ダイヤのA「ギアチェンジ」 2014.10.19

(平川)おっすどうなってる試合?
(平川)ケータイで観戦しようとしたら充電切れててよ。
(島津)結局来んのかよ平川。
(大島)勉強すんじゃなかったのかよ。
うるせえ!あっおばさんこんにちは!あれ?稲実先制されてんじゃん。
(大前)成宮の立ち上がりを青道がうまく捕まえて1点。
1年の降谷もそのあとを抑えてる。
へぇ。
このペースで降谷がどこまでもつか。
(真中)あぁそうだな。
西東京大会の決勝戦。
青道高校対稲城実業の一戦はご覧のように外野スタンドも開放されまだまだ球場にお客さんが詰めかけています。
高校野球で神宮球場の外野が開放されたのは何年振りでしょうか?それだけこの試合に注目が集まっています。
(栄純)お兄さんお願いします!
(3人)しゃあ!アウト!ヒット性の当たりをショート白河がファインプレー。
青道高校の攻撃はこの3回3人で終わりました。
たあ〜!あれが抜けねえのかよ厳しいな。
なにお前青道応援してんの?してねえよ!えっ稲実?どっちも!あのショート2年だろ?成宮の調子はまだ上がりきってないみたいだな。
ボールにもムラがあるし。

(二宮)相変わらず反則レベルだなあれ。
(楊)稲実はあのストレートを捉えきれていない。
完全に青道ペースだ。
(二宮)見た目はハデだけど稲実もファールで粘って簡単には三振してねえぜ。
あの1年ピッチャーこんなにとばして大丈夫なのか?青道には継投がある。
降谷がいけるところまでいかせるつもりだろう。
だなわざわざエースを後ろにもってきてんだし。
うおっ!三振6個目かよ。
ここいつ…。
(片岡)球数は?
(クリス)3回終わって56球です。
ファールで粘られてますし思ったより増えてますね。
(御幸)アンダーシャツ替えとけよ。
ナイスピッチ!んっ。
《こいつなりに一緒に戦ってんだな》あ〜待て!ストップ!飲みすぎはよくない。
半分にしとけ半分に。
その分風送ってやる。
ほれほれ…!う〜涼しい〜。
(春市)栄純君…。
ほら涼しいか?おい降谷聞いてるか!?《川上:あいつ…》いいか?お前は投手陣の代表としてだな!
(降谷)もういいよ…。
ん?なに?アンダーシャツを替えたい?ごめん…。
春っちタオル!春っち!ほんとうざい…。
(大和田)3回終わって稲実はいまだノーヒット。
(大和田)まさかこういう展開になるとは思いませんでしたね。
(峰)ああ。
青道はこの回クリーンナップからですしここで点が入れば一気に。
(伊佐敷)らっしゃ〜!うお〜っ!
(伊佐敷)だ〜クソッ!
(前園)だあ〜惜しい!センターライナー!
(金丸)けどつかまえ始めてる!いける!いけますよ!4番ファースト結城君。
(応援歌)《成宮:あ〜うるせ…》ストライクバッターアウト!結城君が2打席連続三振!?《今度はチェンジアップを見せ球に…最後はストレート》ど…どうしたんだリーダー。
調子悪いのかな?
(春市)いやそうじゃないと思う。
《あ…あの野郎俺たちのときより明らかに…》
(増子)うが!?
(吉沢)しゃら!アウト!おっしゃ〜!ナイスピー!成宮ナイスピー!スリーアウトチェンジ!青道のクリーンナップから始まったこの回の攻撃も3人で終了。
稲城実業のエース成宮徐々に調子が上がってきました。
(成宮)あ〜あち〜。
さっきの結城君の打席…。
ああ完全に三振を取りにいってたな。
それって結城君以外の打者には全力で投げていないってことに…。
三振を取るにはある程度球数が必要となるからな。
(峰)一見派手に見えている降谷君に比べて成宮君は7割の投球で球数もかなり抑えられているはずだ。
その上で誰を力でねじ伏せれば相手ベンチに最もプレッシャーをかけることができるかそういうピッチングを初回からしていたということになる。
そんな…。
《これだけのピッチングができる投手が全国でもどれだけいるか。
成宮鳴2年にしてここまできたか…》どんといってこ〜い!
