今日から配属になった川端明です。
よろしく!何でタメ口や!うっ!伊藤さん!49マル3名発見!
(伊藤)はよ2人2人を先に出せ。
何で伊藤さんより刺したやつ先に出したんですか!?おかしいでしょ!俺がどんな思いで伊藤さん置いてきたんかお前に分かるんか!?
(伊藤の妻)この度は伊藤がご迷惑おかけしました。
(楓)私の責任です。
申し訳ございませんでした。
(妻)そんな…あなたのせいじゃありませんから。
(原田)あのこれ伊藤さんの…。
(ミキ)お父さん食べてないやん。
(原田)出場が続いててなかなか食べられなくて。
でも「絶対食べるんや」って言うてはりました。
もう作ったらへん。
(妻)そんなん言いな。
お父さん楽しみにしてたんやから。
申し訳ございませんでした。
(連島)手術うまくいったんですね。
(広田)ああ。
当分は入院しなあかんみたいやけど。
(大迫)命に別状なくてよかったわ。
(上島)俺ら病院行っても大丈夫やろか。
(木村)俺も行くわ。
見舞いに10キロのダンベル持っていかんと。
伊藤さん体なまったらあかんしな。
(広田)いや迷惑やし。
(木村)どれがええやろ。
(菅野)状況は分かった。
上にはわしから報告しとくさかい。
(桧山)もしかしたら警察に状況とか聞かれるかもしれんけどその時は協力したって。
分かりました。
(明)伊藤さんを刺したやつはどうなったんですか?生きとる。
どうも覚醒剤の常用者だったらしいな。
(菅野)まあしかし今更そんな事言ってもしかたがない。
お前ら今日はもうあがれ。
署長…。
ええから休め。
ほかの班の人間で隊を用意した。
次の勤務から気持ち切り替えてこい。
分かりました。
行くで。
(松井)失礼します。
蔭やんあんたやったらどないした?
(蔭山)市民の救助を優先した松井の判断は正しかったと思います。
うん。
ただ一歩間違うとったら楓は部下を亡くしとった。
実を言うとなわしあんたの事も心配なんや。
いえ大丈夫です。
そうか。
はい。
失礼します。
ああ。
お疲れさん。
飯でも行くか?いや帰ります。
何か頭グチャグチャで帰って休みたいんで。
川端。
しんどかったら話せよ。
回想
(富岡)蔭山さん!蔭山さん!おう。
はい。
ありがとう。
蔭山さんこっちにも人が!あかんもう間に合わん!富岡戻れ!
(富岡)うっ…うわ〜!富岡〜!ただいま。
(さくら)お帰り!どないしたん?さくら〜。
よいしょ。
(輝子)ちょっと何?あんた仕事は?圭介あんたまでどないしたんや?いろいろあったんや。
いろいろって何や?なあ。
刺された!?ちょっとそれほんまか?お母さんさくらおんねんからやめて。
もうええ加減にしいや。
ケガしたんがあんたやったらさくらどないなると思うの?だからお母さん…。
(輝子)だからもへったくれもあらへんわ!なあ楓。
あんた親やねんで。
もうちょっと危なない職場に変えてもらうとかなんとかできへんの?仕事の事はお母さんに言われたない。
ほな何か?あんたが刺されてさくらに悲しい思いさせんのがあんたの望みか!?
(松井)おかんおかん。
もうええわ。
楓もしんどいわ。
あんたもないつまででも一人でフラフラしてんと早う身固めいもう!うわ〜こっち来た。
ハハッ。
おかん駅まで送るわ。
用意し。
ほんまになあ…。
さくらバイバ〜イ!バイバイ!はよ送ってもう!はいはい。
(松井)さくらぐっすり寝たわ。
何やあのかわいさ…くれ。
何でやねん。
あげる訳ないやろ。
兄貴自分で作り。
楓。
うん?救急の仕事続けんの渚の事気にして意地になってないか?そんな事ないよ。
まあおかんの気持ちも分かってやってほしいんや。
娘をあんなふうに亡くしてまたお前がケガでもしたら…。
俺もお前に何かあったらしんどいしな。
ほな帰るわ。
おやすみ。
おやすみ。
(轟音)
(楓の父)楓!渚!大丈夫か?
