大型で非常に強い台風19号。
沖縄本島地方と、奄美地方を暴風域に巻き込みゆっくりと北上している。
暴風域に入ってから既に10時間近くがたっていますが、風の勢いは、どんどん強くなっているように感じます。
ご覧のように、あちらの木は根っこから折れてしまっています。
沖縄県南城市では最大瞬間風速49.7mを観測。
9歳の女の子が強風で閉まったドアに挟まれ指を切断するなど、沖縄県内で少なくとも18人が重軽傷を負った。
あちらの斜面は3カ月前の台風で崩れました。
今回の台風で、さらに土砂崩れが広がる可能性があるとして、周辺住民に避難勧告が出されています。
那覇市で3000世帯、名護市で2500世帯、浦添市で38カ所900世帯あまりに。
そして鹿児島県与論町の2500世帯に避難勧告が出された。
また、沖縄本島を中心に3万300世帯、奄美地方では5000世帯が停電していると言う。
台風は明日朝にかけて、沖縄本島にかなり接近する見込みで、沖縄・奄美では、明日にかけて最大瞬間風速65〜50mが予想され、1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれもある。
気象庁は、暴風、高波、土砂災害などに厳重な警戒を呼びかけている。
3連休の初日、空の便にも大きな影響が出ている。
日本航空は那覇・奄美空港などを発着する今日から明日の昼にかけての59便の欠航を決めた。
一方、全日空でも今日から明日の午後にかけて、那覇を発着する139便の欠航が決まっていて、影響する人数は日本航空と合わせておよそ3万6500人に上るとのこと。
とてもゆっくりとした動きの台風ですので、連休明けまで大荒れになるおそれがあります。
早速、暴風域に入っている沖縄の那覇から中継です。
那覇市久茂地のRBC本社前です。
現在、非常に強い風を伴って横殴りの雨が体を打ちつけています。
歩こうとしても、なかなか前に進めないといった状況です。
私の左側には、道路に暴風雨によって折れた木の枝が散乱しています。
車も、この枝を避けて走っています近くにデパートや土産品店が並ぶこのエリア、休日になりますと多くの買い物客や観光客で賑わいますが、現在は全くと言っていいほど人の姿は確認できません。
また、海も大荒れとなっていて、沖縄本島地方で予想される波の高さは13mと、非常に高く、海岸付近も大変危険な状況となっています。
台風は明日未明から明け方にかけて、沖縄本島を直撃するおそれがあり、引き続き暴風や大雨、高波に厳重な警戒が必要です。
続いて台風の今後の見通しについて、気象予報士の元井さんです。
今回の台風は前回の18号よりも、さらに本州に近づきそうです。
大型で非常に強い台風19号は、沖縄本島地方を暴風域に巻き込みながら北上しています。
この先、月曜日には西日本に接近し、また火曜の朝には東日本を通過、この本州を横断する可能性が高くなっているんです。
また秋雨前線を伴い、動きが遅いため、より広い範囲で大雨、暴風が長引きそうです。
あさってまでに予想される雨の量は九州の南部で特に多く750ミリ、750ミリ、およそ3カ月分以上の雨が降るおそれがあります。
またこの先、ピークを見ていきますと、3連休後半ほど天気が荒れてきます。
東日本などでは火曜日が雨、風ともにピークとなりそうなんです。
特に火曜朝は交通機関の乱れにも十分にお気をつけください。
噴火から2週間がたった御嶽山の捜索で、少なくとも2人が発見された。
このうち1人の死亡が確認され、このほかに、人のからだの一部が見つかっている。
今日はこれまでで最も多い552人の捜索隊が編成され、行方不明になっている8人の捜索に向かった。
火山灰と寒さの過酷な条件の中、午前10時過ぎ、山頂付近で岩の下敷きになっている1人が発見され、岩を砕くための削岩機もヘリで運ばれた。
さらに、同じ場所でもう1人発見され、ヘリコプターでふもとに搬送された。
2人のうち1人の死亡が確認され、これで亡くなった人は56人、行方不明者は8人となっている。
今日の捜索は午後4時前に終わった。
御嶽山一帯も台風の接近で天候が悪くなるものと見られ、捜索への影響が心配される。
ノーベル平和賞を受賞したパキスタンの17歳の少女、マララ・ユスフザイさんが会見を行い、女性や子どもが教育を受ける権利のために活動していく決意を新たにした。
