よしもと新喜劇【「どっちの父親ショー」】 2014.10.18

(場内拍手)
(裕)いや〜!
(高井)すごいな〜。
なあ。
ええ〜!これが披露宴会場か。
なあ。
超一流のホテルだけあってゴージャスやなぁ。
ほんまやなぁ。
さすが浅香商事の息子の披露宴って感じやなぁ。
それに結婚相手は西川建設の社長令嬢や。
2次会とかでええとこのお嬢さんと出会うチャンスやぞ。
お前はほんまそういうとこいやらしいなぁほんまに。
いやいやそうか?お前それなんの本やねん。
「初対面での口説き方マニュアル」。
お前もやないか!同じ気持ちやないかい。
やっぱモテたいから買ってきたんや。
あっそうなん?あっ「100%女を落とせる方法」。
おお〜ええやんええやん。
「実践」って書いてるからやってみぃ。
「気になる女性の目の前に行ってこう言ってください。
好きになってもいいですか?」。
ええ言葉やなぁ。
「そう言いながらナイフを突きつける」。
おかしいやろ!完全に脅しとるやないかい。
あかんぞこれは。
ほんま絶対あかんやんこんなん。
「結婚式の2次会」って書いてるわここ。
ええっ?これ「タイプの女性を落とす方法」。
これやんか知りたいのは。
「2つワイングラスを持ってタイプの女性の目の前に行き両手を高々と上げてこう言ってください。
どうもグリコの看板のモデルです」。
何言うてんねん!そんなんでモテるわけないやろ。
だめだこら。
全然あかんやんお前。
何?これ。
(清水)あっどうもお客様いらっしゃいませ。
(安世)いらっしゃいませ。
(清水)え〜っと西川家と浅香家の結婚披露宴に出席の方でしょうか?私主任の清水けんじと申します。
(安世)従業員の井上と申します。
どうも「グリコ」の看板のモデルです。
タイプやったんかい!実践せんでええねん。
(清水)あの〜すみません「グリコ」の看板というのは?
(裕)ああ〜こっちの話です。
(清水)さようでございますか。
(裕)そんなことよりこんな若さで主任って格好いいですね。
たまたまでございますよ。
たまたまじゃないでしょう?いやいやちょっとてれるからやめてくださいよもう〜。
ほんとのことやないですか〜。
恥ずかしいやないですかもう〜。
恥ずかしがらず〜。
ふふふっ。
ははは〜。
どうなってんねんおい!これどうなったんですか?いやお客様が褒めるからてれちゃってはははっ…はあぁ〜〜!
(裕)気持ち悪い笑い方やな!ちょっと癖で。
すみません。
引き過ぎですよほんとにもう。
いやでもお嬢さんもほんときれいですねぇ。
(安世)そんなもう…きれいとか恥ずかしいからやめてください。
恥ずかしがらず〜。
てれますって!ふふふっ。
てれないでいいじゃないですか〜。
もう…。
おいたたけや!たたいてくるんちゃうんかいほんまに。
今来んのかい!どうなっとるんですかこれは!
(清水)井上君やめなさい。
ほんと申し訳ございません。
(高井)気にしなくていいですよ。
(裕)なんでお前が言うねや!俺が言うとこやがな。
(高井)カリカリしたらあかんって。
(2人)失礼いたしました。
(清水)とりあえずお客様ね披露宴までしばらく時間ございますので向かいの控え室の方でごゆっくりされたらどうですか?
(高井)分かりました。
自分たちで行けるんで大丈夫です。
(清水)では突き当たりが控え室となっておりますので。
(高井)ありがとうございます。
お世話になります。
おいめっちゃかわいいやん!タイプやわ〜清水っていう人。
いや男の方かい!高井!?ああ〜そんなことより井上君。
はい。
分かってるか?今日の披露宴は大企業の御曹子と社長令嬢の披露宴やからなくれぐれも気を引き締めて頑張るように。
分かりました。
頼むよ。
はいお願いします。

(オクレ)こんにちは〜…。
(清水)なんじゃおい。
もう声出てませんやんかほんまにもう。
ああ〜刑事さんご苦労さまです。
(オクレ)ああどうも。
(安世)刑事さん!?
(烏川)大阪府警の烏川です。
(清水)どうも。
ええ〜同じく大阪府警の刑事で…あっ岡田ですわ。
いや見な分かりません?自分の名前でしょもう〜。
ええ〜ウケたウケた。
(清水)いやさほどでしたよ。
そんな自分で言うほどですけど。
(安世)主任どうして刑事さんなんかが来られてるんですか?
(清水)ああ〜実はなこのあと行われる披露宴の新郎の母親…まあ浅香商事の社長さんのお宅に殺害予告が書いた脅迫文が送られてきてなそれで警護に付いてもらうことになったんや。
(安世)そうなんですか。
でも披露宴に刑事ってちょっと空気が重たくなりませんか?
(清水)その点は大丈夫や司会者と社長の友人として潜入してもらうことになってるからね。
(安世)でも大丈夫ですか?バレないですかね?ああ〜大丈夫ですよいろんな式に出席してますからね。
あの〜友人役なんてたやすいもんですよ。
(安世)へえ〜。
いろんな式って例えば?ああ〜結婚式はもちろん入社式除幕式…ええ〜それに小錦。
(清水)関係ないでしょそれ。
相撲取りやない…。
いや相撲取りしなくていいですもう。
(オクレ)ふふっウケたウケた。
(清水)さほどや言うてんのに。
(オクレ)すまん。
(清水)ほんまに「すまん」って何を謝ってますの?ほんま。
(烏川)大丈夫ですよ。
(清水)ふざけてます?この人。
(烏川)ちょっとだけね。
(清水)いやあきませんよ。
(烏川)いや私は大丈夫ですよ父がしかいをやっておりましてね小さい頃から見てましたから。
ほんとに腕のいい歯医者でした。
(清水)歯医者の歯科医やないですかそれ。
相撲取り関係ない!ウケたウケた。
(清水)あんたもかいなほんで。
はやってるんですか?これ。
(烏川)あっ一部の地域で。
(清水)いやいや…テレビみたいに言わんでいいですよもう。
(安世)っていうことはお二人で警護してくださるんですか?
(清水)うん…あれ?僕三人って聞いてましたよ。
(烏川)ええもう一人おるんですがね。
何をしてんねや…。
ああ〜来よった来よった。

(烏川)何をしてんねんお前。
(川畑)どうもすみません。
(烏川)川畑お前何しとったんや?いや違うんですよ。
いち早くホテルに着いて着替えも済ましてたんですよ。
でもロビーに出たらものすごいおいしそうなケーキが売ってて。
お二人とも甘いもん好きや言うてはるでしょ?でこれははっおいしかった。
(烏川)ないんかい!ウケたウケた。
(清水)いやまたかいな!パン!
