(3人)こんばんは。
さぁ「鑑定団」始まりました。
聞いてくれます?昨日ね車でねちょっと走っててトラック停まっててね雑誌とかたぶん回収してるんだと思うんですけど端寄せるとかじゃなくてもう結構全然通れないんですよもちろん。
プップーって鳴らしたんですよ。
ほんなら185〜186あるものすごく鍛えてる感じの奴がばっと来て結構な感じでにらんでるんですよ。
何やねんプッ!ってやったら回収してきた雑誌うわって車のほう投げたんですよ。
それでもうこの野郎!と思ってまず車内のロックパチッてしたんですよ。
俺が言いたいのは…どう思います?
本日のゲストは…
小学生の頃から食事睡眠入浴の時間以外はずっと勉学に励み常に学年トップの成績だったものの色気とは無縁のあか抜けない少女でした。
しかし大学に進学すると一転それまで勉強に注いでいた情熱をすべて美容に傾けたため自分でも信じられないほどモテまくったそうです。
そして大学3年のとき力試しのつもりでテレビ朝日のアナウンサー試験を受けたところ見事合格しそのまま入社。
その後は当時の女性アナウンサーとしては珍しくバラエティー番組にも積極的に出演しました
独自の恋愛観や大好きな美容に関するエッセイを数多く出版。
若い女性から熱烈な支持を集めました
その翌年40歳で高齢出産。
そのため現在では出産や育児に関するトークショーや講演の依頼も多くテレビラジオ雑誌などで幅広く活躍中です
依頼人の登場です。
東京都からお越しのお願いします。
どうぞ。
いやぁ結婚されてからも精力的で。
はい。
あのね私石坂浩二さんって運命の人なんです。
どういうことですか?23年前にクイズ番組でご一緒したんですよ。
その数日後にあるパーティーで石坂さんだとばっかり思ってこう近づいていってもう10センチくらいのところに来てどうしよう違う…。
あっ違う人やった…。
と思ったら向こうから声をかけてくれて夫と出会ったんです。
いやいやその手使わせていただきます。
お宝のほうも拝見します。
はい。
あら何でしょう?かわいいでしょ?ジュモーの人形です。
好きなんですね。
あのね義理の妹弟の奥さんなんですけれども母が西洋アンティークが大好きであらゆるものを持ってるんです。
ところが8年前に80で他界いたしまして形見分けに…。
譲り受けたわけですね。
はい。
ちょっと心配なのはこの耳にピアスのあとがあるので私一生懸命箱の中を探したんですけどピアスがないんですね。
あとねもう一つすっごい最大の心配事はお手て見てください。
ちょっとこれ結構時代がかってますでしょ?よくねおばさんでも顔はきれいだけど…。
まぁ私もそうなんですけど手がすっごいシワシワとかってあるんですけどそれに…。
これ泥んこな感じですね。
ご本人の評価額ですけどもおいくらくらいでしょう?200万円くらい。
わかりましたそれではまいりましょう。
200万でオープンザプライス!あら?80万?ちょっと200には届かず。
ジュモーのいわゆるクローズドマウスっていいまして口が閉じてるのと開いてるのとあるんですけれども口が閉じている…。
1890年を境に分かれますけれども。
閉じてるほうが高いんですか?高いです古いですからね。
首の後ろのところにマークが押してありますけれども1886年から使われていたマークということで1886年から1890年の間ですね。
ちょっとご心配なさっていたピアスですけれども付属してたわけではないんです。
自分で好きなものを付けるようにということですからなくても大丈夫ですね。
非常にいい顔してますよね。
顔はもう焼物ですからまったく傷みはないですね。
手は木を削って色塗ってありますのでねどうしても剥げてしまうのは致し方ないと思います。
評価にはまったくこの程度でしたら影響ないと思いますね。
衣装もですねこれ完全なオリジナルではないと思いますけれども時代的にはその当時のものだと思います。
それほどの傷みもないですしあと靴もね当時のものだと思いますね。