(平川)ったくとんでもねえな。
結城以外には力をセーブしてやがる。
ありゃ完全に上から見下ろしてないとできねえピッチングだぞ。
(大前)こうなってくると初回の先制点が大きな意味を持ってくるな。
稲実は後攻めだし追いかけるほうよりも追いつかれまいとするほうが精神的につらいからな…。
しかもこの回稲実は2巡目。
俊足のカルロスからだ。
カルロス!ボール!降谷君…。
2球続けて大きく外れた。
ここですかさずタイムを取ります青道バッテリー。
力入ってるぞ。
あの構えに惑わされるな。
深呼吸しろ深呼吸。
ほらこうやって腕を大きく…。
落ち着いて投げればその…なんかいい感じだ!うまく言えてないね…。
《カルロス:もう十分三振とって満足したろ?これからはもっとしつこく粘らせてもらうぜ。
1年坊主に何度もやられるわけにはいかねえからな…》《前の回より明らかに力が入ってる。
ベンチの空気が変わったのを敏感に察しちまったか…》《さ〜てどこまでもつかな?その全力投球…》大きく外れた。
これでボールスリー!問題な〜し!
(結城)打たせてこい。
(亮介)ひとつずつひとつずつ。
(倉持)思いきっていけ!《カウントスリーワン甘くきたらいただくぜ》
(口笛)ボールフォア!だってさ。
あ〜先頭打者にフォアボール!
(丹波)宮内行こう。
(宮内)ああ。
俊足のカルロス君いちばん出したらいけないランナーですよ。
《ストライクボール。
どちらともとれる厳しいコースだったな。
こういうことでも簡単に流れは変わる》走ってきますかね?どうかな。
(峰)御幸君の強肩は稲実の頭にも入っているはず。
《くるならこい!》降谷1塁でいい!確実にとるぞ!アウト!稲実ここはバントを選択。
初回の青道とは対照的に堅実な野球。
これで1アウトランナー2塁。
得点圏にランナーを置いて稲城実業クリーンナップを迎えます。
ヨッシー!雅さん!《ピンチには変わりねえが1球でアウトをもらえたんだ。
バッター集中でいくぞ降谷!》
(倉持)1アウト!
(亮介)1アウト!《白河:やはりセットだと球威はかなり落ちる。
これならとらえられますよ》
(結城)ランナー気にするな!
(伊佐敷)おら!ぶっ殺せ降谷!お前ならできんだろ!
(増子)うが!《さぁ来い!こういう場面こそバックを信じるとき》《さっきの圧力を感じねえいったれ!》初球攻撃!アウト!
(増子)うが!出た!増子ガッツポーズ!MGP!2塁ランナーもくぎづけ!
(観客たち)MGPMGP!《な?これほど頼りになるバックが他にいるかよ》4番キャッチャー原田君。
(応援歌)《この打席もバットは短く持ったまま。
2塁に俊足のカルロス。
2アウトだし1塁も空いてる…厳しく攻めるぞ!》あとアウトひとつ!気を抜くな!!ベンチに戻ってくるまでが4回の裏だからな!今度はうまく言えたね。
《御幸:長打もあれば右打ちもできる。
稲実のなかでもいちばん警戒しなきゃならない打者だ。
攻める気持を忘れるなよ降谷!》
(応援歌)ストライク!
(2人)しゃあ〜っ!!
(平井)初球からスプリット。
(矢部)1打席目と配球変えてきやがったか!《怖えな…スイングに迷いがない》《どのみちかわすピッチングなんてできねえんだ。
思いっきり来い!》〜徹底してやがんぜ御幸の奴…。
(多田野)あれだけ近めを見せるってことは決め球は外にスプリットですかね。
いや…。
さっきみてえにストレートで来るかも…。
ひねくれてやがるし。
《成宮:ツーワンかぁ…雅さん考えすぎるときあるからな。
来た球を打つ…バッティングなんてそれだけだよ》〜国友:相手投手の特徴も成宮の相棒としてここがどういう場面かも十分頭に入っているな?ならば監督としてひと言だけ言っておこう。
この場面キャプテンでもキャッチャーでもなく4番打者として打席に入れ。
4番打者としてあの投手と勝負してこい〜《真ん中に!?》《原田:スプリット!》抜けた〜!走れカルロス!回れ回れ!!うおりゃ〜っ!!ホームイン同点!体勢を崩しながらも執念でセンター前へ。
チーム初ヒットが主砲のタイムリー!しゃあ!雅さんナイスバッチ!ナイスランカルロス!原田!!《原田:んだよ鳴。
ブサイクなタイムリーで悪かったな》《いやいや雅さんやっぱ頼りになるな〜って》気にすんな降谷!まだ同点同点!
