会社辞めてくれ。(会社は)ウイスキー事業には金輪際手を出さん。それに異論があるなら亀山君は辞めてもらう」
 マッサンは思いが高まったあげく、テーブルをバンとたたいて、何も言わずに部屋を飛び出した。そのあとは、酒飲み屋に行って、酒浸り。

 その後、自宅に戻って、エリーと会話する。
 「わしが間違うとんのかな。わしがウイスキー造りたい言うとるせいで、みんなを振り回して、みんなに迷惑かけて。(ウイスキーを作るという夢を)諦めた方がええんかのう」
 こうしてマッサンは、男子一生の夢を諦めざるを得ないところに追い込まれていた。
 実際、マッサンが夢を諦めなければ、会社は融資を得られなくなり、倒産する。また、社長の娘は、せっかくの富豪との結婚が破談となる。あらゆる人々が不幸になる。その張本人はマッサンである。もはやマッサンは、男子一生の夢を諦めざるを得ないところに追い込まれていたのだ。ノックアウト寸前である。

 そのとき、「わしが間違うとんのかな」と漏らしたマッサンに、エリーは言った。
 「違う。違う。マッサンは間違ってない。スコットランドで一生懸命頑張った。お父さんとも、約束した」
 それを聞いてマッサンの心には記憶がよみがえった。スコットランドですごく苦労した日々。どれほど努力したことか。夢の実現のために、ものすごく努力したのだ。また、そのスコットランドへと送り出してくれていた父親もいた。洋酒製造という夢のために、日本酒の造り酒屋の息子である自分を、あえて送り出してくれた父親。
 エリーはさらに言った。
 「大丈夫。大丈夫。人生は冒険、アドベンチャー。私、夢食べて生きていける」
 「夢を食べて?」
 マッサンが聞き返すと、エリーは頷いた。
 「マッサンの夢があれば、私生きていける。どんな事でも我慢できる」
 エリーはマッサンの夢を思い出させ、その夢の実現のためには、自分は最大限の協力をすると訴えた。エリーはさらに続けた。
 「マッサン、日本で初めての男になる。世界一、うまいウイスキー造る男になる」
 エリーはそう言って、かつてマッサン自身の訴えた言葉を思い出させた。そうだ。その言葉は、エリーの言葉ではなく、自分自身の言葉だった。それはエリーの夢ではなく、自分自身の夢だった。その夢は自分の存在意義のすべてだった。それを決して諦めてはいけないとエリーは訴えているのだ。
 エリーはマッサンに何かをしろとは命じなかった。かわりに、自分は協力するとだけ訴えた。そしてエリーは歌った。
 『♪いのち短し 恋せよ乙女
   朱き唇 褪せぬ間に
   熱き血潮の 冷えぬ間に』
 青春の夢を見失ってはいけない。どれほどつらくても、どれほど苦しくても、青春の夢を見失ってはいけない。そして、そのために、私は最大限の協力をする。……そのことを、エリーははっきりとは告げないままに、心で伝えた。その心は、マッサンにはっきりと伝わった。
 自分が最も苦しいときに、最も心に染み渡る言葉を語ってくれるエリー。その思いを知ったとき、マッサンは耐えきれずに泣き出した。





 ──

 男女の愛とはどういうものかを、朝ドラ「マッサン」は教えてくれる。それは決して、「イケメンだ/美女だ」という外貌によってもたらされるものではない。人と人との、真実の心の通じ合いがあるかどうかだ。
 そして、そういうものを得ようとする人は、そういうふうに心の通じる相手を求めて、最終的には誰かと結婚するだろう。
 一方、「イケメンだ/美女だ」という外貌を求めるような人は、いつまでたっても外貌だけを追い求めるのだろう。かくて、男性ならば、 女性タレントや、2次元女性を追い求めるのだろうし、女性ならば、男性タレントや、2次元男性を追い求めるのだろう。(冒頭の漫画に出てくるイケメン男性を求めるのは、その典型だ。)
 


 【 追記 】 
 「モテと非モテの違い」というテーマへの解答編が抜けていたようだ。そこで解答編を示す。

 エリーのような女性は素晴らしい。男性にとって女性の理想像だとも言える。ではなぜ、エリーは素晴らしいのか? 
 それは、大きなものを与えてくれるからだ。マッサンは人生を生きる勇気をなくしていた。それは自分の全存在を否定することにも等しかった。そのとき、エリーはマッサンのすべてを肯定して、人生を生きる勇気を与えてくれた。それほどにも大きなものを与えてくれたのだ。
 一方、冒頭の女性は、「イケメンが声を掛けてハッピーにしてくれる」という夢を抱いている。ここでは、自分が特に努力もしないで(単に見ているだけで)、男性が素晴らしい人生を与えてくれる、というふうになることを夢見ている。これは、与えるのとは逆で、与えられることだ。

 一般に、与える女性は魅力的だし、与えられたがる女性は魅力的でない。金銭でたとえると、前者は金持ちであり、後者は乞食だ。金持ちと乞食のどっちが魅力的かは、言うまでもない。
 今の世の中では、乞食のように「幸福がほしい、幸福がほしい」と望むばかりの人が多い。そういう人は決して幸福にはなれない。むしろ、「他人を幸福にして上げよう」と思う人の方が、幸福になれるのだ。
 ここに、モテと非モテの違いがある。
 だから、あなたがモテたいと思うのであれば、「幸福になりたい」「イケメンに愛されたい」と思うのではなく、その逆のことをすればいい。逆のこととは? 「幸福になりたくない」「イケメンに愛されたくない」と思うことではない。むしろ、(自分でなく他人を)「幸福にして上げよう」「イケメンでなくても愛して上げよう」というふうに思うことだ。そう思う人ほど、愛される。
 女性の場合はそうだが、男性の場合も同様だ。ただ、男性の場合は、女性よりも分がいい。男性は、イケメン(美人)でなくてもいいし、愛する能力が足りなくてもいい。かわりに、財力があればいい。それだけで、相手に何かを与える能力ができる。
 財力がなければ? その場合は、女性と同様の努力が必要となる。(ただ、この方が、財力を得るよりも難易度は高い。)
 
posted by 管理人 at 23:53 | Comment(1) | 一般(雑学)3 このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
 最後に 【 追記 】 を加筆しました。
 タイムスタンプは 下記 ↓
Posted by 管理人 at 2014年11月01日 11:14
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