受賞の第一報を現在、通うイギリスの高校の授業中に聞いたというマララさんはとても勇気づけられたと述べた上で、世界中でいまだに多くの子どもたちが学校に通えていない現状を改めて訴えた。
こうした中、今日都内では、女性の活躍を応援する国際ガールズデーのイベントが行われ、マララさんの受賞を喜ぶ声が聞かれた。
イベントでは、16歳のネパール人少女、イスミタさんが10代の早い時期に結婚を強制される現状や性的虐待など、女の子が直面する困難について訴えたほか、各国の女の子がこうした困難を乗り越える様子を描いた映画も上映された。
マララさんの受賞が追い風となって、国内外で女性の活躍を応援する動きが、より活発化しそう。
東日本大震災から今日で3年7カ月。
震災前は全国2位の生産量を誇った宮城県産のカキ。
震災から4度目のシーズンを迎えたが、その生産量は、大幅には落ち込んだままです。
その背景には、何があるのか。
今月4日、宮城県南三陸町で今シーズン初のカキの水揚げが行われた。
養殖歴50年の佐々木清さんです。
震災前は全国2位の生産量を誇った宮城のカキ。
しかし今シーズンの生産量は、震災前の4割にとどまる見通し。
最大の理由は漁師の廃業。
事業者の数が震災前の882から461へと、半減した。
佐々木さんは震災後、赤字となった場合、9割が補助される国の支援制度を活用し、カキ養殖を続けてきたが、この支援を受けられるのは今年まで。
新たに資金を出す余裕もないため、今シーズンでの引退を決めた。
宮城のカキを取り巻く苦境はこれだけではない。
こちら地元密着のスーパーなんですが、棚に並んでいるのは宮城県産のカキではありません。
流通量が減ったため、かつて宮城のカキが置かれていた売り場は他地域のものに入れ換えられ、販路が縮小している。
佐々木さんは、宮城のカキの復活を願い、後輩の漁師たちにエールを送る。
担い手の確保と販路の復活をどう進めていくのか。
宮城のカキは正念場を迎えている。
地中レーダーを使って、震災の行方不明者を捜索した。
福島県相馬市の海水浴場では、土の中を調べることができるレーダーを使っての初めての捜索が行われた。
今日の捜索では、地表から50cmほどの地中に津波によって流されたと見られる瓦礫などがたまっていることがわかった。
東北大学の佐藤源之教授のグループが開発したこのレーダーは、今後の捜索でも使われることになっている。
国民体育大会出席のため、長崎県入りした天皇・皇后両陛下は、今日平和公園を訪れ、原爆落下中心地で花を供え、深く拝礼されました。
両陛下が平和公園を訪問されるのは戦後50年の1995年以来で、来年、戦後70年を迎えるに当たって希望されたということです。
両陛下はこの後、被ばく者団体の代表者に「特集」です。
今週、日本人大学生がイスラム国に身を投じようとしたとして警視庁の事情聴取を受け、関係先が家宅捜索されました。
国際社会で非難が高まっているイスラム国ですが、この組織に海外から参加する若者たちが1万5000人以上もいると言われています。
彼ら、そして彼女らはなぜ戦場へと向かうのでしょうか。
男性は、時折笑顔を見せながらカメラに向かって話した。
北海道大学の学生。
大学生はイスラム国に戦闘員として参加しようとしたとして、警視庁公安部から事情聴取を受け、関係先も家宅捜索された。
イスラム過激派組織イスラム国。
欧米人の人質を殺害するなど、その残虐さで知られ世界80カ国以上から1万5000人を超える若者が戦闘員として参加していると見られている。
このイスラム国と大学生を結びつけた接点。
それは東京・秋葉原の古書店に貼られていた求人広告だった。
この求人広告については、古書店の関係者の男性が警視庁公安部に対し、自分が貼ったと説明したと言う。
大学生は、この男性を大司教と呼び一緒に生活をしていて、今月7日にシリアへ向けて出発する予定だった。
また、イスラム法学者である元大学教授の関係先も家宅捜索を受けた。
この元教授は、古書店の関係者の男性から依頼を受け、大学生がイスラム国に参加する際に仲介する役目だったと説明している。
大学生は、なぜイスラム国を目指したのか。
元教授から大学生を紹介され、シリアへの同行取材を計画したために家宅捜索を受けたフリージャーナリストの常岡浩介さん。
大学生に取材した際の印象について、こう話す。
シリアに行ったらシリアのリアルという現実があって、そこであなたは人を殺すかもしれないじゃないかと言いましたら、それこそ自分が望むことなんですという言い方をしまして。
