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中国 収賄容疑の高官宅から約35億円押収
10月31日 18時02分

中国 収賄容疑の高官宅から約35億円押収
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中国の検察は31日、収賄の疑いで取り調べている政府高官の自宅から、日本円でおよそ35億円に当たる現金を押収したと発表し、一度に押収する金額としては、1949年の中国建国以来最大だとしています。

中国の最高検察庁に当たる「最高人民検察院」は、収賄の疑いで取り調べている政府高官の自宅から、2億人民元(日本円でおよそ35億円)に相当する現金を押収したと発表しました。
この高官は、中国の経済政策を統括する国家発展改革委員会で、利権が多いとされる石炭局の副局長を務めていました。
2億人民元という金額は、検察が一度に押収する額としては、1949年の中国建国以来最大だとしていて、最高人民検察院は、「権力の集中が腐敗を誘発している」と指摘しています。
香港のメディアは、1億人民元の場合、現金を積み上げると高さ100メートルに達し、収納するには37リットルの容量のスーツケース32個が必要だとしているほか、紙幣を横に並べていくと、長さは155キロと、北京中心部の環状道路よりも長くなるなどと伝えています。
検察の31日の発表では、こうした大量の現金を政府高官が自宅でどのように保管していたのか明らかにされていません。
習近平指導部としては、政府高官への厳しい取り締まりを通して、官僚の腐敗撲滅を積極的に進める姿勢を国民にアピールするねらいがあるとみられます。

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