(義禁府長)「巫女ウォルは呪詛の罪の容疑は晴れたが邪悪な神力により王族を惑わした罪は捨て置けぬ。
よって西の活人署に送り病人と貧民の世話に当たらせ二度と邪悪な術を使う事のなきようその一挙手一投足を義禁府の監視下に置くものとする」。
(大王大妃)いかがですか?とてもかぐわしい香りがするお茶でしょう?
(フォン)そうですね。
何のお茶でございましょうか?ミカンの皮を煎じた「陳皮茶」というもの。
これは風邪に効くのはもとより皮に含まれている辛みの成分が体を温めるのだそうです。
それなら聞いた覚えがあります。
他のお茶と違って古い物ほど一層効能が増すとか。
何やらおばあ様と似ておりますね。
年寄りになっても能力は衰えないという事ですか?ハハッただのお世辞とは分かっていても悪い気は致しませんね。
決してお世辞で申し上げたのではございません。
この度も私はおばあ様のご尽力のおかげで君主の面目を保てたのですから。
それは本心からのお言葉でしょうか?はい。
ならば王様はこの祖母に借りができたという事ですね。
そうでしょう?はい。
ではこの先私が王様に何かお頼みするような事があればその時はその望みを必ずお聞き入れくださいますね?もちろんでございます。
(シム・サン)観象監の予測ですと7日後の1日日食が起こるそうです。
今回は太陽が月に完全に隠れる皆既日食。
ゆえに儀式に臨まれ万事お慎みくだされ。
求蝕の礼の準備をせよと観象監に伝えてある。
古来よりかような天変は王の過ちを戒める天の警告とされております。
よってこの機に謙虚に自らを省み何事も自重なさってください。
そのとおりです。
日食は天変の中でもとりわけ重大。
邪気が太陽を覆い尽くし太陽の気を衰えさせます。
これは王様の聡明さが曇りがちであるとの天の警告です。
邪悪な巫女をおそばに置かれたという事もそれを表しているのではございませんか?ついては王様。
何とぞ我ら臣下の忠言をお聞き入れくださりどうか自重なさってください。
(一同)お願い致します。
(ユン・デヒョン)君主に恐れる心なくば失政につながりひいては災いをもたらしましょう。
昨今は天災に見舞われ飢餓も続きました。
何とぞ省みられますよう。
もっともである。
心に留めよう。
およそ天災は意味なく起こるものではない。
それは余の不徳の致すところであろう。
自重する契機としよう。
日食の前に獄中の巫女は都の外へ放免される事になりました。
あとは王族ながら王室の名誉を失墜させた陽明君様に何かしら懲罰を与えねば。
潔白であると分かったのに何を罰するか!?私の所見では陽明君様には当分ちっ居して頂きご謹慎されるのが妥当かと思われます。
すでに屋敷に兵を向かわせております。
誰の行く手を阻んでおるのだ。
お前たち命が惜しくないのか!?「出入りを禁ぜよ」との王命です。
心の声王様…王族の足かせをはめるだけでは足りずこの私の自由まで奪うおつもりですか?
(ヨヌ)王様。
何故にこのような場所へおいででしょう…。
一つ尋ね一つ答えるためにやって来た。
先に答えていいか?そちから話すか?それではおそれながら先にお答え頂けますか?余がそちに「混乱を収めるまでは…この感情が何なのか分かるまでは離れるな」とそう命じた事を覚えておるか?確かに覚えております。
ならばその答えをお前に伝えよう。
そのとおりだった。
余はそちを見ていたのではなくそちを通してかつての娘を見ていた。
ゆえにもう余から離れてもよい。
王命承りました。
では…お前が話すか?いえお尋ねください。
最後にこの私に言いたい事はあるか?ございません。
恨み言でも構わんぞ。
言うてみよ。
それもございません。
王様。
余に温かい言葉をかけてくれたあの娘に余は優しい言葉のひとつも言えなかった。
ですが王様は精いっぱい守ってやったではありませんか。
あのような傷を負わせて…これで…これで…守ってやったと言えるか?心の声すべては私が背負えばいい事なのです。
どうか…どうかお心を強くお持ちください。
心の声あの女確かにどこかで見た事がある。
決して呪いなどかけてはおりません!
