夢の扉+【再生医療でひざ痛の常識を変えろ/ナレーター中井貴一】 2014.10.12

皆さんこんな医学の常識をご存じだろうか?
あのiPS細胞に続き
日本は新たな再生医療をスタートさせた
それは…
これまで不可能といわれてきた
ヒザ関節のクッションの再生に挑み続けてきた男…
(関矢)次は絶対に…というふうに考えています
再生のカギを握るのは
これまで手術室のゴミ箱に捨てられてきた…
医学の常識を変える関矢の夢を追った
Ihaveadream
ヒザを研究すること25年
関矢は日本人の歩き方はヒザによくないという
一体どういうところが?
あの黄色いシャツのおじさんは…やっぱり左右バランスよく筋肉を使ってないのでどこかにひずみがきますね日本の女性のご高齢の方に非常に多いヒザが痛くなるパターンの方ですねO脚でヒザの内側の軟骨が恐らくすり減っていると思いますあのハイヒールの女性は典型的ですね足元がちょっと不安定でスケート靴履いて歩いてるみたいな印象を受けますやっぱとても高いヒールで歩くときにヒザがピンと伸びないんですねそうするとお皿の下の細いじん帯にすごく負担がかかってしまってその場所が痛くなると思います
そもそもなぜ人はヒザが痛くなるのか?
ヒザはこれらで構成されている
歩く・走るなどした際
その衝撃は半月板がクッションとなり…
しかし次第に半月板は傷つきすり減っていく
一度すり減ると二度と戻ることはない
半月板がなくなると軟骨がぶつかりだす
やがて軟骨もなくなり骨がぶつかり始める
すると骨の知覚神経が刺激され痛みとなる
痛みが激しくなると多くは人工関節に頼ることに
しかし関矢はこのヒザ痛を
再生医療で治すという
私の夢は…
関矢は世界で初めて半月板の再生方法を
確立させようとしている
昨年開かれた国際会議
この舞台で関矢は
半月板の再生に関する研究を発表した
発表後質問攻めに遭う中
関矢は患者への治療に向け気を引き締めていた
世界でも前例のない半月板再生の…
空調の配管工をしている…
学生時代スノーボードに打ち込み半月板を損傷した
これはMRIの結果になりますこの内側の半月板の真ん中辺りに白い線が見えますこれが断裂したところになります
空調機器など重いものを運ぶ仕事
ヒザへの負担が増え断裂してしまった
スノーボードが本当はやりたいんですよねずっとやってて去年も新しい板買ってもらったんですけど奥さんに結局それも一回も行けず
関矢は一体どんな方法で
半月板を再生させようとしているのか?
そのカギはなんと手術室のゴミ箱にあったという
それは12年前半月板の再生を目指し
世界中の文献を丹念に調べていたときのこと…
「なんだこれは…」
目を疑う症例に出くわした
そこにはこう書かれていた
奇跡に近いあまりにも特殊な事例
多くの研究者は研究の対象としなかった
ところが関矢はそこに可能性を見いだした
自然に治るっていうのはとても大事なことが起きていてそれが何かというのがわかればそれが治療の開発のヒントになり得ますから
半月板がなぜ自然に再生したのか?
そこで目をつけたのは半月板近くの…
これら五つ
奇跡の理由はきっとこの中にあるはず
最も半月板に変化しやすいのはどれなのか
それぞれの組織の細胞を徹底的に調べあげた
そして関矢は一つの答えを導きだした
それはヒザ関節を覆う滑膜
実験では滑膜の細胞はほかと比べ
最大で10倍も半月板や軟骨に
変化しやすいことがわかった
実はこの滑膜
関節リウマチの原因となるため
これまで手術では捨てられていたもの
みんなが捨てているものは私にとっては宝の山なんです
医学の常識を打ち破るカギは
ゴミ箱の中にあった
その後実験を重ね
関矢はその有効性を広くアピール
そして国が支援する再生プロジェクトに
iPS細胞とともに選ばれた
これで臨床試験に進める
これはとても嬉しかったですねようやく始めることができると
傷ついた半月板を100%再生させる
世界初の挑戦がいよいよ始まる
再生しないとされてきたヒザの半月板
医学の常識に挑む臨床試験が始まる
半月板100%再生を目指すその全容は?
2万個ほどの滑膜細胞を5000万個にまで培養する
縫合手術開始
同時に…
そして培養がスタート
