北川慧一、篠健一郎
2014年10月30日15時35分
気になる雑貨や洋服をインターネットで百貨店に取り寄せ、試着して納得すれば買ってもらう――。百貨店大手各社がそんなサービスを始める。幅広い商品をそろえるネット通販と、品物を手にとれる対面販売の「いいとこ取り」で、若者の取り込みをねらう。
松屋は、ITベンチャー企業「tab」と協力して、スマートフォン向けサイトを11月1日に立ち上げる。利用者は雑貨など数万点の中から商品を選んで、銀座本店に取り寄せる。無料で試着したうえで、気に入れば購入する。
同店の売り場面積は3万2千平方メートルで、若者に人気の伊勢丹新宿本店の半分以下。数多くのブランドを店内にそろえるには限界があったが、ネットでそのハンディを埋める。松屋は、革小物や靴などの雑貨分野で国内有数の品ぞろえをめざす考えだ。
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