(輝子)楓聞こえてる?渚?
(渚)お姉ちゃん…助けて。
渚…。
(渚)お姉ちゃん…痛い…。
・
(消防車のサイレン)渚!
(松井)整列!休め!おはようございます。
(一同)おはようございます。
昨日は管内火災2件発生してます。
全隊活動してるんで資器材の確認は徹底しておくように。
(一同)よし。
(松井)本日の業務予定ですが14時から所定においてRA連携の訓練を行います。
それでは始業前点検にかかります。
気を付け!別れ!川端しばらく伊藤の代わりに救急に乗ってくれ。
はい。
川端お前出場ない時は訓練参加せい。
え?
(大迫)逃げんなよ。
2か月で俺みたいな体にしたるわ。
(連島)脳まで筋肉になってまうんや。
そうそうそう。
まあ実際救急はほとんど待機ないやろから無理せんでええぞ。
松井さんにそう言うて下さいよ。
(救助指令音)行こう。
「南区榎本町22の31。
大倉団地C棟4階1室において60代男性の閉じ込め。
以上」。
いつ気付いたんですか?
(大家)家賃振り込まれてへんかったから様子見に来たら返事ないしな。
ほんでポストからのぞいたら倒れてんのが見えて。
ご家族はいらっしゃらないんですかね?それがわしもよう知らんねや。
静かな男やったし身寄りもない言うてたわ。
近所ともほとんどつきあいないしな。
この辺そういうやつ多いんや。
(木村)切りますね。
ああ…作り直さなあかんな。
楓行くぞ。
よし行こう。
ゆっくり裏返します。
せ〜の。
原田警察呼んで。
(原田)はい。
死んでるんですか?うん。
我々は警察が来るまでここに待機。
このまま?
(松井)待て!勝手にこの家のもんに触んな!せやかて…遺体見るのなんか初めてで。
(せきこみ)
(木村)お前何でそんなヘタレやねん。
人が死んだの見たんですよ。
何でそんな平気な顔してるんですか?
(木村)そのうち慣れるわ。
おかしんちゃいます?
(広田)はあ?お前もうええから下下りとけ。
あかん気持ち悪い。
せやから嫌やねん。
(父親)待てコラ!何言うてんのやてめえ!健一何逃げとんねん!
(母親)ちょっとやめて!健一!お前の育て方が悪いからこうなんのやろ!健一!お前わしをなめとんのかい!おいお前!
(母親)もうやめて!
(父親)やかましいわい!
(松井)何やってるんですか!
(父親)離せボケ!消防が余計なまねすなボケ!
(松井)何だとコラ!
(木村)松井さん!松井!子どもさんケガしてませんか?
(母親)大丈夫です。
いやちょっと…。
後で警察来ますから相談した方がええんとちゃいますか?大丈夫です。
ほんまに大丈夫ですから。
奥さん。
自分から言わなあきませんよ。
うちはええからはよ帰って下さい!ほっとくんですか?あの子も体中にアザありましたよ。
どう見ても虐待されてるでしょう。
母親が要らん言うたらわしらは何もできへんのや。
川端君あんた何で消防入ったん?公務員で安定してるからです。
ん?そんな理由?お金は必要でしょう。
(原田)夢のない事言うわ。
(上島)おいド新食堂来い!そうや川端あんた今日食事当番。
え?こんなフラフラやのに…。
ええからはよ来んかい。
今日はしょうが焼きや。
こんなに?23人分頼んだで。
よしやろう!うまい。
(連島)何でこんなうまいん?
