NHKニュース7 2014.10.15

新たな感染者の数が10倍に急増するおそれがある。
危機感が強まっています。
太陽光などの再生可能エネルギー。
その電力を買い取る制度が揺らいでいます。
こんばんは。
ニュース7です。
初めに、こちらは御嶽山の急斜面の岩場を登る自衛隊員の写真です。
山頂付近は雪が積もっていました。
台風の影響で、3日ぶりとなったきょうの捜索は、これまでで最大規模の態勢でしたが、天候の悪化が予想され、昼前に中止されました。
けさ、捜索隊の車両は、まだ暗いうちから次々に出発しました。
台風の影響で中止されていた行方不明者の捜索は、3日ぶりに再開されました。
御嶽山の噴火で死亡が確認されたのは56人。
長野県の対策本部は、まだ7人の行方が分かっていないとしています。
きょうはこれまでで最大規模の、およそ1900人の態勢で捜索に臨みました。
天候は厳しい状況でした。
こちらは午前10時ごろの御嶽山上空の様子です。
厚い雲に覆われ、山頂付近の様子が確認できたのは、僅かな時間でした。
その山頂付近、雪が積もっていました。
1センチ程度の積雪があったということです。
視界も悪い中、懸命の捜索が続きました。
しかし、天候の悪化が予想されるとして、午前11時に捜索は中止。
行方が分からない人たちは見つからなかったということです。
きょうは火山ガスの濃度も高かったということです。
冬が近づき、捜索は時間との闘いになっています。
対策本部によりますと、山頂付近ではあすも未明にかけて、数センチの積雪が予想されるということで、今後の捜索も、天候の状況を見ながら判断するとしています。
次です。
太陽光や地熱など、再生可能エネルギーを普及させようと始まった、電力の買い取り制度。
始まって2年になりますが、今、この制度が揺れています。
個人や発電事業者が発電した電力を、コストより高い価格で買い取ることを電力会社に義務づけ、新規の参入を促す仕組みです。
しかし、今、電力会社が買い取りを制限する動きが全国で相次いでいるんです。
太陽光発電が増え過ぎますと、電力供給が不安定になるおそれがあることを理由に挙げています。
経済産業省は、有識者会議を開いて、この問題を議論しています。
青森県六ヶ所村です。
国内最大規模の太陽光発電所が建設されることになり、きょう、現場が公開されました。
東京ドーム50個分の敷地に、およそ50万枚のパネルが設置される予定です。
太陽光発電を中心に、再生可能エネルギーによる発電事業は、全国に広がっています。
しかし、今、転機を迎えています。
経済産業省はきょう、有識者会議を開きました。
議題は、電力会社による買い取りの制限と、制度そのものの見直しです。
なぜ電力会社は買い取りを制限しているのか。
まず、太陽光発電に参入する事業者が急増していることがあります。
6月末時点で買い取り認定を受けたのは、およそ6900万キロワットで、国の目標の3倍近く。
再生可能エネルギー全体の96%を占めています。
一定の土地があれば、およそ1年で事業を始められるうえ、最初の3年間はとりわけ多く利益が得られる仕組みになっているからです。
ただ、その費用は電気料金に上乗せされます。
そしてもう一つが、太陽光発電の特性です。
晴れていれば供給する電力は多くなりますが、夜は発電できませんし、雨雲がかかるようなときも大きく落ち込みます。
大規模な電気をためておく技術開発は十分には進んでいないことから、突然、供給電力が下がれば、最悪の場合、停電のおそれがあります。
このため電力会社は、太陽光発電の割合を増やすと、その分、電力の安定供給は難しくなるとして、買い取りを制限しているのです。
発電の現場では不安が広がっています。
被災地、宮城県気仙沼市に初めて建設された太陽光発電所です。
生活再建、そしてふるさとの復興に役立ちたいと参入しましたが、今後の建設計画を見直さざるをえないといいます。
大分県杵築市の自動車学校の跡地を買い取った地元の企業は、建設の見通しが立たなくなったということです。
きょうの有識者会議で、委員からは事業者にとって、先行きが見通せなくなっているという指摘や、買い取りにかかる費用は電気料金で負担しており、将来、どのぐらい増えるか分からないといった批判が出ました。