実はこの培養を関矢は最も心配していた
なぜなら昨年別の患者で培養に失敗
適切な培養環境を作り出せなかったからだ
「もう患者さんを悲しませたくない」
次は…そのために新たにリハーサルを何回も繰り返しましたしそれから手順も改めて確認しています今回は…
関矢が半月板の再生に情熱を注ぐにはわけがあった
きっかけはある女子高生との出会い
半月板が断裂した…
「バスケ部に早く戻りたい」
そんな彼女の願いから
関矢は早く復帰ができる切除を選んだ
キャプテンされてたんですねキャプテンやってるっていうこともやはりどういう治療するかというのに影響してくるんですね切除せざるを得なかったという点では…
石川さんは今理学療法士として
リハビリ施設で働いている
半月板を切除したため既に軟骨がすり減り始めた
階段の上り下りで痛みが出ることも
しっかり治療することができればやりたいことをどんどんできたのに申し訳ないという気持ちですこの石川さんのためあるいは半月板損傷で困っている患者さんのために半月板の再生医療の方にね力を入れるようにしました
あのときの悔しい思いを二度としたくない
半月板の再生に挑む関矢に石川さんも期待を寄せる
悲しくなる人がちゃんと少なくなって好きなスポーツとかその後の人生とかも変わっていけば嬉しいなって関矢先生と出会えて人生変わる人いっぱいいると思うので頑張ってもらいたいです
「必ず再生させる」関矢はそう心に誓っている
滑膜の細胞は無事に培養できているのか?
失敗すれば先には進めない
白く光っているのは細胞分裂が起きている細胞だ
培養の目標は…
ここまで順調に増えていた
しかし関矢は…
ただ実際に2日後回収してみないとわかりませんので気を引き締めてさらに細胞移植に臨んでいきたいと思っています
研究と診察多忙を極める関矢
その合間にとる昼ごはんは?
いつもこんな感じですね「うめ」と「めんたい」って書いてあります
このおにぎり…
お昼はいつもこれ
さらに着る服や靴もいつも同じ
一つしかないわけじゃなくてじゃいただきます
研究のためには食事の時間も
服を選ぶ時間も削る
これが関矢のスタイル
そんな関矢のことを上司は…
自分の研究にどうしても不安が出るとですねあっち行ったりこっち行ったりするわけですよブレないって言った方がいいんじゃないですかね
いよいよ培養した滑膜の細胞を
半月板に移植する日がやってきた
(母)いい?1人に1つずつケーキを買っていたのが今までだとするとドコモの新料金は家族のケーキをホールでまとめて買うからパケ代がおトクって感じなの。
まだダメよ。
つまりたくさん使いたい人もちょっとでもいい人も一人一人が欲しい分だけパケットをちょうどよく分けあえるってわけ。
お財布に優しいわね。
(母)家族でまとめておトクなのがドコモの新料金。
さらに…長くドコモを使っていれば毎月のパケット代から最大で2,000円引き。
しかもうちは25歳以下の家族が2人いるから毎月2GBのパケットがもらえて1,000円割引になるの。
これらの割引をまとめて受けられるのはドコモだけ!なのです。
家族におトクがいっぱい。
ドコモの新料金
ここで…
簡単ストレッチをご紹介
立ったまま…
これだけでヒザ周辺の柔軟性が上がり
ヒザ痛を予防できるんです
電車の中や歯を磨きながらでもできます
ぜひやってみてください
ヒザのスペシャリスト関矢
たまの休日に奥さんと散歩をするのだが…
ヒザの内側をちょっと緊張させてもう少し背筋が伸びた方がいいねいつも後ろからいったんは見まして歩き方が悪いとか注意されますただちょっとすると忘れて普通にまた歩いちゃうのでまた「足足」とか言われて「ヒザヒザ」とか言われて歩き直してますけどもうちの妻は内反ヒザいわゆるO脚がありまして
関矢の頭はヒザのことでいっぱいだ
8月中旬移植手術のため患者の三好さんが入院した
いよいよ手術開始
ここから先は関矢自身はもちろん
世界で誰も経験したことのない未知の世界
開始から2時間
5800万全ての細胞が移植された
(スタッフ)お疲れさまでした順調に終わったそうでらしいですね細胞の移植も予定どおりうまくいきましたいい結果が期待されます
3週間後半月板が再生されているか検査が行われる

