(新番組)<木曜劇場>ディア・シスター #01【石原さとみ・松下奈緒W主演&初共演!】 2014.10.16

(チャイム)
(葉月)157番でお待ちのお客さま。
4番の窓口までお越しください。
(葉月)お待たせしました。
どうぞお掛けください。
それではご用件を承ります。
(梨央)はい。
(健人)梨央ちゃん。
こっち。
婚姻届見せて。
(梨央)こう?
(健人)そうそう。
(梨央)アハハ。
お願いします。
(葉月)あっ…。
(健人)婚姻届を出しに来ました。
(梨央・健人)イェーイ。
(梨央)じゃあお願いします。
(葉月)ああ。
(葉月)婚姻届ですね。
おめでとうございます。
(梨央)あーっ。
(健人)言ってくれた。
(梨央)やった。
(健人)それ言う人と言わない人がいるんですよね。
(梨央・健人)ありがとうございます。
(梨央)ラッキー。
(健人)言ってくれた。
(尚子)どうしたの?いらいらしちゃって。
してません。
(尚子)声で分かるのよね。
フカサワさん機嫌がいいときと悪いときともう全然違うからさ。
ハハハ。
深沢です。
(尚子)まっほぼ悪いんだけどね。
(尚子)ところでさまだ結婚しないの?ハハハ。
(達也)お疲れさまです。
(尚子)お疲れさまです。
お疲れさまです。
葉月。
うん?飯行ける?うん。
じゃあお昼行ってきます。
(尚子)いってらっしゃい。
(達也)あれ?何か疲れてない?そう?
(達也)大丈夫?大丈夫大丈夫。
(尚子)ハァー。
チッ。
(峻介)Aランチ3。
ご注文いただきました。
(仁美)目玉焼き?普通ソースでしょ。
(優子)絶対しょうゆやろ。
(真智子)私はケチャマヨしょうゆ。
(優子)何それ?カロリー高過ぎひん?
(仁美)ねえ。
おいしいの?
(真智子)うん。
(峻介)Aランチお待たせしました。
(真智子)すいません。
ケチャップとマヨネーズあります?
(峻介)はい。
(仁美・優子)マジ?ホンマ?
(峻介)いらっしゃいませ。
お二人さまですね?
(達也)はい。
(峻介)お好きな席どうぞ。
(陽平)いらっしゃいませ。
こんにちは。
(陽平)こんにちは。
熱っ。
(統太)お待たせしました。
そういえばねまた結婚式に呼ばれたの。
(達也)へえー。
また大学の友達。
先月行ったばっかりだよ。
そうだね。
結婚ラッシュっていうの?ほら。
みんなやっぱり20代のうちにっていうのがあるみたい。
なるほど。
あっ。
これうめえ。
食べた?うめっ。
(バイブレーターの音)うん?
(バイブレーターの音)ちょっとごめんね。
(達也)ああ。
もしもし?
(陽平)痛っ。
何だよ。
(香織)店長ともあろう人間が特定のお客さん見てにやけてんじゃない。
気持ち悪い。
(陽平)気持ち悪いって何だよ?
(香織)いいかげん諦めなさいよ。
(香織)葉月ちゃんにはれっきとした彼がいるんだから。
(陽平)別に俺はそのう。
付き合うとかそういう…。
・いらっしゃいませ。
(陽平・香織)いらっしゃいませ。
えっ?あした?
(七重)そう。
あした。
どうしてる?いいよ。
わざわざ。
達也さんも何か考えてくれてると思うし。
(七重)はっ?えっ?あっ。
で?
(七重)いやね。
友達から急に旅行に誘われちゃって。
ちょっとお金貸してくんないかなと思って。
ハァ…。
(七重)でも安いの。
台湾5日間で10万よ。
10万。
ヘヘッ。
格安でしょう?たださついこの間定期つくったばっかりで現金がなくてさ。
お給料入ったらすぐに返すから。
友達って誰?
(七重)ああ。
あのう。
ほら。
(七重)ダンス教室の。
男の人?女の人?それは…。
自分のお金どう使おうと自由だけど人に借りてまでっていうのはちょっと違うんじゃないの?あと男の人とお付き合いしてるみたいだけど旅行とか行くのはどうかと思うよ。
だいたいその人どういう人なの?もういいわよ。
何なのよ。
ちょっとお金貸してって言っただけなのに。
いったい誰のおかげで一人前になれたと思ってんの?あんたが大学に行けたのも公務員になれたのも全部私が苦労して働いたおかげじゃないの。
親バカにすんのもいいかげんにしなさいよ!
(通話を切る音)
(不通音)
(達也)うん?どうした?ううん。
それよりあしたなんだけど…。
(達也)あっ。
ヤベッ。
ちょっと俺行くわ。
えっ?
(達也)いや。
1時から会議なんだよ。
例の区民イベントあしただから。
区民イベントって。
えっ。
じゃああしたは?一日区民ホール。
ごちそうさまでした。
(一同)ありがとうございました。
(小銭の落ちる音)もう。
うん?えっ?もう。
お母さん。
鍵ぐらい締めてよ。
えっ?えっ?何これ?・
(2人)いいじゃん。
駄目だってば。
お母さん?お母さん?何してんの?・
(2人)触んないで。
いいじゃんいいじゃん。
(美咲)しつこいってば!
(男性)痛っ。
(美咲)あーっ!お姉ちゃん!お姉ちゃん!キャー!アハハ。
お姉ちゃん!あっ。
ちょっ…。
痛た。
痛い痛い痛い。
お姉ちゃん。
ちょっと待ってよ。
ちょっとお姉ちゃん。
もう。

