私の大好きな単焦点レンズ。何が好きかって、背景はボケるし、明るいし、鮮明だし、総合して撮影できる絵が大好きなんですよね。
しかしながら、万能レンズではないので、好きな絵は撮れるけど「背景よ、ぼけないでくれ・・・!」って時にはちょっと苦戦することも。
顕著にそれが出るのは、風景写真や家族写真(集合写真)など全体に程よくピントを合わせる必要があるときですかねぇ。
単焦点あるあるとしては、こんな感じ。
テーマパークなどで「ご家族のお写真撮りますよ!」と言われ、そのままカメラをかしてしまうと家族のうち何人かは顔がボケる。
いつでもどこでも背景がぼければ良いというわけではない、それは覚えておこう・・・と思った出来事でした。
■背景が綺麗にぼける単焦点レンズ!
ピントを合わせた場所より後方(または前方)に位置する部分がぼけるということは、被写体がより強調される絵になるということです。
私はそれが好きなので、簡単にぼけてくれる単焦点レンズを使っているわけなんですよ。
ただ、ピントを合わせる位置がとっても大事だと思っていて、例えば下の写真の場合は、手前の「子ども」にピントを合わせています。
そうすることで、子どもより奥に位置する部分がぼけて、手前が強調されるというわけです。
・参考1)EOS Kiss X7と単焦点レンズ(30mm F1.4 DC HSM)で撮影した写真まとめ
逆に、近い距離の被写体を撮影するとき、例えばテーブルに置いてある料理を撮影するときなんかは、ピントを合わせた前後数センチの部分すらボケてしまうのです。
下の写真では、写真の中心から少し左下の部分にピントを合わせています。
・参考2)オープンなフロアで気軽に高級料理を楽しめる「俺のフレンチ・イタリアンAoyama」に行ってきました。
「意図しない部分までぼけてしまったぜ・・・」
「本当は全体を撮りたかったぜ・・・」
なんてことも多々ありますので、単焦点レンズを使うときはピントを合わせる場所と奥行きには気をつけながら撮影する必要があるのですよ・・・。
とはいえ、好みの問題ではありますが、私は背景がぼけた方がおしゃれだなぁって感じるので、ほとんどの写真がこのような絵になっていると思います。
■背景が”ぼけてしまう”単焦点レンズ
逆に言えば、ぼかしたくないのにぼけてしまう、という言い方もできます。
風景写真や家族の集合写真の場合は、全体に程よくピントが合っていないとなんとも微妙な絵になってしまうんですよねぇ。
例えば下の写真のように、撮影者側からみて子どもよりも奥に着ぐるみがいる場合、子どもの顔にピントを合わせると後ろの着ぐるみがぼけてしまい、奥の着ぐるみにピントを合わせると我が子の顔がぼけてしまうなんてこともあります。
せっかく着ぐるみと撮ったのにぼけていたら微妙ですし、子どもとしても自分の顔がぼけていたら嫌でしょうしね。
本当は、レンズを複数持ち歩けば解決するし、単焦点レンズではなくてもぼけさせることは可能なので、技術を磨けば解決するのかもしれませんが、予想されるシーンを思い浮かべながら出かける前にレンズのチョイスをしている今日この頃です・・・。
今は、迷ったらキットでついてくる標準レンズ(18-55mm)を持っていくことにしていますよ。
・参考3)レンズキットについてくる18-55mmレンズでどんな写真が撮れるかまとめてみた。
私の場合レンズ頼みの部分が強く、カメラの基礎技術を勉強していないからこその悩みなんではないかなぁと思っています。
Pモードを使うようになったのも最近ですしねぇ。
まぁ、カメラを楽しんでいく中で「こうしたい!」という欲求が生まれ、それを満たすために新しい知識や技術を得ていく。これが楽しめるか楽しめないかが、ポイントな気がしますね!
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