(娘)《父さん覚えてる?》
(父)《なぁ覚えてるか?》《小さい頃あたし泣き虫で…》《お前いつもコロコロ笑ってて…》《父さんをしょっちゅう困らせた…》《毎日元気もらってた…》《生意気で憎たらしい子だった…》《オシャマで可愛らしい子だった…》《全然口利かない時期もあったね…》《お前のおしゃべりで家中明るくなった…》《でも父さんはいつも見守ってくれてた…》《なのに俺は仕事にかまけてた…》《あの頃のこと謝りたいよ…》《寂しい思いをさせてすまなかった…》《もっと素直に伝えられてたら…》《もっと素直に伝えられてたら…》これから親孝行するから。
もう一生分親孝行してくれた。
ライフステージに寄り添って
長く安心して使ってもらえるようにドコモは家族を応援し続けます
10月26日は10年間で登場した主人公
成功をつかみ取った彼らの…
また最新の…
移植手術から3週間
三好さんの経過観察
果たして半月板の状態は?
これが一番最新のMRIの結果になりますこれとこれが同じ場所を見ていますずれた半月板が一つの塊のように見えてます
手術前断裂していた半月板が一つの塊に見える
滑膜が半月板に変化し再生が始まっていた
少しずつ体重かけて歩くことができると思うので歩き方の方見ていきましょうじゃまず松葉杖2本突いてなるべくきれいに歩くようにしてください今ぐらい体重かけても大丈夫ですからねじゃあね今度は…バランスよくあとね歩き方のリズムがねちょっと左右違うその辺を意識してはい少しずつ松葉杖なしで歩いていくようにしましょうだんだんと慣れていくと思いますから最初のうちはヒザがガクッとして怖いかもしれないですけどそれもすぐ慣れると思うので先生に許可もらえればまたゲレンデにカミさんに買ってもらったスノボの板で滑りにいきたいですね
培養失敗から1年
関矢は捨てられてきた滑膜で半月板再生の扉を開けた
その2週間後
(スタッフ)こんにちはこんにちは
(スタッフ)調子はどうですか?だいぶよくなりましたね
手術の痕がまだ残るものの…
今こんぐらいの段差なら順に1段ずついけます
(三好)上りですと手すりもなくて普通にすんなりいけますうちの奥さんも手術後は不安な顔が多かったんですけどリハビリできるようになってからはやっぱ表情も和らぎましたし笑顔も増えましたね年内には仕事に復帰して今までみんなに迷惑かけてるんでその分力になれればと思ってますまあ1年間ですけどねいろんなことがあったなあって改めて思いますね絶対によくなってほしいというかよくさせないといけないというふうに改めて思いました奥さんに買っていただいたスノーボードを使ってまたねスノーボード楽しんでいただきたいと思います
関矢はこれから4人の患者に臨床試験を行い…
再生医療としての…
次回は…
脱毛や吐き気という副作用を抑えた
…開発
挑むのは世界屈指の医学博士
ホントに治るところまでもっていける可能性が随分できてきているんじゃないか
成功のカギは
スーパーコンピューターの最新解析技術と
ギリシャ神話の愛の物語にあった
駆け込みドクター!今回は
2014/10/12(日) 18:30〜19:00
MBS毎日放送
夢の扉+[字]【再生医療でひざ痛の常識を変えろ/ナレーター中井貴一】

独占取材!“ひざ痛の常識を変える”再生医療 5000万個の細胞で、半月板をよみがえらせろ! ナレーター/中井貴一

詳細情報
お知らせ
「ひざ関節のクッション“半月板”は、一度損傷すると元には戻らない—」
この医学の常識に真っ向から挑み、半月板を“100%再生”させて、ひざ痛をなくそうと新たな治療法の確立に臨んでいるのが、東京医科歯科大学の関矢一郎教授。そのカギを握るのは、なんと、それまでゴミ箱に捨てられていた、ある細胞—!?
番組内容
現在、ひざ痛に悩む人は、全国で推計1800万人。O脚やX脚の人は、半月板を損傷するリスクが高く、ひざ痛になりやすいという。『夢は、半月板を残すこと—』そう言い切る関矢は、今年7月、世界でも前例のない臨床試験に着手した。誰も見向きもしなかった細胞で、果たして、半月板はよみがえるのか—。
出演者
【ドリーム・メーカー】東京医科歯科大学 再生医療研究センター 教授 関矢一郎(50歳)
【ナレーター】中井貴一
音楽
小田和正「やさしい雨」

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – その他
情報/ワイドショー – 暮らし・住まい
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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