(清水)いやそれ何してますの?パン!
(清水)そのままやないですか。
いやなんかしてください!3人目やねんからもう〜。
よろしくお願いします。
(清水)こちらの方は?
(烏川)うちの刑事でねホテルマンとして潜入します。
(清水)ああ〜そうですか。
(安世)それで同じユニホームを着てらっしゃるんですね。
(清水)あの〜主任の清水けんじと申します。
(安世)従業員の井上と申します。
川畑と申します。
よろしくお願いします。
主任同じ従業員で忍び込むってほんとに大丈夫なんですか?ああ〜確かにちょっと心配やなぁ。
あの〜川畑さん経験の方は?あっ…17の夏に。
(清水)その経験違いますよ。
小学校6年の冬に。
(清水)答えなくていいですよ。
ほんで早いな小6って。
わしまだなんです。
(清水)ほんまかいそれ!寂しい人生ですねおたくほんま。
(烏川)寂しいことはないですね。
はい。
(清水)ほんまですか?本人も強がってもう…。
いやそやなしに接客の経験。
ああ〜!それでしたら学生時代ず〜っとホテルでアルバイトしておりましたんで。
(清水)それやったらね。
高校時代の5年間。
(清水)2年多いですね。
勉強が好きだったもんで。
(清水)ええふうに言いますね。
いやいやとんでもございません。
(清水)まあじゃあ安心ですね。
(烏川)部長我々も着替えましょう。
(オクレ)おうそうしよう。
(清水)向こうに用意してますんでご案内いたします。
川畑さんこちらでお願いします。
はい!
(烏川)川畑頑張れよ。
川畑あほ〜。
誰があほや。
失礼なほんまに。
いや〜せやけどホテルマンの役なんかちゃんとできるかなぁ。
そうか結婚式かぁ。
花嫁さんの友達とかきれいな人来る…。
よしそれを楽しみに頑張ろう!それしかないでもうこれ。
(鈴乃)あっ!ここよここよ。
(まりこ)いや〜いい感じの所やんか。
どうもいらっしゃいませ。
(鈴乃)どうも。
すてきな披露宴会場ですねぇ。
ありがとうございます。
(鈴乃)私もここで披露宴したくなりました。
ええ〜結婚式のご予定は?
(鈴乃)ああ〜それが早くしたいんですけど相手がいなくて…。
おたくやったらかわいいからすぐ相手が見つかりますよ。
(鈴乃)ありがとうございます。
(まりこ)私も結婚したいと思ってるんですけどすぐに相手見つかりますよね?はいはい。
ああそうですか〜。
(鈴乃)私披露宴するならウエディングドレスと着物両方着たいんです。
おたくやったらかわいいから両方着たら絶対似合いますよほんとに〜。
(鈴乃)ありがとうございます。
私も両方着たいと思ってるんです。
はいはい。
ふふふっ。
(まりこ)何なんですか!あなたさっきからほんま。
私たちお客ですよ!いや冗談冗談。
(まりこ)「冗談」ってね…はあ?いや怒るともったいないそんな怖い顔して。
せっかくのゴリラ顔が〜。
誰がやねん。
何がゴリラ顔ですか失礼な。
何を失礼の上乗せしてんの?突くことないでしょ。
何よ突き返して…。
あんたがゴリラって言うからでしょ。
ゴリラちゃうわどこがじゃ。
ゴリラやからゴリラって…。
(まりこ)なんやねん。
うわぁ〜ああ〜んん…。
めっちゃゴリラやん!えらいゴリラやなこれ。
リアルな…。
ちょっと何?何して…なんやねん!すごい歩き方やなこれ。
な…なんや…。
うんこすなおい!投げるなほんで。
むちゃくちゃやなおい。
ちょ…ちょっとすみませんなんとかしていただけますか?・パチパチパチ!
(手をたたく音)
(鈴乃)まりちゃん元に戻って!いや人類の進化みたいになっていってる。
徐々にやな。
(まりこ)あら?ちょっと嫌やわ〜!あなたが言うから乗っちゃったじゃないですか!冗談でやっただけで…。
(直子)ちょっとほかに誰かいないんですか?すみませ〜ん!いや呼ばないでください。
ああ〜どうもお客様いらっしゃいませ。
(直子)「いらっしゃいませ」じゃないです!この人がさっきから私たちにすごい失礼なんですけどどうなってるんですか?この人従業員…。
うわぁ〜〜〜!うるさいうるさいうるさい!
(清水)ちょっと何してんの?ああ〜!ああ〜!ああ〜!
(清水)ちょっとおいおいおい!引っ込んどきなさいほんとに。
お客様ほんとに申し訳ございません。
あとでちゃんと注意しときます。
(直子)やめてくださいよ。
(まりこ)腹立つからもう行きましょうよ。
腹立つ。
気ぃ悪いわもう〜。
(直子)ちょっかいばっかかけて。
そんなにちょっかいかけるってことは私たちのことが好きってことなんじゃない?じゃあ普通に好きって言えばいいじゃない。
この意気地なし!ああ〜〜!!
(清水)おいこら!ちょっとあんたほんまに〜。
ええかげんにしてくださいよ!すみません。
(清水)ホテルの信用問題に関わりますよこれ。
すみません。
なんとか駆除しようとしたんですけど…。
変な言い方せんとってくださいお客様を!ほんまにもう〜。
あっお客様。
(見江子)ねえここのようね〜。
(清水)いらっしゃいませ。
(見江子)あの〜私西川建設営業部長楠本と申します。
(清水)どうもお待ちしておりました。
(諸見里)私西川けんしぇちゅのお客しゃま相談シェンター室長諸見里でしゅ。
よろしくお願いしましゅ!
(清水)えっ?な…なんですか?あっ私西川けんしぇちゅお客しゃま相談シェンター室長諸見里でしゅ。
よろしくお願いしましゅ!「しゅぽしゅぽしゅぽしゅぽぽぽぽぽしゅぽしゅぽしゅぽしゅぽ!」。
言ってましぇんしょんなこと。
西川けんしぇちゅのお客しゃま相談シェンター…。
それがそれがほら。
「しゅぽしゅぽしゅぽしゅぽしゅぽしゅぽしゅぽしゅぽしゅぽしゅぽ」…。
ははははっ!
(清水)あんたのまねしとんねん!何笑うとんねんほんまに。
えっ?いやもう全然分かりません何言うてるか。
特にあの…さ行がひどいんかな?これ。
滑舌がめちゃくちゃ悪いですよ。
かちゅじぇちゅはいいっしゅ!いやそれが悪いねん!それが悪いんやないですか。
あっかちゅじぇちゅいいんで聞いててくだしゃい。
ほんまっすか?あいうえお。
いやこれは大丈夫。
(諸見里)かきくけこ。
(清水)うんこれはもう…。
次や。
たち…。
いや飛ばしたで!いやずるしよったなおい。
えっ?飛ばしたらあきませんやん。
さ行が分からん言うてんのに。
しゅっ!