(ドアの開く音)あっ。
(男性)わっ。

(ドアの閉まる音)・
(鍵の締まる音)はっ!?えっ。
何で?大家さんに借りたんだもん。
もう。
ちょっとそれ返して。
えーっ。
やだ。
こら。
やだ。
ちょっと美咲。
こちょこちょ…。
やっ!ちょっ。
ちょっと。
あんた。
そんなもん食べたら死ぬよ。
あーっ。
ハハッ。
食べるわけないじゃん。
何言ってんの?お姉ちゃん。
笑わせないでよ。
もう。
おなか痛い。
ハァー。
さっきの誰?えっ?知らない。
はあ?何か電車で隣に座ってて荷物持つって言うから持ってもらったんだけど着いたら「トイレ貸して」だって。
古典的過ぎない?そんなよく知りもしない人家に上げたの?知り合ってる途中でお姉ちゃん帰ってきちゃったから。
もう。
ふざけないでよ。
ハァ…。
だいたい今までどこで何してたわけ?何年も連絡よこさないで急に現れたと思ったら勝手に人の部屋上がりこんでよく知らない男連れ込んで。
散々散らかした揚げ句に人のベッドでさ…。
ねえ。
聞いてんの?うん?あーっ。
ちょっと。
それ私が今日お風呂あがったら食べようと思ってたんだから。
いいじゃん。
またおんなじの買ってくればいいんでしょ?でもこれそこまでおいしくないわ。
もう。
何で今なのよ?何でって?私結婚控えてるの。
嘘!えっ?結婚式いつ?まあ具体的にはまだだけど。
プロポーズされたんだ?はあ?いや。
だからまだ何も詳しいことは決まってないけど近いうちにそうなりそうな予感がするっていう意味よ。
それ結婚控えてるって言わないし。
ああもう。
あのね。
今まであんたには人生の大事な節目をことごとく駄目にされてきてるのよ。
大げさだなぁ。
もう。
大げさじゃないわよ。
忘れもしない小学校の卒業式の日。
私の髪の毛いきなりはさみで切ったよね。
えっ?誰が?あんたがよ。
ツインテールの片方根元からじょきって切ったでしょ。
まさか。
もう。
ふざけないでよ。
ピアノの発表会のときはドレスにマジックで落書きしたし。
高校受験のときは目覚まし止めて遅刻させたし。
大学のときは私が告白しようと思ってた人に手まで出したじゃない。
告白?しようとしてたの?とにかくあんたのおかげで私がどれだけしなくてもいい苦労してきたと思ってんのよ?ねえ。
お願いだから結婚だけは。
それだけは邪魔しないで。
おいしい。
これお姉ちゃん漬けたの?うーん。
うーん。
もう。
何で?もう何でよ?実家に行けばいいでしょ実家に。
あんたは私と違って愛されてんだから。
私が愛されてる?冗談やめてよ。
お母さんはお姉ちゃんにしか興味ないじゃん。
はあ?カワイイカワイイって大事にされてきたのはあんたの方でしょ?分かってないな。
あんなのペットかわいがってんのとおんなじだって。
でもお母さんはお姉ちゃんのこと優秀な子に育てようって必死だったよ。
まあそれが自分のためだったかお姉ちゃんのためだったかは別にしてね。
ハッ…。
まあお互い親に振り回されて育ったってことは確かだよね。
あっ。
忘れてた。
もう。
うんうーん!もうお願いだから出てって。
これつまらないものですけど。
あっ!つんつくつん?ハハッ。
お世話になります。