イスラム教に入信し、アラビア語も学習していると説明していた大学生。
しかし…。
結局のところ、シリアに確かにこの人は関心を持っていないんだなと。
この人の関心は外の世界よりも、多分自分の内側の世界にあるんだろうかとか。
シリアへの渡航を考え始めたきっかけについて、大学生は事情聴取に対し、就職活動がうまくいかなかったからと説明したと言う。
シリアでの取材経験が豊富な常岡さんにとって、大学生は異様な存在に見えた。
シリアに入ってくる外国人義勇兵っていっぱい知ってるんですよね。
いろんなケースはありますけど、シリアで起こっている虐殺とかに心を痛めて、思い余って、戦いに来た人ですとか、あるいは、思いあまってボランティアに来た人もいてメンタリティーはほとんど変わらなかったりするんですがそういう人たちとはあまりにも違う、シリアそのものに関心もなく、シリアに戦いに来る、戦いに行くというのに、大変な衝撃を受けました。
大学生は当初、今年8月にシリアへ渡航する予定だったが、パスポートを盗まれたために、出発当日になって急きょ、中止になったと言う。
そのときの彼の説明は、パスポートを盗んだ人物は前日にシリアに送り出す壮行会を開いてくれた友人たちがいて、友人たちの1人が彼がシリアに行くことに反対していて、シリア行きを阻止するためにパスポートを持ち去ったという話だったですね。
その後、大学生は警察に被害届を提出したと言う。
何という甘い…。
警察が事件化してそれを解決したということは、持ち去った人間からも事情を聞いているはずで。
戦乱のシリアに渡り、イスラム国とは別の過激派組織で戦闘に加わった経験を持つ日本人の若者がいる。
TBSの「報道特集」の金平と申します。
東京都内に住む会社員の鵜沢佳史さん26歳。
去年4月、トルコを経由して自力でシリアに入り、現地で紹介を受けた反体制派組織に一緒に戦いたいと告げた。
戦闘訓練を受け、イスラム教への改宗もためらわなかった。
ハムザというイスラム名ももらった。
鵜澤さんを戦場に駆り立てたものは、何だったのか。
私生活に決して不満足だったというわけではないんですね。
事業もうまくいってましたし、じゃあ次何しようかなと考えたときに、もし明日、死ぬとしたら何がしたいかなと、ちょっと極言かも知れないんですけれども、自問自答してみたときに。
それはなぜですか?何かそこに、その中でこそ自分の持ち得るすべてが出し切れるというかですね。
シリアはアサド大統領率いる政府軍と、対立する反体制派との戦闘が続いている。
鵜澤さんは反体制派の過激派組織に参加したが、そこではシリア以外の海外から加わった義勇兵も多くいたと言う。
主な参加者は北アフリカのチュニジアとか、モロッコとかうちの部隊あまりいなかったんですけど、あとエジプトとか、あとシリア人が多くて、残りはパラパラとボスニアとか。
鵜澤さんは去年5月、シリア北部の町、アレッポにある政府軍側の刑務所を襲撃する戦闘に加わった。
政治犯の解放が目的だった。
結構でかい刑務所で、こんな感じなんですけど、4000人の収容者がいるような。
アレッポって、そんなデカイんだ。
このとき鵜澤さんは、砲弾の破片が両足に当たるなどして、大けがを負った。
装甲車に積まれている73mm砲に撃たれまして。
足のケガの治療を終えたら戦線に復帰するつもりだった。
しかし、目の奥に砲弾の破片が残っていることがわかり、手術をするため、去年7月、帰国した。
もし、何という無鉄砲な若者だという批判がされたら、どういうふうに反論しますか?無鉄砲だと言われても、僕はいかに外部の人からそうやって反論されようとも、反論されて自分を萎縮するような生き方って絶対したくないんですよ。
自分を抑えつけるような。
シリアに行く前と大きく異なる点は何かと聞くと、ケガの看病をしてくれた仲間や家族に感謝する気持ちが芽生えたことと答えた。
戦乱のシリアを目指す若者たち。
世界ではさらに深刻な事態が起きていた。
イギリスでは先月、15歳の少女が突然、姿を消した。
イスラム過激派の戦闘員と結婚するため、シリアに向かったのではと見られている。
イギリスなどヨーロッパ各国では少女たちがいわば過激派の花嫁になるためにイスラム国などに向かうケースが増えている。
なぜ彼ら、そして彼女たちは戦地へと引き寄せられるのか。
その裏には、イスラム国による巧みな広報戦略がある。
イスラム国の拠点や部隊に対する攻撃を強めるアメリカなどの有志連合。