(清水)あっ…いやなんや?それ。
えっ?言えましたけど。
言えてませんけど?えっなんですか?この人。
(見江子)すみませんこの人さ行が苦手なんです。
(清水)程があるでしょ苦手にも。
かなわんなぁ。
まあまあどうぞどうぞ。
(ヒロ)きつねにちは!
(清水)えっ「きつねにちは」?
(ヒロ)ああ〜こんにちは。
(清水)間違わんでしょそれ。
(ヒロ)あっどうもはじめまして。
(清水)ああ〜どうも。
浅香社長の息子の結婚披露宴パーティーに出席します花月商事の吉田ヒロです。
(清水)どうもいらっしゃいませ。
(中川)うう〜…今表で…その前…。
はい?はははっ。
よろしく…お願い…。
(清水)えっ?一難去ってまた一難や。
(清水)なんや?このじじい。
いやまあまあ優しくね。
相手お年寄りなんや。
(清水)ああ…。
あの〜おじいさんどうされました?あの〜…お前も…行ってきたら…。
この間から…それで…。
(中川・川畑)ははははっ。
ちゃんとしゃべれや!
(清水)おいおいちょっと…。
なんにも分からへん。
(中川)ああっ!
(中川)ああっ!ああっ!びびり過ぎや。
ああっ!ああっ!なんでしゃべられへんやつがびびんねんほんま。
おかしい。
(清水)あの〜とりあえずおじいさんちょっとお話…。
いや握手違う!握手違う!あの〜普通にしゃべれません?しゃべれるよ。
(清水)いやしゃべれんのかい!なんの時間ですかじゃあこれは。
(中川)私あの〜花月商事の社長で中川と申します。
(清水)いらっしゃいませ。
とりあえずですね披露宴までしばらく時間ございますので向こうの控え室でごゆっくりされたらどうですかね?どうぞ突き当たりにございます。
(ヒロ)行きましょうか。
(見江子)そうしましょう。
あの…。
はい。
おたくサラリーマンなのに金髪でいいんですか?あっ僕の会社…担当はですね接客担当なんですよ。
(清水)余計あかんそれやったら。
じゃあ僕たちは一緒にしゅばらしい式にしましょうね。
(清水)だから分からんから。
あの〜…バージンロード…俺が行ったら…おもしろいで…。
(2人)ははははっ!
(清水)おいなんで通じ合ったんや?あの二人おい。
まあええか。
そんなことより川畑さん接客の方おたく大丈夫ですか?しゅしゅしゅしゅしゅしゅ。
(清水)いやまねすなまねを!普通にしゃべれるでしょ。
一生懸命頑張ります。
お二人の着替えが終わりました。
(清水)ああ〜そうか。
では皆さんそろそろ浅香社長来られますので警護の方よろしくお願いします。
(烏川)お任せください。
私自分の命に代えてでも浅香社長の命を守ってみせます。
(清水)お願いします。
私も…以下同文。
邪魔くさいんかいな!何を言うてるんですか。
パン!パン!
(清水)いいですからそれ。
いややってください何か!もう3人目でしょ?やらないんですか?
(あき恵)こんにちは。
(清水)ああ〜これはこれは浅香社長…。
(安世・清水)いらっしゃいませ。
(清水)いや本日は誠におめでとうございます。
(あき恵)ありがとう。
息子の結婚披露宴くれぐれもよろしくお願いしますよ。
(清水)よろしくお願いいたします。
(あき恵)もうじき息子も来ると思いますんで。
ちょっとちょっとすみません。
あのブスが浅香社長ですか?
(烏川)そうみたいやな。
いやあんなブス守らんでも殺した方がええんちゃうんすか?
(烏川)しかたないやろ。
国民である以上守らんと。
いやでもあのブスのために自分らケガしたら最悪ですよ。
(烏川)それはそうやけどな。
(オクレ)こらっ!ブスブスって大きい声で言うたらブスに聞こえるやないかい。
丸聞こえや!全部我慢して聞いとったわほんま。
何言うとんねんあほかお前!誰や〜こいつら!誰や〜〜!
(清水)しゃ…社長!落ち着いてください。
大阪府警の皆さんです。
(あき恵)刑事さん!?失礼すぎるじゃないの。
(清水)あとでちゃんと言うときますんで。
そんなことより社長今日の披露宴やっぱり中止にされた方がいいんじゃないですかね?ば〜かなこと言うんじゃないわよ。
はい?どうして今更中止になんかできるのよ!いやぁ…。
(あき恵)刑事さん方くれぐれも私の身辺警護よろしくお願いしますよ。
(烏川)お任せください。
(あき恵)それにしてもなんか頼りなさそうな三人組ね。
一人はひょっとこみたいな顔してるしもう一人は死にかけてるし。
真ん中のやつなんてなんなの!?顔パンパンでバターロールみたいな顔…。
誰がやねん。
ほんとに…。
ちょっとちょっとちょっとちょっとちょっと!あのブス腹立ちますね!
(あき恵)やかましいわほんま。
あっ…あっ!どこでないしょ事しとんねん!すみません方向音痴なもんで。
(あき恵)いや…訳の分からんこと言うんじゃないわよ!
(清水)社長落ち着いてください。
もうこの勝負は3対1で引き分けでございます。
(あき恵)どうして?どうして3対1なのよ?どうして私が3人分まとわなくちゃいけないの?インパクトが…。
「インパクト」じゃないわよ。
(烏川)落ち着いてください。
我々がしっかり警護しますから。
私ね司会として潜入します。
そしてこの二人はホテルマンと出席者として潜入しますから。
(あき恵)ちょっと待ってちょうだい刑事さん。
そんなふうに私との距離を置いてたら私を守ることできるの?
(烏川)確かに同じテーブルにと思ったんですがねやっぱお隣にはご主人さんが座らないと不自然かと思いまして。
(あき恵)主人はいておりません。
食べたん?違う。
なんで食べなあかんねん!妖怪みたいに言うな!
(烏川)はっ?違うわよ。
別れたのよ。
25年前に息子が生まれてすぐに離婚したんです。
(烏川)そうだったんですか。
あっじゃあちょうどいいじゃないですか。
じゃあその別れた元旦那さんと連絡が取れて披露宴に出席してもらえることになったということにして刑事のうちの1人がその旦那さんの役をして隣に座って警護をする。
それでいいでしょ。
(清水)なるほどね。
そしたら社長が命を狙われそうになったらすぐ盾になって身代わりになれますもんね。
うん…ということは社長の命が狙われそうになったらすぐに盾になって身代わりになれるわけやなうんうん。
(清水)いや僕言いましたよそのまま。
いや何パクってますの。
(烏川)はあ?あんたなんにも言うてないでしょ。
(清水)いや…言いましたやんか思いっ切り。
(烏川)先輩の意見を取るんじゃないよ。
(清水)いや取ってませんって。
(烏川)何も言うてなかったよね?言うてないですよ。
(清水)言うたって!言うてないですよね?いや言うてたよ。
どないやねん!フォローしがいがないわほんま。
(安世)でも一体そんな危険な役誰がするんです?
