故三浦綾子さんの夫、光世氏死去 妻の小説口述筆記作家の故三浦綾子さん(1922~99年)の夫で歌人、三浦綾子記念文学館館長の三浦光世氏が30日午後9時46分、敗血症のため北海道旭川市の旭川リハビリテーション病院で死去した。90歳。東京都出身。 キリスト教を通じて知り合った綾子さんと1959年に結婚。63年1月に綾子さんの代表作「氷点」の題名を発案し、綾子さんは「素晴らしい題です。さすがあなたです」と語ったという。66年に旭川営林局を退職。字を書くことが困難になった綾子さんを約30年間、口述筆記で支え、二人三脚で「三浦文学」を築いた。 著書にエッセー「綾子へ」、歌集「三浦光世集―吾が妻なれば」ほか。 【共同通信】
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