これに対しイスラム国側は、欧米諸国による空爆が一般市民に大きな被害をもたらしたとして、残虐さを強調するキャンペーンを繰り広げている。
一方で、こんな挑発も。
イギリス出身と見られるこの戦闘員。
最後に、イギリスに住むイスラム教徒に向けてこう訴えかけた。
自分の国でテロを起こせと呼びかけている。
シリアを目指すのは、欧米に住むイスラム教徒だけではない。
こちらは、世界で最も多くのイスラム教徒を持つインドネシアからの戦闘員。
さらに…カザフスタンの戦闘員を紹介するビデオでは、このうち4人が戦死したことをうかがわせている。
イスラム過激派組織に引き寄せられる若者たち。
各国政府が有効な対策を打ち出せない中、自ら行動を起こした父親がいる。
準備はできた、計画どおりだ、行こう。
ベルギー人のディミトリー・ボンティンクさん。
イスラム過激派組織に入った息子を取り戻すためシリアに乗り込んだ父親。
私たちはベルギー・アントワープに彼を訪ねた。
シリアに行くしかないと思いました。
ただ見ているだけなんて、耐えられませんでした。
息子イェユンさんはカトリックだったが、15歳のとき、モロッコ出身の恋人ができ、イスラム教と接点を持つ。
その後、過激な原理主義にのめり込んでいく。
少しずつ、息子は変わっていきました。
私たち家族と距離を置くようになって、西洋風の服は一切着なくなりました。
何かがおかしいと感じていました。
去年2月、息子のイェユンさんはエジプトに留学すると言ってベルギーを離れ、連絡が取れなくなってしまう。
消息のつかめない中、インターネット上でシリアの過激派組織が公開していた映像が目に止まる。
息子の友達が映っていました。
間違いない、シリアにいると。
去年4月、ディミトリーさんはシリアに入った。
人目を避けながら、携帯電話で撮影も試みた。
軍隊にいた経験もあり、報道機関や地元の人の協力を得ながら息子を捜す。
様々な過激派組織に接触した。
みんな敬意を払ってくれました。
イスラム教徒でもないヨーロッパ人の父親がイスラム教徒になった自分の息子を救うためにはるばるやって来たなんて。
2回シリアに行き、合わせて1カ月以上滞在したディミトリーさん。
あるイスラム過激派組織に息子がいることを突き止める。
スパイの疑いをかけられて捕まりました。
暴行され、銃を突きつけられて、死を覚悟しました。
目隠しされ、手を縛られてお前はCIAのスパイだろうと殴られて、蹴られて、ひどい扱いを受けました。
ですが、最終的には息子に会いに来たんだとわかってくれたんです。
息子、イェユンさんがいたのは後にイスラム国に合流する過激派組織だった。
再会したときのことは忘れられないと言う。
赤ちゃんみたいに抱き締めました。
一言目に、お腹はすいてないかい、何が食べたい?って聞いたんですベルギーに連れて帰ることはできたが、イェユンさんはテロ組織に参加したなどの疑いで逮捕され、今週、裁判が始まった。
もしイェユンさんが有罪となったら。
イスラム過激派組織に入った若者たちは二度と祖国に戻らないだろうとディミトリーさんは訴えている。
子どもたちを有罪にしないでほしい。
彼らは被害者です。
彼らは世界をよりよくしたいと願う若者たちです。
イスラム過激派のやつらが宗教を持ち出して若者を利用しているだけなんです。
ディミトリーさんのもとには今、世界各国の親たちから、うちの子も連れ戻してもらえないかとの問い合わせが相次いでいると言う。
ベルギーからも、既に400人近い若者がイスラム過激派組織に加わるため、シリアに渡ったと言われる。
世界中の若者たちがイスラム過激派組織に吸い寄せられる理由について、ディミトリーさん自身は、こう見ている。
若者というのは、人生の理想を追い求めるものです。
今のヨーロッパを見てください、理想なんてありません。
私が子どもの頃は、キング牧師やケネディ大統領のように理想を語れる人物がいました。
現代には何がありますか?日本の若者が海外の戦争に参加しようとしたとの疑いをかけられた今回の事件。
もう1つ注目されたのは、警視庁が強制捜査に踏み切る根拠として使われた法律。
刑法93条にある私戦予備及び陰謀という罪。
個人的な立場で外国に戦闘を仕掛けることを禁じる法律だが、これまでに適用された例はないと言う。
一方、元外交官である宮家邦彦さんの見方はこう。
イスラム国の台頭を受け、国連の安全保障理事会は先月24日、異例となる首脳級の特別会合を開催。