(烏川)お任せください。
我が署にはねもし亡くなってしまっても誰一人悲しむ家族のいない人間がいるんですよ。
勇敢な人間川畑。
私ですか?ちょっと。
いや…私ちょっと困るんすけど。
(烏川)三人の中で家族おれへんのお前だけやんか。
いやちょっと待ってください。
あの〜別れた嫁に子供がいてるんすよね…。
だからどこかにいてるはず…。
(烏川)あのな1歳のときに離婚したんやろ?お前の顔も覚えてないし存在も知らんよ。
いやでも困りますよそれ…。
(オクレ)烏川君!川畑君がかわいそうやないかい。
ありがとうございます。
しゃあない…社長の元旦那役は彼でいこう。
一緒やがなそれ。
あんたやってくれるんちゃうんすか。
(烏川)やりなさい。
いやでもね私あの〜花嫁さんのお友達と顔合わしてるんすよ。
(烏川)そんなもんホテルマンなんて何人おると思ってんねん。
覚えてないよいちいち。
分かりました。
(烏川)しっかりやれよ。
はい。
(烏川)それと社長。
犯人はねどういった人物になりすまして潜入してるか分かりませんのでこの作戦はひとつシークレットで。
(あき恵)分かったないしょねはいはい。
(烏川)それと息子さんにも本当の父親と連絡が取れてやってきたとそう言ってください。
(あき恵)そう言ったらいいのね。
分かりました。
(烏川)彼の着替えありますか?
(安世)それなら奥にございます。
(清水)ああ〜じゃあご案内して。
(安世)分かりました。
どうぞこちらです。
(清水)いや反対になってますよ。
大丈夫ですか?あれ。
(烏川)大丈夫です。
まあこれで犯人がどっから狙ってきてももう安心です。
(あき恵)よろしくお願いしますね。
(烏川)お任せください。

(西川)失礼いたします。
(あき恵)あら〜!まさじちゃんまあ〜よく似合ってるわ。
愛菜さんとお父様と一緒に来たの?
(まさじ)そこで一緒になったんや。
(あき恵)ああそう!
(西川)浅香社長本日はよろしくお願いいたします。
(あき恵)こちらの方こそ西川社長よろしくお願いいたします。
(清水)あの〜西川様。
奥様は?
(西川)家内は少し遅れて参ります。
申し訳ありません。
(清水)とんでもございません。
じゃあご紹介しときますね。
あの〜本日の披露宴で司会をされる方です。
(烏川)烏川といいます。
(西川)西川です。
お願いします。
(烏川)お願いします。
いや〜しかしきれいな花嫁さんですね。
(あき恵)そうでしょ。
私の若い頃にそっくりよ!ほほほほ〜っ!バン!
(銃声)
(烏川)おい!こら。
何したんや!?今。
今撃ったよな!?撃ったよな!?こいつ。
(烏川)撃ちました撃ちました。
私死んでしまうよな!?いや死にません。
なんでや!?
(烏川)あの〜おもちゃなんですよ。
(あき恵)おもちゃ?
(烏川)はい。
余興で使おうと思いましてね試し撃ちを。
(あき恵)どうして私試し撃ちされなくちゃいけないの。
(烏川)注意しときますから。
ほんとに…本物を使いなさい!
(あき恵)やかましいわほんま!何言うとんねん!何して…。
何蹴ってくれてんねんほんま!やめなさいまったく。
死んでしまうじゃないの!
(烏川)冗談でございますから。
(あき恵)頼むわよ。
(西川)愛菜本当にきれいやぞ。
(愛菜)ああ…ありがとう。
お父さん本当の娘のように育ててくれてありがとうございました。
何を言うてるんや水くさい。
ふふっ。
(烏川)あの〜失礼ですが「本当の娘のように」とは?
(愛菜)ああ…。
実はお母さんは再婚で私はお母さんの連れ子なんです。
(烏川)そうだったんですか。
(愛菜)はい。
(烏川)あの〜社長。
息子さんに父親の件…。
(あき恵)ああ〜そうだったわね。
まさじちゃん。
いや実はね今日のあなたの披露宴のことをあなたのお父さんに連絡したのよ。
(まさじ)えっ?そしたら来てくれたの。
ほんまに!?ええ。
今奥の部屋でお着替えしてるわ。
お着替えが終わりました。
お待たせしました。
(烏川)入ってないよそれ。
本番だけや。
すみません。
(あき恵)あの人よ。
ああ〜どうも父親役です。
(烏川)お〜〜い!
(まさじ)「父親役」?役?役って言いましたよね?今。
(烏川)「約25年ぶりの再会だな」って。
(あき恵・川畑)そうそうそうそう。
(あき恵)あなたあなたの子供よ。
あっ…。
大きくなったなぁ。
(烏川)ちゃうちゃう…男男男。
大きくなったなぁ。
(烏川)お父さんやそれ。
こっち…。
大きくなったなぁ。
(烏川)なんでやねん!おっさんやそれ。
誰がおっさんやほんま!どさくさに紛れて言うんじゃないよあんた。
あの…25年間ほったらかしで悪かった。
あっ…。
ううぅ…。
うん…おめでとう。
(西川)感動の再会ですね。
(まさじ)うぅ…お父さん…。
お父さんがめちゃめちゃブサイクや〜!そこかいおい!その悲しみかいなおい!なんじゃこれ…。
(西川)あの〜はじめまして私新婦の父の忠志と申します。
よろしくお願いいたします。
ああ〜あの〜新郎の父で泰史と申します。
泰史さん。
はい。
25年ぶりの親子再会ですか。
はい。
うれしいでしょう。
これもあなたが精いっぱい25年間小さなことからこつこつと頑張ってきたのを神様がご覧になっていたんだ。
あははっ。
いやほんとに…ほんとによかったですねやすし君〜。
誰のモノマネしてますの。
「小さなこと」あたりからおかしいなぁと思うてたんです。
申し訳ありません。
(愛菜)ちょっとお父さん。
ねえそんなことよりお母さん遅いわよね。
(西川)ヘレン遅いね。
まだ言うてんのかいな!すみませんしばしその家族からちょっと離れてください。
お願いします。
(西川)申し訳ありません。
(愛菜)ああ〜言ってたら来た来た!
(靖子)ああ〜すみません遅くなりました。
(あき恵)お母様本日はどうぞよろしくお願いしますね。
(靖子)こちらこそよろしくお願いいたします。
(西川)靖子実は今日浅香社長の元旦那様が披露宴に出席されるんや。
(靖子)あらまあ。
(西川)ご挨拶を。
(靖子)ああ…。
あの〜どうもはじめまして。
よろしくお願いします。
(靖子・川畑)ああっ!