(和子)10点。
20点。
ふん。
カップルか。
おーっ!70。
いや。
75はいくね。
どっちにしろ本日最高得点出ました!ちょっともう。
声が大きいってば。
(和子)聞こえてもいいよ。
声掛けてくれたらなおいい。
もしかしてそれが目的?
(和子)あのね小4のときから夜型人間だった私が親友のあんたに誘われたからって健康のためにジョギングすると思う?正直かなり追い詰まってんだよね。
もう何年セックスしてないか知ってる?知りたくない。
(和子)そっか。
それよりどうすんの?うん?
(和子)美咲ちゃん。
ああ…。
(和子)妹だから邪険にできないのも分かるけど彼女がそばにいたら必ず悲惨なことが起きるんだから。
一日も早く追い出しな。
分かってる。
いただきます。
(アラーム音)うん?あっ…。
ごちそうさまでした。
美咲。
ちょっと。
起きて。
私もう出掛けるけど今日中に出てってよね。
出るときちゃんと鍵掛けて大家さんに返すのよ?分かった?うーん。
分かった…。
ハァー。
いってらっしゃい…。
あーあ。

(男性)ホントよろしくお願いします。

(達也)ああ。
思いっ切り盛り上げるよ。
じゃあまた後で。
(男性)うん。
じゃあね。
(達也)はい。
おはよう。
(達也)ああ。
おはよう。
ねえ。
(達也)うん?今日仕事終わってから会えない?
(達也)ごめん無理だ。
夜までかかる。
遅くなってもいいの。
日付変わる前に少しでも会えないかな?
(達也)いや。
無理だな。
打ち上げも幹事だしさ。
また区長のエンドレストーク我慢して聞かなきゃ。
あっ。
あしたは大丈夫だから。
また連絡するね。
うん。
(達也)おはようございます。
(警備員)おはようございます。
よいしょっと。
(バイブレーターの音)
(着信を切る音)
(永人)はいはーい。
おはよう。
ハチ。
(永人)とっくに昼過ぎてるけど。
おはよう。
何か食べてる?うん。
バナナ。
練習中?
(永人)うん。
ねえ。
例の件調べてくれた?
(永人)ああ。
調べたよ。
うーん!じゃあ区役所の裏にあるAPPLESEEDって店で1時半。
(永人)OK。
じゃあ後でね。
うん。
ノッチー。
(永人)ノッチー。
(永人)仕事は真面目。
交友関係も良好。
うん。
(永人)けど女関係は全然駄目で過去3年で少なくとも10人と関係してるよ。
はっ?ろくでもないね。
(永人)ねえ。
ハァー。
(永人)ってさっきから何書いてんの?うん?死ぬまでにしたい10のこと。
(永人)えっ?昔あったのそういう映画が。
お姉ちゃんと見に行ってさ。
死ぬまでにしたいこと言い合って盛り上がったな。
(永人)美咲死ぬの?はっ?
(永人)だってそんなの書いてるから。
誰だっていつかは死ぬでしょ?人間なんだからね。
(永人)何だよ。
そういう意味か。
ねえ。
ハチは?死ぬまでにしたいこと何かある?
(永人)うーん。
そうだな。
死ぬほど好きになりたいかな。
誰かを。
分かる!やっぱさ恋してるときって一番生きてるって実感湧くよね?
(永人)ねえ。
ねえ。

