生字幕放送でお伝えします≫こちらに並んでいるのは弥生時代ならではの建物高床式倉庫です。
今、人が出てきました。
何やらつぼのようなものを抱えていますね。
どこかへ運ばれるようです。
現在の時刻は、12時20分1800年前の弥生時代に無事、タイムワープ成功しました。
≫ユージさん、交渉成功しました。
ここは現代でいう佐賀県の吉野ヶ里歴史公園です。
≫これから、私たちタイムトラベルハンターが弥生時代の人々の生活を調査していきます。
ただし、この時代の人々にとって私たちは時空を超えたいわば、宇宙人のような存在です。
≫彼らに取材を許してもらうためには特殊な交渉術を用います。
それは、極秘事項となっておりお見せすることはできませんが今回も無事密着取材に成功しました。
≫本部、本部、聞こえますか。
こちら、ユージです。
応答願います。
≫「ひるブラ」ですよ。
これ、「ひるブラ」ですよ!2人、なんかやってますけど。
≫我々の悪いくせが出てしまいましたね。
私たちは現代から弥生時代にタイムスリップした調査員せーの…。
≫タイムトラベルハンターです!決まりました。
≫練習してたんでしょうね。
≫NHKの人気番組「タイムスクープハンター」風に今日は現代人の我々が弥生時代にタイムスリップしてその暮らしを伝えるという設定でお送りしてまいります。
≫ちょっと、つかみづらい部分もあるかもしれませんがくわばたさんそしてテレビの前の皆さん最後までついてきてください。
≫めっちゃ頑張ってついていきます。
≫よろしくお願いします。
≫今日の舞台をご紹介しましょう。
こんなところなんです。
ここ、吉野ヶ里歴史公園は1800年前当時の姿を再現した公園です。
塀と堀にぐるりと囲まれた集落の規模は日本最大級。
大きさは、東京ドーム10個分。
なんと50ヘクタールもあるんです。
復元された住居や物見やぐらなどが立ち並ぶ世界に足を踏み入れると、弥生時代にタイムスリップしたような気分に浸ることができます。
≫この集落には、当時1200人ほどが暮らしていたそうです。
≫大集落ですよね。
ですから、防御も完璧。
見てくださいこの柵と堀がありまして外敵からの侵入を防いでいたと考えられていたんですね。
≫この遺跡が発見された当時はあの邪馬台国なのではないかと注目され全国にその名をとどろかせた吉野ヶ里です。
≫2人、服が浮きまくってますけど。
≫そうですね。
ただ、私たちはタイムトラベルハンターですので本来存在しない存在なので。
ではここで、突然ですがくわばたさん、クイズです。
弥生時代の男性についてのクイズなんですが男性の平均身長どのくらいだったと思いますか?≫ちょっとヒント出しましょう。
ちなみに、現代人は大体172cmぐらい。
で、160cmを超えたのは戦後になってようやくだったといわれているんです。
≫現役の弥生人の方にお話を聞いてみたいと思うんですが。
くわばたさんお答えはどうでしょうか?≫私、148!≫それでは、ちょっと本人からこの方はちょうど平均身長なんです。
発表します。
163cmです!≫まさにこの男性と同じくらいの身長が平均身長だったんです。
≫どうも、弥生人の方ありがとうございました。
≫そのときは163cmでもしかしたらユージさんぐらいの身長の方もいたかもしれない。
≫このような様子から、割と平均身長があったということで当時はストレスもなく伸び伸びと暮らしていたということがうかがえるかもしれません。
≫その豊かな暮らしをこれから見ていこうと思います。
≫弥生時代がいかに豊かだったかその秘密に今日は迫っていきたいと思います。
≫弥生人の方が稲の束を担いでどこかに急いでいるみたいですね。
ちょっと調査しましょう。
≫ちょっとついていってみましょう。
皆さん、集まってます。
ご覧ください。
≫ここからは豊かさを見せるその市が始まろうとしているんですね。
ちなみに、皆さんは吉野ヶ里のボランティアガイドの皆さんや吉野ヶ里を愛する方々に今日は再現をしていただいています。
この辺りは、蔵がたくさん集まっていますね。
これは豊かさの象徴なんですが高床式倉庫が集まっているこういったところで市が開かれていたというんです。
ここで豊かさの秘密を探っていきます。
太鼓が鳴り始めましたね。
市が始まりそうですよ。
≫それでは、早速調査してまいります。
ご覧ください。
人だかりができてますね。
人気店ですね、ここはかなりの。
これは、道具でしょうか。
すいません、これは何屋さんでしょうか?≫農作業に使う道具とかあるいは狩猟とか戦争に使う武器ですね。
そういったものを取り扱っております。
≫このように道具を見させていただくと当時から、このようにして…。
鉄ですか、これは。