そして太陽光発電を抑制するべきだという意見や、一般家庭や企業の負担に上限を設けるべきだという意見など、買い取り制度について、なんらかの見直しが必要だという意見が相次ぎました。
大きな転機を迎えている電力の買い取り制度。
今後、どうなるんでしょうか。
石油や天然ガスなど多くの資源を輸入に頼る日本にとって、すべて国内で生産される再生可能エネルギーは、中長期的に大事な資源であるということに変わりはありません。
しかし、今の国の買い取り制度の下、96%が太陽光発電に集中してしまっている現状は、明らかにバランスを失っている状態といえます。
国が2年前に制度を導入したときの見通しの甘さや、制度の不備が、一気に噴き出した形です。
今後、政府は再生可能エネルギーの構成を変えることを検討しています。
政府内の議論では、太陽光発電に支払われている買い取り価格を大幅に引き下げる案や、地熱発電など、安定した電源を優先する案などが出ており、制度の見直しを急ぐことにしています。
感染拡大が止まりません。
西アフリカで広がるエボラ出血熱について、WHO・世界保健機関は12月の初めには、1週間当たりの新たな感染者数が、現在の10倍に当たる1万人に急増するおそれもあると警告しました。
アメリカでは、患者の治療に関わった女性看護師への二次感染が確認されていますが、新たに、同じ病院で働く別の医療従事者1人に、陽性反応が出たことが明らかになりました。
西アフリカ、シエラレオネの首都フリータウンです。
治安部隊が催涙弾などを発射します。
住民たちが、エボラ出血熱で死亡したと見られる遺体が、2日間も放置されていたと当局に抗議。
小競り合いになりました。
WHOによりますと、エボラ出血熱や、その疑いによる死者は、これまでに4400人を超えました。
西アフリカ以外の国では、感染拡大を未然に防ごうと、空港などでの検疫を強化しています。
こうした中、WHOが警告を発しました。
現在、1週間当たりの新たな感染者数は1000人程度ですが、12月の初めにはその10倍に当たる1万人に急増するおそれもあるというのです。
WHOによりますと、新たに感染する人の数は、ことし7月以降に急激に増え、20日から30日ごとに2倍になるペースで増えていて、有効な対策が講じられなければ、この勢いが増す可能性があるということです。
さらに、感染の拡大は西アフリカにとどまらず、先進国でも。
アメリカとスペインでは、西アフリカから入国した患者の治療に関わった医療従事者が相次いで感染しました。
このうち、アメリカ・テキサス州の病院で、患者の治療に当たっていて感染した26歳の女性看護師は、14日、体調はよくなってきています。
すべての人に感謝しますというコメントを発表しました。
ABCテレビによりますと、看護師はエボラ出血熱から回復し、抗体を持つようになった男性から輸血を受けたということです。
ただ、看護師が働いていた病院では、もう1人、二次感染と見られるケースが。
テキサス州の保健当局は14日、看護師と同じ患者の治療に関わっていた別の医療従事者1人が、新たにエボラウイルスの感染を調べる検査で、陽性反応が出たことを明らかにしました。
保健当局は、この医療従事者を隔離し、確認を急いでいます。
では、エボラ出血熱について、改めて整理します。
エボラ出血熱は、感染した患者の血液や便に直接触れることで感染します。
空気感染はしません。
潜伏期間は、2日から3週間とされています。
一般に症状が出ていない患者から、ほかの人にうつることはありません。
その症状ですが、突然の発熱や頭痛で始まり、下痢やおう吐を繰り返します。
重篤化すると、口や胃などの内臓から出血が続き、ウイルスのタイプによっては、致死率が90%に上る場合もあります。
一方で、有効な治療薬や予防のためのワクチンはありません。
ワクチンは、アメリカやカナダなどで開発されている途中で、治療薬も日本の会社が別の病気のために開発した薬などが、試験的に使われた例はあります。
ただ専門家によりますと、薬の安全性や有効性は最終的に確認されていませんし、数も限られているのが現状です。
では、今後感染が日本で確認される可能性はあるんでしょうか。
ウイルス性の出血熱に詳しい専門家は、こう話しています。
ただ、可能性はゼロではなく、事前の備えが重要だと指摘しています。