(アリ)貴様!私だけが見ていたの思うのか!?私ひとりを消せば終わると思っているのか!そうはいかぬわ。
天の月も貴様を見ていた!貴様の剣に染みついたのはあの方の血だけではない。
よいか見ておれ!いつの日か必ずその月明かりが腐った貴様の息の根を止めてくれるわ!
(女のすすり泣く声)
(チョ尚宮)どうかされましたか?王妃様。
(ユン・ボギョン)女子の異様な泣き声がそなたには聞こえぬか?なぜしきりにそのような事を…。
(悲鳴)
(女のすすり泣く声)パク尚宮。
今し方泣き声のようなものが聞こえなかったか?
(パク尚宮)泣き声のようなもの?あいにく私には何も聞こえませんでしたが…。
心の声隠月閣だ。
声は確かに隠月閣から聞こえてくる。
心の声
(ノギョン)人が断ち切った縁を天が再びつなごうとしている。
天変の時を経て万物が本来の場へ戻ろうとする。
やはりもうじき血の雨が降る。
何人たりとももはや避ける事はできない。
回想
(医者)そういえば先ほどある御仁が来てお嬢様の事を尋ねていった。
回想
(大王大妃)何ですおじけづいたのですか?これで王女の望みもきっとかなえられる事でしょう。
(ミン尚宮)王女様。
さあ早く起きてくださいませ。
儀賓様がただいま…。
(ミナ王女)旦那様って言ったの?もしかして旦那様に何かありました?そうではありません。
旅の途中王様のご病気を耳にされたそうで急きょお戻りになられました。
それで旦那様はどこにおるのじゃ?奥方様にご挨拶されて先ほどお部屋の方へ…。
どうなさる気で?お待ちください。
儀賓様は礼儀を重んじるお方。
どうか品のないまねは…。
王女様!?
(ヨム)これは…王女様!お戻りなのに…予定より早く帰ってこられたのにどうしてすぐ私にお顔を見せてはくださらないのですか?体を清めてからご挨拶に上がるつもりでした。
旦那様にお会いしたくてたまりませんでした。
いつもずっと…。
(ナ・デギル)泣き声でございますか?さよう。
閉じられた隠月閣から聞こえるという泣き声の噂の事だ。
はあ…それはもうじき始まる日食が原因ではないでしょうか。
日食ならとうに予測されていた事でしょう。
それが妙な噂とどう関係があるのです?日食とは陽の気である太陽が陰の気である月によって隠されてしまう事ゆえ単に不安にかられた臆病者の噂かと。
そうか。
もしや大王大妃様も耳にされたのでありますか?なんとけしからぬ事を言うのです!ならば私は臆病者か!?ひ…平にご容赦くださいませ。
怪しげな話に便乗してあらぬ事を口にする輩を正したいまでの事。
それ以外の意味など無いわ!ではすぐに星宿庁の国巫と対策を練りまして…。
そんな事はするでない。
えっ…なぜでしょう?観象監と星宿庁が動くとなればかえって噂が大きくなる。
さればこの隠月閣の件は観象監…。
いやそなたのみで隠密に処理しなさい。
そこまでご心配ならば求蝕の礼を行う日に慰霊祭も同時に行ったらどうでしょう?慰霊祭?それで…それで女子の声は泣きやむのか?慰霊祭は霊を慰めるためのものでありますが霊が巫女の慰めを受け入れるか否かにより当然結果も変わって参ります。
星宿庁に任せてはならぬ!他によい方法は無いのか?であれば一つ…一つ秘策があるにはあるのですが…。
どのような秘策だ?それはつまり…。
(ソル)もう…融通が利かないんだから。
一度でいいから目をつぶって!