金属が使われていますね。
≫そうですね。
鉄です。
≫当時、鉄が大陸から輸入されてきましてこれによって農作業の効率建築の効率などが飛躍的に上がったんですね。
≫まさに鉄というのは豊かさの象徴だったわけですね。
いろんなところに使われてますね。
これは、スコップですか。
≫そういうことですね。
貴重品ですから刃先だけ鉄でできています。
≫これ、気になるんですが。
これはなんでしょうか?≫これは、前は石包丁を使ってたんですけどもそれが進展したというか発展しました。
≫弥生時代でもすでに、このような金属に変わっていたんですね。
これで、稲刈りをしたりとか。
おもしろいですね。
≫農作業の効率も進みそうですね。
こういったものが実際に、吉野ヶ里遺跡から出土しているんですね。
≫ありがとうございました。
当時はこのようなものを購入するわけではなく物々交換で行っていたんですね。
≫そうなんです。
鉄器は恐らく高価なものだったでしょうね。
≫隣のこちらのお店。
これは、女性の方が今ちょうど品定めをしているところでアクセサリーショップでしょうか。
こんにちは、どうも。
今、何かやられてますけど…。
≫これは、まが玉です。
≫まが玉って教科書で見たことありませんか。
母親のおなかの中にいる胎児の形を模したものといわれているんですね。
≫今、このお店の方がやっているのはお客さんを前にしてやっているので現代でいうところの実演販売ですかね。
≫体験販売です。
≫ちなみに吉野ヶ里歴史公園では本当にまが玉を削ってみることもできるんですよ。
≫ぜひ、いらっしゃった際は試してみてもいいと思いますがこれもちょっと気になるんですが。
変わった形をしていますね。
重たいです、金属ですね。
≫盾に飾る、魔よけのものですね。
≫魔よけとしてお守り的な存在だったんですね。
≫これ、吉野ヶ里で実際に、こういったものが多数、出土しているんですが銅でできている当時の金属の加工技術の高さというのがうかがえます。
≫これだけの加工技術を持っていたということですね。
≫鉄器は、まだ輸入ですが青銅器などは、かなり数多く作られていたんですね。
≫ちょっと、これは本当に…。
あちらには器がたくさん並んでおります。
お客さんも集まっていますよ。
これは、器がたくさん…。
食器屋さんですね。
そしてつぼの中ご覧ください何か取り出しています。
これは真珠ではないでしょうか。
≫はい、真珠ですよ。
≫こういった真珠は日本の各地で生産されていまして、輸出品となっていたようなんですね。
≫つぼの中にもたくさんの真珠がありますね。
これはちょっと箱買いならぬつぼ買いしましょう!≫ユージさん、歴史に大きな影響を与える行為は慎んでいただかないと。
≫失礼しました。
僕が買ってしまったら変わるかもしれないですからね。
これはなんでしょう?これは、もしかすると…。
塩ではないでしょうか。
≫塩です。
≫これ、当時海水から塩を作られていまして唯一の調味料だったといわれているんです。
≫当時から、味付けにもう塩を使っていたことが分かりますね。
そしてちょっとこれはまた珍しい形の器ですね。
これ、我々が仕事帰りに必ず飲みたいとりあえず1杯みたいな感じですね。
ビールが入ってそうな…。
≫当時のことはまだよく分からないんですが「魏志倭人伝」には弥生時代の人々は男女ともに酒をたしなんでいたと書かれています。
また、大麦も見つかっています。
ということは、もしかしたら…。
ということがあるわけですね。
≫もしかしたら、ビールは飲んでいたかもしれない。
これが使われていたかどうかは定かではないですがお酒が好きだったという記録はあります。
≫でも、ジョッキにしたら大ジョッキぐらいの大きさですね。
≫もう、大ジョッキも大ジョッキですね。
相当大きいですね、これ。
本当に、顔がすっぽり隠れるような。
本当に大きな。
でも、このようにして塩だったり真珠だったりそしてこのような加工技術を含め豊かさの秘密がだんだん分かってきましたね。
平均身長が高い理由もなんとなく分かってきたような気がします。
栄養もしっかり。
こちらもご覧ください。
これは、洋服屋さんでしょうか。
≫こちらも、実演販売が行われていますよ。
≫こんなのあったの1800年前。
≫見てください。
≫柱をうまく利用しながらここで今、布の生地を織っているところですね。
≫当時は、麻もありましたし実際に蚕を飼って絹も作っていたんです。
≫意外にこれ、色ピンクだったり、紫だったりと。
こちらも、紫の色がありますね。
きれいな色の染色技術もあったんですね。
この糸は植物や貝の内臓だったり、そういうもので染めたりとかしていたということなんですね。
≫すごいんですね、もう。
