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1ドル112円台前半に 6年10か月ぶり
11月1日 6時26分

31日のニューヨーク外国為替市場は、日銀が追加の金融緩和に踏み切ったことで量的緩和の終了を決めたアメリカの金融政策との違いが鮮明になり金利の上昇が見込まれるドルを買う動きが加速したため、円相場はおよそ6年10か月ぶりに1ドル=112円台前半まで値下がりしました。

31日のニューヨーク外国為替市場は、日銀が追加の金融緩和に踏み切ったことで量的緩和の終了を決めたアメリカの金融政策との違いが鮮明になったとして金利の上昇が見込まれるドルを買って円を売る動きが加速しました。このため、円相場は大きく値下がりし、一時、1ドル=112円47銭をつけ、およそ6年10か月ぶりの円安水準になりました。
市場関係者は「このタイミングで日銀が追加緩和をするとはほとんどの投資家が予想していなかったので大きな驚きとして受け止められた。また、アメリカでこの日発表された経済指標が市場の予想よりよく、FRB=連邦準備制度理事会が来年にも行うとみられている利上げの時期が早まるのではないかという観測も出たためドルが買われた」と話しています。

「さらに円安進む」との見方も

三菱東京UFJ銀行米州金融市場部の野本尚宏調査役は「アメリカの中央銀行に当たるFRBが量的緩和を終了してドルの放出をやめる一方で、日銀がこれから円を増やしていく状況なので円安が進んだ。FRBがこれから利上げをする段階になると、さらにドルが買われるため、1ドル=115円まで円安が進むだろう」と話しています。

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