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新空港建設 日揮などが交渉権10月29日 23時48分
経済成長に伴って、海外からの投資競争が激しさを増すミャンマーで計画されている新空港の建設について、日本のプラントメーカーの「日揮」とシンガポールの国際空港などの企業連合が優先交渉権を獲得しました。
ミャンマーでは経済成長に伴って海外からの投資競争が激しさを増していますが、交通や電力などのインフラ整備が課題になっており、ミャンマー政府は、最大都市のヤンゴン近郊に2019年までに新空港の建設を予定しています。
これについてミャンマーの航空当局は29日、記者会見を開き、日本のプラントメーカーの「日揮」とシンガポールの「チャンギ国際空港」などの企業連合に優先交渉権を与えると発表しました。
記者会見を開いたミャンマーの航空当局の責任者は「ODAや民間資金を活用するというアイデアが日揮などの企業連合を選んだ理由だ」と述べ、今後、契約に向けて具体的な交渉を進めていく考えを示しました。
新空港建設の優先交渉権は、いったんは韓国の国際空港などに与えられましたが、ミャンマー側と折り合いがつかず、今回、日揮などの企業連合に与えられることになったものです。
新空港は今のヤンゴン空港の3倍以上となる年間1200万人の利用客を見込んでおり、建設にかかる総事業費はおよそ1500億円に上る見通しだということで、大型のインフラプロジェクトとして注目されそうです。