いジャンパーに帽子とマスクを着けていたということで、警察は強盗事件として捜査しています。
(健吾)僕は梨沙と離婚します。
(梨沙)勝手に決めんなっつったじゃん。
また独りにすんのかよ?
(健吾)梨沙。
(梨沙)うん?ごめん。
(梨沙の泣き声)
(マリア)記者の人?
(修一)ええ。
そうですけど。
(神谷)どこ行くの?
(梨沙)分かんねえよ。
(神谷)梨沙さん。
(マリア)どうぞ。
何でも聞いてください。
(修一)どんな気持ちですか?お兄さんが契約結婚した相手をドナーにするなんて。
梨沙さんでしたっけ?
(マリア)契約結婚なんかじゃありません。
兄がだましたんです。
梨沙さんのことを。
ハハハ…。
お兄さんがやったことはさひどいことだよね?そうですね。
どうしてそんなに誇らしげなの?お兄ちゃんがわたしのためにしてくれたことだから。
仲良しなんだね。
(マリア)はい。
記者さん。
きょうだいは?
(修一)いるよ。
妹がね。
(マリア)へえー。
小さいころは泣いてばかりいてね。
僕がいないと何にもできなくてね。
(マリア)フフフフ。
フフフ。
おかしい?
(マリア)いえ。
わたしのお兄ちゃんもそう思ってるんだろうなぁって。
お兄ちゃんやるのも大変なんですね。
そうだね。
だからお兄ちゃんが困ったとき今度はわたしが助ける。
(マリア)どうしたんですか?
(修一)ああいや。
小さいころに妹がそんなこと言ってたなぁって思い出してね。
フフッ。
仲いいんですね。
じゃあ。
(マリア)もういいんですか?またいつでも。
もう来ません。
(留美)あなた!
(修一)マリアちゃんって面白い子だね。
フフッ。
じゃあ。
(神谷)かなり熱があったから今点滴してるよ。
(梨沙)あいつホントに警察行ったんだな。
(神谷)岡田さんの覚悟分かってあげてください。
しばらく入院してもらうよ。
(梨沙)えっ?体は大丈夫なんだけどここの病院ならマスコミが押し掛けてくることもないし。
少し落ち着いたら岡田さんに連絡取ってみたら?
(梨沙)もういい。
もういいよ。
何か疲れた。
(神谷)よろしくお願いします。
(医師)分かりました。
いつでも連絡下さい。
(バイブレーターの音)
(バイブレーターの音)
(呼び出し音)
(アナウンス)「ただ今電話に出られません」「発信音が鳴ったらメッセージを…」
(看護師)消灯です。
(操作音)
(アナウンス)「お預かりしているメッセージは1件です」
(操作音)
(修一のメッセージ)「梨沙」「電話に出てくれないんだね」「覚えてるか?」「前に『頼むから死んでくれ』って言ったよな」
(修一のメッセージ)「お兄ちゃんが梨沙にできることってそのくらいかな」「お前がいないと生きられないからさ」
(修一のメッセージ)「だから…」
(修一のメッセージ)「じゃあな」
(修一のメッセージ)「じゃあな」
(マリア)ただいまー!
(和子)おかえり!
(マリア)お母さん!
(和子)うん?
(マリア)これ。
やったよ!
(和子)何?入選!?
(マリア)うん!
(和子)やったー!おめでとう!
(マリア)アハハ!
(和子)すごいね!
(マリア)うれしい!見て!
(和子)ちょっと見せて。
(マリア)すごいでしょ!おめでとう。
えっ?喜んでるよ。
うん。
お祝いね。
分かった。
じゃあね。
はーい。
・
(上司)岡田君。
これさ配送してって頼まれたんだけどどうやったらいいのかな?やっておきますよ。
(上司)よろしく。
はーい。
(母)ほら。
いなくなったよ。
さっきの黒白。
ダイちゃん。
大樹。
もう行こうよ。
(母のため息)欲しいの?
(大樹)うん。
ニモ。
ちゃんと育てられる?
(母)プレゼントしたいって言って。
引っ越しちゃった女の子に。
へえー。
やるじゃん。
(大樹)約束したから。
約束したんだ?
(大樹)うん。
フフッ。
「いらっしゃいませ」「金額をお確かめください」おい。
何やってんだよ?
(修一)おお。
梨沙。
(修一)どう?だいぶ歩けるようになったろ?まだまだでしょ。
(修一)フッ。
ごめんな。
迷惑掛けちゃって。
別に。
今始まったことじゃないし。
(修一)あ痛たたた。
きついお言葉。
梨沙の部屋さ近所に公園あるか?何で?続きやろうぜ。
えっ?
