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大手電機メーカー中間決算 業績改善相次ぐ
10月30日 22時05分

30日発表された大手電機メーカー4社のことし4月から9月までの中間決算は、企業向けの事業が好調だったことや円安効果などで、「三菱電機」の売上高が中間期としては過去最高になるなど、業績の改善が相次ぎました。

このうち、「三菱電機」の中間決算は、自動車やスマートフォンの生産設備の事業が好調だったことなどで、売上高は前の年の同じ時期を8%上回って1兆9728億円と、中間期としては過去最高になりました。
また、本業のもうけを示す営業利益は1213億円と、前の年の同じ時期より52%増加する大幅な伸びとなりました。
これによって「三菱電機」は、今年度1年間の営業利益を過去最高の2750億円に引き上げるなど、業績見通しを上方修正しました。
また「東芝」は、主力の半導体や電力会社向けの発電設備などの事業が好調だったことや、円安の効果で営業利益が前の年の同じ時期より7%多い1151億円となるなど、増収増益になりました。
さらに、「富士通」が円安の効果などで増収増益となったほか、「NEC」も海外事業が好調だったことや不採算事業の効率化などで営業利益が大幅に増加し、去年の同じ時期に赤字だった最終損益も黒字に転じました。
電機大手の中間決算では、29日発表した日立製作所も増収増益になって今年度の業績見通しを上方修正しており、海外や企業向けの事業のほか円安の効果もあって、業績の改善が相次いでいます。

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