(陽平)お前たち知らないか?タイガースって野球チーム…。
ハチ。
ゲイから見て彼なんかどうなの?
(永人)えっ?カッコ良くない?
(永人)ああ。
カッコイイ。
ゲイかなぁ?いやぁ。
100%ストレートでしょ。
子持ちだし。
あっ。
そっか。
もうハチ残念だね。
(永人)うん。
残念。
ねえ。
うまっ。
うーん。
和ちゃん。
今日は朝まで付き合って。
(和子)はいはい。
(和子)ああー。
ごめん。
仕事の電話だ。
佐藤で予約してるから先入ってて。
うん。
(和子)お疲れさまです。
うん?・
(クラッカーの音)キャッ。
(一同)お誕生日おめでとう!えーっ。
やだ。
何で?
(和子)おめでとう。
(一同)・「ハッピーバースデートゥユー」・「ハッピーバースデートゥユー」・「ハッピーバースデーディア葉月」
(和子)イェーイ!
(一同)イェーイ!えっ?
(達也)葉月。
俺と結婚してくれ。
(尚子)あーあ。
泣いちゃった。
(和子)葉月。
返事は?はい。
(達也)よっしゃー!うわぁ。
(達也)クリーム。
クリームすごい。
あーん。

(和子)次は私の番だからな。
待っとけよ!幸せになります!イェーイ!どうぞ。
おめでとう!あっ!痛っ。
痛…。
痛っ。
ごめんなさい。
大丈夫ですか?もう全然大丈夫だから。
大丈夫なわけないでしょ?目に当たってたらどうするつもりだったのよ?だから謝ってるじゃない。
あんたの謝り方は全然反省してるように聞こえないのよ。
まあまあまあまあ。
妹さんだって悪気があってやったわけじゃないんだからな?美咲っていいます。
美咲ちゃんか。
うん。
名前もカワイイんだね。
えーっ。
そんな。
だいたい何でまだいるわけ?今日中に出てってって言ったはずでしょ?えっ。
まだ今日終わってないよ?へ理屈はいいから出てって。
あっ。
じゃあお誕生日のお祝いしたら。
誰があんたに祝ってほしいなんて頼んだ?少しでも祝う気持ちがあるんだったら今すぐこっから出てってよ。
葉月。
どうしたんだよ?いつもの葉月らしくないぞ。
そうだそうだ。
妹さんがいたなんて知らなかったから驚いたけどもうすぐ義理のきょうだいになることだし。
なっ?えっ?きょうだい?実は今日プロポーズしてOKもらったばかりなんだ。
えーっ。
そうだったの?えっ。
おめでとう!あっ。
指輪だ指輪!あっ。
見せて。
奇麗。
すてき。
もう。
よかったねお姉ちゃん。
何たくらんでんのよ?えっ?何のこと?結婚式にはもちろん美咲ちゃんも出席してくれるよね?もちろんです。
いやぁ。
何かうれしいな。
あっ。
葉月。
さっきのシャンパンは?せっかくだからみんなで乾杯しようよ。
そうですね。
じゃあ私用意してきます。
よし。
あっ。
お兄さんちょっと。
大丈夫?ありがとうございます。
お祝いお祝い。
よし。

(電子音)これお願いします。
(尚子)ねえ。
ちょっと出すの早いんじゃないの?年末までは働きますよ。
(尚子)あっ。
そうじゃなくって。
「まだ結婚できるかどうか分からないじゃない?」って言ってんの。
どういう意味ですか?
(尚子)それにあれ終わったの?あれって?
(尚子)ブライダルチェック。
ブライダルチェック?何ですかそれ?
(尚子)《結婚前に受ける婦人科検診のこと》《結婚してから子供ができなくてもめる夫婦結構いるみたいで》《最近は問題なく妊娠できる体かどうか結婚前にチェックする人も少なくないんだって》・
(看護師)深沢さん。
深沢葉月さん。
あっ。
はい。
(看護師)診察室へどうぞ。
あっ。
はい。
(担当者)高校卒業から現在まで空欄になってますがアルバイトか何かされてたんですか?家事手伝いをしていました。
(担当者)家事手伝いですか。
この経歴じゃちょっとね…。
(担当者)高卒で資格は特になしと。
パソコン扱えますか?パソコンですか?
(担当者)ワードとエクセルができれば問題ないんですけどね。