(上島)お前苦労知らなそうな顔しとるしうまいもんばっかり食うてきたんやろ。
(大迫)白状せいド新。
うち母ちゃんしかおらんし子どもの頃から晩飯はいつも一人で作って食べてたんです。
(大迫)そうなん?お母さん忙しかったん?父親が出てってから朝から夜中まで働いてましたからね。
貧乏してて財布に全然お金入ってない時もあったからまあ自然と安くてうまいもん作れるようになりました。
(連島)へえ〜。
まあとにかくええ味出してんでこれ。
(木村)お前完全に道を間違えたな。
(流川)署長からの差し入れです。
(一同)ありがとうございます!何やええ匂いしてるがな。
むっちゃうまいんです。
川端のしょうが焼き。
飯何杯でもいけます。
3杯ぐらいにしときや。
これ5杯目なんですけど。
5杯目って…。
すいませんお代わり頂きます。
ええがなお前ちゃんと貢献しとるがな。
あの子どうなるんでしょう?あの子?ほら今日の虐待受けてたかも分からん子。
ああ…。
一応市の方には通報したけど両親が引き渡すの拒んでるみたい。
あの子も家におりたいって。
虐待されてる子どもが自分から出ていきたいとはなかなか言えませんよ。
強制してでも助けられへんのですか?う〜ん…どうやろ。
それはまあいろいろと難しいところもあるんちゃうの?
(広田)はいはいはいはいはいはい!夜食カンパ。
え〜!?夜食広田さんばっか食べてるから損してる気分。
そんな事ある訳ないやん。
ほれド新も。
ああ俺夜食べませんから。
みんな入れてんねんぞ。
せやから皆さんでどうぞ。
じゃあはんこもらってきます。
(広田)変わってる。
(原田)うん。
でも汗はいい匂い。
回想うっ!伊藤さん!おう。
私の責任です。
ちゃんと予測せなあかんかったのに。
それは難しいで。
普通は入ってまうよ。
そのせいで伊藤さんあんな事に…。
気持ちは分かるで。
わしもそうやった。
蔭山さんはどうやって乗り越えたんですか?乗り越えてへんよ。
わしは逃げた。
10年間現場離れて目つぶって耳塞いどったんや。
川端何?ああ…報告書にはんこ。
ああ…すいません。
ファイト!よ〜しファイト!はい行くぞ!よし!よし!仲間入りたいんちゃうんか?全然。
何であそこまでするんですかね?分からへんか?はい。
木村は小学校の時になはしご車に乗せてもろた事があるらしいんや。
それ以来すっかり消防のとりこになってしもうてな絶対自分も消防士になるっちゅうて高卒で受けてんけど頭悪いやんあいつ。
何でもかんでも体力勝負やし。
で5回も落ちてん。
けど諦めんと受け続けよった。
広田はおやじさんが消防士でな救助やってん。
で自分も絶対オレンジの服着るっちゅうて頑張ってんねんけどどう見ても食べ過ぎやろ。
もっと痩せなあかんわ。
そうですね。
上島は消火隊一本で火消しにプライド持ってやっとる。
大迫は松井に心底憧れとって松井の命令やったらどんな場所にでも飛び込んでいくやっちゃ。
でその松井は…楓もやけど阪神淡路大震災の時にな妹さん亡くしてんねん。
え?家が倒壊してな倒れてきた柱に挟まれたらしいわ。
あいつらはそれがきっかけで消防に入った。
みんなそれぞれや。
川端もそれでええ。
(ドアが開く音)
(連島)蔭山司令。
今日救助現場で発見された方のご遺族です。
父は17年前に突然姿を消しまして家族でずっと行方を捜してたんです。
(松井)ああそうやったんですか。
こちらの皆さんに最初に見つけて頂いたってお聞きしてどうしてもお礼が言いたくて。
ありがとうございました。
(松井)ああいえ。
部屋にはあなたの写真がありました。
最後までご家族の事思うておられたんやと思います。
一人でどんだけさみしく死んでいったかって思うとつらくて…。
ほんまにそうでしょうか。
だってお父さんは勝手に出てったんでしょう?ほんまに家族の事思うてたんやったらそんな事…。
何すか。
(上島)ええから下がれアホ。
ちょっと何ですか?
