低温部に捨てなければならない。
熱機関には必ず無駄がある。
(ブツリン)…という事なのだ。
(垣内)こんにちは隊長。
何やってるんですか?そんな所に隠れて。
出れます?なんとか…。
ほら日本はさ地震が多い国でしょ。
だから地震が起きた時にねどうやって身守ればいいか訓練してた訳よ。
かっきーもやっといた方がいいんじゃない?でも私も日頃からそう思ってたところなんです。
だっていざという時の備えじゃないですか。
そうだよ。
でも隊長地震っていつ起こるか予知できないんですかね。
まあそりゃなかなか難しいみたいですな。
だからまずは地震がどうして起きるのかちゃんとした知識を持ってさそれからそれにどうやって備えるかっちゅう方法を考える方がいいんじゃないでしょうかね。
そうですね。
という事は今日は地震そのものについて学ぶって事ですか?そんな感じ。
今日のテーマは「地震のメカニズム」です。
そもそも…そっちから来る?うん。
じゃあそっちからいきますか。
はい。
まずは地震の揺れの正体に迫ってみましょうか。
お願いします。
こちらに特別な装置をご用意致しました。
ジャン。
うん?地震体感装置こんにゃく君です。
これですか?これ?ただのこんにゃくじゃないですか。
何をおっしゃいますですか。
優秀な地震体感装置なんですよ。
うん?よく見ると真ん中に切れ目が入ってるのね。
切れ目ですか?うん。
お〜本当だ。
ね!垣内隊員両方からぐにゅって押してみて。
うん?こうですかね。
うん。
何か今プルンと感じた気がします。
ずれた瞬間にね。
こんにゃくはね…この変形したこんにゃくはつまりは…このひずみがある限界を超えるとズルッとずれる訳でしょ。
その時に手に振動が来た訳でしょ。
そうですプルンが。
その振動揺れが地震の正体って事になる訳ね。
へえ〜そうなんですね。
これがなんと地球規模で起きてるっちゅう話なんですな。
この事よく覚えといて下さいね。
はい。
ほんでは今日のテーマ「地震のメカニズム」のキーワードいってみますか。
お願いします。
まずはこれね。
あとこれ。
今日は地震のメカニズムの基礎ってとこですね。
まずはじゃあ…隊長地震の断層って事は地震と断層は関係してるんですか?そうよ。
断層っていうのは…そのとおりですね。
さっきのこんにゃくの実験思い出してもらってこんにゃくの両側を押し続けるとこういうふうになった訳でしょ。
…って事はこれは断層ですか?そうなの。
そんでこの断層をつくる運動を名前でいうとさ断層運動っていうんだけど…じゃあ断層ができる時に地震が起こるって事ですか?そういう事でございます。
ふ〜ん。
ほんじゃあ実際に地震を引き起こした断層の実物を紹介しましょうかね。
はい。
ここには1995年の兵庫県南部地震を引き起こした断層の一部が保存されております。
右側の地面がグッと盛り上がってるのが分かりますね。
うん本当だ。
ここでは右側の地面だけが50cmほども盛り上がる逆断層ができたのね。
再現するとこんな感じ。
この地震って阪神・淡路大震災を引き起こした地震ですよね。
そうよ。
この時…大きな地震だった訳だね。
うん。
地震の力ってすごいですね。
ね!こんにゃく実験の時は私がこんにゃくを押したからずれができたじゃないですか。
じゃあ…いい質問だね。
それがプレートの運動な訳よ。
垣内隊員プレートの境界には3種類ありましたね。
覚えてますか?覚えてますよ。
離れていく境界ぶつかり合う境界あとすれ違う境界でした。
まあよくもスムーズに答えられるもんですな。
そのとおりでございますが離れていく境界では両側に引っ張られて正断層による地震が発生しますね。
でぶつかり合う境界ではかっきーがこんにゃく押したのと一緒で両側から押す力が働いて逆断層の地震が発生しますね。
ほんですれ違う境界では横ずれ断層による地震。
横ずれ断層による地震が発生する訳よ。
なるほど。
じゃあ…そういう事ですな。
日本列島の周辺ってのはたくさんのプレートがせめぎ合ってんじゃん。
だからいろんな力が働いて地震が起こりやすいんですな。
そういう事なんですね。
日本列島とその周辺は4枚のプレートの上にあります。
プレートが沈み込んでいる海溝やトラフの周りでは陸側のプレートが海側のプレートに押されているため日本列島もこのプレート運動の影響を受けています。
国土地理院では日本列島がどのように力を受けて移動しているのか調べています。
これは測定用の…人工衛星からの電波を利用してその場所の正確な位置を割り出しています。
このようなアンテナは日本全国に1,200か所以上設置されています。
GPSデータから分かった移動の様子を見てみましょう。