(チャンシル)お願い。
おねえちゃんを入れてあげて。
一度だけでいいですから。
全く…そんな事勝手にできる訳ないじゃないか!やらなきゃできっこないでしょ!ソル。
ほんとはまずいんだけどな。
それじゃ1人だけ急いで入ってくれ。
ではソル。
チャンシルを連れて星宿庁に戻ってなさい。
イヤよ私が会うんだから。
早く。
言う事が聞けないの?ウォル。
大丈夫なの?そんな体で耐えられる?ご心配をおかけして申し訳ありません。
ソルとチャンシルにも心配をかけてしまって。
何を言うの。
今はそんな場合ではないでしょう。
泣いてるんですか?神母様。
昔かけがえのない無二の親友がいたの。
意志の強いとても誠実な人でね。
その人と最後に会ったのがほかでもないここだった。
そしてその人が私に託した最後の願い…それがお前だったの。
自分に代わってお前を守ってほしいと。
何があっても守ってほしいとこの私に切に頼んでいた。
それはもしや私のお母さんですか?なのに私は浅はかだった。
お前を守ろうとしたのにかえって危険にさらしてしまった。
神母様はいつも私を守ってくれました。
親に捨てられた私を娘として引き取り今日まで育て上げてくださったではないですか。
覚えておられますか?巫女になんかなりたくない。
もう死んでもいいと私が大騒ぎした時の事です。
あの時神母様は私におっしゃいました。
「神がお前を選んだのならばそれは必ずや訳があっての事。
苦痛も絶望もお前に耐える力があるから与えられるのだ」と。
以来ずっと思ってきました。
意味のない苦痛など無いんだって。
今のこの痛みも何か訳があって神が与えてるんですよね?神母様…。
(笑い声)あの子いつか絶対問題起こすと思ってた。
大した度胸よね。
王様と王族相手に嫌らしくすり寄ってたんだから。
けどその後ろ盾のおかげで命拾いしたのよ。
あれなら死んだ方がマシ。
胸に「淫ら」なんて文字付けて活人署行きだなんてそれじゃ死んだも同然じゃない。
ヤ〜!あとひと言でも何か言ったらあんたたちタダじゃ済まさないから!お嬢様はこの先もまた別の試練に直面する事でしょう。
急にどうしたんですか?神母様。
お嬢様って…。
何を守りぬいて何を捨てるべきなのか。
その答えを知っているのはお嬢様だけなのです。
ですから外に答えを求める事なくお嬢様の中でその答えをお探しください。
一体何をおっしゃっているのですか?どういう事です?どんな真実に向き合おうともこれだけは心にお留めください。
お嬢様はどこの誰よりも強いお方です。
お嬢様の知恵がきっと正しい選択を導きお嬢様の強い意志が耐え抜く力をもたらしましょう。
神母様。
ゆえにお嬢様ご自身を信じ己に従うのです。
心の声そして決してこの私の事を許してはなりません。
お嬢様をこのままほっておく気?何もしないでただ見てるつもりなの!?静かにしなさい。
冗談じゃないわよ!ずっとおばさんを信じて言う事聞いてきたのに。
お嬢様の命を守るためだと言うから口もつぐんでお嬢様がかわいそうでも過去の事は一切知らないふりして嘘をつき通した。
なのに何よ!活人署行きって!厄受けの巫女にまでされたあげく活人署なんて最悪の場所に行かされるんだよ!そしたらもう私が守る事だってできないじゃない!これもまたお嬢様の運命。
ちょっと!ひと事だと思って調子いい事言ってんじゃないわよ!たとえ閉ざされた闇の中であろうといずれ月が満ちればその明るさを隠す事はできない。
自ら満ちて光を放つまで今は待つしか…。
どういう意味?それ…分かるように話して!遠からず真実が明らかとなる。
私たちはただ裁きを待つだけ。
すべてはお嬢様の手に委ねられているの。
さあ早う申してみよ!なぜ許可なく寝所の女官を帰した!?お…王妃様は知る必要もない事だと思いまして…。
なら私が直接女官に確かめようか?実は昨晩の事王様は遅い時刻になって散策に出ると申されて寝所を空けたそうでございます。
その際女官たちを全員残したままただ一人雲剣のみにお供をさせて…。
雲剣のみを連れて?義禁府の牢に向かわれたそうでございます。
きっとただ罪人を確認するために出向かれたのでございましょう。
どうかお怒りにならぬよう…。
心の声あの巫女は始末すべきだった。
生かしておいたのは間違い…。
あ〜!あ〜!こ…これは大変な事に!誰か主治医を!早く!医者じゃ!