(上島)ええから…。
どうもすんませんでした!申し訳ありませんでした。
ムチャクチャですよあいつ。
そやし何か重いんちゃうか。
(救急指令音)
(連島)4.82。
(一同)お〜。
何すか?
(木村)ド新のくせにまあまあやな。
やる気はあんまりないけど反応は早いな。
俺起こされんかったら無理ですからね。
駄目でしょ!だから何なんすか?寝起き反応タイム測定。
まあまあやな。
(広田)ちょっと見直したわ。
何やねん…。
(伊藤)ハハハハッそれはいつもの事ですよ。
月に何回か計られます。
面倒くさいです。
まあ反応が早いのはええ事ですよ。
ところで楓さんは大丈夫かな。
あっ…まあなんとか。
そうやんな大丈夫ではないよね。
伊藤さん蔭山さんって昔何かあったんですか?誰に聞いたん?いやちょっと話してるのが聞こえて。
15年前かな富岡君いうて蔭山さんの部下の救助隊員が殉職したんや。
ちょうど川端君と同じぐらいの年やったんちゃうかな。
そのころは蔭山さんもオレンジ着ててバリバリでね鬼の蔭山いわれてたんや。
そら怖かったんやで。
そうなんですか?そうは見えへんけど。
今はね。
その事故があって蔭山さんは長い事現場を離れてたんです。
せやのに何で?蔭山さん東日本大震災の支援隊で岩手に行かはってそこで何か思う事があったみたいですね。
思う事?そこは聞いてないねんけどな。
ああ来てたんかいな川端君。
ええがな。
そればっかり。
伊藤調子どうや?署長わざわざすんません。
いやいや。
これ待っとったやろ?将棋ですか?お前がいてへんさかいに将棋さす相手がおらんでおもんないがな。
ああありがとうございます。
(菅野)はよ治して戻っといで。
はい。
じゃあ俺はこれで。
そしたらわしも行くわ。
来たばっかりやないですか。
まあさすがにこの体では将棋さされへんやろうし。
あっせや川端君たこ焼き好き?え?皆さんね通天閣どっちか分かりますか?
(一同)あっち。
飯田あんたしっかりしなはれ。
1人だけあべこべ指してまっせ。
(笑い声)
(飯田)えっうそやん!
(菅野)え〜南海トラフの大地震が起きたら津波がやって来ます。
その時はここから通天閣に向かって右側東側の高台に走って下さい。
西行ったらあきまへんで飯田。
(笑い声)かなわんな〜。
(菅野)とにかく東へ慌てんと助けおうて高い所へ。
自然の災害いうのは全部を奪っていきます。
こないだの東日本大震災私も出動しました。
ある現場でね…まあそれは津波に巻き込まれたおうちやったんですけどもきれいなお子さんのご遺体が見つかったんです。
津波いうのはいろんなものを運んできますから普通は遺体の損傷が激しいんです。
ところがその子は傷一つなかった。
後で現場の隊員に聞きました。
そしたらそのお子さんのお父さんがその子を包むようにして抱きかかえてはったらしいんですな。
(菅野)あの激しい津波の中でその子を離さはらへんかった。
傷一つつけたくなかったんでしょう。
なんとかして命を助けてやろうとしはったんでしょう。
どんな愛情でも津波は全てを引き裂いていきます。
せやから災害いうのは怖いんです。
そうならんためにも皆さん今日私が話した事を家族で近所で是非話し合って下さい。
私たちは犠牲になられた方々の上に生かされております。
それを忘れんといて下さい。
ほんでみんなで生き残りましょう。
ね?お預かりします。
あっおおきに。
お疲れさん。
お疲れさまです。
たこ焼き関係ないし…。
うまかったやろ?あれ明石のたこや。
あの。
あ?勉強んなったか?礼はいらんぞ。
そうやなくて。
最初に言うてた約束どうなってるんですか?何のこっちゃ。
消防学校半年我慢したら内勤に回してくれるっておふくろに言うてたやないですか。
そらまあ人生そううまい事いかんわな。
いつまで現場やったらええんですか?異動は半年後や。
ほんならそん時。
そないに日勤がええんか?現場が嫌なんです。
遺体とか見たないし。
それから?しんどいし。
うん…。
みんな何か…押しつけがましいし。
押しつけがましいんか?はい。
なるほどな。
まあええがな。