程度のいいものって少なくなってますからこれから探そうと思ってもなかなか手に入りづらいと思いますので。
大事になさってください。
はぁ〜よかった。
番組のほうも最後まで楽しんでいってください。
早速ご自宅にお伺いするとテレビで野球観戦の真っ最中でした。
次なる依頼人は熱烈な阪神タイガースファンの…
ファン歴はざっと40年。
ご主人に誘われ何気なく試合を観たところすっかりのめり込んでしまい今ではご主人も驚くほどの熱中ぶり
この前なんか阪神負けたとき…。
阪神ぱっとせえへんから今年は夫婦ゲンカもいつもより多いんです。
確かに最近のタイガースあまり元気がありませんよね
あ〜何しとんのもう。
義父街さんは大の猫好きでタマと名付けた飼い猫をとてもかわいがっていました。
しかし…
それからというものすっかりふさぎ込みしょんぼりしていたのですが半年ほど経ったある日
街さんは亡くなる間際もそのお宝のことをとても気にかけており…
そこでその言いつけを守り大事にはしているものの…
縁起がよさそうなので…。
でも最近お金が必要なことがありましてもし価値があるものだったら売りたいと思っております。
鑑定よろしくお願いいたします。
依頼人の登場です。
兵庫県からお越しのよろしくお願いします。
どうぞ。
今日は石坂さんと話が合いそうな。
そうです。
ちょっと…ほんとにいいとこまでいきましたもんね今シーズン。
0.5差までいって。
でもやっぱ栗まんじゅうね投げんのもこれ…阪神ファンの性ですもんね。
さぁそれではお宝拝見します。
これは一緒に観ますわ。
作者はどなたなんでしょうか?大橋翠石なんです。
これすごい毛並みとか。
すごいでしょ?そうかタマちゃんがいなくなって代わりにこれ見てて…。
ネコ科ですのでね。
それで虎のね…。
ネコ科…間違ってないですよ。
タマちゃんがね亡くなってすごく傷心してたんやけどあのたまたま…たまたまというか…。
すみませんめっちゃウケてしまいました。
お父さんはやっぱりすごい高い値段でお買いになったっていうことですか?3万5,000円で買ったんです。
3万5,000円で購入!?え?そんな安い値段で買える作者なんですか?いえいえ。
違うんですけど…。
違うでしょ?ちょっと待ってください。
怪しい香りもしてきましたよこれ。
今回お金がいるかもで…。
家の屋根がねトタン屋根なんですけど雨漏り…。
雨漏り?もし売るとしたらどんな人に買ってほしいですか?阪神ファンの方。
それとあのお金持ちの方。
2つの条件に合う方僕知ってます。
お家も大きいお家のほうがいいですよね?はい。
じゃあ紹介しましょう。
石坂浩二さんです。
芸術の都パリで万国博覧会が盛大に開催された。
このとき政府は日本の美術工芸を広く世界に知らしめるため第一線の作家94名に出品を依頼。
絵画部門においてなんと20名が賞を受賞した。
銅牌は横山大観竹内栖鳳ら14名。
更に黒田清輝ら5名が銀牌。
そして日本人としてただ一人金牌に輝いたのが誰あろう大橋翠石であった。
しかしこれほどの偉業を残しながら今日その名はほとんど知られていない
幼い頃から画才は傑出しておりわずか5歳にして大人顔負けの絵を描いた。
22歳で上京し渡辺崋山の次男小華に弟子入り。
すると小華は翠石を我が子のようにかわいがり秘蔵の古典をすべて見せその模写を命じた
失意のうちに…
その2年後には濃尾地震に襲われ生家が倒壊。
父が瓦礫に埋もれ他界した
悲しみのあまり絵を描くどころではなかったが1年後思いもかけない光景を目にし創作意欲がよみがえる。
震災後の焼け跡でなんと虎の見世物興行が行われたのである。
これは犠牲者を慰霊するためであったがそれまで本物の虎を見たことがなかった翠石にとってはまたとない機会であった。
当然毎日通い詰め熱心に写生を重ねた。
そして32歳の頃ついに本物と見まごうばかりの虎を描きだした。
その際翠石が最も心血を注いだのは虎の毛並みであった。
1頭の虎に描きこんだ毛はなんと7,000本。
しかもその長さ密度向きにいたるまで忠実に再現。