(主治医)急げ!そんなに慌てて何事だ?それが今し方王妃様にその…何やらあったようです。
(戸が開く音)誰も通すなと申したであろう!余に任せろ。
苦しいのは王様だけでしょうか?私の恋心など取るに足りませんか?私にとっては王様が初恋のお相手だったのです。
相手を失えばどれほどつらいか誰よりもご存じのはずなのになぜこんな仕打ちをなさいます?物乞いをする者でもこんなに惨めな思いはしないはずです。
(泣き声)心の声あまりにも酷い。
悲しすぎる。
私も王妃も兄上も。
そしてあの娘も。
(人々の非難の声)
(シン氏)ヨヌ…ヨヌ。
お待ちを。
何です?奥方様お待ちください!
(シン氏)離して。
行ってしまう。
あれは…!あ〜ヨヌ!ヨヌ待って!ヨヌ!ヨヌ!ちょっとどいて!離して!奥方様!ヨヌ待って!ヨヌ!押さないで!みんな下がって!
(シン氏)待ってヨヌ!ヨヌ!押さないで。
ヨヌ…。
ここからはこの者たちと行け。
西の活人署に行くのではないのですか?連れていけ。
待ってください。
来い!どこに連れていくおつもりですか?来れば分かる。
国の厳しい法を破るのですか!?国の法より怖い掟に従ってるのだ。
さあ来い!罪人が連行中に消えただと?陽明君様のご指示を受け西の活人署に行ってみたところそのような事を聞いた次第で。
どこへ…どこへ向かったと言っていた?そこまでは…。
その罪人へみんながこぞって嫌がらせするので近道したそうなんですがその途中で賊に襲われたのではないかと…。
陽明君様?陽明君様!お前がここに何の用だ?どちらに行かれるおつもりですか?お前がここに何の用かと聞いたのだ。
今はご謹慎の身でございましょう。
お戻りくださいませ。
友として参ったのか?王命で参ったのか?ここ最近この剣がよくむせび泣くのだ。
久しく鞘から出られないせいで息が詰まるのかそれは悲しそうに泣いておる。
それゆえ時に血迷って剣を振りかざしはしないかと自分が心配になる。
おやめを。
今ここで交えればさびた腕まで息を吹き返すかもしれぬ。
受けてくれるか?あ〜お前は今や王様のそばで仕える雲剣。
王命なくば剣も抜けぬか。
悪を装えばその身を危うくする事に。
さあどうするのだ。
王命が下るまで待ち続けるか?お怒りゆえの剣は危険です。
恋心ゆえならましてや危ない。
どなたへのお怒りですか?それが分からぬ。
分かれば無謀にもかような荒れ方はせん。
王様の心中を察してはもらえませんか?だったらお前は俺の…友の心中は酌んでくれないのか?訴えたらどうだ?何を訴えろと言うのです?王命を受けて出向いた雲剣に剣を向けたのだ。
これは謀反であろう。
今日ここには雲剣も王族もおりません。
ただ友情を分かち合う友がいるだけです。
ここは宮殿でしょう?回想
(ナ・デギル)霊受けを行うのでございます。
霊受けとな?さようでございます。
文字どおり体の中に霊を受け入れる事ですがなせる者は神を迎え入れられるほどの巫女のみとなります。
人間が霊を受け入れるのか?一種のいけにえです。
恨みのこもった場所に入り霊と共に過ごす事でその恨みを体の中に受け入れるというものでございます。
そのような事ができるのか?できるのです。
折よくじき皆既日食の日を迎えます。
月が太陽を隠し陰の気が増す時霊受けを使いいけにえとすればその効き目は倍にもなるでしょう。