は?いやええこっちゃがな。
何やねん。
(育恵)酒屋さんで聞いてんけどあんた向こうの通りの団地で孤独死あったん知ってる?ああ現場行った。
え?あんた見つけたん?通報あったから行っただけ。
遺体見たん?食欲なくなるからその話やめて。
どんなふうに暮らしてはった?その人。
ん?その死んではった人。
何か何もない部屋やったわ。
ふ〜ん。
娘さんの写真飾ってあった。
…そう。
お父ちゃんどうしてはるやろね?知らん。
どうでもええし。
でもかわいそうやなその人。
死ぬ時まで一人やなんて。
もうええやんけ!孤独死か何か知らんけどおやじがそうなったって俺は何とも思えへんわ。
お父さん?もう無理です!無理なもんは無理なんです!何で救急で勤務してんのに訓練させるんすか?訓練に救急も救助も消火も関係あるか!木村引っ張ったれ。
よし。
はぁはぁ…。
(松井)上がれ。
訓練は遊びちゃうぞ。
無理いう言葉二度と使うな。
(救急指令音)「救急指令急病」。
出場なんで行きます。
「工場内において40代男性の急病」。
(木村)何なんすかねあいつ。
(男性)こちらです。
急病の男性という事なんですが。
(男性)作業中に腰が痛いというので倒れまして。
分かりました。
ちょっと見させて下さいね。
南救急隊です。
ちょっといいですか。
失礼します。
ちょっと脈見させて下さいね。
様子はどうですか?
(男性)痛い…。
ここですね痛い所は。
布担架で運ばして下さいね。
川端布担架。
130キロある…。
130ね分かりました。
(原田)体倒しますよ。
ちょっと我慢して下さいね。
腕が…ちぎれます。
川端!
(男性)すまんな。
重いやろ?痛っ…。
おなかすいてたんや。
あっお帰り。
お疲れさまです。
(さくら)お帰りなさい。
さくらあんた何来てんの?
(菅野)学校の帰りに寄ったんやな。
うん。
ほんでおなかすいた言うさかいおみそ汁もあったしな。
このみそ汁おいしい!誰作ったん?おにいちゃんが作ったん?ほんでお母ちゃんが作ったようにおいしいねんな?うん。
お母さん顔疲れてる。
無理せんときや。
(さくら)おにいちゃん料理うまいん?うん…まあ。
(さくら)名前は?川端明。
(さくら)明今度またさくらにごはん作って。
呼び捨てにしたらあかんの!ああいいですよ。
じゃあ機会があれば。
明約束な!
(菅野)約束やぞ!はい。
(菅野)よしほな行こう。
(さくら)うん行こう。
わがまま言うたらあかんよ。
は〜い。
(原田)行ってらっしゃい。
(菅野)行ってきま〜す。
(救急指令音)「救急指令。
一般負傷。
南区春先町4丁目12番春先公園内において12歳男児が野球中ボールが胸部に当たり現在CPA。
以上」。
123。
どうされました?こっちです。
ボールが胸に当たったらしくてそのあと急に倒れて。
分かりました。
救急隊到着しました。
ちょっと体見せて下さいね。
お兄ちゃん!僕分かるかな?分かる?脈なし呼吸なしCPA。
川端心臓マッサージ。
よし。
123456。
肘まっすぐ。
よし。
89101112131415。
(原田)冷たいの貼るよ。
12。
12345…。
「ショックが必要です」。
患者さんVFです。
離れて。
「ショックを実行します」。
「ショックが完了しました」。
胸骨圧迫。
よし。
123456。
体動あり。
反応出たんじゃないですか?戻りません。
離れて。
(原田)離れて下さい。
「ショックを実行します。
ショックが完了しました」。
123456789101112131415。
12。
運ぶ。
救急搬送。
よし。
(原田)離れてね。
せ〜の。
(母親)ヒロ!ヒロ!ヒロユキヒロユキ!お母さんですか?はい!ヒロユキしっかりして!今から病院へ搬送しますからね。
お願いします!ヒロユキ君何か持病ありますか?ないです!ヒロユキ!ヒロ…。
中どうぞ。
足元気を付けて下さい。
789101112131415。
(医師)状態は?搬送時と変わらずVFのままです。
1112131415。
(一同)123。
はいアンビュー代わって。
はい代わります。
はぁはぁ…。
モニターつけて!