本当に。
≫意外におしゃれなんですよね。
そしてこちら色のついていない服ついている服と並んでいますが…。
身分の高そうな方が。
買い物にいらっしゃいました。
≫身分の高い方は色のついている服を着ていたと考えられているんです。
≫何か店員さんが勧めていますね。
これは何か特別な服のようですね。
シースルー。
ちょっと見せていただいてもよろしいでしょうか。
≫当時、シースルーって言葉ないでしょ。
≫いや、弥生時代から恐らくあったと思いますよ。
見てくださいちゃんと透明感のあるシースルーの。
≫これ、透かし織りといわれているんですが実際に見つかった絹でこういった透けているような素材のものがあったということなんですね。
≫そんなおしゃれなのがあるんだ昔に。
≫当時は重ね着をしてきていたと考えられているんですがそれでも、完全にこれはおしゃれのために作られた服ですよね。
≫どういう真意でこれを女性が着られていたかってちょっと気になりますけどね。
≫やはり、勝負服なんでしょうね。
≫服もファッションとして楽しめるほど生活に余裕が生まれていたということが、うかがえますね。
そして、ファッションといえばこちらの男性の髪形ちょっとご覧いただけますか。
なぜこのような髪形なのか。
それを証明するものがここ、吉野ヶ里遺跡から実は、見つかったんです。
これ、大発見です。
≫本当に貴重な資料をお借りしてきました。
こちら、ちょっと開けますよ。
これ、貴重なものなのでちょっとしか開けられませんが。
≫1800年前の弥生人の髪なんです。
本物です。
日本で唯一吉野ヶ里遺跡で見つかった大変貴重な、髪の毛なんです。
≫残ってるの?そんなの。
≫男性の人骨の耳の辺りに付着していたものなんですね。
きちんと鑑識をしまして調べたところ髪の毛であることが分かったと。
そこで、髪形が裏付けられたわけなんですね。
≫これ、女性ばかりか男性もかなりのおしゃれさんだったことがうかがえます。
≫かなりここまで調査して当時の豊かさというのが見えてきましたね。
それでは、もう1つの豊かさ。
やはり、食文化を調査しなければなりません。
私、ちょっと一足先に食文化を調査してまいりますのでユージさんはこのあとも引き続きここで調査を続けてください。
≫分かりました。
それではまた後ほど合流しましょう。
それでは、私には、もう1つ調査しなければいけないミッションがあります。
ついてきてください。
こちらです。
こちらで何かやられていますね。
これですね。
銅鐸
(どうたく)、ちょっとご覧いただきたいと思います。
これ、銅鐸なんです。
儀式や祭りごとに使われていたという大変、神聖なもので高さは約28cm私の靴と同じくらいのサイズ。
そんなに大きくないですね。
九州で見つかったのはこの吉野ヶ里の銅鐸だけなんです。
≫それ、実際に見つかったやつなんですか?≫これ、実物ではないですが再現したものですが実際に見つかったと。
この形であったことが分かります。
中をのぞいていただきますと棒状のものがありますね。
これで楽器のように鳴らして使われていたということで今回は特別に許可を得て鳴らさせていただけるということでちょっと、失礼ながらやらせていただきますね。
弥生の音が聞こえてきましたね!古代の神聖な響きが聞こえますね。
≫めっちゃええ音ですね、今の。
≫いい音ですよね。
なかなかいい音ですよね。
≫これ、どういうときに鳴らすんですか?≫これは、儀式やお祭りの際にも使われていたということで非常に神聖なものとして扱われていました。
この吉野ヶ里歴史公園ではオリジナルの、このような銅鐸を実は、作ることもできるんです。
早速ですが、私も今回体験させていただきます。
よろしくお願いします。
それでは、すでに銅鐸、型があるんですね。
鋳型の中に金属を流し込んで作ると。
これ1800年前と同じ作り方なんですね、実は。
このような技術が、すでに1800年前にあったと。
早速ですがやらしていただいていいですか。
鋳型を2つくっつけてこの中に入れると。
本来は今までは銅を使っていたんですね当時の方は。
だけど、銅を使うというのはかなり時間がかかるので溶けやすい金属を温めて私がやらせていただきますね。
この中に流し込んでいいんですね。
掛け声とかお願いします。
まだですか。
≫ストップ!≫弥生の人もストップって言ってたんですね。
このように、でも今型を流し込みました。
固まるものなんですが今回は特別に10分置いたものを用意していただきました。
それが、こちらです。
出ました。
固まるとこのようなものが出来上がります。
≫あら、すてき!≫ちゃんと先ほどの棒状のようなものも一緒にセットで、できていますね。
