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王将、中国から撤退へ 大連の運営子会社を解散

京都新聞 10月31日(金)22時19分配信

 王将フードサービスは31日の臨時取締役会で、中国・大連市のレストラン運営子会社を解散し、中国市場から撤退する方針を決めた。中国の経済成長に伴う物価上昇などを受けて業績が伸び悩んでいるためとしている。解散時期は未定。
 同社は2005年に大連市に全額出資子会社を設立し、中国に進出した。日系人や現地の富裕層をターゲットに、日本と同じ「餃子(ぎょうざ)の王将」の店舗名でピーク時は中国国内に6店舗を運営していた。料理の下ごしらえをする自社工場も設け、焼きギョーザやチャーハンに加え、中国限定の丼物などを提供してきた。
 しかし人件費や原材料価格の高騰が利益を圧迫していたことから解散を決めた。解散の時期は未定。同社は「現地で得たノウハウを国内店舗に生かし、海外観光客の取り込みなどにつなげたい」(広報担当)としている。

最終更新:11月1日(土)0時9分

京都新聞

 

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