2011年に起こった東北地方太平洋沖地震以前日本列島全体は大陸側に動いていました。
ところがこの地震を境にして東北地方は太平洋側に移動するようになりました。
これはそれまで海側のプレートに押されていた陸側のプレートが大地震によって海側に大きくずれ動いたからです。
この時から東北地方にはそれまでとは逆の力が働くようになったのです。
う〜ん押されたり引っ張られたりこんなに力が働いてるんだから日本はいつ地震が起こってもおかしくないですよね。
そうだね。
残念ながらこの地震っていうのは避ける事ができない訳だわ。
なんせ地球が生きてる…まあ活動してる証拠ですからね。
そっか。
これはしょうがないんだけどさ。
話を次に進めましょう。
はい。
次はこちらのキーワード…震源域。
そういう事。
じゃあ…震源域っていうのは……って事になるんだけどさ。
さっきこんにゃくの実験で言うとさ震源域はこの赤い所になる訳。
実はこの震源域全体が揺れを起こす訳ですな。
という事は地震の揺れを起こす場所っていうのは点じゃなくて面って事ですか?そのとおりでございます。
ところで垣内隊員。
はい。
ちゃんと分かってますか?う〜ん何となくは聞いた事あるんですけど…。
でも隊長この機会に教えて下さい。
こちらをご覧下さいませ。
はい。
地震の規模と揺れの大きさって一緒じゃないんですか?そう聞こえるよね。
うん。
じゃあもうちょっと詳しくやってみます?はい。
マグニチュードは地震の持っているエネルギーの大きさの事なのね。
だからどこにいても値は変わりません。
なるほど。
一方震度の方は揺れの大きさだから場所が変わっちゃうとさ変わっちゃう訳ですよ。
例えば震源に近い方がわ〜って揺れるけど離れた方は小さかったりとか。
そうですね。
その限りじゃないんだけれどもとにかくマグニチュードっていうのは1つの地震に対して1つなんだけどもさ震度っていうのは観測する場所によって測定値が変わってくるっちゅう事ですな。
ところで垣内隊員。
はい。
さっき断層運動が地震の揺れをつくり出すって話したでしょ。
うん。
さっきのこんにゃく実験でもこんにゃくがずれる時に揺れを感じました。
そうそう。
その揺れは震源域から波によってかっきーの手に伝わった訳よね。
別の回で学びましたよね。
地震波。
そうそう。
じゃあ…おさらいしといた方がいいかな。
そうですね。
地震波には最初に伝わってくるP波とS波と呼ばれる波があります。
P波は伝わる方向に振動する縦波でS波は伝わる方向に垂直に振動する横波でした。
そのとおりでございます。
でこの波はエネルギーを持ってましたね。
そうですね。
そこでね最後はこれ。
地震波のエネルギーについて考えてみますかね。
はい。
よいしょ。
マグニチュードと地震波のエネルギーの関係についてまとめました。
地震波のエネルギーはマグニチュードの値が大きくなるごとに…これ23と大きくなるごとになんと大体32倍ずつ増えてるんです。
ん!32倍。
うん2倍3倍じゃない訳。
マグニチュード2はマグニチュード1の32倍ね。
3は1の32倍×32倍っていうふうに増えてくんですな。
え!1つ大きくなると32倍増しって一体どれだけ大きくなるんですかね。
ねえ。
例えば…それがさマグニチュード7ともなるとなんと…でも隊長エネルギーっていわれてもぴんと来ません。
地震はやっぱり揺れじゃないと。
ああそう?じゃあもう自分で調べてきなさいよ。
じゃあ分かりました。
行ってきます。
素直に行っちゃったよ。
また調べに行く場所も聞かず。
という事で垣内隊員が向かったのは東京消防庁池袋都民防災センター池袋防災館。
ここは実際に体験しながら防災に対する知識などを学習できる施設です。
今から実際に震度の違いを体験してみたいと思います。
ドキドキしています。
という事でよろしくお願いします。
よくいらっしゃいました。
是非今日はね地震の体験をして帰って下さい。
どうぞお入り下さい。
さあ垣内隊員準備はいいかな?いきますよ。
ではスタートします。
緊急地震速報が鳴ったらすぐに机の下などに避難するのが重要。
まずは東日本大震災の時垣内隊員が東京で経験した震度5弱の揺れから。
お〜お〜揺れる。
わわわわ…。
お〜。
すごいですね。
改めてすごい揺れだったんだなって今感じました。
今度は現在気象庁で設定されている最大震度震度7を体験です。
はい震度7スタートします。
垣内隊員初めての体験。
お〜すごい。
お〜。
はぁ〜最初の衝撃が全然違いますね。
うわ〜すごいなあ。
最後は東日本大震災の時の実際の揺れを体験してみる事にしました。
(越畑)この地震は宮城県栗原市で震度7を記録しました。
そのデータを気象庁からもらってこの機械にセットしてありますからその地震に近い揺れを体験できます。