更に輪郭線を用いず細い毛を幾重にも重ねることにより溢れるような躍動感を生み出したのであった。
かくして翠石は…
立て続けに金牌を獲得。
戦前の海外でこれほどの栄誉に輝いた日本人画家は他に誰一人いない
その治療のためやむなく神戸に転居。
その後更に神経痛を患い右手では絵筆が持てなくなってしまった。
すると翠石は一向にめげることなく平然と絵筆を左手に持ち替えまったく遜色のない虎の絵を描いてみせた。
自ら注文を募ることはなかったが来る者拒まず求められれば技のかぎりを尽くしてこれに応えた。
しかし文展などには参加せず中央画壇との関わりをいっさい断ったため晩年はほとんど知られることなく81歳でひっそりとこの世を去った
改めて依頼品を見てみよう。
大橋翠石の掛軸である。
2頭の虎が獲物を狙うかのようにじっと一点を見つめている。
繊細な毛の描写はいかにも翠石を思わせるが…
ご本人の評価額おいくらくらいでしょう?100万で。
100万それではいきましょう。
オープンザプライス!さあこい!これは頼む。
やった!やった〜!やった〜!ありがとうございます。
おめでとうございます。
虎といえば大橋翠石。
虎の名手ですけども江戸時代から虎っていうのは描かれてます。
いちばんの違いは目の大きさです。
翠石が描く虎っていうのは写実的ですね。
それから毛を金泥を使って細かく緻密に描いてます。
よく見ると赤みの上に金泥を入れていってますね。
それによって非常に厚みが生まれて触れるくらいの毛並みを出している。
一般的には虎といえば竹を描くんです。
ただ翠石はほとんど竹を描きません。
古いものと違うものをまた目指したんでしょうけどもこの場合は葦が描かれてますね。
線を勢いよく引いてにじみを入れたりして非常に伝統的な日本画の手法を使って描いています。
それに比べて非常に写実的で緻密に描かれてる虎。
この対比によって臨場感雰囲気を醸し出してますね。
翠石のなかでも非常にすばらしい作品だと思います。
これ屋根もいけるしふすまも張りかえられますし。
ちょっとテレビも大型…。
そうですねはい。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
今回の舞台は今年市制10周年を迎えた…
弥生時代中期の再葬墓群である。
再葬墓とは遺体を土葬や風葬したのち骨を集めて壷に納め再び埋葬した墓のこと。
2006年ここから骨壷として使われた人面付土器が出土。
その高さはおよそ78センチで国内最大だったため大きな話題となった。
市内を流れる久慈川は…
水がきれいでいいコケが育つためそれを食べて成長した鮎は形色味ともに関東随一。
またとてもやわらかいため塩焼きを丸ごとかぶりつくことができる。
高級手すき和紙西の内紙は江戸時代水戸藩の財政を支えた専売品で徳川光圀が編纂した『大日本史』にも用いられた。
原料はこの地で栽培された良質の楮とトロロアオイのみでミツマタや雁皮などはいっさい混ぜない。
そのため極めて強く保存性に優れ墨のにじみに独特の味わいがあることからかの横山大観が愛用した。
熟練の職人技を目にし感嘆しきりなのは…
早速いってみよう!
出張!なんでも鑑定団IN常陸大宮!
まずは社交ダンスが趣味の…
どのくらいやられてますか社交ダンスは。
20年くらいやってます。
20年くらい?コンクールとか出たことあるんですか?今日その成果を発揮しましょうよ。
スロースロークイッククイック。
クイッククイックスロー。
スロー。
お宝は…
色鮮やかなカワセミが葦にとまり獲物を狙う姿が描かれている。
手に入れたのは三十数年前。
妻の実家が老朽化し取り壊すことになったため手伝いにいくと…
義理の父にこれどうすんのって言ったら…。
もらっていいかなっつったら。
というわけで持ち帰ったがずっとしまいっぱなしにしていた。
しかし十数年後近所で無料鑑定会が開かれるというので見てもらったところとてもいいものだと言われたため5万円かけて額装にした。
その際…
30センチ位切っちゃった!?