テロ目的の海外渡航を厳しく罰することを各国に義務づけた。
今回、警視庁が家宅捜索を行ったのは4カ所。
その中には、再びシリアへ行く予定だったフリージャーナリスト、常岡浩介さんの自宅も含まれていた。
捜索によってカメラや携帯電話、さらには取材先の情報が入ったパソコンなども押収されたと言う。
今回の家宅捜索の、いわばこういうやり方についてはある種、報道の自由との兼ね合いがあるじゃないですか。
それを警察に、自分と関係のない事件、関係ないわけではないですが取材妨害の形でつぶされたというのは、迷惑というよりも、この人たちは一体、社会正義をどう考えているんだろう、ジャーナリストを邪魔することは、彼らに何の問題がないと思っていることにまず感覚のズレといいますか。
常岡さんが押収されたというパソコン類、いまだに手元には戻ってきていないということなんです。
今回の強制捜査自体はVTRの中で宮家さんもおっしゃってたように、日本も国連の安保理決議をちゃんと履行していますよという、国際社会へのアピールという側面が非常に強いと思うんですけれども、ただ、いわば死文化していた刑法93条まで持ち出して、警察権を乱用するというようなことのないように思いますけど。
VTRに出てきた若者たち、私は比較的年齢が近く、また戦争を知らない世代でもあるという共通点はあるんですが、自分の身の回りの環境を変えるべく戦場に赴く、また引きつけられるという感情については、ちょっと理解はできない部分もありましたね、違和感を感じましたね。
突飛に聞こえるかもしれないんだけど、ノーベル平和賞でマララ・ユスフザイさんが平和賞をとったでしょ。
あくまでも言葉の力でイスラム圏に起きている不条理と戦っている姿と比べると、全く対照的に日本の若者たちが思想とか信条とか宗教とか無関係に戦場にパッと行ってしまうという姿を見ると、何だか割り切れない、やり切れないような気持ちに陥るということが、もちろん彼らが、日本の若者の多数派だとは思いませんけれども戦闘に参加していた鵜澤さんと話をしていたときに、彼がやっぱり参加するってことは人を殺す可能性があるわけじゃないですか。
その殺される側の家族とか、気持ちとか、心情みたいなものを、どれだけ想像力が及んでいたのかなと考えると、正直言うと、非常に心もとないなという気がしてある意味じゃ日本の若者の一部が置かれている状況というのは、非常に深刻な、希望が持てないんじゃないかという気がしましたね。
日本の場合は、まだ非常に特殊なケースだと思うんですけれども欧米を見ると決して無視できない数の若者たちが戦場に向かっているわけですよね。
イスラム国の広報活動の巧みさもあるんでしょうけれどもやはり何かが若者の心に響いているという部分もあると思うんですよね。
我々が愚かな若者たちと切り捨てるのは簡単ですけれども、批判するだけでは若者がイスラム国へ行くことを止めることはできないわけで、何が若者を駆り立てているのかというものを真剣にその背景を考える必要があるんじゃないかと思いました。
半年前に日本人間ドッグ学会が公表した高血圧の基準が大きな波紋を呼びましたが、同時に、この議論が私たちに高血圧について考えるきっかけを与えてくれたようです。
一方、薬が効かない高血圧について全く新しい治療法の開発が急速に進んでいます。
最先端の高血圧治療の現場を取材しました。
患部を狙って真っ直ぐに伸びる一条の光。
先端が電極となっている針で患部を焼き切って病気を治そうという新しい試み。
治療の対象は、ガンではない、高血圧である。
高血圧治療の最前線を取材した。
国民の3人に1人が高血圧患者だと言われる日本。
放っておくと、心筋こうそくや脳卒中、腎不全など命にかかわる重大な病気を引き起こすリスクが高くなる。
血圧は環境の変化や一日の時間帯などによっても変動する。
自分の血圧を正しく知ることが我が身を守る最善の道。
高血圧で10年あまり薬を飲んでいる日下部キャスターが専門医を訪ねた。
ちょっと高いですね。
若干、慌ててきました。
ほかの取材を、もしくは会議をやって、急いで来てませんか?誰に測定してもらうかで、大きく変動することがある。
医師に代わって女性の看護師に測定してもらうと…ますます悪化してますね。
これだと日下部さん、薬を飲む前の値ですね。
えーっ、こんなことあるんだ。
薬飲んでます?今日も飲んできましたよ。
1回だけの数字を信じちゃいけないということですね、こんなに違うんだ。
自分の性格を疑ってしまう…。
