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激論! AniFavライター陣による「2013年1月クールに来るアニメはこれだ!」事前予想座談会(+α)【前編】
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2012年12月24日(月・祝、クリスマス・イヴ)、星海社で行われた「2013年1月クールに来るアニメはこれだ!」事前予想座談会をお届けします〜。しかしもう2月ですよ? キャップ。1月クールのアニメ半分終わってますよ?
す、すみません……(ブルブル)。ワタクシの不徳のいたすところでございます……。
そんなキャップの失態をカバーするために、後半には参加者のみなさんから追加で一言いただいてまーす。
と、とにかく、まずは前半戦でーす。前置きが長くなりましたが、お楽しみください!
■クリスマス・イヴ、男たちの宴!
前Q メリー・クリスマス・イヴ! 恋人たちが愛を語り合うこの素晴らしい日に、参加メンバーは男ばかりの座談会にお集まりいただきありがとうございます。……えーと、とはいうものの、あくまで昼の集まりなので、みなさんきっと夜には用事があるんですよね?
一同 も、もちろんですよ〜(目を泳がせながら)。
前Q ……で、では、そんなこんなのリア充(?)なAniFavライター陣で、2013年1月クールのアニメの事前予想座談会を進めていきましょう。まずは簡単に自己紹介をどーぞ。
成上 成上友織です。通称「セイジョウ」です。2012年10月は『となりの怪物くん』のレビューを担当していました。
杉田 杉田悠と申します。今期は『銀河へキックオフ!!』を担当していて、来期も書きます。みなさん、もっと『銀オフ』を観ましょう!
高瀬 『中二病でも恋がしたい!』を担当しておりました高瀬司です。『中恋』、流石京アニでしたね! エピソードでは小川太一さんコンテの第11話、ヒロインではくみん先輩と担任の七瀬先生に目を奪われました!
前Q 『PSYCHO−PASS サイコパス』をご担当中のKEIYAさんは本日はご欠席、『リトルバスターズ!』を担当中の坂上秋成さんは事情により遅れて参加です。で、最後に、司会進行はワタクシ、AniFav編集キャップの前Qこと前田久です。
太田 いやー、楽しいわー。こういう雰囲気大好き!
前Q ……なぜかスーパーバイザーの太田克史さんもいます(めんどくせえ……)。本日はこのメンバーで、2013年1月クールアニメの予想座談会を進めて行きます。さて、口火を切って“推しアニメ”を語ってくださるのは……あ、高瀬さん、手が上がりましたね。では、よろしくお願いします!
高瀬 すでにレビューのなかでも書きましたが、個人的には『たまこまーけっと』が楽しみでしょうがないです。制作:京都アニメーション/監督:山田尚子/シリーズ構成:吉田玲子/キャラクターデザイン・総作画監督:堀口悠紀子という、女の子のフェティッシュな仕草を描かせたら右に出るものはいない、『けいおん!』のコアメンバーが再集結ですからね。すでにスタッフワークだけで大興奮ですよ。
前Q ほうほう。
高瀬 しかも『たまこまーけっと』はオリジナルアニメということで、オリジナルストーリーだった『映画けいおん!』がとくに最高だった分、余計に期待が高まってます。
太田 僕は京都のクオリティでロボットアニメとか観てみたいな。
前Q 「フルメタル・パニック」シリーズがあるじゃないですか(ばっさり)。……『たまこまーけっと』は舞台が商店街ということで、街で生活する様々な世代のキャラクターがレギュラーとして多数描かれる点が、「けいおん!」とはちょっと違うところですかね。
高瀬 キャラデも特徴的ですよね。いわゆる萌えアニメの文法からはかなり外れた濃いデザイン。
太田 京アニが得意としている、「小さな世界を丹念に描く」タイプの、お家芸的な作品になりそうな気がします。
杉田 (NHKの)朝の連ドラみたいな感じになるんですかね。京アニのCMを見ていても、そういう一般性を手に入れたいんだろうな、という雰囲気がありますからね。
太田 あ、それはありそう!
前Q では、この流れで杉田さんに話を向けてみましょうか。どうですか?