しかしそれからまた十数年間しまいっぱなし
え?今日の今日まで眠ってたってことですかじゃあ。
そうなんです。
30センチ切ったあと?そうです。
本人評価額はこのくらいはしてほしいと…
30センチ切ってもまだ大きすぎて飾ることができない。
もしいいものなら作者に本当に申し訳ないと思うが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
う〜ん残念
がっかり。
五島耕畝本物でございますね。
でもやっぱり切られてしまったというところが残念。
茨城出身で昭和の頃に活躍された花鳥画が得意な画家でしたのできれいに描かれているなと思うんですが何もない…そこに空気を読み取るのが日本画というところから見るとやはり余韻がないっていう感じがしてしまうんですよね。
勉強になりましたね。
そうですね。
切っちゃいけないという。
続いては二胡の演奏が趣味の…
今持ってらっしゃるのが二胡という楽器ですか?そうです。
中国に行った際にやはりこの二胡の音色を聴きましてたいへんやってみたいなと思いまして。
というわけで早速披露していただいた
『きらきらぼし』
お宝は…
十数年前まだ社会人になって間もない頃…
会社の同僚と骨董品屋さんを見に行きましてその際にこのコンポートに出会いまして。
ひと目で気に入ってしまった。
特に惹かれたのは…
西洋のものなんですが東洋的な雰囲気もあって。
すると店員がにっこりほほ笑み…
しかしその後なかなか良縁に恵まれず
そのためこれまで飾ったことは一度もない
本人評価額は買ったときと同じく…
花嫁道具として買ったのにいまだ独身で時は無情に過ぎゆくばかり。
せめて高いといいのだが。
果たして結果は!?
ジャカジャン!
残念大幅ダウン
ガレ第3期工房のコンポート。
一応本物です。
被せガラスといいましてガラスの上に色ガラスを何層かにきせてそれを削っていくやり方なんですけれども3層になっていますけれども各色の層が薄いんですね。
それからこの彫りもですねこれ薬品で腐食させるんですけれどもちょっと仕事が甘いですね。
いちばんの問題点はこの足の部分なんですね。
本来ガレでこういう形のものはありません。
たぶんもっと低い足。
あるいは高台のようなところを何かで欠いてしまって…そこの部分を削り取って別のこのガラスの足をつけたと。
ただ悪意のある偽物ということではない。
大事になさっていただきたいと思います。
続いては旅行が趣味の…
え!?これは…いやあもうね。
ありがとうございます。
お宝はこちら
昨年祖父が亡くなりました。
蔵の中を整理してたら長持の中大きな入れ物ねその中から…。
誰の作品かとかいうのは?全然そんなのわかんなくて。
箱のフタには難しい字がいろいろ書かれておりその中で唯一読めたのが…
ここですね?ここ記念品っていうね。
そのためはっきりしたことはわからないが昔村長をしていた曽祖父が何かの記念にいただいたものではないかと推測している。
実は最近骨董商に見てもらったところ…
万が一ということもあるのでこの出張鑑定に応募したしだい。
本人評価額はあてずっぽうで…
骨董商に1,000円と言われそれでもあえて出場したのでたとえどんなに安くとも覚悟はできているが…
出張鑑定IN常陸大宮に登場したのは古い茶碗。
去年祖父が亡くなり蔵の整理をした際発見。
箱には記念品と書かれていたが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!50万円!
よかった〜
よかったです。
作った人は水戸徳川家九代藩主徳川斉昭公ですね。
江戸小石川の藩邸後楽園に代々の藩主が窯を築いて手捏ねで茶碗を作った。
だからこれを後楽園焼というんです。
武骨でずしっとした重い堂々としたお茶碗ですね。
斉昭という人は日米通商条約とかあるいは十四代徳川家の将軍の跡継ぎ問題で井伊大老とぶつかるんですよ。
それで謹慎を命じられて「老の友」と銘をおつけになったんだろうと思うんです。
そしてその茶碗をね明治16年に拝領をしたと…記念なのだと言ってそこに紙を貼って「記念品」って書いた。
やっぱり茨城県ご当地でもって大事に伝えるべきだと思います。
大切にしてください。
今先生のお話うかがっていかがですか?でもあがっちゃって…。
覚えてない!?はい。
どういった人形を作られてらっしゃるんですか?フランススイスあたりの昔のぜんまい仕掛けのからくり人形です。
もともとは時計職人だったが20数年前出張先のスイスでオートマタと呼ばれるからくり人形を見て感動。
以来研究を重ね9年前ついに人形作家になってしまった。
というわけで堀江さん自慢の逸品を見せていただいた
お〜スラスラと手紙を書いております。
書いてるうちにですね居眠りが始まります。
書いてるうちに居眠りが始まる?ええ。
あっ!で寝てる間にランプが消えかかっちゃう。
あっほんとだ!そのうちにハッと我に返ってランプの消えかかっているのに気づくわけですね。
つまみに手が伸び…。
わぁ!つまみに手が伸びて…おっ火が大きくなった!でまた書き始める。
え〜!恐ろしいからくり。
お宝はこちら
そうですね。
これどうやって手に入れたんですか?これもちょっと話が長くなるんですが…。
短めにお願いします。
短くね。
手短に言うと9年前東京から常陸大宮に引っ越した際時計職人だった頃のお得意様大金持ちのご婦人からいただいたもの
特に気に入っているのは…
セーブル独特のこの雄鶏の尾っぽの青ですとかそれからヨーロッパらしくないどっちかっていうと日本的なこの図柄。
本人評価額は思い切って…
こんなにすごいものをいただいたにも関わらずそのときはまだサラリーマンだったのでたいしたお礼もできなかった。
果たして結果は!?
