末恐ろしい娘だ。東京・品川区の無職女性(76)から現金790万円をだまし取り、27日、警視庁に詐欺で捕まったのは、埼玉県越谷市の市立中3年の少女(15)だった。
「少女は、振り込め詐欺グループの一員で、現金を受け取る“受け子”の見張り役や、金の回収役など中心的な役割を果たしていた。背後にはもっと大きな組織があるとみられています」(捜査事情通)
少女らは今年8月、警視庁捜査2課や全国銀行協会を装い、無職女性に「通帳が偽造されている」などとウソの電話をかけ、大金をだまし取っていた。
「少女は今年1~10月にかけ、約30人から計2300万円をだまし取った事件に加担した疑いもある。嫌々というより積極的に関わっていたようで、『月10万円でいい仕事がある』と元交際相手の男(21)を誘い、詐欺用のスーツまで用意してやっていた。受け子などの“リクルーター”もやっていたようです」(前出の捜査事情通)