(西川)や…靖子どうした?あっ…いやあの〜小さい頃に飼ってたガマガエルに似てたから。
誰がガマガエルや。
誰が…。
あっあの〜あっあの…間違い…間違いでしょ。
ねえ?ええ。
あの〜ガマ違いです。
「人違い」やろおい。
ガマ違いってなんやねん。
(靖子)あっごめんなさいね。
すみませんね。
(清水)大丈夫ですか?では皆さんおそろいになりましたので控え室の方ご案内いたします。
では西川様浅香様こちらでございます。
(あき恵)じゃあ参りましょうか。
俺ちょっとトイレへ行ってから…。
(あき恵)ああそう?うん。
おめでとう。
ごめんね。
おめでとう。
(まさじ)あの…お父さん。
なんや?
(まさじ)来てくれてありがとうそんなブサイクやのに。
関係あらへん。
ブサイク来たらあかんのか?
(安世)では刑事さんはこちらへどうぞ。
ははっ。
(烏川)頑張れよ川畑。
はい。
頑張れよガマガエル。
採用するなおい!すぐ採用するなぁもう。
いや〜でもびっくりしたなぁ。
花嫁の…えっ?母親が前の嫁はんやったなんてなこれ。
あれ?ちょっと待てよ。
ということはあの花嫁…えっ?わしの娘ってことか?えっ?泰史さん!ちょっと…。
びっくりしたがな靖子。
私の方こそびっくりしたわよ。
ほんまやこれ。
浅香社長の元旦那ってどういうことなの?いやちょっとこれにはいろいろあってな…。
愛菜はねあなたの娘なのよ。
やっぱりそうなんかいな?まさじ君があなたの息子っていうことはあの子たち兄妹で結婚することになっちゃうのよ!どうしたらいいの?これは。
いやそれは…それは違うねん。
どうしましょう?あなた。
いやそらまああの…。
ちっ。
ああ〜もう…ないしょやけどこいつには言わなしゃあないな。
あの〜この話ないしょやけど靖子にだけ言うとくわ。
あの二人は兄妹でもない。
あかの他人や。
だから結婚は大丈夫や。
っていうのもな実は浅香社長が何者かに命を狙われててこの披露宴中もほんまに危ないねん。
だから浅香社長の元旦那さんの役をして誰かが隣に座らなあかんと決まって俺が選ばれたというわけなんや。
だから俺もあかの他人やからなんの関係もない。
そうだったの。
ああ〜よかったわ。
ごめんな。
いいえ。
でも靖子お前再婚しててんな。
ええ。
あなたと別れたあと今の主人の会社に就職してねでまあ主人が私のこと気に入ってくださって。
そうか。
ええ。
まあ優しそうな旦那さんやん。
うん。
私のこととっても大事にしてくれるの。
へえ〜。
それにあなたと違って男前だし。
関係あらへんがなそれ。
ああ〜まあまあ…そやな。
とにかく元旦那っていうことは愛菜にも今の主人にもないしょにしてほしいのよ。
いやあの〜ご主人にはもちろんないしょにしとくけどあの〜愛菜にだけでも…。
だめよ。
お願い。
分かった。
そのかわりあの〜花嫁姿の愛菜と1枚だけ写真撮らしてくれへんかな?だめに決まってるでしょ。
いや1枚だけでええねん。
あの〜白黒でもええねんけどな。
そういうことじゃなくて。
あの〜じゃあレントゲン写真とかでも。
何あほなこと言ってるの?そやなあほなことやな。
いい?愛菜は今とっても幸せなの。
そっとしておいて。
ねっ。
そやな。
愛菜にとっての父親は今の主人だけでいいの。
分かった。
あっ。
はいもしもし。
あっあなた?ええ。
すぐ行くわ。
はい。
えっ!?あっ…ああ〜違うの。
写真が刑事さんでガマガエルなの。
なんの単語やねんお前。
並べただけやがなほんま。
ああ〜そうかあの子が娘か…。
あらっ川畑まだここにおったんか。
あっすみません。
(烏川)なんや?様子おかしいな。
ああ〜いやなんでもないです。
えっ?なんや花嫁が自分の娘やったみたいな顔しとる。
そんな顔や!ずばり合うてますよ!えっ?えっ?えっ?聞いてはったんすか?
(烏川)ずっと。
ずっとかいな!いやいやあの…。
(烏川)っていうかお前実の娘の披露宴に花婿の父親として出席するわけか。
そうですよ。
かわいそうにな…。
(2人)ははははっ!笑うてますやん!めっちゃ笑うてますやんちょっと。
代わってもらえませんか?誰か。
(烏川)なんで代わらなあかんねん。
いや…。
とにかくこの話は絶対ないしょにしてくださいね。
(烏川)分かってるよ。
誰にも言わんといてくださいよ。
ああ〜川畑さん捜しましたよ。
ここにいたんですか。
ああどうも。
いや〜しかしねほんとの娘さんに父親と名乗れないなんてね。
あんたもかいな!
(清水)はい。
あんたも聞いてましたん?
(安世)ああ〜川畑さんほんとに気の毒ですよね。
お前もかいおい!どないなっとんじゃこのホテルは。
(清水)そない怒らんとね…。
これ物は考え様ですよ。
だって本来なら出席できるはずのない娘さんの披露宴に出席できるんですからよかったやないですか。
(烏川)まあ相手側やけど。
(一同)ははははっ!笑い過ぎやおい。
(安世)川畑さんつかぬことお伺いするんですけども川畑さんってどうして離婚されたんですか?ああ…離婚の原因ですか?恥ずかしい話なんすけどねまああの〜刑事になって結婚してでまああの〜そのあと仕事が急に忙しくなって…。

(早送りで)で1年ぐらい家に…。
しゃべりにくいおい!なんかどんどん速なっていってるで!
(烏川)誰としゃべってんねん?誰としゃべってんの?いやなんかどんどん速くなってる感じが…。
(烏川)別に何も速なってへんよ。
えっ?俺だけか?
(烏川)なんの話や。
あっそうですか。
すみません。
(安世)あの…どうして離婚されたんですか?ああ〜離婚の原因でしたね。
あの…。
あの〜1年ぐらい私ず〜っとあの…。

(大音量で)家に帰れない日々が続きまして!そして!
(大音量で)しゃべられへんっておい!今度はどんどん大きなっていってるこれ!
(烏川)だから誰に言うてんねんお前は。
いやなんかどんどん大きなっていってませんでした?