(担当者)これご自分でデザインなさったんですか?はい。
(担当者)すてきですね。
ありがとうございます。
(担当者)いや。
ただこれだけのビーズ刺しゅうを施すとなると費用の方はかなり掛かってまいりますね。
(和子)ずばりどれぐらい掛かります?ちょっと…。
(担当者)そうですね。
まあおおよそこんなところでしょうか。
(葉月・和子)えっ!
(和子)ホントにいいの?レンタルで。
しょうがないよ。
ドレスにあんな大金掛けらんないもん。
(和子)うーん。
そうだけどさ。
一生に一度のことだよ?自分でデザインしたドレス着るの小さいころからの夢だったんだからさ。
駄目もとで相談だけでもしてみたら?いいの。
ドレスは一度着たら終わりだし。
それよりもお料理や引き出物に掛けた方がいいよ。
(和子)ふーん。
せっかく公務員になったのに彼の希望で専業主婦。
自作ドレスが夢だったのに彼に遠慮してレンタルドレス。
葉月。
あんたホントにそれでいいの?ハァ。
いいのいいの。
私は結婚したかったの。
だからいいの。
(和子)ふーん。
ただいま。
美咲?いないの?えーっ?ああ。
もう。
ちょっと。
もう。
美咲?・何?また人の服勝手に着た…。
おかえり。
何してるわけ?ああー。
これ1回やってみたかったんだよね。
ほら。
高校んとき一緒に見たじゃん?『死ぬまでにしたい10のこと』で「もしもうすぐ死ぬって分かったら何する?」って言って。
その一つがこれだったの。
覚えてない?覚えてないか。
もういいかげんにしてよ!突然転がり込んできて勝手なことばっかりして。
揚げ句の果てには何なのよこれ!?これが人んちにお世話になってる人間のやること?そんなに怒んなくたっていいじゃん!怒るわよ。
だいたいあんた幾つよ?やることなすこととても分別ある大人の行動とは思えないのよ!そうだよねぇ。
お姉ちゃんは私と違って小さいころから優秀だったもんねぇ。
ちゃんと勉強していい大学出て親の期待どおりの就職に就いて職場結婚までして。
本当に…。
うわっ。
つまんない人生。
なっ…。
ちょっと。
待ちなさいよ!じゃああんたは私よりもいい人生送ってるとでもいうわけ?いい年して仕事どころか住むところすらないじゃない。
男たぶらかして遊んでばっかりの人生が素晴らしい人生なわけ?お姉ちゃんってホント変わってないね。
くそ真面目で自分が一番偉いと思ってて。
言うこと全部上から目線で嫌みっぽくて。
ホント人としてもつまんない。
ハァー。
あんたみたいに人に迷惑ばっかり掛けてる人間よりましでしょ?人見下してる人間もどうかと思うけど。
それはあんたがだらしないからじゃないのよ。
神経質だと偉いわけ?だからお姉ちゃんモテないんだよ。
相変わらず色気もないし。
そっちは色気しかないくせに。
この男たらし。
モテないからってひがまないでよ。
がり勉。
遊び人。
頭でっかち。
考えなし。
ぺちゃぱい!チビ!年増。
年増!?うん?火事?家事ができないのはあんたの方でしょう?その家事じゃない。
後ろ見てよ。
後ろ後ろ。
えっ!?えっ?あっ!あっ!ああーっ!燃えてる!美咲。
あのう。
キッチンの換気扇回してきて。
換気扇換気扇。
換気扇だ。
これだ。
換気扇。
換気扇回りました!よかったね消えて。
ハァー。
お姉ちゃんはすごい。
冷静だった。
さすがだよ。
もうあした出てって。
さもないと放火未遂で警察呼ぶから。