(母親)しっかりしいやヒロ!おるからなお母さんここに。
はい挿管準備。
ヒロ!お兄ちゃん!
(原田)川端君。
(母親)お母さんおるでここに。
なあ。
川端原田。
あの子どうなりました?最後まで息子のために一生懸命やって下さったとお聞きして…。
本当にありがとうございました。
(妹)嫌…嫌やお兄ちゃん!
(母親)お願いヒロ戻ってきて…。
嫌…。
俺…何か間違ってました?あの子…俺の心臓マッサージがうまくできへんかったから死んでしもたんですか?川端君。
何で助けられへんかったのに「ありがとう」なんか言うねん。
助けられへん事の方が多い。
それが私らの仕事の現実や。
さっきの公園の子亡くなったんやてな。
死んだ子のお父さんに「ありがとう」って言われました。
そうか。
家族って何すか?俺の父親は俺と母ちゃん捨てて出ていきました。
何にも言わんと突然フラッと目の前から消えたんです。
そのあと母ちゃんは体悪くして俺の家生活保護受けてた時期もあった。
あの男のせいで俺も母ちゃんもひどい目に遭わされたんです。
そうか。
何なんすかね。
俺の父親みたいに簡単に子どもを捨てる親もおればあんなに子ども愛してる親もおる。
子どもを虐待する親もおるのに子どもを必死でかばって死んでいった親もいる。
俺分からないんです。
川端よ…。
(救助指令音)行くぞ!「南区榎本町22の54南総合病院。
30代の女性ビルの6階部分のひさしに引っ掛かっているもよう」。
飛び降り自殺ですか?うん何かに引っ掛かってるって。
(サイレン)ロープ出せ!よし!南40から中隊長現場到着しました。
49マル確認。
(原田)川端君行くで。
はい。
救急隊です!分かりますか〜?
(木村)これやとはしご車入れませんし三連ばしごも届きませんね。
(松井)頑張って下さい!今助けますからね!大迫連島上からのアプローチ。
木村降下準備。
よし!蔭山さん地上の安全管理お願いします。
了解。
警戒線張れたら広田を上に行かす。
助かります。
楓川端上に回せるか?行っといで。
よし。
(松井)よし行くぞ!お母さん!あれ君のお母さんなんか?僕が悪いねん。
僕が悪い子やからお父さんが怒ってお母さんをたたいてん。
ほんで入院してしもてん。
川端。
お母さん死んでまうの?僕が悪い子やからお母さん死んでまうん?ここ動いたらあかんで。
お母さん助けるから。
絶対助けるから待っときや!川端行くぞ!降下準備よし。
よし投下。
よし!到着!準備よし!カラビナよし安全環よし懸垂ロープよし。
確保。
(無線)「各隊へ連絡する。
東救助隊にあっては交通渋滞のため若干遅れる。
以上」。
了解。
楓49の状態に変化あるか?呼びかけ反応なし。
意識レベル確認できません。
地上の安全確保はできた。
いつでもええぞ。
了解。
降下準備よし!
(松井)よし降下!降下!降下!降下!降下!降下!降下!降下!降下!降下!降下!到着!嫌!
(木村)確保!お母さん!
(木村)誰か下りてこい!
(松井)木村大丈夫か!?誰か下りてこい!はよせい!
(連島)う〜!あ〜!よし俺が行く。
広田49の確保を任せたぞ。
よし!