(烏川)なんにも大きなってないよ。
俺だけか?おかしい…。
ちっ。
音のチェックオッケーです。
お前が犯人かいおい!これで披露宴ばっちりです。
ほなフォローしてよ俺を。
俺だけかな思うたから…病気かな思うて俺。
(安世)まあまあ…ねっ川畑さんもういいかげん原因教えてくださいよ。
ずっと言うとったわ!あんたらやほんまに。
頼んますよもう。
だからねっ仕事で1年ぐらい家帰られへんかってその間にギクシャクしてしもうたんよ夫婦関係が。
そういうことですよ。
っていうことは川畑さん全然悪くないですよね?いやまあ…。
なんていう奥さんなんですか!顔パンパンやから別れるって!話聞けよおい!なんすか?これ。
(清水)井上君何ふざけてんねやふざけてええときと悪いときがあるやろお前は!ちゃんと川畑さんの話聞いときなさい!だから川畑さんはな仕事が忙しくて1年ぐらい家に帰れなかったせいで顔がパンパンになっとって…。
お前もやおい。
ええとこまでいったけど最後違う。
(清水)ばい菌が入ったんや。
入らへん!
(清水)膿がたまってるんだ。
病気やそれ!すぐ病院行くわそんなもん。
(清水)違うんすか?違いますよ。
だからパンパンじゃないんすよ。
ギクシャク。
(清水)ああ〜ギクシャク。
あっそっち?「そっち?」やあらへん。
全然状況違いますよもう。
(烏川)で川畑離婚してから娘さんとは会ってないのか?いやそれがね今日初めて会ったんですよ。
愛菜のやつ俺のことどう思うてんのかなぁ。
(烏川)やっぱり気になるか?ああやっぱりね。
(烏川)なるほどな。
聞くわけにもいかんしな。
すみません。
いやもう仕事にちゃんと…。
(烏川)分かった。
じゃあ我々は捜査に行きましょうか。
おうそうしよう。
(烏川)頑張れよ。
しかし川畑のやつかわいそうですね。
あれ膿たまってるんですって。
採用すなおい!すぐ採用するなぁほんま。
なんやほんま。
あぁ〜あもう…どないしてええのかこれ。
(安世)あの〜川畑さん。
あっはい。
(安世)もしよければ私が愛菜さんにほんとのお父さんのことどう思ってるか聞いてみましょか?えっそんなんできるんですか?
(安世)はい。
こういうのってやっぱり女の子同士の方が話しやすいと思うんですよ。
あっそれやったらお願いしていいですか?
(清水)あっちょっと言うてたら新郎新婦来ましたよ。
あっほんま。
私知らん顔して…。
(清水)ああ〜分かりました。
愛菜ちゃんいよいよやな。
そうね。
幸せになろな。
うん。
(安世)あの〜愛菜さんちょっとよろしいですか?
(愛菜)あっはい。
(安世)すみません。
あの〜ちょっと失礼なことを聞くんですけども愛菜さんのお父さんって育ての親ということになるんですよね?ああ…そうですけどそれが何か?あの…本当のお父さんのことどう思ってますか?本当のお父さんですか?はい。
そうですね私はやっぱり…。
だ…誰や?誰や?
(まさじ)すみません。
なんやねんあいつ。
(清水)いやいやまあまあ…。
もしもし。
ああ〜2次会は寿司屋でええよ。
いや俺が寿司屋がええねや。
俺な和食より洋食派やねん。
逆ちゃうか?おい。
逆ですよね?あいつね。
おかしい…。
(まさじ)すみません。
(安世)あの…本当のお父さんのことどう思ってますか?
(愛菜)そりゃあやっぱり私は…。
(まさじ)あっすみません。
なんやねんもう。
またかいなもう。
もしもし。
ああ〜もうネタなんかなんでもええよ。
ああ〜じゃあイカにしといて。
俺なゲソよりはイカ派やねん。
両方イカやそれ。
イカの中のゲソという部分や。
大丈夫か?あいつ。
(清水)あの〜すみませんとりあえず携帯電話マナーモードにしときましょか。
ねっ。
もう次鳴ったら目玉くりぬきますよ。
怖い怖い怖い怖い怖い。
(清水)いやそれぐらい言わんと分からんから。
そこまでしなくていい。
(まさじ)マナーモードで。
すみません。
(安世)あの…本当のお父さんのことどう思ってますか?
(愛菜)やっぱり私は…。
ああぁ〜!なんやねん。
ああぁ〜!
(清水)どうしたんですかもう。
もしもし。
携帯かいおい!バイブが強すぎる。
もしくは乳首が弱すぎる!なんやあいつは!いやもう何を言うてんねや。
3次会なんかええよみんな疲れてんねんから。
俺はな3次会より4次会派やねん。
そっちの方がしんどい!3次会の間どうしてんねやお前は。
(まさじ)すんません。
(安世)ああ〜いえいえ。
あの…本当のお父さんのことどう思ってますか?
(愛菜)そうですね私は…。
ああぁ〜!ああぁ〜!もしもし。
お前もかいな。
なんで手のひらでそんなんなんねやこいつ。
何!?僕はきよしよりヘレン派だよ。
あいつは誰に何を聞かれたんや。
そんなん答えることある?
(西川)愛菜ここにおったんか。
(愛菜)あっうん。
(まさじ)じゃあ俺先に戻っとくね。
ああぁ〜!ああぁ〜!はよ取れよもうほんまに。
もしもし。
なるほど〜きよしよりヘレン派ね。
誰としゃべってんねやおい。
中継地点に誰かおるぞあれ。
おるぞ誰か。
(西川)愛菜お母さんが捜してる。
戻ろう。
いやあの〜ちょっと…。
(清水)いやあっ…。
なあ愛菜。
まさじ君のところは本当のお父さんが出席されるやろ。
愛菜も本当のお父さんに来てもらいたいんやないか?ナイス質問!
(清水)ちょ…ちょっと!しぃ〜。
我慢して。
まさじ君のところを見ててほんまの親子ってやっぱりええもんやなと思うたんや。
あっいや俺がお前の立場やったら本当のお父さんに花嫁姿を見てもろて「愛菜おめでとう」って言うてもらいたいと思うんや。
ううっ…。
(西川)愛菜どうや?ううぅ〜。
(愛菜)私は…。
ううぅ〜〜!もしもし。
(清水)あんたもかいなおい!ゲソよりゲソ派です。
(清水)それゲソやないかお前。
(安世)主任結局本当のお父さんのことどう思ってるか聞けないままでしたね。
でもしかたないよなこれは。
そんなことよりも披露宴でななんとか事件さえ起こらんかったらええねんけどな。
そうですね。
うん。
(烏川)ええ〜続きまして西川建設の楠本様諸見里様からお祝いのお言葉でございます。
パチパチパチパチ…
(拍手)
(見江子)まさじ様愛菜様ご結婚おめでとうございます。
(見江子)「私は長年西川建設に勤務しておりまして愛菜さんがまだ幼い頃から存じております。
以前本当のお父様をどう思っておられるか聞いたことがありました。
するとこう答えられました」。
ど…どう答えたんや?