(ドアの開閉音)
(永人)美咲。
お待たせ。
もう。
遅いよ。
(永人)ごめんごめん。
出ようとしたら兄貴から電話かかってきてさ。
何だって?
(永人)うん。
こっち異動になったんだって。
えっ?
(永人)何かこっちの教室で欠員が出たらしくて。
急に決まったから取りあえずうちに越してくるって。
(永人)ったくさあの狭い部屋でどうやって2人で暮らせっていうんだよ。
だいたい兄貴といると俺妙に緊張するしマジ勘弁してほしいっていうか。
美咲?うん?どうしたの?えっ?別に。
(永人)兄貴のことまだ好きとか?ちょっとやめてよ。
いつの話?いまさら会って昔の話蒸し返されんのやだなってだけよ。
だよね。
あっ。
それよりあっちの方どうだった?ああ。
ばっちり。
ああ。
ありがとう。
(永人)ちょっとこれ見てよ。
これでしょ?これ。
これ。
うっ。
ヤバくない?どうすんの?
(和子)であっちはどうだった?あっちって?
(和子)ブライダルチェック。
検査結果出たでしょ?あっああ。
うん。
何ともなかった。
(和子)よかったじゃん。
私も受けとこうかな?ブライダルチェック。
ほら。
結婚決まってからだとさばたばたするでしょう?相手見つかってからでいいんじゃない?
(和子)あら。
やだ。
聞いた?この子こんな顔して結構きついこと言うんですよ。
ハァー。
ホントだ。
嫌みっぽい。
(和子)うん?ねえ和ちゃん。
私ってさくそ真面目で自分が一番偉いと思ってて言うこと全部上から目線で嫌みっぽくて人としてつまんない人間?
(和子)何言ってんの。
誰もそんなこと言ってないでしょ。
美咲に言われたの。
ほら。
早く追い出さないから。
追い出したよ。
さすがに出てったと思う。
(和子)ならいいけど。
つるすべ。
もう。
嘘でしょ?もう許さん。
はっ。
今日中に出てけって言ったでしょ?あっ…。
ち…違う。
違うんだよこれ葉月。
こ…これ。
この期に及んで言い訳する気?えっ?見苦し過ぎ。
ハハッ。
何なのよ!いっつもこう。
いっつもこうやって私の人生めちゃくちゃにする。
何でなの?私何かあんたに恨まれるようなことした?もう出てって。
お願いだから…。
今すぐ私の人生から出てって!あのう。
葉月…。
あなたも出てって!はい!・
(ノック)誰?・私。
美咲?ちょっと待って。
ちょっと待ってね。
どうしたの?お姉ちゃんちから歩いてきた。
何で電話しないんだよ?なくした。
もう寝かせて。
もう立ってらんない。
ハチ。
ハチ。
う…うん。
ハァー。

(チャイム)・
(七重)葉月。
葉月。
開けて。

(ノック)えっ?
(七重)鍵忘れちゃったの。
いないの?何でよ?
(七重)暗い。
ねえ。
コーヒーちょうだい。
休みの日だからってこんなのんびりしてていいわけ?準備はもう済ませたの?何の?何のんきなこと言ってんのよ。
結婚に決まってんじゃない。
ああ。
それ?なくなったから。
なくなった?あんたまさか結婚式しないつもり?あっ。
いや。
駄目よ。
式挙げないで入籍だけなんて許さないわよ。
娘の結婚式で手紙読まれんのが夢だったんだから。
ほら。
式のクライマックスで花束もらって娘が手紙を読んでみんなが泣くじゃない?あれだけは絶対にやりたいの。
ハァー。
私の長年の夢奪わないでよ。
そうじゃなくて。
違うの?何だ。
もう脅かさないでよ。
式じゃなくて結婚自体がなくなったの。
何で!?何でよ?あんたいったい何やったの?何でって何で私のせいになるわけ?だってもう留め袖注文しちゃったわよ。
京友禅の一点物なんだけどさこれがすっごいお値打ち価格。
ねえ。
婚約解消なんて大げさに言ってるだけなんでしょ?ホントはただの痴話ゲンカなんでしょ?美咲に聞いて。
美咲?あんた美咲に会ったの?突然押し掛けてきたの。
何でもっと早く教えないのよ?私があの子のことどれほど心配してるか…。