(白州)ドンマイだ降谷。
(門田)気にするな!2アウトだ。
次こそぶっ殺す!切り替えていこう降谷。
(御幸)バッター集中な!
(伊佐敷)2アウト2アウト!
(倉持)2アウト2アウ…。
《倉持:亮さん…》
(日所)振り出しに戻ったな。
(長緒)いやそれ以上に流れは稲実にきてる。
成宮のあのピッチングがこの流れをつくったんだ。
〜ファールで粘ります成宮!〜打球はライト頭上!しゃ〜!手応えあり!フェンス直撃!大きく弾かれたボールが外野を転がる!
(伊佐敷)ざっけんな!!1塁ランナー3塁も回った!ホームイン2点目!カット!一気にぶっつぶす!うが!あ…。
これはタッチアウト!中継のセカンド小湊亮介からすばらしい球が返ってきました。
なめてんじゃねえぞオラ!亮さんナイスボール!助かりました。
これで3アウト!しかしこの回稲城実業一気に逆転しました。
何やってんだよ!無理しなくていいだろ!落ち込んだふりすんな!力んで高めに浮いちまったな。
けどボール自体は悪くなかったぞ。
球数は?4回終わって68球です。
成宮を3塁でアウトにできたのは大きかったですね。
丹波に伝えろ次の回からいくぞ。
わかりました。
(片岡)川上沢村。
お前たちも肩をつくっておいてくれ。
(川上)はい!はいボス!《セットになったとたんまともに打たれ始めたんだ。
この交代はしかたないか》どうだ?成宮のボールは。
ストレートには力がありますね。
打てない球じゃないですけど。
変化球でもカウントを取りに来るので追い込まれると厳しいですね。
わかった。
認めたくはないが奴は初回から力を温存している。
結城に対するピッチングが奴の本気と思っていい。
ガルルル…。
悔しいか?俺も同じだ。
(片岡)空振りしてもそのスイングで。
アウトになってもその打球でひと振りひと振り相手にプレッシャーをかけてこい!俺はお前たちをそういう選手に育ててきた。
どこが相手だろうがお前たちならできる!
(みんな)しゃ〜!ファール!《追い込まれてからバットを短く持ち替えたか》《全速力で走塁したあと粘られるとうっとうしいだろ》《んなろ…》《降谷は今まででベストのピッチングを見せたんだ。
このままお前をリズムに乗せるわけにはいかねえよ》ファールで粘りますキャッチャーの御幸!あの野郎らしいプレッシャーのかけ方だぜ。
もっとやれ御幸おら!《初回からみんな自分たちにできることは十分やってくれている。
ベンチの俺たちは戦っている選手を信じるだけだ。
それでも気になるのは成宮があまりチェンジアップを投げてこないこと。
打者の目が慣れるのを嫌い後半にとっておいたとしたら…》三振!最後はインコースに渾身のストレート!《ふぅ…ちょっと力んだ。
けど頭にちらついてたろ?チェンジアップ》5回に入りますます冴えわたるそのピッチング。
(真中)この回だな。
ああ。
逆転されゲームが動いたんだ。
この回青道が3人で終わるようだと流れは完全に稲実だぞ。
(平川)3回まであれだけのピッチングをしたのにな。
ランナー出したとたん2失点か。
すかさずつけこむ稲実も怖えけど降谷は怪物っていってもまだ1年。
(打球音)抜けた左中間真っ二つ!打った降谷は2塁へ。
取られた点は自分で取り返す!まるでそう言わんばかりの一撃!2014/10/19(日) 08:30〜09:00
テレビ大阪1
ダイヤのA「ギアチェンジ」[字]

拮抗状態のまま3回を終えた決勝。結城と成宮2度目の対決はまたも成宮に軍配が。4番の連続3振に動揺する青道。見えてきた成宮の真意が青道に不穏な空気を生み出し…。

詳細情報
あらすじ
拮抗状態のまま3回を終えた決勝戦。神宮球場の外野席も数年ぶりに開放され観客が増えてゆく。市大三高の真中達は、テレビ中継で試合を見守っていた。稲城は成宮のピッチングで伊佐敷をセンターフライに打ち取る。続く青道バッターは4番ファースト・結城。成宮の目つきが変わる。チェンジアップを見せ球にストレートで結城を三振、流れを作るとスリーアウトチェンジへ。成宮の本気——青道ベンチに不穏な空気が流れ始める。
声の出演1
沢村栄純:逢坂良太、降谷暁:島