NHKニュース7 2014.10.11

暴風域に入って半日以上。
沖縄本島では、猛烈な風が吹き続けています。
台風19号。
このあと、那覇市に最接近です。
那覇市のNHK沖縄放送局の前です。
沖縄本島が台風の暴風域に入って、まもなく13時間がたちます。
午後3時ごろから風、雨ともに一段と強くなってきました。
猛烈な風が吹き続けています。
力を入れていないと、立っていられないくらいの風です。
この猛烈な風の影響で、雨も横からたたきつけるように降っています。
けさ、この放送局の目の前にある街路樹の1本が、強い風によって、根元から掘り返されるように倒れました。
風の強い状態が長い時間続いています。
台風は1時間に15キロと、速度がゆっくりとしているため、このあとも長い時間、暴風や大雨、そして土砂災害に厳重な警戒が必要です。
台風の暴風域に入っている那覇市からお伝えしました。
台風の強風域に入っている、鹿児島県の奄美市です。
雨が降り続いていて、時折、突風が吹きつけています。
奄美市内の商店街では、多くの店が通常より早く、午後5時ごろには店じまいをしていました。
ガラス製の扉やシャッターをベニヤ板などで補強して、台風に備える店もありました。
奄美市では、公民館や学校など、105か所に避難所を開設していて、午後6時現在で23世帯31人が自主避難しているということです。
九州電力によりますと、午後6時現在、奄美群島では、およそ1万6400世帯が停電しています。
奄美市内の交差点でも点灯していない信号機があり、ドライバーが慎重に車を走らせていました。
以上、奄美市でした。
こんばんは、ニュース7です。
大型で非常に強い台風19号は、沖縄本島地方などを暴風域に巻き込みながら北上しています。
台風の影響で、沖縄県内では、けがをする人も相次いでいます。
沖縄や奄美では、長時間、猛烈な風が吹き続けるため、気象庁は警戒を呼びかけているほか、台風が西日本や東日本に近づくおそれがあるとして、早めの対策を呼びかけています。
先週に続いて沖縄に近づいた台風。
気象庁の発表によりますと、大型で非常に強い台風19号は、午後7時には、那覇市の南東の海上を1時間に15キロの速さで、北へ進んでいると見られます。
中心の気圧は、935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートルです。
この時間、沖縄本島地方と奄美地方が暴風域に入り、沖縄県うるま市では、午後3時前に48.3メートル、鹿児島県天城町と沖永良部島では、午後6時ごろに41.2メートルの最大瞬間風速を観測しました。
また、沖縄県の国頭村比地では、午後6時までの1時間に40ミリの激しい雨が降りました。
これまでの雨で、沖縄県では土砂災害の危険性が高まっている地域があります。
台風は非常に強い勢力を保ったまま、これからあすの明け方にかけて、沖縄本島地方にかなり接近すると予想され、その後、進路を東寄りに変えて、暴風域を伴ったまま、西日本や東日本に近づくおそれがあります。
昨夜から暴風が吹く沖縄県。
沖縄本島中部にある西原町では、公園に設置されている鉄製の門が飛ばされていました。
根こそぎ倒れた街路樹も。
けが人も出ています。
昨夜からけさにかけて、那覇市の20代の男性と、糸満市の9歳の女の子が、強風で閉まったドアに指を挟まれて切断する大けがをするなど、沖縄県内で24人がけがをしました。
影響は交通にも。
連休初日でにぎわうはずの那覇空港。
人の姿はみえません。
きょうの全便が欠航し、空港は閉鎖。
あすも欠航など、大幅な乱れが出る見通しです。
さらにライフラインも。
南城市では信号が消えています。
沖縄県内の29の市町村で、合わせておよそ3万2500世帯が停電しています。
また鹿児島県内でも、およそ1万6400世帯が停電しています。
避難勧告も相次いでいます。
那覇市内の3022世帯、名護市の2459世帯、浦添市の920世帯余りと、与那原町のおよそ70世帯に避難勧告が出ています。
浦添市役所の休憩室には、お年寄りなどが避難しました。
これからの台風の接近に備える動きも。
鹿児島の種子島のスーパーでは、数日分の食料品を買い求める人が見られました。
奄美市内の学習塾の前には、迎えのための保護者の車が並び、子どもたちが急いで車に乗り込んでいました。