(修一)自転車の練習。
乗れるようにしてやるって約束したろ。
覚えてたんだ。
(修一)フッ。
当たり前だろ。
どんな自転車がいい?買ってやるよ。
自転車ぐらいもう乗れるよ。
えっ?もうがきじゃないんだから。
ハハッ。
ただいま。
(マリア)おかえり。
ただいま。
佳作やったじゃん。
(マリア)フフフ。
ありがと。
フフッ。
リビングにケーキ置いといたよ。
(マリア)やった。
来週作品展あるから見に来てよ。
うん。
美奈子さんも呼んでいい?もちろん。
千鶴さんたちも。
後で先輩たちに電話しとくね。
(マリア)うん。
後さ。
うん?
(マリア)もう一人。
梨沙のことはもう。
そっか。
うん。
じゃあお茶入れてくんね。
・
(ドアの開く音)いらっしゃいませ。
・
(神谷)こういうお店で働いてたんだ。
お久しぶりです。
(神谷)いろんな病院捜したけど全然見つからなかった。
フッ。
(神谷)ナースの留美さんって覚えてます?ああ。
(神谷)これ。
偶然ネットで見つけたって。
(神谷)ここ。
なるほどね。
ちゃんと検診受けてますか?別にどこも痛くないし。
それでもちゃんと診てもらわないと。
だってタダじゃないじゃん。
まあ。
マリアちゃんも心配してますよ。
会ってんの?うん。
時々今の病院訪ねてくるんで。
わたしがここで働いてること黙っててもらえないかな。
これ。
(神谷)マリアちゃんの作品が入選したってすごく喜んでたから。
(店長)梨沙ちゃん!ちょっと店番お願い。
あっはい。
(店長)あっ。
すいません。
今日お兄さんの病院の日だっけ?はい。
(店長)1時間ぐらいで戻るから。
ハァー。
あっ。
今度高級イタリアンおごって。
(神谷)あっはい。
サンキューね。
(柏原)どうですか?ここに。
どーんと!
(川本)お前はホントにセンスがないね。
(柏原)いや。
先輩にセンスとか言われたくないですけど。
(川本)たたかれたいか?お前。
(柏原)いや。
ごめんなさい…。
(川本)よう!
(柏原)健吾さん!ハハハ。
久しぶり。
柏原が担当なんだ?
(柏原)はい。
やらせてもらうことになりました。
うん。
(川本)わざわざ悪いな。
助かるよ。
いえ。
(柏原)あっそうか。
この展示健吾さんがやってたんですよね?うん。
どうすんの?ことしのプランは。
(柏原)あっ。
こんな感じです。
(川本)そろそろ戻ってくるか?えっ?
(川本)お前さえその気なら俺から館長に頼んでやるぞ。
いや。
いまさらそんな。
ありがとうございます。
もういいんじゃないか?事件のことは世間も忘れてるしお前はじゅうぶんやったよ。
これ。
先輩あそこに付けるんですよね?
(川本)あっ。
ああ。
(和子)はいチーズ。
(シャッター音)
(マリア)見せて。
(和子)ああ。
ここ?押した。
(マリア)あっ!あれ?何か瑞希大人っぽくなってない?
(瑞希)フフッ。
女子大生ですから。
マリアは相変わらずだね。
(マリア)女子高生ですから。
(和子)アハハ。
(千鶴)マリアちゃん。
(マリア)千鶴さん。
ああ。
美奈子さんも。
(川本)俺もいるよ。
俺も。
(マリア)こっちこっち。
(美奈子)うん?
(マリア)ほら早く。
みんなも。
(美奈子)えーっ!?
(マリア)ジャーン!
(千鶴・美奈子)うわー!
(川本)これは芸術だ。
(千鶴)もう分かってないでしょ?絶対。
(美奈子)おめでと。
(マリア)ありがと。
(美奈子)うん。
(マリア)フフフフ。
(美奈子)どのぐらいかかったの?
(マリア)うーん。
だいたい1年くらい。
(川本)これは伸ばすとどのぐらいあるの?
(マリア)伸ばすと?伸ばすと1mちょいくらいかな。
(川本)そう。
もっとあるかと思った。
(マリア)もっとあるかも。
(美奈子)これは何?
(マリア)それはね巨人。
(美奈子)巨人?