ジャカジャン!250万円!
これはすごい!
バンザイ!ありがとうございます。
19世紀末から20世紀にかけてセーブル窯で非常に活躍していたデザイナー兼絵付師オラス・ビューヴィルという作家のものですね。
窯印が二つ入ってますけれども1913年のほうはこのお皿の素地が作られた年。
1915というのがその絵付けをされた年。
大きさもありますしね色がやっぱりすばらしいですよね。
いわゆるミュージアムピースといいますか展覧会なんかにも出しておかしくない作品ですよね。
続いては日本画鑑賞が趣味の…
中学3年の頃全然今は忘れちゃったんですけどね。
初めて水墨画を見たんですよ。
そうしたらばねもう身震いするような涙が出るようなすごい感動を受けたんですよね。
お宝は…
立原杏所は水戸藩出身の文人画家で確かに斉昭さんにその才能を高く評価されていました。
で2年前…
雨降ったときにただぶらりと遊びに出たんですよ。
眺めていたらばこれが飾ってあったんですよ。
値段を聞くと…
あいにく持ち合わせがなかったためその日はそのまま帰り後日出直した。
そして店主にわざわざ2回も来たのだから少しまけてもらえないかと切り出すと…
その後杏所の図録を見ているとそっくりの絵があったため比較したところ出来栄えはこっちのほうが数段いい。
なぜなら描かれている鳥の数がまったく違い…
というわけで本人評価額は堂々の…
中学生のとき水墨画に感動し早60年。
長年培ってきた審美眼には絶対の自信があるが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!2万円。
あちゃ〜
どなたかが模写をしたんではないかなという気がするんですね。
おっしゃるように大もとがございます。
もうほんとにそっくりに描いてある。
時代としてはそんなに違わない時代じゃないかなと。
杏所の非常に特徴ある四角張った岩。
それから藍色の服を着た農夫。
色使いもたいへんきれいに描かれていると思いますね。
鳥を描きすぎちゃったのかなっていう…。
しかし本当に一生懸命に描かれた絵だと思います。
楽しまれてよろしいと思います。
いかがですか?先生のお話聞いて。
もっともですよね。
最後は俳句が趣味の…
どのくらいやられてるんですか?なんかポケットに手を突っ込んで…。
何か出てまいります…あれ?
お宝は…
10歳の頃友達と魚釣りに行った際古い切り株の上に置かれていた
バックリここないんですよ。
これ元からこういう…。
元から…。
割れてはいたが子供ながらにとても貴重なものに思えた。
というのも…
装飾があまりにもきれいで手が込んでいるので。
そこでそのまま持ち帰り以来六十数年ずっと大事にしてきた。
本人評価額は期待を込めて…
これが自分の宝物と言うとざっくりと割れているので皆大笑いするが…。
果たして結果は!?
ジャカジャン!25万円!
やった〜!