あとはいらない部分は外して折っていただいてこの下の部分も、ちょっと余分なものがついています。
これも、全部取っていただきます。
そうすると出来上がるのがこちら。
これですよ。
ちゃんと中に棒状のものも入れてあります。
それではサイズこそは小さくなりましたが自分たちで作ったオリジナルの銅鐸。
それでは、音、いきます。
涼しい…。
≫それ、自分で作って持って帰れるんですか?そこで。
≫そうなんです。
皆さん、ここで体験していただけるということなのでぜひ興味がある方は。
私もこれはお守り代わりに、今回持って帰らせていただきます。
≫本部、くわばたさん。
こちら、丹沢です。
こちらは、倉と市から少し離れました南内郭というエリアに来ています。
ここ、ぐるっと塀と堀に囲まれているんですがその中でもさらに、塀と堀に囲まれたこの家。
実は、王様の家なんです。
今日はこの最も豊かだった王様が一体何を食べていたのかということを調査したいと思います。
こちらがその王様のための食事が作られている場所です。
煮炊き屋と呼ばれています。
では、こちらの中に入って王様が一体何を食べていたのか調査します。
いいにおいが、してまいりました。
ご覧ください。
あぶっているのはいのししの肉です。
そして、周りには鹿の肉も焼かれていますね。
そして、魚もあります。
あじがあります。
現在この地域は海から20km近く離れているんですが、弥生時代は5kmほどだったといわれていて新鮮な海産物も手に入りやすかったようなんですね。
かなりカロリーの高いものも。
ごちそうですよね。
≫でも、今、思ったけど昔って電気がなかったから真っ暗だったでしょうね。
夜とか、ごはん作られへんのか。
昼間に作ってはるのかな…。
≫どうだったんでしょうね。
日暮れ前にもしかしたら作っていたのかもしれませんが。
そして、お隣開けていただきましょう。
ごはんが炊けているようですね。
少しよそって見せていただいてもよろしいですか。
これが、弥生時代のごはんなんですね。
我々のふだん食べているものとちょっと色が違いますよね。
≫赤米?≫これ、お赤飯じゃないですよ。
赤米なんです。
≫私も1回食べたことあるけど昔はこれ食べてるんだ。
≫ほかにもさまざまなものが食べられていたんですね。
くりですとか、どんぐり。
それから、果物類。
そして、あじですとかかきなども食べていたということなんですね。
そろそろ食事の準備が整ったようですね。
それでは、今から王のもとに運ぶようです。
その王のもとに食事を運ぶのに私も追跡調査したいと思います。
≫どこに王はいるんだろうか…。
≫お待たせしました。
すいません。
思いのほかてこずってしまいました…。
≫何にてこずっていたんですか?≫弥生人の女性にサインを書いていました。
≫じゃあ、ちょっと一緒に追跡を…。
今日は王が外で食事を楽しんでいらっしゃいます。
≫つまりピクニックってことですか。
≫王様はやはり紫のお召し物で立派ですね。
皆さん、ちゃんとお食事をこのように丁寧に…。
かなり、王ですからいいものを食べていたんですね。
≫すごいな。
手でいくんだ、昔の人は。
≫手でいかれていたんですね。
串に…。
一度やってみたい、この経験ね。
串ごとぐっといく。
≫一緒にどうぞと王様がおっしゃっています。
≫我々もいただいていいんですか。
優しい、ありがとうございます。
≫ユージさん、ぜひ鹿の肉を。
≫すみません、王様の食事が…。
≫当時、味付けは塩だけです。
≫それではいただきたいと思います。
固い…。
よくいけましたね、王。
ただ、味付けはちゃんと塩が振ってありますので塩の塩味とあとお肉のうまみがシンプルではありますがちゃんと伝わってきます。
≫ですよね。
昔やったらそれで十分ですよ。
塩があるだけでもすごいと思ったけど。
2014/10/14(火) 12:20〜12:45
NHK総合1・神戸
ひるブラ「弥生時代にタイムスリップ!〜佐賀・吉野ヶ里町〜」[字]
佐賀の吉野ヶ里歴史公園で、弥生人の生活を疑似体験!これまでの研究で明らかになった当時の食文化からファッションまでをご紹介。知られざる弥生時代にタイムスリップ!
詳細情報
番組内容
【ゲスト】ユージ,【コメンテーター】くわばたりえ,【司会】丹沢研二 〜佐賀・吉野ヶ里町から中継〜
出演者
【ゲスト】ユージ,【コメンテーター】くわばたりえ,【司会】丹沢研二
ジャンル :
バラエティ – 旅バラエティ
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
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