今後ですが、沖縄・奄美では、あすにかけて猛烈な風が吹き、最大瞬間風速は50メートルから65メートルと予想され、沿岸は波の高さが13メートルと、猛烈なしけが続く見込みです。
また沖縄・奄美では、今夜からあすにかけて、1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあり、九州南部と北部でも、あすの午後からあさってにかけて、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あすの夕方までに降る雨の量は、いずれも多い所で、奄美地方で350ミリ、沖縄地方で300ミリなどと予想され、さらにあさって夕方までの雨量は、いずれも多い所で、九州南部で300ミリから500ミリ、九州北部で300ミリから400ミリなどと予想されています。
気象庁は、暴風や高波、低い土地の浸水などに警戒するとともに、今後、台風が近づく地域では、早めに対策を取るよう、呼びかけています。
さらに今は、大潮の時期に当たることから、台風が近づいている沖縄本島地方や鹿児島県の奄美地方では、満潮の時間帯を中心に高潮による浸水に警戒が必要です。
高潮は台風の接近で気圧が下がって、海面が吸い上げられたり、暴風によって海水が吹き寄せられたりして発生します。
沖縄本島地方や、奄美地方の今夜からあす午前にかけての各地の満潮時刻です。
沖縄県では、那覇港が今夜8時40分と、あすの午前9時36分、沖縄県南城市が今夜8時12分と、あすの午前9時11分、中城湾港が今夜8時13分と、あすの午前9時12分です。
奄美地方では奄美大島名瀬港が今夜8時29分と、あすの午前9時23分などとなっています。
高潮による浸水に警戒が必要です。
では、台風19号の今後の見通しと注意点について、気象情報担当の岡村さんです。
今回の台風19号ですが、前回の台風18号のとき以上に、広い範囲で大雨、暴風となり、それが長引く地域がありそうです。
現在の雨雲の様子ですが、沖縄本島地方など、活発な雨雲がかかっています。
きょうは1時間に30ミリ以上の、40ミリを超えるような激しい雨が降りました。
そしてあすにかけて、これ以上の猛烈な雨が予想されます。
現在の台風の位置ですが、那覇市の南東にあり、奄美地方など、暴風域に入っています。
このあと、あすにかけて奄美地方の東海上を北上する予想で、あさってにかけては九州、そして14日火曜日ごろには、東日本、北日本へと進む予想です。
こちらに台風の速度を重ねてみます。
あすはまだ時速15キロほどですが、あさって以降、急速に速度を上げていきます。
ゆっくりな速度で進んでいる南西諸島や西日本などは、大雨や暴風が長引きそうです。
そして急速に台風が過ぎ去っていく東日本、北日本などは、急激に雨や風が強まりそうです。
また、前回の台風18号と進路を比べてみますと、今回はより西寄り、そして、北寄りを進む予想で、広く日本付近を縦断するおそれが出てきました。
このために前回以上に広い範囲で、大雨、暴風となるおそれがあります。
火曜日にかけての雨の予想を詳しく見ていきます。
日付が変わって午前0時ごろ、あすは特に南西諸島を中心に大雨に警戒が必要になります。
そしてあす以降、月曜日にかけては、西日本も次第に雨の範囲が広がりまして、特に月曜日は西日本の太平洋側で、大雨となりそうです。
さらに火曜日にかけて、太平洋側、活発な雨雲が進みます。
特に14日火曜日、首都圏などを中心に、通勤・通学の時間帯に大雨となるおそれがあり、厳重な警戒が必要です。
北日本から西日本にかけての広い範囲で、避難場所の確認、そして非常用品の準備など、台風への備えを心がけるようにしてください。
台風が接近するのを前に、懸命の捜索です。
戦後最悪の火山災害となった御嶽山の噴火から、きょうで2週間となり、捜索はこれまでで最大規模の1100人余りの態勢で行われました。
その結果、山頂付近で新たに2人が見つかり、このうち1人の死亡が確認されました。
今回の噴火で亡くなった人は、56人となりました。
御嶽山の噴火から2週間。
台風が近づく中、捜索は時間との闘いです。
御嶽山からは今も噴煙が上がっています。
戦後最悪の火山災害となった今回の噴火では、これまでに55人が死亡し、まだ8人の行方が分かっていません。
御嶽山山頂、北側の急斜面、捜索隊、数多く見えます。