それで隠月閣の泣き声は止まるというのだな?さようでございます。
ただし…。
ただし?霊受けを任される巫女は自分の中の神を追い出して見知らぬ霊を受け入れるため大きな危険が伴います。
危険というのは…死ぬこともあるという事か?霊の恨みが大きい場合ほとんどがそれに侵されてしまいおかしくなるか命を落とすと言われます。
よって問題はいけにえになる巫女がおるかどうかで…。
それならばまさしくふさわしい者が1人おるではないか。
分かっておろうがここは閉じられた場所だ。
いくら声を張り上げても無駄。
よってつまらぬ事はせずおとなしく務めだけを果たせ。
明日また来る。
(大王大妃)置いてきたのだな?はい確かに。
それで説明はしたのか?適当に。
隠月閣の霊を慰めよとごまかしました。
よってそのつもりでおるでしょう。
よいか?この事は漏れる事があってはならんぞ。
特に王様には決して知られてはなりません。
かしこまりました。
使いみちのある者とは思っていたがここまで使えるとはな。
幸運にも生き延びたら活人署へ送りなさい。
また何かに使えるでしょうから。
しかと承りました。
回想
(巫女1)今でも静まり返った夜に当時いらした隠月閣から幽霊の泣き声が聞こえてくるって。
(巫女2)それがホ・ヨンジェの娘だっていうの?何がそんなに恨めしいのよ。
世子嬪様は元気だったのに突然亡くなったから毒を盛られたんだとかしばらくは噂が絶えなかったみたい。
心の声私が慰める霊とは王様が話されていたお方…?
(都事)知ってのとおり勤政殿の広場にて本日求蝕の礼がある。
よっていつにもまして警備に努めてくれ。
宮殿を侵すような動きがあれば即刻…。
ホン・ギュテは?またいないのか!あいつはどこに行ったんだ!?あっ…おい。
おい…ホン・ギュテ。
どうした?お前まさか…。
とうとうおかしくなったか?ホン・ギュテ!先輩。
死んじまっても体温が下がらない場合ってありますか?えっ?死んでもずっと抱きしめてやったらまだ生きてるみたいに温かいもんですかね?生きてる者と死人の体温が同じ訳ないだろう。
いやだから!もしもの場合を聞いてるんです。
もしそうだったら…まだ死んでないって事だろう。
まだ死んでない?大提学の屋敷に出入りしていた医者によりますと正確な病名は不明ながら呼吸困難の症状と胸の痛みを訴えていたそうでございます。
心の声当時の「承政院日記」にも原因不明の病とだけ記されていた。
…で毒殺の可能性は?医者の話では毒を盛られた痕跡は見られなかったと。
殺されたのではないのか…。
何か特におかしな点は?ええ…。
こと切れた後だいぶ経ってもぬくもりがあったという点がおかしいと言えばおかしいですがでも確かに脈は無かったと医者は言ってます。
心の声殺された痕跡は無くあったのはぬくもり…。
その点についてはもう少し調べまたご報告いたします。
・
(ヒョンソン)王様。
尚膳でございます。
入れ。
王様。
もうじき未の刻より日食です。
急ぎお召し替えをお願いしたく存じます。
分かった。
ではそちは当時の大提学の家の様子と宮中の上役たちを詳しく探ってくれ。
はい承知いたしました。
お出ましですね。
王様。
観象監のオ・ヘソン教授です。
準備はもう整ったか?