自分の血圧を正確に知るためには、朝晩一日2回、家庭で血圧をはかって血圧手帳に記録することが大切だと言う。
血圧は、一日の中でも大きく変動している。
健康だと思っていた人が、寝ている間に高血圧の症状が出ることがある。
今回番組では、高血圧はなく健康だという人に協力してもらった。
高いと言われたことありますか?いや、一度もないです。
45歳のこの男性は、本当に血圧に問題はないのか。
24時間自動血圧計を装着してもらい、この男性の丸一日の血圧を追跡した。
今回お測りした方は45歳でやせ型で、高血圧がない健康な方でしたが、24時間測定すると大きな変動があります。
テレビを見て、ご家族とリラックスしているときは血圧が下がって、波があっておわかりのように、キャッチボールしたときは150で高くて、だんだん寝ている間下がって、一番下がっているときは夜の1時とか2時ですけど、上の血圧が80まで落ちていますので自然な動きだと思います。
夜中3時にトイレに起きていらっしゃいますけど、寝ている間から、ポッと立ち上がっているので血圧が上がっています。
次に朝また5時、6時となると、朝方は誰でも交感神経が高ぶってきますので徐々に血圧が上がってきますので、ごく正常なパターンだと思います。
一日の血圧の変動を測定する意義を宮川教授は強調する。
日中、正常であっても、実は夜寝ている間に血圧が高い、これを夜間高血圧症と呼びます。
もう1つは、仮面高血圧症。
病院では正常であっても、家では高い、やっかいなのが、家で高い場合、特に朝に血圧が高いと脳こうそく、心筋こうそくになりやすいというデータもあるのでそういった方に24時間の血圧計で測ることがあります。
1本の針で高血圧を治す血圧147は健康、今年4月、日本人間ドック学会が公表した報告書をきっかけに、高血圧の基準が緩和されたと注目されたが、現時点で、そう判断するのは早計。
学会が公表したのは、健康な人の基準範囲。
以前は正常値と呼ばれていたもの。
人間ドック受診者およそ150万人のうち肥満でなく、糖尿病もない、コレステロールも正常、タバコも吸わずお酒も適量という言うなれば超健康人1万人あまりを抽出し、データを調べた。
その結果、統計学的には健康な人の血圧が上の血圧で88〜147の範囲内にあることがわかったと言う。
医療現場では上の血圧で140未満を健康の基準としているが、今回、147以下なら高血圧ではないという誤解を生むことになった。
さらに医学会からも、将来病気になるリスクが考慮されていないと批判が出た。
調査に関わった山門實氏は、将来病気になるかどうか追跡調査が必要だと説明した。
基準範囲の上限が147であって、高血圧は140なんです。
それをやってこそ初めて、140あるいは147の人をどう扱うか。
反響の大きさに日本人間ドック学会は…基準範囲内になったからといって治療を受けなくてもよい、薬を中止してもよいわけではないと国民に呼びかけている。
一方こちらは現行の高血圧の基準となっている日本高血圧学会のガイドライン。
科学的根拠に基づき、今年、治療目標値が緩和された。
75歳未満の患者の場合、これまで治療の目標値は上が130未満、下が85未満だったのが、今回、上が140未満、下が90未満に緩和された。
これで、治療目標の基準と薬を飲み始める基準とか同じになり、国民にわかりやすいものとなった。
さらに目標値を下げることで患者の治療意欲を高めたいという狙いもあると言う。
ガイドライン作成委員長の島本和明氏も目標達成率を上げるために、今回の変更はプラスになるとした。
問題は降圧目標達成率つまり140−90を切っている方がどのくらいいるかなんですよ。
本当に転ばぬ先の杖のための治療だとよく理解していただいて。
合唱を通して知り合い結婚したという横澤さん夫妻。
仙台市で幼稚園を経営している。
横澤さんの高血圧とのつきあいも長い。
既に20年以上に及ぶ。
その間、毎日欠かさず朝と晩、降圧薬を飲んでいた。
それでもここ2〜3年は血圧の上が170〜180と上がってしまい、降圧薬も1錠から2錠、3錠、4錠と増え続けていったと言う。
厄介な高血圧だとは思いつつ、多くの人がかかっている普通の高血圧だと考えていた。
しかし…去年8月、大学病院で告げられた病名はこれまでに聞いたことのない病気だった。
原発性アルドステロン症。
ほとんど知られていない病気だが、決してまれな病気ではない。