世界自然遺産に登録されている小笠原諸島の沖合で、中国のサンゴ漁船が違法操業を繰り返していると見られる問題で、海上保安庁の長官は、以前、沖縄で違法操業をしていた船が、小笠原に移動したという見方を示すとともに、引き続き特別な態勢で取り締まる考えを示しました。
小笠原諸島沖の海に広がるサンゴ礁。
世界的にも産地が限られている、赤い色が特徴のアカサンゴは、宝石サンゴとも呼ばれ、赤い色が幸福などを意味することなどから、中国の富裕層などに人気が高まっています。
こうした中、小笠原諸島沖では最近になって、中国のサンゴ漁船によると見られる違法操業が、相次いで目撃されています。
今月5日には、父島の南およそ10キロの沖合の日本の領海内で、中国のサンゴ漁船1隻が操業しているのを、海上保安庁の巡視船が見つけ、船長を外国人漁業規制法違反の疑いで逮捕しています。
こうした事態に、小笠原村議会の議長らは、先週、海上保安庁を訪れ、地元の漁船が進路を妨害されたり、漁網が壊されたりするなど、深刻な被害が出ているとして、取締りの強化を求めました。
この問題できょう、海上保安庁の佐藤雄二長官は、以前、沖縄で違法操業していた船が、小笠原に移動したという見方を示したうえで、引き続き特別な態勢で取り締まる考えをしめしました。
また佐藤長官は、中国漁船の目的について、領土問題とは関係なく、一獲千金を狙った違法な操業という見方をしていると述べました。
続いては、介護についてです。
1500円から5000円くらいだよ。
都内で開かれた最新ロボットの展示会。
目立ったのは、介護現場での活躍が期待されるロボットです。
楽々と持ち上げることができるというわけなんです。
人を抱え上げるときの腰への負担を減らせるロボットに、トイレを支援する装置も。
こうしたロボットが注目される背景には、肉体的に厳しく、賃金も低いとして、人手不足が深刻な介護現場の実態があります。
介護施設の運営や職員の給与などに充てられるのが、国から事業者に支払われる介護報酬です。
3年に1度、見直しが行われる介護報酬の、来年度の改定に向けた本格的な議論が始まりました。
焦点は大きく2つ。
こちらです。
介護職員の処遇改善と、全体の費用の抑制です。
まず処遇改善では、人手不足解消のため、賃上げに取り組む事業者などに、報酬を加算する仕組み、これを今後、どうするかが焦点です。
一方で、費用の抑制も課題です。
年間9兆円余りに上る介護費用。
財務相は、介護報酬の基本部分を6%程度引き下げるよう、厚生労働省に求める方針を明らかにしました。
この方針に、反発も出ています。
介護報酬引き下げを求める方針について、特別養護老人ホームなどで作る団体が記者会見しました。
現在、9兆円余りに上る介護費用。
介護が必要な高齢者は今後も増え続けます。
財務省は、介護職員の賃金改善のための加算措置は、さらなる充実が必要だとしながらも、来年度の見直しで、介護報酬全体の引き下げを厚生労働省に求めています。
根拠の一つは、介護サービス事業者の収益率の高さです。
一般の中小企業が、2%から3%程度なのに対し、介護サービス事業者の平均は8%。
その差6%程度を引き下げるべきだとしているのです。
さらに財務省は、特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人では、これまでの利益を積み立てた内部留保も、多額に上っていると指摘。
これについて事業者側は。
会計の処理方法が民間企業とは異なるとして、実態を踏まえた議論を求めました。
来年度予算案の編成で、焦点になる見通しの介護報酬の見直し。
厚生労働省は、介護サービスの提供体制の整備と、介護費用の抑制をどう両立させるかが課題だとしたうえで、介護職員の処遇の改善や、認知症など、介護の必要性が高い高齢者への支援強化などを、重点的に検討することになりました。
議論を踏まえて、来年1月に新しい介護報酬を決めることにしています。
日本新聞協会が主催する新聞大会が開かれ、産経新聞の前ソウル支局長が、韓国の検察に在宅起訴されたことに対して、強く抗議するとともに、取材活動を萎縮させる行為だとして、速やかな処分の撤回を求めるとする決議を採択しました。
