仮想通貨「ビットコイン」の取引所運営の米ペイワードは29日、日本円でのビットコイン取引サービスを31日に始めると発表した。利用者は日本語のサイトで取引できる。同社は米ドルやユーロ圏のビットコイン取引で実績を持ち、世界に10万人の利用者を持つ。日本では大手取引所の破綻で停滞しているビットコイン市場の活性化を目指す。
ペイワードは2013年9月にビットコイン取引所「クラケン」の運営を開始。今年4月から、金融情報大手の米ブルームバーグへビットコイン価格情報を提供している。日本の利用者はクラケンに口座を開設し、日本円でビットコインを売買する。
ペイワードは国内でもビットコイン取引の安全性や透明性を高めるため、自主規制団体「日本価値記録事業者協会(JADA)」の発足に参加。同団体は資金洗浄対策や機密保護などの順守項目を定め、信頼回復を進める考えだ。
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