(マリア)うん。
(美奈子)マリアちゃんもうすっかり元気だねぇ。
ハハハ。
元気過ぎ。
もうすぐ受験だっていうのにちゃんと勉強してんだか。
(美奈子)えっ?やっぱり美術系に進むの?看護の勉強がしたいんだってさ。
(美奈子)えー!?そうなんだ。
人に言うなって言われてんだけど。
(美奈子)えっ?どうして?うん?いかにもって感じだから恥ずかしいんだって。
(美奈子)ああ。
みんな前に進んでんだね。
うん。
(美奈子)わたしねお見合いすることにした。
そうなんだ。
(美奈子)うん。
親がうるさくてさ。
ふーん。
いい人だといいね。
(美奈子・健吾)フフッ。
(美奈子)健吾は?ずーっと待ってるつもり?
(美奈子)フフッ。
フフフフ。
「金額をお確かめください」
(マリア)見てこれ。
川本さんすごい顔じゃない?
(和子)ホントだ。
(マリア)お兄ちゃん見て。
ハハハハ!
(マリア)これすごいな。
ヤバいなそれ。
(マリア)あっ。
ちょっと向こう撮ってこよ。
(和子)退院して以来ね3人で出掛けるの。
そうだね。
フフッ。
(和子)ホントによかった。
うん。
・
(マリア)見て!フフフ。
奇麗でしょ?・
(和子)ああホントだ。
・
(3人の笑い声)
(マリア)そうだ。
あっ。
2人で撮ってあげるよ。
いい?
(和子)いいよ。
(マリア)はいチーズ。
(シャッター音)
(マリア)いいねぇ。
お母さん…。
あっちで撮ろう。
あっ。
すいません。
(マリア)お兄ちゃん!何してんの?
(和子・マリア)フフッ。
フフフ。
アハハ。
・
(足音)
(神谷)ああ。
やっぱり遅かったか。
遅ぇよ。
(神谷)はい。
イタリアンおごれっつったじゃん。
いや。
だからピザまん。
(神谷・梨沙)フフフ。
ハハハ。
やっぱり来てくれたんだ。
別にあんたに頼まれたからじゃないけどね。
僕北海道に行くことになりました。
えっ?向こうの大学病院に来ないかって誘われたんです。
すごいじゃん。
やっぱりまた移植にかかわりたくて。
そっか。
新しい土地で頑張ってみようかな。
北海道か。
梨沙さんもどうですか?フッ。
せっかくだけど。
寒いとこ苦手だから。
いや。
そうじゃなくて。
うん?どこか環境をがらっと変えてやり直すのも悪くないかなって。
そうだね。
マリア。
風呂空いたよ。
うん。
ちゃんと受験勉強してんのか?してるよ。
じゃあ何だよ?これ。
ふたご座流星群。
去年見れなかったからさ。
あした瑞希と一緒に見に行こうって約束しちゃった。
そう。
去年できなかったことことし全部やるんだ。
ふーん。
お兄ちゃんは?うん?去年できなかったこと全部やった?梨沙。
おお。
悪い悪い。
今度こそさちゃんと働くから。
もう聞き飽きたよ。
ホントに仕事探すから。
取りあえず退院したらさ…。
いいよ。
えっ?そんな体じゃ仕事できないだろ。
しばらくうち泊まれよ。
コーヒー買ってくる。
(母)楽しみだね。
(女の子・母)うん。
はい。
これですね。
(母)はい。
(女の子)うわー。
(母)来たよ。
えーっと。
(女の子)ニモが入ってんだよ。
そうなの?あっ。
クマノミって書いてある。
フフッ。
じゃあこちらにサイン下さい。
(母)はい。
(母)あの。
あっ。
すいません。
はい。
どうぞ。
(母)ありがとうございます。
持てますか?
(母)はい。
大丈夫です。
行こっか。
(女の子)うん。
(母)大樹君に電話しよっか。
(女の子)うん!
(母)ねっ?退院?
(リハビリ技師)ええ。
先ほど。
どこへ行くとか言ってませんでした?
(リハビリ技師)さあ。
そこまではちょっと。
入院費は?
(リハビリ技師)ちゃんと頂いてますよ。
(神谷)お大事に。
(患者)あっはい。
どうもありがとうございました。
北海道ってさもう雪降ってるかな?
(神谷)えっ?くそ兄貴がいなくなった。
貯金も全部持ってかれた。
ハァー。
行っちゃおっかな北海道。
時々さ全部夢だったんじゃないかなって思うんだよね。
夢?あいつに出会ったのもあのうちで暮らしたのも手術したのも全部。
夢なんかじゃないですよ。
えっ?分かってるんじゃないですか。
夢なんかじゃないって。
あのうちもあの人も。
ただいま。
(和子)おかえり。
健吾。
ポストにこれが入ってたんだけど。
うん?えっ?梨沙さんわたしたちにお金返そうと思ってためてたのかしら?ほとんど毎日貯金してるんだけど。
(修一)ああ。
もしもし?元気?久しぶり。
うん。
しばらく海外に行っててさ。
久々に君の声が聞きたいなぁと思って。
ホントだよ。
今から会えない?
