笑う門には福来る♪

㈱コミュニケーション・デザイン結の桜井妙です。ビジネスマナー、キャリア教育、コミュニケーション危機管理が専門です。


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食あたりで高熱をだし安静にしていましたが復活(苦笑)
今テキストを作成中です。

元CAとしてマナーの仕事を頼まれる場合が多いですが
作りながらあることを想いだしました。

実は私が違和感を持ってしまうマナーがあります。
それは今マナー教室で流行っているお辞儀の仕方です。

私が習ったお辞儀とは明らかに違うし
私はあの肘を曲げるお辞儀は違和感があって出来ません。

マナー講師としてスタートしたとき、ある受講生の方が
私がした肘を曲げないお辞儀を見て違うと言いました。
以前の会社でマナー講師から習ったというお辞儀が
正しいと主張するのです。

それはまさに今流行りのお辞儀。
腕を90度曲げおへその辺りに組むお辞儀でした。

CA時代、こんなお辞儀をしたことはありませんから否定して
友人や先輩、訓練所の教官にも聴きましたが
皆一様に「最近変なお辞儀が流行っていて理解できない」とのことでした。

訓練所時代、国際線を乗務するために
「日本人であること」を訓練所で意識するように習いました。
当時は茶道も習い、着付けも習い
実際に機内では着物サービスもありました。

着物の授業で習ったお辞儀はお手本は皇室であり
小笠原礼法であり、帝国ホテルでした。
あの違和感のあるお辞儀の形は、着物では取ることはできません。

和の心が先にありきですから
洋服になっても心は着物姿でお辞儀していました。

習ったお辞儀は
身体を折る角度はありますがひじは曲げません。
手は前で組まなければいけないとは習いませんでしたが
女性は組んでも構わないので
組む場合も自然で美しい姿を心がけなさい。
と教えられました。

手はどちらが上か下かも指摘は受けていません。
皇室は扇子を持ったり、色々な場合があるので
一定ではない気がしますが、ネットでも色々検索できますので
私には断言できません。

言葉もサービスも時代とともに変わっていきます。
ひょっとすると今の違和感のあるお辞儀が残るのでしょうか・・・。

最近会社には既にマナーマニュアルがある場合もあるので
私はこれがわざわざ正式な小笠流ですがとは言いません。
その会社にはその会社のスタイルがあって当然ですから。

が、私の心は
今風のお辞儀を見る度にいつもざわざわとするのでした・・・。







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