ではねこれから進めていきます。
お願いします。
わっ地震だ。
お〜。
お〜あっという間に。
うわ〜。
すごい。
わわわわ。
お〜。
さっき経験した震度7とは全然揺れの質が違いました。
もういきなり座ってて揺れたなと思ってからすごい大きい揺れになるのが早かったのでこれはちょっと隠れるのが…潜るのが遅れたりすると大変だなって思いました。
怖かった…。
いや〜東日本大震災の震度7ってすごかったです。
だろうね。
でも突然あんな揺れが来たらパニックになってたと思うんですけど心構えができたような気がします。
隊長もどうですか?体験しといた方がいいかな。
いいと思います。
あっしも行った方がいい?うん。
どこへ行ったらいいのか行き先は私がちゃんとお教えするので。
あっそう。
よっ…お邪魔します。
(田中)はいこんにちは。
こんにちは。
今日は実験VTRで2つの震度7が出てきましたけど言ってみれば最初の方の震度7ってのは現実の地震の時にはあんまないというか…。
ほぼ後半って事なんですよね。
ええ。
でその差はどこにあんのかもうちょっと詳しく聞きたいかなと。
ええ。
震度っていうのは今は震度計といわれている地震計によって地震を計測してその観測データから全て決めています。
ですから震度7といわれるためにはこれぐらいの地震の揺れがなければいけないっていう事が決まってる訳です。
でその基準の最低ラインを満たすものを人工的につくったのが最初の震度7なんですね。
ところが栗原で起きた東北の震度7っていうのは実際のいろんな要素が絡み合って例えば地震波がどっかで反射したりあるいは複数の所からやって来た波が重なったりしたものをなるべく忠実に再現したものなのでより実際の地震に近い訳です。
反射もある訳ですか。
ええ。
例えば地形的に地球の地下の所で何かくぼんでるとこがあるとか岩石の性質が若干違うというようなところでもちろん屈折もすれば反射もする訳ですよね。
でその重なり合ったものが観測点では一緒になって届く訳で本当にさまざまな波が入り交じったものが2番目に見た震度7だった訳です。
うんうん。
いろんな現実に絡んでくる要素っていうのはそんなにいっぱいあるって事なんですね。
ありますね。
例えば渋谷で震度6弱といわれても渋谷区の中でも場所によって違いますし…。
だけど実際心構えとして震度ってものを考える時は最大限の危機感っていうものを持っとくべきなんですね。
先生に詳しく話聞いてみたらさ地震の起きるタイミングの予知が難しいって事と別の難しさが出てきたって感じだったね。
屈折だの反射だのそれ全部正確に読んでここの場所ではこうなるってそんな予知無理じゃん。
そうですね。
でも私はああやって経験しに行ってきたじゃないですか。
実際の地震を。
そうなってくると緊急地震速報あれはかなり大事だなと思いました。
あれがあったから下に潜れてるんだもんね。
そうです。
実際に普通にこうやって座ってて起きたら命の危険度が違ってきますからね。
そうだよね。
やっぱり地震の事んなると本当に地震深刻に考えとかないと…。
大丈夫でしょうってのは駄目だね。
大丈夫でしょうは通じないなと思いました。
実際体験して。
2014/10/15(水) 14:40〜15:00
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 地学基礎「地震のメカニズム」[字]
「地球」は私たちにとって掛けがえのない存在です。その地球を、「宇宙の中の1つの星」「地球という物体」「地球の歴史」そして「環境」という視点から学んでいきます。
詳細情報
番組内容
地震は震源域での断層運動によって起こる。揺れを作り出す断層運動は、断層面が延びる方向や面の傾き、ずれの向きによって分類されています。断層の種類は、プレート境界と関係している。マグニチュードと震度の違いはどのようなものだろうか。地震波のエネルギーとマグニチュードとはどのような関係になっているのだろうか。地震のメカニズムについてみていく。【出演】関口知宏、垣内彩未【講師】田中義洋
出演者
【講師】東京学芸大学付属高等学校教諭…田中義洋,【司会】関口知宏,垣内彩未,【語り】市川展丈
ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 大学生・受験
趣味/教育 – 生涯教育・資格
映像 : 480i(525i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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