(チャイム)美咲?ハハッ。
フフフ。
(和子)うわーっ!ああ。
びっくりした。
えっ?えっ?どうも。
あっあのう。
葉月さんと同じ高校だった佐藤です。
どうも。
(和子)どうも。
ああ。
どうぞ。
私ね今ちょうど帰るところだったんです。
葉月。
ちょっとかばん…。
あったわ。
はいどうぞごゆっくり。
(和子)どうも。
(和子)あのう。
お母さん久々に会ったけどさ何つうかね相変わらずの空気感だね。
昔っからそう。
妹はみんなに愛されて私は誰からも愛されない。
またそんな。
婚約解消した理由だって聞きもしない。
まっ美咲が原因って言ったところで私のせいにされるのがオチなんだけど。
ずっとこうやって差別されてきた。
そもそも名前が名前だしね。
名前?妹は「美しく咲く」で美咲。
でも葉月って「葉が落ちる月」って意味だよ。
8月生まれでもないのに何で葉月?もう訳分かんない。
そんなことないって。
深沢葉月なんて奇麗だし印象的な名前だよ。
私なんて佐藤和子だよ。
何が問題?問題でしょう。
だって佐藤だよ。
佐藤なんて平凡な名字に和子なんて平凡な名前普通付ける?もろ昭和のにおいするしさ。
私は物心付いたときに真剣に疑ったよ。
両親のセンスを。
それに私は美咲より葉月の方がずっと好きだよ。
私も好きだよ。
佐藤和子って名前。
フッ。
ほら。
食べな。
ポップコーン買ってきたよ。
うん。
まあ結婚したら変わるって。
えっ?結婚できたらの話でしょ。
うん。
っていうか私の名前好きなんでしょ。
慰めてんの?落としてんの?どっちよ。
どっちだ!やめてよ。
この野郎。
携帯鳴ってるよ。
私のじゃない。
私のでもない。
じゃあ?うん?あったあった。
美咲のだ。
ああー。
もうどうしよう?えっ?そのうち取りに来るんじゃない?もう会いたくないんだけど。
じゃあちょっと待って。
おっ。
ロックしてない。
だって家もお金もないわけでしょ。
だったら誰かんちに転がり込んでるはずだから。
SNSはやってないし。
メールの履歴も残ってない。
あっ分かった。
友達いないんだ。
こりゃいないね。
うわ。
何これ?何?何?何?ううん。
見ない方がいい。
ちょっと見してよ。
見ない方がいいよ。

(達也)お疲れさま。
ちょっといいかな?・
(ノック)ああー。

(宗一郎)永人?・
(宗一郎)永人?いまさら許してもらおうとは思ってないけどホントに魔が差しただけっていうか。
美咲ちゃんがどうしてもって言うから断りきれなくて。
このときもそう言われたの?
(達也)えっ?これ平安さんよね?いつから付き合ってたの?
(達也)付き合ってないよ。
ただ何度か誘われて。
ホントすいませんでした。
美咲とは何で?それは俺もよく分かんないっていうか。
《お仕事中すいません》《内緒で相談したいことがあるんですけど》
(達也)《えっ?》
(達也)《えっ?えっ?何でこれ?》《お姉ちゃんが知ったら悲しむだろうな》《葉月には言わないでくれ》《その子とは別れるから。
頼む。
このとおり》《じゃあキスして》《えっ?》《してくれなきゃ言っちゃうよ》《いや…》何でキス?さあ?あなたのことが好きだったとか?いや。
それはない。
(達也)《大丈夫?》《触んないで》《二度と姉にも近づかないで。
このくず!》
(子供)お姉ちゃん。
お姉ちゃん。
待って。
もう疲れた。
歩けない。
(子供)えっ?もう。
はい。
しょうがないな。
いくよ。
(子供)やったね。
遅い。
あっ。
冷たい。
もう狭いし。
あれからずっとここにいたの?まさか。
風邪ひくって。
どうしてこんなややこしいことすんのよ?はっ?家を追い出された妹が思い出の公園にいるって定番じゃない?じゃなくて。
彼には他に女がいるって言えば済むことでしょ。
言ったって信じないでしょ。
確かに。
そうだ。
うわ!?何よ?もう何?ごめん。
はい。
どうぞ。
ありがと。
雨やんだよ。
窮屈だから出ない?うん。
出よっ。
はいはい。
ぺんぺん。
はいはい。
もう。
ちょっと。
でかいケツぺんぺん。
やめなさいっつうの。
痛い。
やあ!うわ!?ちょっと美咲。
ねえ?さっきから何やってんの?毎年この時季ここでお祭りやってたじゃん。
それが何?私さ的屋のお兄さんたちにかわいがられてたからさ。
(エンジン音)うお!?あっ。
ほらね。
奇麗!これいいの?勝手につけて。
構へん構へん。
どこの人よ?それにしても懐かしいねここ。
っていうか全然変わってなくて逆に引いたよね。
2人で家出してさよく来たよね?他に行くとこなかったしね。
でもよかったよ。
この公園があって。
ほら。
大人になってからっていざってときにこんなふうに逃げこめる場所ないじゃん。
あんな男でもやっぱりショック?ううん。
むしろほっとした。
えっ?そうなの?ホントはね私も彼に内緒にしてたことあったの。
えっ?何?ブライダルチェックで婦人科に行ったんだけど検査の結果妊娠しにくい体質だって分かったの。
えっ?妊娠に必要なホルモンが足りてないんだって。
ハァー。
そうなんだ。
彼が子供を欲しがってたかどうかは知らないよ。
でも結婚したら子供ができるものってみんなわりと当たり前のように思ってるじゃない。
私自身妊娠しにくい体質だって思ってもみなかったしね。
だから黙ってた。
言ったら破談になるんじゃないかと思って。
まっ言わなくても破談になったんだけどね。
好きじゃなかったんだよそこまで。
ホントに好きだったら言ったよ。
かもね。
あーあ。
もうせっかく結婚できると思ったのにな。
何でそんなに結婚したいのよ?独身飽きた。
何それ?だってもう一人は飽きたんだもん。
じゃあ私がもっとすてきないい男を探してあげるよ。
いらないから。
っていうかお願いだからもう余計なことしないで。
私のことはもう金輪際ほっといて。
ああー。
寒くなってきた。
じゃあ帰るね。
えっ!?えっ!?えっ!?帰っちゃうの?やだ。
やだ。
もう。
うるさいな。
うるさい!言っとくけど散らかすの禁止だからね。
男連れ込むのも禁止。
冷蔵庫のものも勝手に食べるの禁止だからね。
分かってるってば。
痛っ。
もう行こう行こう。
あっ!あと。
お風呂でアロマキャンドルも禁止ね。
フフフ。
ねえ?その嫌みっぽいとこマジどうにかしなよ。
一生結婚できないよ。
あんたこそそのふしだらなところどうにかしたら?っていうかそもそも達也さんとキスする必要あった?あったよ。
あれでくず確定したじゃん。
ってかねお姉ちゃん男の趣味悪過ぎだから。
うるさいな。
図星だから言い返せないね。
フフフ。
もう。
うるさいうるさい。
《検査の結果妊娠しにくい体質だって分かったの》2014/10/16(木) 22:00〜23:09
関西テレビ1
[新]<木曜劇場>ディア・シスター #01[字]【石原さとみ・松下奈緒W主演&初共演!】

