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枝野幹事長 新年会の収入記載なし
10月29日 12時32分

枝野幹事長 新年会の収入記載なし
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民主党の枝野幹事長の関係する政治団体が3年前に行った新年会を巡り、政治資金収支報告書に200万円余りの支出が記載されているのに、収入が記載されていないことが分かりました。
枝野幹事長は記載漏れがあったことを認め、「単純かつ軽率なミス」だとして収支報告書を訂正するとしています。

枝野幹事長の関係する政治団体「アッチェル・えだの幸男と21世紀をつくる会」の収支報告書によりますと、平成23年2月に「新年会会場費」として207万円余りを支出していますが、収入の記載はありませんでした。
枝野幹事長によりますと、この政治団体では平成19年から毎年、新年会を開催し、平成23年には480人余りの参加者から合わせて243万円余りの会費を集めていたということです。
この収入を収支報告書に記載していないことについて、総務省に提出する前に監査人から指摘されたということですが、指摘を受ける前に作成していた収支報告書を誤って提出してしまったと思われるとしています。

「あまりにも単純かつ軽率なミス」

枝野幹事長は国会内で記者団の取材に応じ、「公職選挙法や政治資金規正法に抵触するようなことは一切ないものと考えているが、あまりにも単純かつ軽率なミスで、はなはだ恥ずかしいかぎりだ。重ねて心よりおわび申し上げる。きょう収支報告書を訂正するとともに、今後このようなことがないよう事務所内の規律を一層高め、ミスがあればできるだけ速やかに発見できるよう徹底したい」と述べました。
一方、枝野氏は、安倍内閣の閣僚に政治資金を巡る問題が相次いで指摘されていることについて、「小渕前経済産業大臣は政治資金収支報告書を巡る問題でまだ説明しておらず、望月環境大臣も収支報告書に事実と違う記載があったと承知しているが、その原因を説明していない。とにかくきちんと説明していただきたい」と述べ、引き続き国会で追及していく考えを示しました。

与野党を問わず襟正して

菅官房長官は午前の記者会見で、「新聞報道で承知しているが、具体的な事実関係等を知らないので答えることは控えたい。ただ、日頃申し上げているように、政治資金の在り方は、与野党を問わず個々の政治家が責任を自覚して、国民に不信を持たれないように常に襟を正していくことが大事だ。仮に疑念が生じるようなことがあれば、しっかりと説明責任を果たしていくべきだ」と述べました。
また、菅官房長官は、大塚国土交通政務官が代表を務める自民党の支部が在日外国人の男性から献金を受けていたことについて、「氏名等から日本人と思っていた献金者が外国籍であると判明したので、すぐ献金相当額を返金した。適切な処理であったと考えている。いずれにしろ、きちんと説明責任を果たすことが大事だ」と述べました。

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