(見江子)愛菜さん。
(諸見里)はい。
あいつ愛菜の役かいな。
(見江子)社長は優しいお父様ですね。
(諸見里)はい。
(見江子)でもたまには本当のお父様のことを考えられるんじゃありませんか?本当のお父様のことをどう思っているんですか?しょうでしゅね…思ってましゅ。
しぇしぇしぇしぇだじょしゅでしゅね。
(見江子)なるほど。
よく分かりました。
なんも分からへんがなおい。
(見江子)以上をもちまして…。
はあ!?
(見江子)二人からのお祝いの言葉にさせていただきます。
いや…。
パチパチパチパチ…いやいやいや…。
心温まるスピーチでございました。
なんにも温まってませんけどね。
(烏川)ええ〜続きまして新郎のご友人吉田裕様高井俊彦様によりますお歌のプレゼントでございます。
パチパチパチパチ…
(高井)ええ〜まさじ愛菜さん結婚おめでとう。
今日は二人のために歌を作ってきました。
一生懸命練習してきたんで聴いてください。
シャンシャンシャンシャン…
(高井)・愛菜さんの家は
(高井)・笑顔がいつも絶えないシャンシャンシャンシャン…お前練習したか?おい。
シャンシャン…・まさじのお母さんはシャンシャンシャンシャン…あぁ…あぁ…。
シャンシャンシャンシャン…なんや?なんや?・着物を着ている今考えたやろ!歌詞忘れたから今考えたやろお前。
シャンシャンシャンシャン…
(高井)・愛菜さんのお父さんは
(高井)・なんでも包んでくれそうな
(高井)・とってもおっきな
(高井)・心の持ち主・まさじのお父さんははぁ…。
「はぁ…」ってなんや。
なんかあるやろなんか。
シャンシャンシャンシャン…・まばたきしているシャンシャンシャンシャン…目が乾くやろせな。
シャンシャンシャンシャン…・日本語喋ってる日本人やからや!いや…。
(裕)・何かを頬張ってる空っぽやおい!なんかあるやろ。
いや…。
(高井)ありがとうございました。
終わりかいおい!
(高井)おめでとう。
なんやったんや。
パチパチパチパチ…心温まるお歌でございましたね。
いや一切温まってませんよこれ。
(烏川)続きましてもお歌のプレゼントでございます。
新婦のご友人家門鈴乃様森田まりこ様岡田直子様によりますお歌のプレゼントでございます。
パチパチパチパチ…
(鈴乃)まさじさん愛菜結婚おめでとう。
(直子)まさじさん。
愛菜のこと幸せにしてあげてくださいね。
(まりこ)それでは私たちの「てんとう虫のサンバ」聴いてくださ〜い。

(「てんとう虫のサンバ」)
(3人)・あなたと私が夢の国
(まりこ・鈴乃・直子)・森の小さな教会で
(まりこ・鈴乃・直子)・結婚式をあげました
(3人)・照れてるあなたに虫たちが
(3人)・くちづけせよとはやしたて
(3人)くちづけせよとはやしたて!くちづけせよとはやしたて!
(まりこ)あぁ…。
ふふふっ。
(まりこ・直子)くちづけせよと…。
おかしいやろおい!
(まりこ・直子)くちづけせよと…。
なんで両親のチュウが見たいねん。
向こう向こう!そらそうでしょ。
おかしい。
(直子・まりこ)くちづけせよと…。
(見江子)えっ!
(直子・まりこ)くちづけ…。
上司と部下それ!違う。
向こうでしょ。
見たないやろそこの。
(直子・まりこ・鈴乃)くちづけ…。
それも違う!おっさんとおっさんやそれ!何して…。
すんのかいおい!
(烏川)ええ〜ここで新婦からご両親へ感謝の手紙を読まさしていただきたいと思います。
ご両親ご起立お願いいたします。
(烏川)「お父さんお母さん」…。
読んだらあかんで!花嫁さんが読まんとだめですね。
(烏川)申し訳ございませんでした。
「お父さんお母さん今日まで本当にありがとうございました。
お母さんどんなときも優しくていつも笑顔を絶やさずにいてくれました。
そしてお父さん今こうして幸せになれたのもお父さんのおかげです。
お母さんとこれからも仲よくいつまでも元気でいてください。
それから私の本当のお父さん」…。
はい!
(清水)こらこらこらこら。
あきませんよ。
(愛菜)「本当はお父さんにも私の花嫁姿見てほしかったです」。
めっちゃ見てるよ。
川畑さん!我慢せんと。
(愛菜)「でもきっと私の幸せを願ってくれていると信じています。
たとえ遠くに離れていても」。
まあまあ近いよ。
(清水)あきません言うてんねん。
(愛菜)「私はまさじさんと幸せになるのでどうぞ安心してください。
天国のお父さん」。
いや死んでへんよ俺。
なんて伝わってんねやおい。
知りませんやんそんなもん。
(愛菜)「お父さんお母さんそして今日まで私を支えてくださった皆さん本当にありがとうございました」。
パチパチパチパチ…心温まるお手紙でございましたね。
それしかまとめ方知らんのかいな。
(烏川)どうぞご着席くださいませ。
それでは最後に両家を代表いたしまして新郎の母浅香商事社長浅香あき恵様より皆様へお礼のご挨拶がございます。
よっしゃ。
これが終わったら披露宴も終了や。
なんとかな事件も起こらずに済みそうやな。
そうですね。
(あき恵)本日は皆様方にはお忙しいなか両家の披露宴にご出席していただきほんとにありがとうございました。
我が浅香商事はこれからも皆様方のお役に立つ愛される企業として日々精進していく所存でございます。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
パチパチパチパチ…
(ヒロ)浅香!調子のええことぬかすなこらぁ。
(あき恵)何を言いだすの?あなた。
(ヒロ)お前のせいでのうどれだけの会社が倒産したか分かっとんのかい!
(あき恵)失礼なこと言うんじゃないわよ!
(ヒロ)うちの会社もそうや。
お前に裏切られて会社潰れたんじゃい!
(あき恵)何を言ってんのかさっぱり分からないわよ!ほな…私も今…。
お前ほんまに分からん!
(中川)母親…。
お前ほんまに分からんから。
(中川)おい殺したる!
(直子・まりこ)きゃあ〜!
(烏川)そこまでや!お前らやな命を狙ってたのは。
(ヒロ)誰じゃお前!
(烏川)大阪府警の刑事や。
浅香社長を守るために潜入してたんや。
武器を捨てて自首しなさい!
(中川)ちくしょう!こうなったら…。
どけこらぁ!
(ヒロ)向こう行けこらぁ!
(愛菜)きゃあ〜!
(西川)愛菜に何をする!