新潟市で開かれた新聞大会では産経新聞のコラムが、韓国のパク・クネ大統領の名誉を傷つけたとして、前ソウル支局長が韓国の検察に在宅起訴されたことについて、強く抗議するとともに、報道の自由と表現の自由は、民主主義社会の根幹をなす原則であり、今回の起訴は、この原則に反して、言論の自由を侵害し、人々の知る権利に応えるための取材活動を萎縮させる行為であり、速やかな処分の撤回を求めるとする決議を採択しました。
このあと、座談会のパネリストとして登壇した、朝日新聞の木村伊量社長が、東京電力福島第一原子力発電所の元所長の、いわゆる吉田調書を巡る記事を取り消したことなどについて、改めて謝罪しました。
体操の世界選手権で、個人総合5連覇を達成した内村航平選手がふるさと、長崎で国体に出場しました。
内村の長崎での試合は10年ぶりとあって、開場を前に1400人の行列が出来ました。
まずは鉄棒。
世界選手権の種目別では2位に入りました。
疲れから技の難度を下げ、安定感を意識しました。
そして得意のゆか。
会場の注目を一身に集め、次々に着地を止めます。
内村は王者の演技で、満席の場内を沸かせました。
プロ野球はクライマックスシリーズのファイナルステージがスタート。
先に4勝したチームが、日本シリーズに進みます。
パ・リーグ首位のソフトバンクは、3位から勝ち上がった日本ハムと対戦。
セ・リーグは、2位の阪神がゴメスのホームランなどでリードしています。
3年8か月ぶりの会談です。
韓国と北朝鮮の軍当局者による会談が行われました。
韓国国防省によりますと、北朝鮮の呼びかけに韓国が応じたもので、軍当局者どうしの会談は、2011年以来、3年8か月ぶりで、パク・クネ政権の発足後は初めてです。
またきょう夕方、韓国統一省は、政府高官どうしの会談を、今月30日に開くよう、北朝鮮側に提案したことを明らかにし、南北関係が改善されるのか、注目されています。
民主的な選挙を求める学生などの抗議活動が続いている香港。
新たに議会のある建物に近い道路を占拠しようとしたデモ隊を、警察が排除したことに、学生団体などが反発しています。
デモ隊による抗議活動を理由に、香港の議会であす予定されていた、政府トップの梁振英行政長官の答弁が延期されるなど混乱が続き、対話が実現する見通しは立っていません。
石破地方創生担当大臣は、地方創生の実現に向けて、既存の法律の見直しを積極的に検討する考えを示しました。
政府が新たに設置した、すべての女性が輝く社会づくり本部。
内閣府で事務局の看板掛けが行われました。
気象情報は寺川さんです。
こんばんは。
黄金色の焼き芋。
食欲の秋です。
自分たちが育てたさつまいも。
ほくほくの焼き芋が出来あがりました。
青空の下、ほおばる味は格別だったのではないでしょうか。
もうこの焼き芋の季節になったんですね。
そうですよね。
日ごとに秋めいてきています。
けさは今シーズン一番気温の下がった所が多くなりました。
この時期としては強い寒気が流れ込んできています。
あす朝6時、西日本も含めて、この白い表示、10度を下回る所が多い予想です。
あすの朝は、さらに気温の下がる所もありそうです。
ただ、日中は少しほっとできそうです。
きょう、冷たい雨、東海や関東甲信で降らせた低気圧、あすは東の海上へと去って、そして日中は日ざしの出る所が多くなります。
このため、日ざしを受けて気温が上がって、過ごしやすい陽気の所が多い見込みです。
あすで1年です。
今も土砂災害の傷痕が残る伊豆大島。
2014/10/15(水) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

▽どうなる?太陽光発電 買い取り見直しへ議論 【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美

詳細情報
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】寺川奈津美

ジャンル :
ニュース/報道 – 定時・総合
ニュース/報道 – 天気
スポーツ – スポーツニュース

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 1/0+1/0モード(デュアルモノ)
日本語
英語
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:15780(0x3DA4)