編集部イチオシ!

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「さよなら私」のキーパーソン
藤木直人さんに聞きました!

大好評放送中の「さよなら私」。ご覧いただいていますでしょうか?
高校時代からの親友である、友美(永作博美)と薫(石田ゆり子)の心が入れ替わり、お互いの本当の姿を知っていく...というストーリーなのですが、友美の夫・洋介と、友美の親友・薫には、実は隠された関係が!
このシチュエーションだけでもドキドキが止まらない、女心と友情、そして本音の物語です。
二人の中心に立つキーパーソン・洋介を演じるのは...ご存じ、藤木直人さん!
というわけで、ドラマの魅力や共演者とのエピソード、そしてこれからドラマをご覧になる皆様に、番組のみどころを語っていただきました!


編集部「最初に台本を読んだときの印象はいかがでしたか?」
藤木直人さん「台本には『友美(薫)』や『薫(友美)』というふうに、入れ替わる前の名前と入れ替わった後の名前が両方書いてあって、ややこしくて途中で 一度読むのを止めましたね(笑)まずは自分の出るところから読もうかと。じっくりと読んでみたら、読み物として面白いと思いました」

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編集部「入れ替わりがきっかけで、思いもよらぬ展開になっていきますが...!」
藤木直人さん「入れ替わりものの作品というのはいくつもありますが。男女だったり、年齢差があったりと、入れ替わった後が分かりやすかったりするじゃない ですか。でも今回は同級生ということもあり、女性同士ということもありますから、読み物として面白いけれども、ドラマを見ている人が『どっちがどうなん だっけ、中身はどうなんだっけ』と思うところをきちんと分からせるのは難しいのではないかと単純に思いました。」

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編集部「難しい役ですが、演じるうえでどういったスタンスでやろうと思われましたか」
藤木直人さん「友美(永作博美)と薫(石田ゆり子)、どちらに対しても誠実に、薫との立場は途中からどんどん変わっていくので、その部分は難しいです し、“二人を幸せにする”というのはどういうことなのかいまひとつ分からないなと思いました。本格的な父親役、 小さい子供がいる役は初めてでしたので、星野家の家庭内における洋介のパパぶりを頑張りたいなと思いました。永作さんと、息子役の髙橋來くんといい親子関 係を築けたらというのは常に考えていました」

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編集部「洋介は仕事でも理想を求める傾向があるようですが、洋介の内面にはそういった部分があるのでしょうか」
藤木直人さん「友美と薫、二人を幸せにしたいと言っておきながら、選ぶ道が違うわけで、逃げているというか。どこかでかっこつけていたり、弱い部分を見せ たくない、あがきたくないという。そこを周囲の人に諭されたりダメ出しされたりして洋介も成長していくのだろうと思います。実際に洋介が口にしていること はきれいごとだと思うんですけど(笑)」

編集部「洋介と全く違う立場にある、尾美としのりさん演じる光雄。どんな存在でしょうか」
藤木直人さん「尾美さんとの二人のシーンが毎回、バーや喫茶店だったりと色々とあるんですが、ばかばかしいやりとりがあったりして、楽しみでした。尾美さ んがいつも小ネタを仕込んでいるというか、何かやってやろうと用意しているのも面白かったです。以前にも共演させて頂いたことがあるので、気負わず楽しく やることができました。洋介と光雄の対比がいつも面白かったですね。服装の違いだったり、バーや喫茶店で頼むメニューだったり(笑)」

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編集部「洋介と光雄は、ホームパーティーで偶然会ってしまいますが...」
藤木直人さん「秘密を共有というか、お互いの弱みをにぎっている者同士になるんですよね(笑)弱み云々以前に、男として分かり合えることはきっとあると思いますし、洋介と光雄の間には共感する部分があるんじゃないかと思います。
尾美さんとはスタンバイの時間にもお話させていただいて、“入れ替わり”と言えば、元祖が尾美さんですから(笑)『転校生』の撮影の時はどうだったんですか、というお話も色々伺いました」

編集部「春子役の佐藤仁美さんとの共演はいかがでしたか?」
藤木直人さん「仁美さんとは朝ドラの撮影で大阪のNHKで半年くらい一緒だったことがありまして、一応、年齢差はかなりあるはずなんですが、「藤木君は さ~」と、フランクに話してくるという(笑)それ以来で久しぶりの共演でしたが、相変わらず楽しいお芝居をされる方だなと思いますね」

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編集部「友美役の永作博美さんとは?」
藤木直人さん「ドラマでご一緒するのは初めてですね。プランというか考えていることを明確に表現できる方、素晴らしい方だと思いました。作品を拝見していて今までもそう思ってはいましたが、現場でご一緒させていただいて、改めてそう思いました」

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編集部「薫役の石田ゆり子さんとは?」
藤木直人さん「石田さんはね、天然ですから(笑)相変わらずほわ~んとしてて面白いなと(笑)
友美と薫のキャラクターは、ある程度ははっきりと区別があるんですが、お互いの素の部分ではどっちに近いのかなと思ったり。もちろん永作さんは家庭を持た れていますから、友美と通じる部分もありながらも、すごくサバサバして薫のような男っぽい部分もあるし。石田さんはほわ~んとしたやわらかな方なので、友 美に近い部分もあるのかなと思ったりもしました」

編集部「髙橋來くんをはじめ、子役のみなさんも魅力的ですよね」
藤木直人さん「一緒に作品を作ってる仲間なので、リラックスして撮影に臨んで欲しいと思っていました。子供たちとはカメラが回っていないところでも洋介と して接する気持ちでいようと思っていて、いい関係性を築いておきたいなと思っていました。自分はデビューが遅くて、大学卒業するくらいの年で初めてお芝居 をやって難しいなと思ったし、大勢のスタッフの前であんな小さい子がセリフを覚えて言うだけで本当にすごいなと思うんですけれど。幼い年齢の役者さんたち に求められる水準がだんだん上がってきていると思うので、大変だろうと思います。
でも彼らの芝居に助けられている部分もありますから、僕も親子のシーンで本当にかわいらしかったり、思わぬ動きをしてくれて、それに対してリアルな反応が 出来るわけですから。でも、それは年齢が小さいということとは関係なく、大人の役者同士でも助け合える部分は助け合いたいなと思いますので、大人も子供も 和気あいあいとしながら撮影を進めていけたらいいなと思っていました」

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編集部「最後になりましたが、ファンの皆さん、そしてこれからご覧になる皆さんに、このドラマのみどころをお願いします」
藤木直人さん「女性は生き方の選択肢が色々あるというか、選択しなければいけないことが男性よりもすごく多いわけですし、ふたつの別々の道を選んだ女性が 入れ替わることで、自分のこれまでの生き方だったり、お互いの生き方を感じられる物語ですので、男性ももちろんですが、より女性の方が共感できる、笑った り泣いたり、楽しんで頂ける作品になっているのではないかと思います」

 

というわけで、藤木直人さんのスペシャルインタビューをお届けしました。
ドラマはこれから中盤に入っていきますが、まだまだこれからでも間に合います。番組ホームページの予告編動画や、NHKオンデマンドなどで追いかけてみてくださいね。
というわけで第4話「別れの予感」は、11月4日 よる10時放送です!

「さよなら私」公式ホームページ
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NHKオンデマンド(「さよなら私」を1話から視聴できます)

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