杉田 僕は『ストライクウィッチーズ』の信者なので、同じ高村和宏監督の『ビビッドレッド・オペレーション』を楽しみにしてます。正直、僕は『ガールズ&パンツァー』はいまひとつなんです。
前Q へえ! 『ストライク〜』と『ガルパン』は島田フミカネさんを筆頭にスタッフが一部重なっているから、ファンはどっちも好きだとばかり。意外です。
杉田 『ガルパン』は島田さんのミリタリー趣味が『ストライク〜』以上に爆発していると思うんです。そこがあまり……。『ビビッド〜』では、高村さんはシリーズ構成にも携わられていて、仕事のウェイトを『ストライク〜』より増しているんですよね。キャラクターデザインは両方でしてますけど、『ストライク〜』は原案が島田さんですし。つまり、『ストライク〜』のスタッフが『ガルパン』と『ビビッド〜』に分かれて対決しているような感じを勝手に受けてるんです(笑)。そこで注目したい、と。
成上 つまり杉田さんは『ストライク〜』のミリタリー成分より百合成分のほうが好きで、それだと『ガルパン』より『ビビッド〜』の方が楽しめそうだ、ということですか?
杉田 そうですね。ただ一方で、『ストライク〜』の焼き直しになってしまうのではないか、という危惧もありますが……。
前Q 高村監督作品の魅力がどこにあるか、もう少し語ってもらってもいいですか?
高瀬 杉田さんはエイラーニャ(『ストライクウィッチーズ』の登場キャラクター「エイラ」と「サーニャ」の2人をセットにして、ファンはこう呼ぶ)でしょ? 大橋歩夕さん(エイラ役の声優)、ぼくも気になってますが(笑)。
杉田 ぶっちゃければそうなんだけど、エイラーニャは神なんですけど、そんな答えじゃまずいかなって(笑)。……たとえば京アニ作品のように、女性同士の「空気系」的なホモソーシャルを巧みに描く作品っていくつかありますよね。
前Q うんうん。
杉田 それに対して、高村監督は、熱い、「熱血系」のホモソーシャルを描くんです。そこが好きなのかな、と。というところで、もう1作品推してもいいですか?
前Q どうぞどうぞ。
杉田 『琴浦さん』も気になってるんですよね。監督が太田雅彦さん、シリーズ構成があおしまたかしさん、キャラデザ・総作画監督が大隈孝晴さんと、『ゆるゆり』のスタッフが集まっている。でも原作は、一見、ギャグっぽい感じなのに、重たい展開が多い。そういう重い展開を『ゆるゆり』スタッフがどうアニメ化するのかが楽しみです。新しい引き出しを見せてくれるんじゃないかと。
前Q なるほど〜。では次、成上くん。
成上 僕は『ラブライブ!』ですかね。出演声優のアイドルユニットμ's(ミューズ)が声優ファン的に注目ということで。
杉田 1年半くらい前に高瀬さんが、「音楽PVの作監が西田亜沙子さんだ!」みたいな話してましたよね。
高瀬 そうそう。西田さんは今回のTVシリーズも、キャラクターデザインとアニメーションディレクターとして参加されてますね。ダンスシーンでは、アップは手書きでも、ロングショットは作画コストの関係でCGになると思いますが、そこをどう融合させるのか、というあたりも興味深いです。
前Q 成上さんは連載でもアニソン・ゲーソン・声優ソング関連のライブによく触れてらっしゃいますよね。お好きなんですか?
成上 そうですね。今日もこのあと橋本みゆきさんのクリスマスライブに行きます(笑)。あと、『ラブライブ!』の楽曲は既存のものも含めて全部畑亜貴さんが作詞を手がけられているんですよね。僕は畑さんの大ファンでもあるので、その点も楽しみですね。
太田 俺は『ちはやふる2』かな〜。
前Q (聞いてないのに……!)
坂上 遅れてすいません!
前Q お、坂上さん! お疲れ様です。
坂上 別にクリスマス的な素敵な用事があったわけじゃないことを主張しつつ、アニメトークに混じらせていただければと思います……。
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前半戦はここまで! 後半は明日アップしま〜す。ご期待ください! →アップしました!
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