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日立製作所 上方修正で過去最高益へ
10月29日 19時17分

日立製作所 上方修正で過去最高益へ
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「日立製作所」は、新興国向けのエレベーター関連など海外事業が好調なことから、今年度1年間の営業利益の見通しを上方修正し、過去最高益を更新するという見通しを明らかにしました。

日立製作所が29日発表した、ことし4月から9月までのグループ全体の中間決算によりますと、本業のもうけを示す営業利益が2140億円と、前の年の同じ時期に比べて23%増えたほか、最終的な利益は前の年の同じ時期の2.7倍を超える915億円になりました。
これは、新興国向けのエレベーターやイギリスでの鉄道事業などインフラ関連の事業が好調だったことや、半導体製造装置の売り上げが増加したことによるものです。また、これによって、日立は、今年度1年間の営業利益の見通しを当初より200億円引き上げて5800億円に上方修正し、過去最高益を更新することを明らかにしました。
中村豊明副社長は記者会見で、「中国やアメリカでの堅調な業績に加えて円安効果もあって利益が押し上げられた」と述べました。
また、中村副社長は、来年の春闘で基本給を一律に引き上げるベースアップを行うかどうかについては、「今月から、成果を出した社員はより賃金が上がる仕組みに変えたところなので、ベースアップの議論はまだ早いと思う」と述べ、慎重な見方を示しました。

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