お〜きた!3,000年くらい前の縄文時代晩期の縄文土器ですね。
おそらく筒型の注ぎ口がついている注口土器というものなんですよ。
祭祀お祭りのときの道具として作ったものでしょう。
全体の模様が非常におもしろいですね。
竹のへらの先かなんかで丹念に縄のヨリに似せたような文様をつけてる。
小さなコップかなんか入れて花生けに使えますよね。
拾ってくるもんですね。
そうですね。
出張鑑定IN常陸大宮はこれにて無事閉幕
早速ご自宅にお伺いしました
描いているのは猫でしょうか?なかなかお上手ですね
子供向けのですね紙芝居を作ってます。
猫ちゃんのですね縄張り争いがありましてかわいい猫ちゃん怖い猫ちゃんそれから嫌な感じの猫ちゃんと…いがみ合ってたものがだんだんこれが打ち解けて仲よくいこうということでおもしろいストーリーにできたらなと思っております。
実は幸村さん元プロのアニメーション作家で去年引退するまで東洋動画という会社を経営。
主に中京地域の企業CMや観光PRのアニメーションを手がけていたそうです
例えばこちらは中日ドラゴンズ時代の星野仙一さんをキャラクターに起用した仏壇店のCM
たいへん評判になりまして…。
喜んでいただきましたですね。
幸村さんは美術大学に通いながら…
その会社を設立した方は
すごく気さくな方で…。
今回のお宝はその方からじきじきにいただいたもので
私の人生の指針となったもので…。
鑑定よろしくお願いいたします。
いったいどんなものなのか。
スタジオで拝見しましょう
依頼人の登場です。
愛知県からお越しのお願いします。
すごいぞこれは。
このサイズねぇ。
さぁそれではちょっと拝見させていただきましょう。
これは何でしょう?政岡憲三さんの絵コンテスケッチ原画です。
どういう人なんですか?日本のアニメーションの本当のもとをおつくりになったような方ですね。
お前ちょっとこれでいっぺん勉強しろよと。
あぁ資料として。
資料としていただいて。
これが絵コンテですけどね。
絵コンテ。
昔はですね簡単な略図くらいでしかなかったんですね。
この政岡先生に関しては表現が非常に細かいです。
すごいですよ舞妓さんの頭の飾りとか髪の毛の1本1本もすごい細かいですもんね。
きれいに細かく描いてありますね。
確かに絵コンテでこんなに細かく描いてあるのはないですもん。
ありません。
あちらの猫のやつ。
アニメーションの原画です。
政岡先生は非常に猫ちゃんがかわいいんですよ。
基礎のデッサンですねこれが非常にしっかりしておられましたから。
だからいちばん基本はねデッサンだよとデッサンしっかりやりなさいと。
アドバイスされました?されましてね。
実際働いてみていかがでした?きついきつい仕事ですね。
当時はこれを1枚1枚セルにペン描きして裏から色塗りするんですけどねカメラ撮りますねそうすると全部セルを洗うんですよ。
水洗いに洗いましてねセルを2回3回と使い回しするんですね。
きれいな絵とかも消さなダメなんですもんね。
消すの全部消しますからね。
ちょっとこれ気に入ってるからもって帰ろうかなとかなかったんですか?その当時はなかったんですよ。
今思うとあのとき取っておけばね。
そうですよね。
生家は自宅に能舞台を有するほど裕福であった。
10代の頃は画家を志し…
しかし在学中芝居にも興味を抱くと卒業後は…
役者やカメラマンとして働いた。
29歳で映画監督になったがこれにも飽き足らず幼い頃から関心を抱いていた漫画映画すなわちアニメーションを制作することを決意。
その頃の日本のアニメは紙の絵を切り抜いて少しずつ動かすというもので極めてレベルが低かったが昭和5年『難船ス物語猿ヶ島』でデビューするとその後はディズニーアニメのごとく質の高さを一貫して追求。
当時はまだ高価で貴重だったセル画をいち早く取り入れよりなめらかで美しい動きを実現した
この動画とはアニメーションを意味するがこの造語を思いついたのは誰あろう政岡である。
この頃から音をあらかじめ録音しそれに合わせて絵を動かすいわゆるプレレコを導入。
そのために政岡は自ら楽団まで立ち上げた
軍部は戦意高揚のためのアニメ制作を奨励。
すると予算が潤沢だったため多くの作家がこれになびいた
しかし政岡だけはただ1人孤高を貫き…
これは童話が原作のミュージカル仕立てで随所に政岡ならではの徹底したこだわりが見て取れる
例えばヒロインのてんとう虫の可憐でしかもやや色気を含んだ表情は妻を水着姿にしそのイメージを膨らませたものであった。
また雨を表現する際は実際の雨粒の動きを1週間以上も観察。
実写のごときレベルに仕上げている
しかもその内容が時局に合わぬという理由でフィルムの配給が得られず政岡は撮影所の余り分を少しずつ分けてもらいなんとか完成させたのであった
昭和20年日本が終戦を迎えると焦土のなか政岡はすぐさま新たな作品『桜』に着手。