(オ・ヘソン)はい。
まもなく式を始めますので少しのちに勤政殿の広場へお越しください。
承知した。
どういう事情があってずっと泣いておられたのですか?もしや王様が恋しくて泣いておられたのですか?それとも何か…王様に伝えたい事があったのですか?お話しください。
私がお聞き致します。
私も一緒に泣いて差し上げます。
ですからどういう事情がおありなのかどうか私にお話しください。
(うめき声)
(太鼓の音)
(観象監長)「今太陽欠け始め隠れんと欲す。
自らを戒め自重されますよう」。
「今太陽欠け始め隠れんと欲す」。
「今太陽欠け始め隠れんと欲す。
自らを戒め自重されますよう」。
(ノギョン)あの世の門から響く音に太陽と月が出会い人が断ち切った縁を天が再びつなぐ。
天変の時を経て万物は本来の場へと戻る。
心の声原因不明の病…痕跡を残さず殺した?心の声呪いか!?回想
(ノギョン)お嬢様は…。
神病でございます。
神母様…。
回想
(ホ・ヨンジェ)ヨヌ起きられるか?薬をのまないとな。
ヨヌ…ヨヌ!ヨヌ…ヨヌ。
お父様…。
お母様…お母様。
回想この私と…。
前に会った事はないか?回想私を…本当に分からないのか?回想前世の縁と記憶をすべて断ち切る…。
回想私を覚えているか?前世の記憶の中に私はいないか?別に構わない。
お前をこうして見られるだけで。
回想ならばお前からその娘に伝えてくれないか?この私はお前の事が好きであったと。
(泣き声)心の声呪い…邪術ならすべて可能だ!心の声とうとう封印が解けてしまった。
これからまた別の苦しみが始まる。
お願い。
あの方々を守ってアリ。
ヒョンソン。
何でございましょう王様。
ひそかに星宿庁の国巫を呼べ。
は?星宿庁の国巫をなぜ…。
いいからすぐにここへ連れてこい!はっしかと承りました。
心の声果たして邪術で人を殺める事ができるのか…。
この国一番の神力を持つ国巫チャン・ノギョンなら答えをくれるはずだ。
女の生死を確認する。
もし死んでおったなら誰にも気付かれぬよう裏門から出せ。
分かったな?はい。
生きてるか死んでるか見て参れ。
それで…霊は慰められたか?はい。
あの女子はもう涙に暮れはしないでしょう。
2014/10/12(日) 23:00〜00:00
NHK総合1・神戸
太陽を抱く月(14)「天変の時」[二][字]
初恋の女性を思い続ける王と、記憶を失った巫女(みこ)の切ない愛を描くファンタジー・ロマンス史劇。太陽と月が重なる皆既日食の日、フォンとヨヌの時が再び動きだす…。
詳細情報
番組内容
ウォルは死罪を免れたものの、貧民の医療などを担う活人署(ファリンソ)へ送られることが決まる。フォンはウォルを守るために、大王大妃(テワンテビ)一派との対立を避けることにした。7日後の皆既日食の儀式に臨んで、自らを戒めるようにという進言や、陽明君(ヤンミョングン)への自宅謹慎の罰の決定も受け入れる。一方、宮廷では、亡くなったヨヌの泣き声が隠月(ウノル)閣から聞こえるというウワサが広がっていた。
出演者
【出演】ハン・ガイン…沢城みゆき,キム・スヒョン…新垣樽助,チョン・イル…小松史法,キム・ミンソ…渋谷はるか,ソン・ジェヒ…佐藤拓也,ソン・ジェリム…保村真,ナム・ボラ…小林由美子ほか
原作・脚本
【原作】チョン・ウングォル,【脚本】チン・スワン
監督・演出
【演出】キム・ドフン,イ・ソンジュン
制作
〜韓国 MBC/Pan Entertainment制作〜
ジャンル :
ドラマ – 海外ドラマ
ドラマ – 時代劇
ドキュメンタリー/教養 – 歴史・紀行
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
韓国語
サンプリングレート : 48kHz
OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:14242(0x37A2)