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SNSで話題沸騰!「水中ニーソ」は、なぜ生まれたのか?

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「競泳水着とニーハイソックスを組み合わせるとなぜかカワイイ」とSNSで話題となった写真集「水中ニーソ」。
水の中でニーソを履かせるという発想は、どうやって生まれたのか?
なぜ、このようなニッチなアートが世間に浸透したのか?
SNSをバズらせたアートの真相に迫る。


SNSで話題を集めた写真集『水中ニーソ』
その第2弾『水中ニーソプラス』が10月20日に発売された。


今回の写真集は「水の中の女の子+ニーソ」に、うさ耳、ヒョウモンダコ、浮き輪、水鉄砲など、様々な要素をプラス。中でも目を引くのは、水中専用ニーソという《メカっぽいニーハイソックス》のショットだ。


この《メカっぽいニーソ》に「テクノロジーエンターテインメントの可能性」を感じたSENSORS編集部は、都内で水中撮影を行っていたアーティストの古賀学氏を直撃した。



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取材時:水中で撮影する古賀氏



偶然、生まれた「水中ニーソ」


ーー水中ニーソが生まれたきっかけは?


古賀:もともと僕はミュージックビデオや映画の水中撮影を担当していたんですけど、撮影現場でセットを組んでいる時間がもったいないということで、セットを組まない深い方のプールで、モデルや僕のスキルトレーニングとして水中撮影をしていたんです。


その時はレッスンなので競泳水着にスキューバ機材だけで撮っていたんですけど、その日の本番の衣装がニーハイソックスで。

白い競泳水着に白いニーハイソックスを履かせたら、これはカワイイということになって(笑) で、それは仕事でもなんでもなく撮ったものだったので、仕事じゃないから、僕のものとしてツイッターでアップしたら、今までに無かったくらい反応が良くて。

「あれ?みんな見たかったのコッチ!?」みたいな所からスタートしました。


SNSがなかったら「水中ニーソ」は書籍化していなかった


ーー元々は趣味で撮っていたものだったんですね。


古賀:一番最初は趣味です。

趣味で撮っていた写真をツイッターとかTumblrにアップして面白がっていたんですけど、それが、仕事で作っているミュージックビデオより、RT、ふぁぼの数を集めていく現象が起きていて。

虫が花粉を運んでいくようにバズ的なことが1冊目の時には起こってますね。


ーーSNSで人気に火がついた。


古賀:SNSがなかったら、水中ニーソは書籍化してないですね。意味が分からないとか、分かっていないとか、これじゃない、誰トク?とか、悪口を含めて盛り上がった感じがする。


ーーニーソの魅力は?


古賀:肌の露出は減らしているんですけど、立体感とか、フォルムは素足より分かりやすくなると思いますね。


露出している所と露出していない所のギャップが同時に見えるところですかね(笑)


ーー街とか歩いていると、どんな靴下履いているとか気になりますか?


古賀:最近の個人ブランドのニーソックスとか気になりますね。


ーーそういうのチェックしているんですね。


古賀:そうですね。あと、僕の撮影ではよく出てくるんですけど、無地のカラフルなニーハイは、履いてる人あんまりいないですね。ストライプはよくありますね。


ーー撮影で一番難しい点は?


古賀:水中撮影自体のニーズが世の中に無いじゃないないですか。なので、仕事として運用する案件の数が少ないっていう所が難しいですね。


ーーこの先どのくらい続けていきますか?


古賀:やめる気はさらさらないです。水中ニーソは、他の案件と違って、自分の作品として撮ってるんで、儲かろうが儲からまいがやるっていうシリーズなんで(笑)


ただ不思議なことに、案件として受けた仕事としての水中撮影よりオリジナルで撮っている作品の方が話題性が大きいというのはありがたいですね。


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水中ニーソ+うさ耳


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水中ニーソ+ヒョウモンダコ


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水中ニーソ+浮き輪


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水中ニーソ+水鉄砲


<文・SENSORS編集部>


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