(店長)あら。
今もう辞めたって言っちゃった。
えっ?
(店長)梨沙さんいますかって男の人来たよ。
(店長)いいの?アホな兄貴なんで。
(店長)あっそう。
次の仕事見つかった?ごめんね。
わたしもずっとこの店やってたかったんだけどね。
どうした?魚見たくなった?落ち着くもんねこの子たち見てると。
ホントはクラゲがいいんですけどね。
フフフフ。
きょうだい揃ってクラゲ好き?お兄さんも言ってた。
クラゲ置いてないんですかねって。
フフフ。
あの。
うん?もじゃもじゃ頭でした?その人。
ううん。
全然。
じゃあ背が高くて無駄にイケメンでした?アハハ。
確かに。
無駄にイケメンって分かる分かる。
あっ。
すいません。
(女性)多くの流星が見られる年間最大の流星群ふたご座流星群が今夜から明日の早朝にかけてピークを迎えます。
観測のポイントは?
(男性)専門的な知識や道具がなくても近所の公園の芝生の上などにシートを敷いて寝転べば観測できます。
場所を選ぶポイントとしては地平線近くまで…。
何で来たんだよ?えっ?店。
来たんだろ?ああ。
これ返そうと思って。
えっ?ポストに入れたでしょ?ああー。
ハァー。
くそ兄貴。
余計なことしやがって。
アハハ。
そっか。
いらない。
いいよ。
いいって。
いや。
いいって。
いいって!いや。
いいって。
いいの。
いいから。
どっち?うん?流れ星。
ああ。
あっちかな。
こっからでも見えないじゃん。
そうかな?あんたんちのクラゲ元気?うん?もういないよ。
えっ?水族館に全部引っ越した。
そうなんだ。
今ごろ寂しいって泣いてんじゃないの?クラゲには脳がないからね寂しいとか悲しいとかそういう感情はないんだよ。
それ前に聞いた。
ハァー。
外出たら見えるかな?梨沙。
うん?一緒に帰ろう。
それも前に聞いた。
帰ろう。
帰ろう。
うん。
フッ。
フフフフ。
2014/10/10(金) 14:57〜15:53
関西テレビ1
[終]流れ星 #10[再][字]
「二人の決断」
悲しい別れを選択した健吾と梨沙。一方、マリアに手をかけた兄修一が自らも命を絶とうとする、、。
竹野内豊 上戸彩 松田翔太 北乃きい 稲垣吾郎ほか
詳細情報
番組内容
岡田健吾(竹野内豊)が警察に出頭した後、発熱し倒れた槇原梨沙(上戸彩)は、神谷凌(松田翔太)の知り合いの病院に入院する。
一方その頃、槇原修一(稲垣吾郎)は岡田マリア(北乃きい)の病室にいた。修一がじっと見つめる視線の先には、ぐっすりと眠っているマリアがいた。すると、修一はゆっくりとマリアの首に手を伸ばした。
番組内容2
梨沙が目を覚ますと、そこには付き添っている神谷がいて、梨沙は「あいつ(健吾)、本当に警察に行ったんだな?」と尋ねる。すると神谷はうなずき、健吾の覚悟を理解するよう梨沙に促し、落ち着いたら健吾と連絡をとってみたらと提案する。しかし梨沙は「もういい」と言い、神谷に背を向けた。
神谷が帰った後、梨沙が病室でぼんやりしていると、突然、携帯電話が鳴った。画面を見るとそれは、修一からの着信だった。
番組内容3
しかし、梨沙はその電話には出ないでいた。留守番電話には、修一から「覚えてるか、前に頼むから死んでくれって言ったよな?お兄ちゃんが梨沙にできることってそのくらいかな・・・お前がいないと生きられないからさ・・・だから・・・」と自殺を意図するメッセージが残されていた。
出演者
竹野内豊
上戸彩
松田翔太
北乃きい
川口春奈
桐山照史
ちすん
北川弘美
・
杉本哲太
・
板谷由夏
原田美枝子
稲垣吾郎
ほか
原作・脚本
【脚本】
臼田素子
秋山竜平
監督・演出
【企画】
金井卓也
【プロデュース】
中野利幸
【演出】
宮本理江子
石井祐介
並木道子
音楽
井筒昭雄
【主題歌】
「流星」コブクロ(ワーナーミュージック・ジャパン)
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz
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