高血圧症の患者は全国で4000万人あまりと推定されているが、そのうちのおよそ1割、数にして400万人ほどが、この病気の患者だと言う。
患者は降圧薬を長期間服用しても種類を増やしても、血圧をコントロールできない。
この病気は、アルドステロンというホルモンが深く関与している。
50代ぐらいまでの、若くて1回目に来たときの血圧が160とか150という人は、一度はホルモンをチェックするのが一番勧められるんですね。
そんな折、東北大学病院から開発中の治療を受けないかと薦められ、それに応じた。
新たに開発された針を使った、世界初の治療だった。
横澤さんは、患者第1号となった。
その治療法とは。
この病気は腎臓の上にある副腎から高血圧を引き起こすホルモン、アルドステロンが過剰に分泌されることによって起こる。
病気を引き起こす原因の1つが副腎にできた良性の腫瘍。
この腫瘍をターゲットに治療が行われる。
治療現場に初めてカメラが入った。
治療を受けるのは高血圧の40代女性。
患者の体への負担を最小限にして根治を目指す治療だと言う。
CTのモニターを見ながら慎重に副腎にできた腫瘍を目指す。
治療は放射線診断科を中心に内科なども加わったチームで進められる。
右側の副腎に、直径10mmにも満たない小さな腫瘍ができていた。
高瀬氏らは何度かに分けて針の先からラジオ波と呼ばれる電気を流して腫瘍を焼いていく。
現在、この治療法は開発中のもので厚生労働省の承認を得るため有効で安全な治療法かどうかなどを確かめる治験中。
早期の段階で治療すれば、完治する可能性が高い病気だが、放っておくと重い合併症を引き起こす確率が高い。
普通の高血圧症の患者に比べ、脳梗塞が4倍、心房細動や不整脈は12倍にもなると言う。
治療を受けた患者は、翌日には普通の生活を送ることができる。
8人の患者がこれまでに治験に参加。
現時点で全員が原発性アルドステロン症の症状が見られないと言う。
来年からは慶応義塾大学病院など5つの病院でさらに38人の患者が参加して、安全性と有効性を調べる治験が進められる予定。
まだほんの数例ですけれども、実際に行った患者さん、みなさん、臨床的にはよくなられて、幸いにして大変満足して帰っていただいているのが現状ですので、これをもっと複数の、とりあえずはその後、40例から50例レベルで、全国規模の本格的な治験をして、世に出したいと思っていまして。
取材した「報道特集」の小嶋記者に聞きます。
私も高血圧の基準をめぐって一喜一憂した方なんですけれども、やっぱり患者にとっては、基準というのは多いと、それだけ混乱しちゃうわけで、少ない方がいいわけなんですけれども、その後、議論はどうなっているんですか?VTRも出ていただいた、札幌医大の島本学長は、血圧の正常値が高くなったと勘違いして、通院や服薬をやめる患者も出ている、混乱の原因となっている基準範囲は血圧に関しては使わないでほしいと、人間ドック学会に求めているんですけれどもいずれにしても国民の立場からすればおっしゃるとおり、基準と呼べるものは1つにしてほしいもので、言い分はいろいろあるんですけれども学会の垣根を越えて議論し、一本化を図ってほしいと思っております。
VTRの中で紹介されてた治療法が、国によってもし認可が下りた場合は、治療の対象となる患者さんの数というのは日本にどれくらいいるんですか?患者さん自体はおよそ400万人いるということですが、すべてがこの治療の対象になるわけではなくて、少なくとも100万人くらいは、この治療の対象になると言われています。
ただこの治療、どこの病院でもできるわけではないので全国レベルでの治療体制づくりというのが今後の課題になるんじゃないかなと思います。
その新しい治療を受けた横澤さんですが、患者第1号になったと喜んでいる姿も印象的だったんですが、まだお薬は飲まれていましたよね。
VTRの中でも。
手のひらに薬をのせているシーンがありましたが今でも朝と晩、1錠ずつ薬は飲んでいるそうです。
20年間闘病する中で、合併症が出てしまって、そのため、薬は手放せないという状況になっているそうなんですけれどももっと早く発見して適切な治療を受けていれば、根治して薬から解放される可能性もあるわけですね。
改めて早期発見の重要性を学びました。
実際、今回の治験でも女性の患者2人がこの治療を受けたことによって、薬から解放されたそうです。