横一列に並んで、一歩一歩下りながら、慎重に捜索している様子が見えます。
きょうは1160人余りの態勢で捜索。
これまでで最大の規模です。
その捜索の様子です。
急斜面で隊員たちが探索用の棒を使って足元を慎重に調べています。
積もった火山灰の表面は乾燥してきていますが、下の層は依然、ぬかるんでいて、場所によっては、胸までつかることもあるということです。
標高は3000メートルと高く、きょうも少なくとも2人の隊員が、高山病と見られる症状を訴え、途中で下山するなど過酷な状況です。
午前中、山頂の剣ヶ峰付近で、岩の下から登山者のものと見られる衣服などが見つかりました。
山のふもと。
隊員たちが運んでいるのは、岩を砕くための削岩機です。
ヘリコプターで山頂付近に届けられます。
しかし、急な斜面で機械を固定できず、隊員たちはバールなどで岩を砕きながら、捜索を進めました。
きょうの捜索で、登山者と見られる2人が見つかり、このうち1人の死亡が確認されました。
もう1人についても警察で確認を進めています。
警察によりますと、死亡が確認されたのは、長野県南箕輪村の団体職員、高木啓光さんだということです。
今回の噴火で亡くなったのは、56人になりました。
行方不明者の捜索とともに、台風による土砂災害への備えも進められています。
ふもとの王滝村を流れる濁沢川では、今月5日、台風18号の影響で、火山灰が流れ込み、小規模な土石流が発生しました。
被害はありませんでしたが、台風19号による雨で、再び土石流などが起きる危険性があります。
林野庁は、すでに川の上流に土石流の発生を検知するワイヤーセンサーを設置。
さらに、川に架かる橋に通じる道路に、ワイヤーが切れると作動するサイレンも設置しました。
林野庁では、サイレンが鳴ったり赤色灯がついたりしているときは、それ以上、進まないよう呼びかけています。
捜索に当たった隊員たちは、午後3時過ぎに、大型ヘリコプターで次々と戻ってきました。
対策本部では、天候の状況を見極めながら、あすも捜索を行うかどうか、判断することにしています。
ことしは夏の日照不足の影響で、野菜が値上がりして、家計の負担が増えました。
一方でこの秋、大幅に値下がりしているのが、コメです。
消費者にはうれしい値下がりですが、農家の間に不安が広がっています。
JA仙台の直売所です。
去年より20%近く安く販売しているひとめぼれの新米を、きょうはさらに値引きしました。
10キロ当たりの価格は2900円と、この品種が登場した平成3年以降、最低の水準です。
仙台市内のこちらの弁当店では、コメの値下がりを受けて、ごはんを大盛りにするサービスを始めました。
値下がりの背景には、コメあまりがあります。
農林水産省がまとめた民間のコメの在庫量の推移です。
東日本大震災と原発事故の影響でコメの生産量が減り、一時的に少なくなっていました。
しかし、豊作だった去年、増加に転じ、ことしも去年並みの在庫となっています。
消費者のコメ離れも進み、来年はさらに在庫が増えると見込まれています。
農家は苦しい状況に追い込まれています。
コメの取り引き価格の指標になる、JAから農家への仮払金は、宮城県内では去年より25%引き下げられました。
東北地方のほとんどが過去40年ほどの間で最低の水準です。
値下がりは、被災地の農業の復興にも影響を与えています。
東松島市には、6メートルの津波が押し寄せ、市内の農地の半分、およそ1400ヘクタールで浸水の被害が出ました。
被災した4人の農家が農業法人を設立し、復旧した農地で、大規模化を進めてきました。
しかし、コメの価格がことしの水準のままだと、およそ1億2000万円と見込んでいた再来年の売り上げが3分の2になる見通しです。
減収となる分を一定程度補填する国の制度もありますが、不安が広がっています。
命の危険を顧みず、子どもや女性が教育を受ける権利を訴えてきた17歳の少女、マララ・ユスフザイさん。
史上最年少でノーベル平和賞に選ばれたことに、世界から祝福の声が寄せられています。
マララさんは、新たな挑戦の始まりだ、世界のすべての子どもが教育を受けられるようにしたいと、決意を新たにしています。
女性が教育を受ける権利を訴えてきたマララさん。
児童労働の撲滅に取り組むインドの人権活動家、サティヤルティ氏と共に、ノーベル平和賞に選出されました。
パキスタン出身のマララさん。