(松井)投下!カラビナよし安全環よし。
川端俺の確保頼んだぞ!え?降下準備よし!よし。
下確認。
降下降下降下!広田一時確保下ろせ!
(広田)よし!はぁはぁ…。
木村絶対に手離すなよ!よし!もう少しだ。
頑張れ。
よし!助けんといて…。
死なせて…。
下で息子さんが待ってます。
生きて下さい!川端!確保ロープ緩め!123。
(隊員)下がっといて下さい。
(父親)うるさい嫁はんなんじゃ!川端見せたらあかん。
はい。
今から搬送しますので。
生きとる?お母さん生きとる?大丈夫頑張ってるから。
手当て落ち着いたら教えるからお父さんと待っててな。
しょうもない事しよって…。
お前もビービー泣くな!う〜…。
お前何してんねん。
はあ?何で子どもの頭たたくんや。
何か悪い事したんか!?川端!お前何やねん。
お前みたいにクソみたいな父親がおるからこんな事になるんや!生きたくてもな生きられない子どももおんねんぞ!お前より一生懸命生きてるやないか!もっと…もっと大事にしたれや!お前の名前覚えたぞ!訴えたるからな!何でもしたらええ。
いつでも辞めたるわ!そのかわりなその子が傷つくような事してみい。
絶対に許さんからな!どうもすんませんでした!
(上島)すいませんでした。
おケガはありませんか?どうもすいませんでした。
(上島)お前な蔭山さんがどんだけ謝ったか分かってんのか?蔭山さんにわびのひと言も言われへんのか?おい!
(広田)上島さん!ほんまよう分からんやつやなお前は。
いちいち迷惑かけんな。
よう言うた思うで。
(広田)お疲れさん。
お疲れさまでした。
なっ…何すか?うわっめっちゃ汗くさい。
ええ匂いし過ぎ!そう言われても。
つきあってあげたら?え〜?どうしよっかな〜。
俺は嫌です絶対に。
何その言い方。
でもその冷たい感じもええんよね。
お疲れさま。
お疲れ。
昨日のお母さん一命取り留めたで。
あの子は?児童福祉施設に引き取られる事になるかもしれへん。
親とは暮らせないって事ですね。
それがあの子の歩いていかなあかん道なんやろな。
あんな事に負けんといてほしいです。
(菅野)なあええやろ?はいおもろいやつです。
半年たったら内勤に異動させい言うてきよった。
そうなんですか。
現場外すんですか?せやなあ。
あいつこっち側に来始めてますよ。
そうか?ああいうやつが消防には必要なんやと思います。
何か?押しつけがましいか…。
言えてるかもな。
はい?まあ楽しみやほんま。
ハハハハハ!・「僕らはどうして今」・「ここに生きてる」・「理由など分からないけど」・「今感じる風がある」・「暮れゆく光を背に」・「君と手つなぎ」・「こんなに愛おしい日を生きてる僕らは・「FLYFLY目に映るこの世界を今」・「FLY恐れずに微笑んで」・「続くこの空に」2014/10/11(土) 21:00〜21:58
NHK総合1・神戸
土曜ドラマ ボーダーライン(2)「家族の行方」[解][字]
救急隊の明(小池徹平)は、老人が孤独死をしていたアパートに出動する。そこで父親から暴力を受けている母子と出会う。そして、母親は飛び降り自殺を図るのだが…。
詳細情報
番組内容
救急隊員の伊藤(徳井優)が重傷を負ったことが、南消防署の署員たちの心に影を落とすなか、明(小池徹平)は老人が孤独死をしているアパートに出動する。そのアパートで、父親から暴力を受けている母子と出会うが、母親は何でもないからと助けを断る。ある日、自殺未遂の現場に出動すると、その母親が建物の途中に引っかかっていた。救助隊長の松井(山口馬木也)は、屋上からロープで降下し、母親の救助を試みる。
出演者
【出演】小池徹平,筧利夫,山口馬木也,徳井優,波岡一喜,趙