それにしても私、何回も取材のときにははかったんですが、そのたびに数値が大きく違うので、やっぱり毎日、何回も測るってことが大切なんでしょうね。
本当に血圧は生き物だと言われていますので、それをどうつかむかというのは、本当に毎日、測るというのは重要だと思います。
この後はスポーツです。
プロ野球セ・パ両リーグのクライマックスシリーズファーストステージが今日、開幕しました。
先に2勝したチームが次のファイナルステージに進出します。
初のクライマックスシリーズ突破を目指す阪神は3回、広島・前田健太からチャンスをつかみ4番・ゴメス。
エースと4番の対決は前田の勝ち、先制点を奪えない。
阪神先発・メッセンジャーは低めにボールを集める丁寧なピッチング。
広島打線に3塁を踏ませぬ力投を見せる。
行き詰まる投手戦は6回、この人のバットで沸く。
ベテラン・福留が前田の100球目をとらえ、バックスクリーンに先制ホームラン。
阪神が均衡を破る。
この虎の子の1点をメッセンジャー、オスファンのリレーで守り抜いた阪神。
初のファイナルステージ進出へ王手をかけた。
続いてパ・リーグ。
レギュラーシーズン3位の日本ハムは6回、先発の大谷が同点とされ、なおもピンチで打球はライト前へ。
ここはライト・西川のレーザービームでホームタッチアウト。
オリックスに勝ち越しを許さない。
ピンチの後にはチャンスあり。
日本ハムは直後の7回に中島が一球でスクイズに成功し4−3と勝ち越す。
さらに8回にも追加点を奪った日本ハムはメジャーリーグ、リーグチャンピオンシップ第1戦。
29年ぶりの優勝へ突き進むロイヤルズは3回、青木がレフト前へ運びチャンスメイクする。
さらに満塁とし、6番・ゴードン。
バットを折りながらもライト線へタイムリー。
青木のヒットを口火にロイヤルズがリードを広げる。
延長に突入し、迎えた10回、打席には再びゴードン。
これでロイヤルズは延長戦4戦負けなし。
悲願のリーグ制覇へ大きな1勝を手にした。
1964年の東京オリンピックから50周年ということで、ここ駒沢公園に多くの人が集まっています。
東京オリンピックの開会式を再現したメモリアルマーチに開催年と同じ1964人が元気に大行進した。
東京オリンピックから50年。
当時の選手たちも入場し、男子マラソン銀メダリスト、君原健二さんが旗手を務めた。
女子体操団体、銅メダリストの小野清子さんがオリンピックで使用されたトーチで聖火台に点火。
6年後の東京へ思いをつなげた。
続いて、ドラフト注目の京都大学、田中英祐投手が関西学生野球の関西学院戦に先発した。
京都大学から初のプロ入りを目指す田中投手。
巨人や阪神など8球団のスカウトが注目する中、力のあるストレートと変化球を低めに集め、関西学院打線相手に力投する。
チームは敗れたものの、田中は9回1失点6奪三振と好投。
運命のドラフト会議は10月23日。
今週はノーベル賞ウイークになったわけですが、私、物理学賞を受賞された赤崎先生に会ってきたんですが、どんなにくじけそうでも、好きなことであれば頑張れるんだという発言が大変印象的でしたね。
私は憲法9条に平和賞という団体のパプリックビューイングを取材したんですけれども、外国人記者が多いのはびっくりしました。
外国の反応があるんですね。
僕はノーベル文学賞の村上春樹残念でした現象というのがあまり、もう大騒ぎするのをやめた方がいいんじゃないかと思いますけれどもね。
2014/10/11(土) 17:30〜18:50
MBS毎日放送
報道特集[字]【イスラム国なぜ目指す▽高血圧 研究最前線」】
日本の大学生はなぜイスラム国を目指した?欧米でも社会問題に▽高血圧の基準値が変更になった。研究の最前線を追った。
詳細情報
番組内容
【イスラム国、なぜ目指す?】
中東の過激派組織イスラム国に渡ろうとしていた日本人大学生の存在が明らかになった。彼はなぜイスラム国を目指したのか?欧米の若者が次々参加する理由は?私戦予備陰謀罪、捜査に行き過ぎはなかったのか?
【高血圧 研究最前線】
高血圧かどうかを判断する基準値が今年度に入り相次いで変更された。その狙いは何か?治療技術はどこまで進むのか?研究最前線にカメラが入った。
出演者
【キャスター】
金平茂紀(TBSテレビ報道局)
日下部正樹(TBSテレビ報道局)
小林悠(TBSテレビアナウンサー)
林みなほ(TBSテレビアナウンサー)
制作
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