(ヒロ)おいこいつの命が惜しかったら浅香社長をこっちに渡せ!行ってこい!
(あき恵)うわぁ〜!あほかお前!ほんま死んでまうやろわし行ったら!何しとんねん!
(ヒロ)ほんまに殺すぞこらぁ。
(オクレ)ここは私に任せなさい。
(烏川)先輩大丈夫っすか?
(場内笑い)こらぁ〜〜!なめとったら足腰立たんようにしてまうぞ〜。
あぁ…。
(ヒロ)おいおいおい!
(烏川)先輩大丈夫ですか?殺人未遂やぞ。
(ヒロ)なんにもしてへん。
触れてもないやんけ。
(烏川)復讐なんて諦めて愛菜さんを放せ。
(ヒロ)放されへんのう。
(烏川)どうしてもか?
(ヒロ)ああ。
(烏川)これでもか?おらぁ!
(ヒロ)んん〜…おらぁ!ワインちょうだい。
なんやそれ。
ごまかすん下手やな。
(ヒロ)ほんまに殺すぞこらぁ。
もうええ。
冗談はここからや。
(ヒロ)まだあんのかい。
冗談はここまでや。
おい愛菜を放せ。
(ヒロ)放されへんっちゅうとるやろ。
愛菜に傷付けてみぃ俺が絶対許さへんからな。
(ヒロ)なんやと?お前からいてまうぞ!バキ!お前もや!痛い!なんもしてへんがな。
おら動くなよお前ら。
ええかげんにせぇよ。
せぇ〜の…。
(烏川)なんでやねん。
なんでピラミッドやねん。
(オクレ)よ〜しここまでや。
バンバン!
(ヒロ)おいおい!
(烏川)出ぇへんかったら撃たんでよろしいがな。
(オクレ)引っ掛かったふふっ。
こらぁ。
(ヒロ)お前何笑うとんねんこらぁ。
(オクレ)手ぇ出せ。
(烏川)おもちゃやおもちゃ。
心配すんな。
まさじ君のお父さんではなく刑事さんやったんですね。
娘を助けていただいてありがとうございます。
いやあの…うそをついていて申し訳ございませんでした。
(西川)いえ。
(まさじ)あの…お父さんじゃなかったんですね。
あっ…そうや。
よかった〜!どんだけ嫌われてんねん俺は。
(まさじ)でも愛菜ちゃんのことを助けていただきまして本当にありがとうございました!あの…まさじ君やったね?
(まさじ)はい。
必ず幸せにしてあげてください。
(まさじ)はい。
(愛菜)刑事さん助けてくださって本当にありがとうございました。
いやあの…当然のことしただけやから。
(愛菜)そういえば助けてくださったときに「愛菜」っておっしゃってましたよね。
えっ?いや…えっ?
(まさじ)確かに言われてました。
えっいやそんなん言うてない…。
言う…言うてないっすよね?いや言うてたよ。
おいちょっと待て。
裏切るなよ。
(愛菜)なんで「愛菜」っておっしゃってたんですか?俺ちょっと興奮してたんもあるしそれにまさじ君のお父さん役してたっていうのあるからそのお嫁さんやから自分の娘みたいな…。
そのお嫁さんやから娘みたいな感じがしただけで…。
ごめんね呼び捨てにして。
(愛菜)あっいえ。
でも助けてくださってありがとうございました。
ははっ。

(2人)はははっ。
ははははっ。
ははははっ。
(烏川)もうええやろ!何回すんねん。
すみません。
(烏川)行くぞ。
行くぞ。
あっはい。
あの…二人必ず幸せになってください。
じゃあ。
(靖子)あの…刑事さん。
こちらの刑事さんちょっとお借りしてもよろしいでしょうか?
(烏川)かまいませんが。
(靖子)あの…すみません愛菜と写真を撮っていただけないでしょうか?
(愛菜)えっ二人で?
(靖子)ええ。
ほらこちらの刑事さん愛菜のこと助けてくださったでしょ。
これも何かの縁よ。
ねっお写真撮ってもらいましょ。
(愛菜)うん。
じゃあお願いします。
ありがとう。
(安世)川畑さんよかったですね。
(清水)よかったですね。
はい。
(烏川)川畑よかったな。
はい。
(ヒロ)川畑。
(中川)よかったのう。
誰やお前ら!なんで上からや。
川畑。
パン!やった!やりましたよ。
(清水)なんでこのタイミングでやりましたん?確かにそうですけど。
(清水)じゃあ僕シャッター押しますね。
(靖子)すみません。
(清水)お預かりいたします。
せっかくなんでね高砂席で撮りましょう。
あっいいですか?じゃあ…。
すみません皆さん。
(清水)これも記念でございますからどうぞ行っていただいて。
じゃあいきますよ。
はいチーズ。
カシャ!
(シャッター音)わしら写ってへんがなおい!
(諸見里)いや〜やった〜。
(すっちー)この後はすち子の…。
(一同)この子ら見たげて〜!イエ〜イ!吉本新喜劇にはおもしろい若手がたくさんいます。
今日はどの子にしようかしら?
(一同)イエ〜イ!いがわゆり蚊ちゃんいきましょ。
(ゆり蚊)やった〜!アゴに傘をかけて大阪を一周したいと思います。
(すっちー)大阪を一周?随分時間かかるよ。
いきます。
大阪天満桜ノ宮京橋大阪城公園森ノ宮…。
玉造鶴橋…鶴橋…鶴橋桃谷…ああ〜!
(すっちー)半周もできなかった〜!でも大じゃくれ。
うえぇ〜!11月14日金曜日NGKで「しみけんの座長に・・なりたいんや!!」を行います。
昼間の新喜劇とはひと味違いますよ。
ここでしか見れないしみけんすっちーワールドを見にNGKにお越しください!はっは〜届け!2014/10/18(土) 12:54〜13:54
MBS毎日放送
よしもと新喜劇[字]【「どっちの父親ショー」】

「どっちの父親ショー」▽会社社長の護衛で新郎の父親に扮する川畑。そこに来た新婦は生き別れた子供だった!!果たして川畑は自分の正体を明かすのか?

詳細情報
番組内容
会社社長の護衛で新郎の父親に扮する川畑
そこに来た新婦は生き別れた子供だった!!
2人組の男に人質に取られる娘
体を張って助ける川畑に娘は疑問を抱く
果たして川畑は自分の正体を明かすのか?
出演者
すっちー/島田珠代/高橋靖子/清水けんじ/島田一の介/清水啓之/浅香あき恵/松浦真也/中川貴志/Mr.オクレ/、楠本見江子/烏川耕一/金原早苗/吉田裕*/安井まさじ/諸見里大介/レイチェル/福田多希子/しゃっきー/吉田ヒロ
ほか

ジャンル :
劇場/公演 – その他
バラエティ – お笑い・コメディ
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
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