暮らしていた地域が、イスラム過激派組織の支配下に置かれ、女性の教育が禁じられた中で、教育を受ける権利を訴えました。
おととしには、イスラム過激派組織に襲撃され、一時は意識不明の重体となりましたが、奇跡的に一命を取り留めると、その後も活動を続けてきました。
マララさんがノーベル平和賞に選ばれたことで、母国、パキスタンの人々は喜びに沸いています。
かつてマララさんが通っていた学校では。
喜びの声は世界各地に。
ことし4月、欧米流の教育を否定するイスラム過激派組織によって、200人以上の女子生徒が連れ去られたナイジェリア。
アメリカでは、ハリウッドスターが。
日本でも。
史上最年少でノーベル平和賞に選ばれたマララさん。
決意を新たにしています。
ニュースを続けます。
週末に入って、学生だけでなく、市民も訪れて座り込みに参加しています。
座り込みが始まって2週間。
抗議活動に批判的な企業が、大学に圧力をかけたと見られる動きも出ています。
混乱が収まる見通しは立っていません。
一方、北京でも、天安門広場での抗議の呼びかけが、インターネットで広まり、警察が警戒を強化しました。
東日本大震災からきょうで3年7か月。
岩手県宮古市の海岸で、警察官が行方不明者を捜索しました。
岩手県警は、月命日の毎月11日の前後に、沿岸の各地で集中的に行方不明者を捜索しています。
岩手県内では、1132人の行方が分からないままです。
プロ野球は、クライマックスシリーズのファーストステージが開幕しました。
パ・リーグ3位の日本ハムは大谷が初戦に先発。
2回、2アウト満塁のピンチを招きます。
フォアボールで押し出し。
次はデッドボール。
初のクライマックスシリーズは、コントロールに苦しみました。
それでも日本ハムは、6回に追いつき、さらにミランダ。
オリックスのエース、金子の甘い変化球を捉え、リードを奪います。
しかし、大谷がその裏、同点とされ、なおもピンチで伊藤。
ライトは西川。
キャッチャーの大野もしっかりブロックし、勝ち越しは許しません。
直後の7回、1アウト1塁3塁で2番中島。
セーフティースクイズで、これが決勝点。
日本ハムが初戦に勝って、ファイナルステージ進出へ王手です。
セ・リーグ2位の阪神は、去年に続き、広島と対戦。
先発はメッセンジャー。
ことし、甲子園の広島戦で無失点の右腕はボールに力がありました。
どの球種もよかったと、広島に得点を許しません。
0対0のまま6回、阪神は福留。
広島、前田には打率5割と当たっています。
思い切って振ることだけ考えたと、今シーズン苦しんだベテランが決勝ホームラン。
阪神が接戦を制して、王手です。
気象情報は再び岡村さんです。
大型で非常に強い台風の暴風域に沖縄や奄美地方の一部が入っています。
沖縄・奄美は長時間、影響がありそうですから、厳重な警戒が必要ですよね。
そうなんですね、動きが遅いためです。
進路を見ていきますと、あすの明け方にかけて、沖縄本島地方に最も接近する見通しで、その後、奄美地方の東海上を北上する予想です、西の海上ですね。
その後、九州へと進み、14日火曜日ごろには東日本、北日本へと進む予想となっています。
あす朝の天気図を見てみましょう。
高気圧に覆われる北日本を中心に、秋晴れとなりますが、動きの遅い台風19号周辺、暴風や猛烈なしけが続きそうです。
予想される波の高さを見ていきます。
南西諸島は9メートル以上の猛烈なしけとなりそうです。
そして、東日本から西日本の太平洋側も、4メートル以上のしけとなりそうです。
高波や高潮にも厳重に警戒をしてください。
では、あすの予報を見ていきます。
北日本から東日本にかけては晴れそうです。
西からは天気が下り坂となりまして、南西諸島を中心に大雨や暴風に厳重な警戒が必要です。
これまで見た事もないような神秘的な風景。
2014/10/11(土) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
NHKニュース7[二][字]

▽台風19号 北上続ける 列島縦断か? 厳重警戒 【キャスター】守本奈実,【サブキャスター】瀧川剛史,【気象キャスター】岡村真美子

詳細情報
出演者
【キャスター】守本奈実,【サブキャスター】瀧川剛史,【気象キャスター】岡村真美子

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