日本画家山本丘人が金と銀を巧みに使った作品です。
一見筆で力強く描いたような画面は全て金箔や銀箔などを貼ったもの。
一度貼った箔を削りちぎる。
型破りな技法で金と銀の斬新な表現を生み出しました。
いつの時代も見る者を惹きつけてきた金と銀。
その多彩な表現をたどる展覧会です。
近代の日本画に平安朝の「大和絵」を復興させた松岡映丘。
華美を求める貴族文化がらん熟に達した平安後期。
このころから金と銀の多彩な装飾がふんだんに取り入れられるようになります。
金箔や銀箔を四角く切り取る…糸状に細く裁断する…箔を砂状に細かくした砂子など金銀が匂い立つような装飾が生み出されました。
日本画の装飾技法に近代的な写実を融合させた速水御舟。
八重椿のうねるような幹と花。
その背景を埋める金。
御舟は「撒きつぶし」という特殊な技法を使いました。
展覧会場では3種類の金の技法が再現されています。
こちらは金箔を貼ったもの。
金粉をにかわで溶かした…そして御舟の…細かい砂子をぎっしりと敷き詰めたものです。
金箔や金泥の画面と比べ「撒きつぶし」は輝きにムラがなく落ち着いた光を放っています。
「撒きつぶし」という技法はまさに撒きつぶすという全面を砂子という技法でやるんですけども彼はこの金箔では表現できない違う奥行き感空気感というものを演出できるという事に気付いて全面に使用したのではないかと思います。
戦後金や銀は更に多彩な広がりを見せていきます。
加山又造は古典的な装飾美の世界を銀箔を変色させるという現代的な手法で描きました。
加山はこう述べています。
インドで目撃した葬儀に着想を得た西田俊英の作品です。
生き生きと咲く花枯れゆく花。
仏教の輪廻の世界です。
銀箔に絵の具を塗り重ねた背景。
銀が本来持っている輝きをそぎ落とす事で厳かな死者の世界を表しました。
しっかりと前を見据える気品ある女性。
優美な色調と品格をたたえた女性像。
岡田芸術の代名詞となりました。
日本の近代洋画史に大きな功績を残した岡田三郎助の展覧会です。
最高傑作ともいわれる「あやめの衣」。
金地の背景に着物を肩から滑り落とすようにまとった後ろ姿は見る者を強く惹きつけます。
晩年の傑作「裸婦」。
およそ70年ぶりに発見された作品です。
代表作から岡田の画業を振り返ります。
現代陶芸の幅広い表現を紹介する作品展です。
石橋裕史は釉薬を削る事で模様をつける独創的な技法を編み出しました。
洗練されたフォルムに白と青のグラデーションが美しい作品です。
土を丹念に削って生み出した猪倉高志の造形美。
光と影が豊かな表情を織り成します。
新たな表現に挑む現代陶芸作家たち。
美術コレクター寺田小太郎が収集した日本画の展覧会です。
大自然の摂理を表現した西野陽一。
木の実を食べる鳥や小動物それを捕獲する動物などさまざまな生き物が大樹に寄り添っています。
大地から発するエネルギーを受けるトラ。
命を育む大地の恵みです。
現代美術の祭典「福島現代美術ビエンナーレ」。
目を閉じてめい想する巨大な少女像。
福島や世界に向けて祈りと希望のメッセージを発しています。
田んぼに描かれた鳥。
飛び立つ鳥に五穀豊穣の願いを託しました。
自然と循環をテーマにした「福島現代美術ビエンナーレ」。
全8会場で10月26日まで。
「復古やまと絵派」の名品を一堂に会した展覧会。
「復古やまと絵派」の祖田中訥言。
100種もの草花が彩り鮮やかに生い茂っています。
平安貴族たちの船遊びが描かれた浮田一の作品。
「復古やまと絵派」は江戸後期から幕末にかけて古典的な「大和絵」を理想とし日本古来の美を追求しました。
歌舞伎役者の鬼気迫るまなざし。
江戸後期「役者絵の国貞」とうたわれ浮世絵界をリードした歌川国貞。
「江戸文化の全て」を描ききったその全画業に迫ります。
国貞の「美人画」の傑作。
ござにひざまずいた女性が手に持っているのは火のついたこより。
蚊帳に迷い込んだ蚊を退治しようとしています。
日常の何気ない一こまを繊細な色調で切り取りました。
広重の名所絵「東海道五十三次」を意識したシリーズ。
東海道の宿場を背景に国貞得意の役者絵を配置するという斬新なアイデアは爆発的な人気を勝ち取りました。
国貞の絵の特徴としてはすごく丁寧というのがあります。
歌舞伎役者さんなんかの似顔絵なんかですとしわの一本一本まで正確に似顔絵を描く。
なので当時写真が無い時代ですけれども当時の感覚というのをダイレクトに感じる事ができる。
そういうような魅力があると思います。
国貞は「役者絵」「美人画」という浮世絵の王道で名声を得ました。
風景画を含む幅広いジャンルにも優れた作品を残しています。
初期の「武者絵」。
源頼光の屋敷を襲ったツチグモ。
それを武将たちが退治する迫力ある場面です。
歌川国貞の世界をたどる展覧会。
2014/10/12(日) 09:45〜10:00
NHKEテレ1大阪
日曜美術館 アートシーン ▽“輝ける金と銀−琳派から加山又造まで”展 ほか[字]
「輝ける金と銀 —琳派から加山又造まで—」(山種美術館 9月23日〜11月16日)ほか、展覧会情報
詳細情報
番組内容
「輝ける金と銀 —琳派から加山又造まで—」(山種美術館 9月23日〜11月16日)ほか、展覧会情報
出演者
【司会】井浦新,伊東敏恵
ジャンル :
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸
ドキュメンタリー/教養 – カルチャー・伝統文化
情報/ワイドショー – その他
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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