これはウェーバーの名曲『舞踏への勧誘』にのせ満開の桜のなか2匹の蝶が軽やかに飛び回り舞妓が華麗に踊るというものだがまったくセリフがなかったため商業的価値なしと判断されてお蔵入りになってしまった
しかし政岡はまったくめげることなく昭和22年後の東映動画の前身となる日本動画株式会社を設立しオペレッタ形式の作品『すて猫トラちゃん』を発表
これは冒険旅行に出かけるすて猫のほほえましい物語で子供から大人まで幅広く支持され続編も制作したがそのさなか政岡は視力の低下に悩まされ51歳で惜しまれつつ引退した
改めて依頼品を見てみよう。
政岡憲三の絵コンテスケッチそして原画である。
絵コンテ18枚は『桜』のもので花吹雪のなか空を舞う蝶の躍動的な姿が描かれておりまた舞妓のしぐさや表情も実にかわいらしい。
スケッチ6枚は蝶をキャラクターデザインした際のものでイメージが膨らんでいくプロセスが克明に記されている。
一方原画100枚は『すて猫トラちゃん』のもので猫たちの生き生きとした様子が細かく描き込まれている
今回鑑定を担当するのは…
ご本人の評価額ですが。
150くらいはいったらなと思うんですが。
150万くらいはいくだろうと。
はい。
それではまいりましょう150万で。
はい。
オープンザプライス!800万!いやすごい!いや〜すごい!すごい…いやすごい。
いや〜おめでとうございます。
よかった。
歴史的な発掘だと思います。
当時日本のアニメーションのレベルがどれだけ世界的なものになっていたかということが一目瞭然になる貴重な逸品だと思います。
『桜』という絵コンテのこの作品ですけれどもまったく実際に作られたフィルムと同じですね。
ということは非常に正確な設計図を頭のなかのイマジネーションだけでお作りになって自分が得意とする京都の風情とかですねそういうものを織り込んだり幽玄の美とアニメーションを組み合わせたというので作品としてもすばらしいんですけれどもその絵コンテは本当にすばらしい。
そこまで詳しく描かれたというのはそれまで優秀な助手の方とかスタッフがいたんですけれども皆さん戦争でバラバラになってしまいましたので比較的絵心があってもアニメーションについては素人の方を1か月の特訓で実践に投入したというようなことがあってちょっと細かく心配になってお描きになったのかなと思います。
『すて猫トラちゃん』のほうですけどすばらしいシーンがまとまってあるってことですね。
一枚絵で見てもアニメーションの原画の場合はあまり意味がないんで特に子猫がちっちゃなもう1個の猫を振り回すところの一連の動きがあるんですけれども遠近がちゃんとしてですね非常に正確なデッサンでないとグルグル振り回すってことはできないんですね。
とても本当にすばらしい原画だと思います。
いやもう本当にね感激しました。
大事に持っておいてよかったですよね。
本当に貴重なものありがとうございました。
ありがとうございました。
「鑑定団」また来週ですさようなら。
2014/10/14(火) 20:54〜21:54
テレビ大阪1
開運!なんでも鑑定団[字]
大の猫好きだった義父が、とても可愛がっていた飼い猫を亡くした際、その代わりと言って買ってきたお宝に驚きの鑑定結果が!
詳細情報
番組内容1
<義父が猫の代わりに買ってきたお宝>
義父は大の猫好きで、タマと名付けた飼い猫をとても可愛がっていた。しかし、タマが寿命で亡くなってしまったため、すっかり塞ぎ込みしょんぼりしていた。しかしある時、「タマの代わり」と言ってお宝を買ってくると、それを毎日眺めるうちに元気を取り戻していった。
番組内容2
義父は亡くなる間際も「貴重な物だから、本当に困った時以外は絶対に手放すな」と言っていたが、最近どうしてもお金が必要なことがあり、もし高価な物であれば思い切って売りたい。
出演者
【司会】石坂浩二、今田耕司
【進行アシスタント】吉田真由子
【ゲスト】南美希子
【出張リポーター】原口あきまさ
【ナレーター】銀河万丈、冨永みーな
【鑑定士軍団】
中島誠之助(古美術鑑定家)
北原照久(「ブリキのおもちゃ博物館」館長)
安河内眞美(「ギャラリーやすこうち」店主)
阿藤芳樹(「阿藤ギャラリー」代表取締役)
永井龍之介(「永井画廊」代表取締役)
田中大(「思文閣」代表取締役)
なみきたかし(「日本アニメーション文化財団」代表理事)
ホームページ
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/
ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
バラエティ – その他
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
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