秋田、元県職員の処分取り消し 酒気帯び運転「やむを得ず」
酒気帯び運転で摘発され、懲戒免職処分を受けた秋田県仙北地域振興局の元男性職員(48)が処分の取り消しを求めた訴訟で、秋田地裁(棚橋哲夫裁判長)は31日、「運転にはやむを得ない面があった」として、処分を取り消した。
判決によると、昨年6月15日未明、秋田県湯沢市内で飲酒した職員が車内で寝ていたところ、突然、大音量で盗難防止装置が作動した。職員は車を移動させるため約800メートル離れた空き地まで運転し、湯沢署員に道交法違反(酒気帯び運転)容疑で摘発され、罰金30万円の略式命令を受けた。