音信不通の深沢家2人姉妹の妹・美咲が、姉・葉月の前に突然姿を現した—公務員の葉月は仕事に恋愛に平穏な日々を送っていたが、モンスターな妹・美咲が出現し…

詳細情報
番組内容
 高校卒業から音信不通状態だった深沢家の2人姉妹の妹・美咲(石原さとみ)が、姉・葉月(松下奈緒)の前に突然姿を現した—。
 区役所で働く葉月は隣の課で働く恋人・吉村達也(平岡祐太)と、萩原陽平(平山浩行)と姉の上杉香織(堀内敬子)が営む行きつけのオーガニックカフェ『APPLESEED』でランチをする。30歳の誕生日を翌日に控えた葉月は、それとなく結婚の話題を持ち出すが、達也は乗ってこない。するとそ
番組内容2
こに、葉月の母・七重(片平なぎさ)から電話が入る。だが、日頃から折り合いの悪い母に意見した葉月は電話を切られてしまう。
 その夜、葉月が帰宅すると部屋に妹の美咲がいた。人生の大事なイベントを美咲のせいで何度も台無しにされてきた葉月は、身勝手な美咲に怒りをぶつけるが、美咲は葉月の好きな焼酎で機嫌をとる。そして葉月が酔いつぶれた後、葉月の持ち物や部屋をチェックするのだった。翌朝、葉月は親友の佐藤和子(
番組内容3
森カンナ)と日課のジョギングをする。美咲を知る和子は1日でも早く追い出すべきと忠告する。
 昼過ぎに目覚めた美咲は、高校時代の担任・櫻庭宗一郎(田辺誠一)からの着信に気づく。だが美咲は宗一郎の弟で親友の永人(岩田剛典)に電話をかける。永人から依頼していた調査の報告を聞いた美咲はある計画を進める…。
 一方、誕生日に達也と会う約束ができなかった葉月は和子と飲みに行く。だが、店に入った葉月の前には…。
出演者
石原さとみ 松下奈緒 

岩田剛典(EXILE/三代目 J Soul Brothers) 
平山浩行 
森カンナ
  ・  
田辺誠一
  ・  
堀内敬子
  ★  
片平なぎさ 


スタッフ
【脚本】
中谷まゆみ 

【プロデュース】
中野利幸 

【演出】
田中亮 
平野眞 
関野宗紀 

【主題歌】
「Happiness」シェネル(ユニバーサル ミュージック) 

【制作】
フジテレビドラマ制作センター

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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